・特殊な防御壁
・動きが鈍くなるが、通常の装甲の20倍近く硬くなる
色欲
・特殊な爪
・半径25メートル内であれば、何でも切る事が出来る
暴食
・エネルギー吸収
・エネルギーであれば、何でも吸収出来、それを自らのSEに変換が可能。余ったSEはストック可能な為、永久稼働が可能
嫉妬
・コピー
・本物には劣るがその武器を使用する事ができる。ただし、最初から登録されていることを前提とする
私、秋葉は世界と鬼ごっこしていた時期が長かったから、普通の人より成績が悪く、一般常識が少したりない。
その一つが、実は私は自転車にあんまり乗ったことがない。
始めて乗ったのが、更識家に住むことになった日からなのだ。
◇◇◇
秋葉と奴との戦いは一言で表すならば、激戦だった。
セシリア、鈴、シャルロット、ラウラ、璃兎、なのは、ジブリール、アリアの武器を全て取り込んだ奴は化け物としか言いようがなかった。しかし、そんなのを相手する秋葉もすごかった。
『インフィニット・レイン』
奴はアリアのレーザー群を秋葉に向けて放つ。
「強欲のアーカイブに接続。テーマを実行」
秋葉のISは白から茶色へと変わる。その直後、レーザー群が秋葉を襲う。
砂煙が晴れると、無傷の秋葉が姿を現した。
『噛み砕け。ウロボロス』
奴は月見璃兎の剣、ウロボロスを秋葉に向けて伸ばし、腕に絡める。
秋葉はそれを利用して、奴をこちらに向けて引く。
そして、奴の首に向けてそのままラリアットをおみまいする。
「チェイサーァァァ!!」
首が簡単に吹き飛ぶが、すぐに再生される。
「ちっ! やっぱり、コアを破壊しないと無理か……」
無敵とは言えど、ISはIS。コアが無くては動かない。
奴を止めるにはコアを破壊するか、SEをゼロにするの二択しかない。
しかし、後者に至っては不可能に近い。周囲に散らばっているエネルギーの残粒子を吸収して自らのSEに変換している。つまり、奴のSEが無限にある。
それどころか、それを利用して再生と武器の作成をおこなっている以上、完全に無敵状態だった。
「色欲のアーカイブに接続。テーマを実行」
茶色だった機体は桃色へと変わり、指先が変形する。
秋葉は薙ぎ払うように右から左へと振ると、奴の胴体が4枚に下ろされた。
秋葉の指先には黒い線のように長い何かが伸びていた。
それと同時に奴の弱点であるコアが姿を現す。
『天撃。85%』
奴もただではやらせてくれない。ジブリールの天撃を秋葉に放つ。
「暴食のアーカイブに接続。テーマを実行」
桃色から白へと変わると同時に天撃が吸収される。
そして、SEが一気に増えた。
「無駄だよ。あなたの能力はチートクラス並みにあるけれど、それはあくまで武器限定だと言う事。能力はコピーする事は出来ない。そして……これが、私とこの子の本当の能力よ!! 嫉妬のアーカイブに接続。テーマを実行」
白かった機体は黒く変わる。
秋葉の背後から放たれたのは、アリアの『インフィニット・レイン』だった。
その数は奴が放てて来た数を上回っる程の数であり、回避することが出来なかった。
そして、その中に歌が聞こえる。
「~~~♪ ~~~~~~♪」
秋葉は永遠語りを歌っていた。
両肩の装甲が開き、砲口が露出展開する。
「安らかに眠りなさい」
砲口から放たれた、ディスコード・フェィザーにより奴は跡形無く消滅する。
「終わった……」
奴のコアごと破壊し、全ての戦闘が終わりを告げた。
そして、SEの自動回復で飛行まで出来るようになったセシリアたちの姿を確認した。
「さあ、かえr……」
パチ、パチ、パチ……
「!?」
突如、背後から拍手の音が聴こえ、秋葉は振り向くと、そこには金髪の男性がいた。
「ファンタスティック。流石は私の妻となる者だよ」
その者はISどころか浮遊装置など付けておらず、その場に浮かんでいたのだ。
だが、秋葉にとってはそんな事はどうでもよかった。
(なに……この感じ。私……あの人の事を……知っている)
始めて会ったはずなのに、秋葉は彼の名前を知っていた。
「エン……ブリオ……」
同時にアリアも秋葉と同じ感じを感じていた。
「あ、あ、あ……秋葉さん!! 逃げてください!!」
だが、すでに遅かった。
「あの日の続きをやろう……。アンジュ」
エンブリオは秋葉に触れると同時にISだけを残して、その場から消えてしまった。
「秋葉!!」
一夏は秋葉がいた場所へと飛ぶが、秋葉のIS以外何処にもいなかった。