インフィニット・ストラトス 黒刀の剣士   作:ぬっく~

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21話

私がこの時代に来たのは、この為だと今気付いた。

 

 

    ◇◇◇

 

 

海上では激戦が繰り広げていた。

福音を撃退してから現れたISに専用機持ちは手を焼いていた。

 

「ディバインバスターァァァ!!!」

 

なのはは中火力の荷電粒子砲を放つ。しかし、奴は避ける事をしない。

荷電粒子砲で抉られた右半分は瞬時に再生され、新しい腕が現れる。

 

『ディバインバスター』

 

オープン・チャンネルから機械音が流れると、奴の腕から先程放れた中火力の荷電粒子砲が放たれる。

あんな物をばかすか撃たれては不味いと、月見璃兎は蛇腹剣を奴の腕に巻き付ける。

 

「噛み砕けぇ!! ウロボロス」

 

ウロボロスを引き、荷電粒子砲の発射を防ぐが、再生と新たに武器が現れる。

それは、月見璃兎の剣そのももだった。

 

『噛み砕け。ウロボロス』

 

奴の持つ蛇腹剣が月見璃兎に襲いかかるが、光の槍に伏せがられる

 

「天撃。12%」

 

ジブリールの主力武器であり、海すら蒸発させる程のレーザー砲『天撃』をまともに受ける奴は異常だった。

受けた場所はすぐにも再生され、新しい装備が構築される。

 

「公式チート以上のチートぷりね」

 

今までに戦ったことのない相手に興味を抱く。

大概は『天撃』を1%使っただけで試合が終わるに対して奴は12%も受けてなお生きていた。

 

『天撃。21%』

 

奴は瞬時に先程受けた『天撃』を放つ。

勿論、ただではやらせないと彼女たちの背後からレーザー群が放たれた。

アリアの三度に亘る『インフィニット・レイン』だった。

天撃を相殺しつつも、残ったレーザーは奴を追尾する。

 

「っ……!」

 

奴は追尾してきたレーザーをコピーしたインフィニット・レインで相殺し、こちらに向けて放ってきた。

璃兎、なのは、ジブリールは相殺するも、アリアは限界だった。

 

「ごめんなさい……秋葉さん」

 

インフィニット・レインを受けたアリアは機体と一緒に海へと落ちる。

残された3人は吸収に吸収を続けた奴に一歩も引かなかった。

 

「ウロボロス!! オーバードライブ!!」

 

「レイジングハート モードリリース」

 

「天翼種 リミッター解除」

 

あまりにも危険と認定されていた彼女らは政府から相手の危険レベルが一定のランクにたさないとリミッターが解除されない。

しかし奴はそれ程までにも危険と認定され、ようやく今をもって解除コードが発行される。

 

「久しぶりの本気だぁ!!」

 

璃兎は先程とは比べ物にならない程の速度で、奴に近づき蛇腹剣を巻き付け引き裂く。

再生する奴になのはは、躊躇なく高火力荷電粒子砲を無慈悲に放つ。

 

「スターライトォォォ……ブレイカーァァァ!!!!」

 

放ち終えた所をジブリールが追撃を入れる。

 

「天撃。80%」

 

光の柱が出来上がり、そこの海に大きな穴が空き、天候にも異常が見られ始めた。

晴れていた空は雲に覆われ、雷までもが落ちて来る。

しかし、奴はまだ生きていた。

装甲、装備と普通では装備出来ない程の量、形となって浮上する。

もう見た目はキメラと言ってもよかった。

 

「しぶといなぁ……」

 

璃兎はウロボロスをリング状にして奴に飛ばす。

奴はそれを薙ぎ払い、こちらに向かって速攻を仕掛けた。

 

「あめぇんだよぉ!!」

 

弾き飛ばされたウロボロスは、再び奴に向かうが……。

 

「なぁ!?」

 

ウロボロスが空中分解を起こす。

奴は薙ぎ払いと同時にウロボロスを破壊していたのだ。

なのは、ジブリールは奴に向けて荷電粒子砲、天撃を放つが、久遠第四加護で阻まれる。

 

『スターライト・ブレイカー』

 

「っ……! 久遠第四加護」

 

ジブリールは残りのSEを使い、奴の荷電粒子砲を防ぐ。

しかし、最強の楯である久遠第四加護に罅が入る。

 

「嘘ですよね……」

 

オリジナルがニセモノに負けたのだ。

スターライト・ブレイカーが過ぎるが、奴は次の発射に入っていた。

 

『天撃。100%』

 

その機械音だけ残して、世界が白くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「喰らいなさい。暴食」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「え?」」」

 

死を覚悟した彼女らは今起こった状況に驚く。

コピーされたジブリールの最大火力である天撃が一瞬にして消滅したのだ。

 

「お待たせしました」

 

そこにいたのは、純白に包まれた装甲のISに乗る秋葉だった。

 

「終わらせましょうか……」

 

秋葉は愛刀である黒刀を奴に向け呟く。新たないISと共に。

 

「行きましょう。夜の女王(セレニケレウス・マクドナルディアエ)

 

彼女は羽ばたく。

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