インフィニット・ストラトス 黒刀の剣士   作:ぬっく~

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11話

シャルロットさんは学園を卒業と同時に、フランスにとある会社を設立する。

最初の頃は色々とあったが、今では業界トップである。

そのセレモニーをお父さんは遠くで眺めていた。

 

 

◇

 

 

ラウラの一件でセシリアと鈴は保健室に運ばれた。

検査の結果、骨には異常は認められなかったが、数日は安静するようにのこと。

 

「不覚でしたわ……」

 

「…………」

 

お見舞いを兼ねて来ましたが……心配する必要はなかったようです。

まあ……私の場合、別の意味で心配ごとがあるのですけどね……

 

「とりあえず、二人とも元気のようですから、私たちも解散しましょう……」

 

そう言って、保健室を出ようとした時だった。

いきなり、ドアが吹き飛び、外からぞろぞろと生徒が押しかけて来たのだ。

 

『織斑くん(さん)!!』

 

『はい?』

 

『私とペアになってください!!』

 

『へ?』

 

女子生徒は一枚の紙を差し出す。

秋葉はそれで、あることを思い出した。

 

「もしかして、タッグ・トーナメントのやつだよね?」

 

そう、ラウラとのいざこざの後にあるイベント。

タッグ・トーナメントがあったのだ。

 

『そう!』

 

お父さんもその用紙に目をとおして、こちらを向いた。

 

「すまん。俺、秋葉と組もうと思っているんだ……」

 

『えーーーっ!!』

 

どうやら、お父さんは私と組もうと思っているようだけど、今回は無理なんだよ……

理由は簡単だ。

 

「あ、ゴメン。実はさっきの戦闘せいで、夜桜を一回、オーバー・ホールしないといけないんだよ……」

 

「え?」

 

「作業が完了するのが、早くてもトーナメント当日。つまり、今回は私は降りなの」

 

「まじかよ……」

 

それを聞いた生徒たちの目に光が灯るが……

 

「だから、今回はシャルルと組めば? 男(・)同(・)士(・)だし」

 

「そうだな」

 

それを聞いた生徒は、渋々納得する。

 

「まあ、男同士なら……」

 

「他の人に取られるぐらいなら……」

 

そう言い残して、退散していく。

きちんと、最後はドアを直して。

 

 

◇

 

 

整備室の一角を借り、私は夜桜を整備する。

七つあるアーカイブの一つ、憤怒を使ったことによる負荷で配線が軽く逝っていた。

まあ、その程度は何とかなるが、問題はこっちだった。

 

「これは、酷いわ……。回路が焼ききれちゃっている」

 

憤怒のシステム処理が夜桜の回線を焼き切ってしまったのだ。

夜桜は第四世代な為、それらを直すのは至難の技。

 

「出力が結構落ちるけれど、これらで代用するしかないか……」

 

仕方ないのでIS学園にあるラファールの回線盤を着けることにする。

その後は、エラー修復などのエディットの書き換えなどなど……

 

「もうじき門限か……。とりあえず、部屋で残りはやるとしますか……。ハァ……」

 

怒りに任せて、憤怒を使ったのは間違いだったと、今頃後悔しても遅い。

夜桜を待機状態にし、整備室を出る。

 

「…………」

 

秋葉が出た後、物影から一人の少女が姿を現す。

彼女は秋葉と瓜二つ。

 

「あれが……」

 

話は聞いていたが、ここまで自分に似ていると少しばかり引き気味になる。

だけど、彼女は私と血は繋がっている。

それだけは、替えることの出来ない真実。

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