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「ねぇ、ねぇ!この前のテレビ見たぁ?」
「見たよぉ!面白かったねぇ。」
「俺、見てないわ...」
まだ、ポワポワしている。
「夢、どうしたの?」
「え、、いや、何でもないよ!」
私は慌てて返事をした。
短い髪で男の子のくせに少し気が弱い悠。
ピンを付けた強気の男の子の翔。
三つ編みを2つにしている女の子の春海。
そして、私。
この四人はいつも一緒だった。
笑いあって、話して。
でも、どうして皆此処にいるの?
「夢、なんか変だよ?大丈夫?」
「あ、うん!寝不足かな?」
「ちゃんと寝なきゃ駄目だよ。」
「確かに。」
楽しい時間だった。
1人でも欠けたら駄目なんだな。
「夢、」
「ん?」
翔が話し掛けてきた。
「まだ、逃げているのか?」
「...?なんのこと?私は、逃げてるの?逃げるってどういうこと?」
「本当は分かるんだろ?夢は見て見ぬフリをしている。また、起きたら忘れる。いや、忘れるフリをする。まるで、ゲームでセーブを忘れてしまうみたいに。」
「.....。」
「受け入れない。信じてない。」
「...うるさい!なんで、なんでっ、そんなこと言うのっ⁈」
「夢の、夢の人間だからだよ。だから僕は夢の考えてることなんだ。夢が心の底に閉まっている声だよ。」
「何言ってる...の...?」
わからない。わからないよ。翔は何を言ってるの?ひどいよ..。
私は悠に手を伸ばした。
悠はそんな私の手をとった。
助けて。心が痛いの。
悠は少し微笑んだ。
そしたら悠はドロドロになって、私の知らない悠になった。
悠は私と一緒に居られない、そう伝えるように悠はドロドロになった。ドロドロになって、消えた。
「....悠?....翔....?」
2人に会いたいよ...。
「夢、」
優しい声が聞こえた。
消えてなくなりそうな声だけど確かに春海だった。
「どうしたの?」
「みんなみんな消えちゃって、‼︎」
一生懸命伝えた。
「嘘だよね..?」
最後に付け加えた言葉。信じられなくて嘘を信じようとした言葉。
「本当だよ?」
え......?何言って...るの....?
本当なの?みんな消えるの?
その時、頭の中に浮かんだ言葉と映像。不確かで汚い思い出。全部消えてしまえば、良かった現象。
春海は笑った。
「ごめんね、死にたいんだ。」
止めて。そんなこと言わないで。私の悪いとこ直すから、ずっとずっと一緒に居て。
春海の身体にまた、線が増えていく。
春海はまた屋上に上がっていく。
繰り返し。繰り返し。ずっと同じ。
その時、真っ白だったはずの壁に目が沢山出てきた。
口とか手とかが出てきた。
目は私を見つめ、
私に指を向けて、
悪口とかを言って、
それが辛かった。耳を塞いでしゃがみ込んだ。
でも、みんな許してくれなかった。
そして、みんなが最後に口を揃えて言った。
「強く生きろ」
そう、みんなが正しい。
私は逃げてる。
私がいけない。
でも、強く生きられないの。
どうして強く生きなくちゃいけないの?
もう、許して。
逃げてもいい...?
ありがとうございました!どうでしたか?よければ次も見て下さいね!