ありゃあ嘘だ。
人間、徹夜すればなんとかなるもんですね。
感想が嬉しかったので一気に書き上げてみました。
俺、転生後名 神無月
それまではどうしてたって? ……それはあとで話そう。
まずは、俺の能力事情を話そうと思う。
俺は神に、鍛えれば鍛えただけ強くなる肉体、アサシン能力、
第一の望みであった成長限界についてはFate/extra仕様になっていた。
確かに/extraでは自身にステータスを振り、本来ではEだった筋力をありえないEXにすることも可能であった。そういう意味では限界が無いように思われるが、あのゲームはレベル自体の限界値があったのではなかったか。それでも自身の望んだようにステータスがあるというのは素晴らしいと思う。
第二の望みについては後述する。
第三の望みについては―――――Fateのアサシンにされていた。
Fate/Zeroのアサシンだ。Zeroアサシンって誰だっけって方のためにおひとつ。
最初に変なダンスを披露した挙句AUOにぶちまけられて仮面カランカランってされて、その後に延々と優雅たれのパシリにされ、最期は使い捨てにされて征服王の軍に蹂躙された方達だ。
些細な願いすら叶わず、最期までかませとして扱われた悲しき存在だ。
四次の聖杯戦争にて遠坂の諜報を一手にうけた郡にして個のアサシン
ハサン・サッバーハ
こう書けばカッコよく見えるかもしれない。
……まあ可哀想な方々のことはここで一先ず置いておこう。
俺は生まれた直後に意識もあり、知識や記憶も残っていた。
能力であるアサシンのステータスは全てFだった。
本来はEが最低値であるが、元々が一般人である俺が始めるのに順当なステータスだろう。
そして、赤ん坊であるのにも関わらず、手の甲に痣が浮かびあがっていた。どう見ても令呪です、本当にありがとうございます(皮肉)。
さて、結局の所、俺がもつ能力はこの世界を生き抜くのには十分すぎる力を持っていた。
気の毒なハサンさんであるが、その能力は結構優秀なサーヴァントなのだ。
そう、優秀なサーヴァントなのだっ‼
ただ原作ではマスターが聖杯への意欲が無くて、損ばかりな役目を押し付けられてるだけなのだ。
おそらく、組んでたのが切嗣さんなら勝てていたのだ。
虚淵氏は言っていた。実は『反則ギリギリ』の能力なのだと。
そう、アサシンさんは弱くない‼
周りがちょっと異常で、かなりキチガイだっただけなのだ。
魔術の隠蔽しないし。
もう一度言おう、アサシンさんは弱くない。
さて、今現在は15歳、歳とともにレベルも上がり、ステータスも上がった。
ここまでくるのに色々あった。……うん、色々。
おかげで今のステータスはこんな感じになった。
class:アサシン
マスター:神無月 真 真名:神田 月無(ハサン・サッバーハ)
宝具:
ステータス:筋力C 耐久C 敏捷A
魔力C 幸運EX 宝具B
スキル:気配遮断A+ 蔵知の司書C 専科百般A+
対魔力EX
激運EX(オマケだよ♪)
さて、これを見て諸兄はたかが15歳がステ高すぎだろ‼ と思うだろう。
色々あったのだ。察してくれ。
本来の、というよりマーボーさんが召喚した時よりもステータスがいくつか高くなっている。
耐久と幸運だ。
耐久は……無いと死ねた。だから振らざるを得なかった。無理に鍛えた。原作的にやばいと思ったから。
幸運は恐らく『オマケだよ♪』の
………もう知らん。あの神の気まぐれというやつだろうか。奴の気まぐれなど碌なものではない。いや、なかった。
"めったに遭遇する事は無い"はずの強盗に遭ったり、ハイジャック起きたり、テロに巻き込まれたり、宗教戦争に巻き込まれたりetc………。
アリアの世界だからで片付けるにしても無理がある。
やっぱり神は死ね。いや、殴りに行く。
そして、ステータスを見ていて気づいた方もいたのではないだろうか。
《対魔力》この単語だ。これが第二の願いである
俺の願い事情はそうなっている。
それは置いといて、今の原作事情。
俺はまだ原作に―――”少し”しか関わっていない。うん、あれは事故だ。
武偵高には、今年受験する。
本当は経験を積むために中学から通うつもりでいたのだが、行くことができなかった。
それは何故か、俺が今置かれている状況を説明することも含めて、過去を話そう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
転生してから赤ん坊。その直後から意識があった。ここらは略させてもらおう。ただの羞恥プレイです。
俺が生まれてから何年かして妹も生まれた。
幼稚園、小学校の前半と俺は勉強できて、運動もできて、礼儀正しく、妹思いの兄として過ごした。
それがどうしてか、今では身の回りの環境が母は重度の息コンに、妹は超重度のブラコンに、そして父は嫉妬からなる重度の息子嫌いになった。
特にどれがヤバイというわけではない、全てヤバイのだ。それこそ生命の危機レベル。
面倒くさいから今現在の俺の歳までの主なことを飛ばし飛ばし順を追って説明しよう。
転生後の両親から命を授かり、俺は生まれたのだが、我が父はあまり喜ばなかった。
元から娘が欲しかったらしい。
その結果、父は俺に無関心な態度を取り、俺のことは母に丸投げしていた。
母はそんな俺に一身の愛を注いでくれた。父に見捨てられた俺を随分熱心に育ててくれたものだ。
転生して意識のあった俺からするとすごい恥ずかしいんだがな。母さん若かったし。
俺の生まれた約二年後妹が生まれた。
父は妹にかかりきりになった。
まあ、欲しかった娘だもんな。
俺と母は放って置かれた。放って置かれた時間の分だけ母は俺に時間をかけた。それによって母はより俺を溺愛するようになった。
思えばこれが母さんの息コンの始まりだと思う。
幼稚園、パス
ただの天才幼児として園のトップに君臨してただけ。
小学生。
時は流れて、俺は小学三年生、妹は一年生。娘コン、息コンの父母も学校内にまでは干渉できない。
俺はこの年になって俺は初めてまともに妹と関わったと思う。
家族なのに、別家族みたいなモノだったから。
子供だったこともあり、すぐに仲良くなる事ができた。学校内だけで、の話だが。
家では父が接触させてくれなかった。いや、させないほどに妹にベッタリだった。
そして、翌年。
ここが大きなターニングポイントが起こった時だと思う。
夏に、ある犯罪、それも子供を狙ったものが起きたのだ。
――――誘拐だ
既に二人の子供が被害に遭っていた。そして、俺たち兄妹も遭い
ある日の下校時、誘拐により学校では集団下校という形がとられていた。
しかし、俺達が帰る方角にはあまり子供が居ず、俺達の家周辺に近づく頃になると俺達の他にもう子供はいなかった。
そんな折だ、後ろをゆっくりと走る白いバンに気づいた。
明らかに怪しい。そしてなにより悪意を隠せていない。
アサシンである俺にはそれが簡単に察せてしまった。
そのバンはゆっくりと俺達を抜かし、十数m先に止まった。
その時点で俺はそのバンをクロだと当たりをつけていた………のだが、精神的に未だ死んだ時からあまり変わっていない俺は、ちょっと俺TUEEEE!!じみたことをしてみたくなってしまったのだ。
そう、そこでやらかしてしまった。
俺のいままでの人生きっと……いや、絶対でTOP5に入る大きな過ちだ。
俺達がそのバンの横を通り過ぎた瞬間、扉が開きバンから伸びる腕に掴まれた。
その腕の先、ニヤニヤと笑うガラの悪い男がいた。
子供を簡単に捕まえられたと思ってのだろう。
そこで、相手にとって大きな誤算があった。
俺が闘ええたことと、闘う体勢をすでにたてていたことだ。
俺と妹を引き込もうと力を込めたその時、俺は掴まれていない方の腕で相手の顎をかすめるように殴った。
某格闘漫画で得た知識だが、かすめるように殴ったほうが脳震盪になるらしい。今の俺にはそれを再現できるだけの技術があった。
できた瞬間には俺TUEEEEE!!という満足感と爽快感があった。
相手はクタリと崩れ落ち、妹と俺を掴んでいた手をを放した。
妹はそれまで呆然としていたが、崩れ落ちたソイツをみた瞬間泣きじゃくり始めた。
そんな妹を俺はそっと抱きしめ
「大丈夫、俺が守るから」
そ れ が フ ラ グ だ っ た
いま思えば鳥肌ものの発言をした。
死にたくなる。今実際死にそう。
実の妹を口説くラノベ主人公のような自己陶酔溢れるキザったらしい、なおかつゲロでも吐かせようとしているのか甘い台詞。
…………ゲロゲロゲロゲロォ…。
結末を言うなら、犯人だった男は妹の泣き声を聞き駆けつけた近隣の人の通報で捕まった。
誘拐された子供たちも無事だった。
というか、犯人は見た目完全ヤ○ザ故に嫁がつかまらず、子供が好きなのに子供をつくることもできずに、つい手を出して味を占めてしまったらしい。
気の毒というか、無情と言おうか……。
子供は全く危害は加えられず快適に遊んで過ごしていたらしい。
警察が立ち入った際のマスコミのインタビューで「いいおじちゃんだった」なんて台詞がでてきたときはもう…なんか、ね…申し訳なくなりましたよ。
俺は悪くないんだがな(キッパリ)
こうして培御市誘拐事件は幕を閉じた。
俺にデカイフラグを残して。
さて、重度の息コン、娘コンの親が子を誘拐されそうになったら、どうするか。
学校へは車で送り迎え、友達と外で遊ぶのもアウト、習い事等も禁止。
そんな事になってしまった。
そんなことで、俺達は学校で浮く存在になった。
更に、妹はあの事件から俺から離れなくなり、自分の教室よりも俺の教室にいることの方が多くなった。
その時点で俺はかなり先の発言を後悔した。
先生も一部の人を除いて、例の事件のことを考慮して何も言わない。
あの事件から俺はクラスの人気者から浮いた奴にクラスチェンジした。
残りの二年と少しの間、俺は灰色に過ごす事となった。
二人組を作るのがこんなに苦痛だとは思わなかった。
そして、大体ペアになるのは結局何故か妹だった。
時は流れ、中学の進学先を決める際。
妹を守る、闘う力が欲しいからという建前で割と近場にある武偵中学に行こうとした。
結論 拒否された。
「あなたをそんな危険な所に行かせられないわ。大丈夫、守るのはお母さんがやってあげる。中学にもいかなくていいわ。登校せずに三年間家にいればいい。高校も行かなくていいわ。お母さんがどんな方法を使ってでも一生養ってあげるから。真くんはお母さんの言うこと聞いてくれるわよね?聞いてくれるわよね?ねえ、真くん。真くん………アハハハハハハハ」
………こんな感じに。
結局中学は武偵校に行くことは諦め、一般中学に進学することになった。
その代わり、しっかり登校はさせてもらうことにした。
話し合いには半日かかったとだけ言っておこう。
ちなみにマトモな登校ができたか、と聞かれたらお察しとしか返しようがない。
妹は俺が進学してから小学校に通うことがなくなった。
そして、妹は俺が中学にいってから更に離れなくなった。
学校から帰ると、父親がいても俺の方に来る。
父親はその度に(俺に)般若になるのだが、妹はそれを気にしない。
父親の妹に対する愛情は俺がドン引くレベルで酷く、正直ウチの母娘が俺に向ける愛情より歪んでいたし、深かったと思う。泥沼並に。家にいる間に様々な致死性の工作などを行われた。それにもしも俺がかかってしまった時などは家が崩壊するかとも思えた。父親は俺のトドメを刺しに、母娘は父親の抹殺と俺の保護のために、血を血で洗う争いが起こる。大概両親が恐ろしい。でも妹はもっと恐ろしい。
色々あったがこれ以上書くと文字数が凄まじくなるため中学三年間はカット。
番外編をご期待ください。
時は経ち今。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今現在……。
俺の胃は破れんばかりでありる。
ホントにヤバイ。いろんな意味で身の危険。
母や妹が風呂やトイレに凸ってくるのはまだマシだ。毎回の食事に薬つっこまれるわ、服がいつの間にか新品のものに入れ替わって古いものはどこかに消えてるわ当人たちの部屋を見ると………い、いややめておこう。食事なんかは対策として自分で作ったりしていたが、目を離すと一瞬で消え去る。当たり前のように監禁はされかけるし、捕獲用の罠までもが自室に設置されていた……どうしろと?
父親はもっとヤバイ。俺の食事に毒を盛る(本当にどっからもってきた?)、黒魔術や呪術に手を出し始める(この世界には超能力という形で存在しているのでガチでやめて欲しい)、なんかの宗教の教祖化する(いあ、いあ、くとぅるふ、ふたぐん)、包丁持って凸ってくる、部屋の壁には妹の写真一杯、それと一部に藁人形とボロボロになった俺の写真、それから大量の血痕、呪術の道具etc……。
おれは考えるのを放棄した。
どうだろう、解っていただけただろう我が現状。
誰か変わってくれないだろうか。
ヤンデレ母娘と理不尽な父からの暴力がセットでついてくる。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
冒頭の方で俺は諸兄に今年武偵高を受験すると言ったはずだ。
しかし、今までの話を読み俺が受験などさせてもらえないことはわかるだろう。
監禁からの薬漬けにされるのがオチである。
そこで、最終手段を使おうと思う。
なんとお手軽致命率約30%のリスク。それだけで俺はこの空間から脱出することが可能なのだ。この30%を"たかが"と考えるか、30%"も"と考えるかでどれだけ危険な目にあっているのかというのが解る。なお俺の場合は一周廻って30%で助かるなら安い、が答えである。皆々できればこんな壊れた考え方をして欲しくないものである。現実は非情で、如何に重度な中二病であっても特別な力などなく、死ぬときはコロッと死ぬ……それこそトラックとかでな。
まぁそんなことはどうでもいいか。
ここからが本題だ……
―――我が家・某お部屋―――
さて、武偵高を受けるにあたって、親の署名は一応必要だ。
武偵とは言っても『高校』、18未満の奴が保護者の許可もなしに入学出来るわけもない。原作ではその辺結構ガバガバなように見えたかもしれないが、途中で転校した連中は何かしら…それこそ有名な機関の人間という立場であったり、元々の罪故の観察対象であったりもした訳だ。偽装することも出来なくもないが、諜報科に調べに回られるとどこかしらでボロが出るだろう。それならまだ正面から入って行った方がマシである。
しかし、親の署名……そんなものが俺がもらえるのか……その問題に読んでる諸兄、もう察したであろうし哀れみの目を向けたであろう。
そう、おれは父親の部屋の前に居る。まぁ母親が書く可能性が欠片たりとも存在しないのでこうなると決まりきっていた。
今俺は近づきたくすらないお部屋の前にいます。
なんで近づきたくないって?
中にいる人物もそうだけどさ……
六芒星が描かれてて、山羊の首の剥製が扉にぶら下がってる所に誰が近づきたいと思う?
重度のある病気の人は別として。
俺は叩きたくもない扉を叩く。
キイィィっという軋む音と共に扉が少し開き------
「………おい、親z
「ぎざま゛ッガァァァァァア゛ッ!!」
「………チッ、キチ○イが」
出刃包丁が飛び出してきた。
出刃包丁は俺を掠め、背後の壁にカツンッと高い音をたてながら突き刺さった。なぜかぬらぬらと血で濡れかがやいている…。
親父殿は口の端から泡を吹き、目は虚、髪は白髪になり、爪ものびっぱなし
誰だってこんなのを父親とは思いたくない。
しかし、そんな心情とは別にコイツとは交渉しなければならない。
まさに悪魔との取引だ。
「………待て、待て親父。 俺はただ話に来ただけだ!」
「キェァァァェェェェァァァァァァァァァァ!!」
奇声を発しながら爪を振りかざし、身をくねらし、人外じみた動きで攻撃をしてくる。
見た目も相まってまさにホラー。
しかも、人間辞めてるのか速さが可笑しい。
サーヴァントのステータスをもつ俺が偶に掠る。
こんなにドタバタしていれば母妹に気づかれてもいる筈だ!
火急、速やかに、刹那のごとく判のみを貰い逃げる!
「親父ッ、俺は家を出ていく! 書類に判だけ寄越せッ! 速くッ!」
「ア゛ァ゛?」
「速くしろッ、妹に感づかれる! お前も俺が目障りだろ!?」
「…チィッ」
親父殿は憎ましげにこちらを睨みつけながらも親指を噛み、血を使い血判を押した。書類にはべたりと血印がつき、書類として成った。妹を出せば即断してくれる親父の行動は流石である。あとは…逃げるのみッ!
「親父、足止め頼む! 俺が連れ戻されたらどうなるか、わかってるだろ!? てめぇの楽園が欲しかったら死ぬ気でやるんだなッ!」
「…とっとと消えろッ」
背後に親父殿の殺気を感じながらも親父殿の呪われた部屋に飛び込み、足元の物を蹴散らしながらも全速で厚ぼったいカーテンのかかった窓に走る。もう来たのか、後ろからは親父殿の「ここは通さん!!」という声が聞こえた。生涯で最初で最後に親父殿が格好よく、頼もしく見えた瞬間だろう。
俺は走る勢いのままに窓に向かって飛び込み…
パリンッという音と共に窓が割れ、家の前の通りに跳び落ちた。窓の割れる音がまるで自身の解放を示すようによく耳に響いた。俺はそのままの勢いにまかせ、道を疾走した。たまに他人の家や川や山にも入ったが書類のみは死守した。
…これで、俺は解放される。
力を使い、死ぬ危険のない、そんな仕事をしていこう。
そう考えながら俺は事前に調べた武偵高に走り続けた。
彼は”コレ”が人生で一番の選択ミスだったと言う。
正直、今までの生活で思考が麻痺し、自由に酔っていたと彼は後にレイプ目になりながら発言したそうな。
誤字等がありましたら、修正しますので感想にて教えてください。
本来、サーヴァントの最低ステはFではありませんが、主人公はもともと英雄などでは無い一般ピーポーなので生まれた段階でのステータスは低くなっているという表現としてFを使っております。