文は少し何時もよりは長いですが、それでも駄文なのは変わらないです(号泣)
では本編を宜しくです!
今日からIS学園一年一組は本格的な授業を開始する。本来なら昨日からだったのだが、何故かクラスメートの半分以上が原因不明の体調不良に襲われたため昨日は自己紹介だけで終わりだった。
『んじゃ、行ってきます!』
彼女は先に行ってしまったため、返事は帰って来ない。けれど、何故か言ってしまうのは中学校の頃の習慣が抜けきってないからだろう。
『習慣って怖いね』
そう呟いて、僕は朝ごはんを食べるために食堂に向かう。今日は何を食べようかな?
IS学園 食堂
食堂に来てみると、かなり沢山の人が列をなしていた。やっぱり七時は遅かったようだ。これは早く食べ終わらないと遅刻するかも。とりあえず僕もこの列に並ぶ事にする。ちなみに僕の今日の朝ごはんはカレーライスと小盛のチャーハンだ。
暫く黙って並んでいると、見た事のある様な顔をしてる二人組が料理を持ってテーブルに隣同士に座るのを目撃した。えと、一人は世界初のISの男性操縦者のお、お岡村道花(おかむらみちか)ちゃんで、もう一人は昨日僕を汚物でも見るかのような目で見ていた、えと、確か、なんだっけな?あ、篠ノ之乃陶器(しののののとうき)ちゃんだったかな?まあ、よく覚えてないけど多分そんな名前だった気がする。
彼らは多分この学園に来る前から知り合いだったのだろう、とても親しそうに話している。いや、マジこいつらリア充か?リア充なのか?って思いそうになるくらいに親しそうだ。きっと2ヶ月後位に爆発してくれるに違いない。僕の勘が言う。ジッちゃんの名にかけて。
しかし、あの和食定食だったか美味しそうだなー。僕もあっちにすれば良かったか............ん?なんか雰囲気変わった?
「全くお前と言う奴は!起こしてくれてもいいだろう!幼馴染みだぞ!!」
「いや、起こしたから!何回も起こして起きなかったのはお前の方だから!」
「うっ、それは昨日お前のせいで眠れなかったからだ!やはりお前が悪い!」
「それは俺も同じだから!おかげ様で俺なんか五時半位に目がさめたんだぜ?」
「それは自業自得だろう!!」
「いや、お前も自業自得だから」
・・・・・・・何あれ?痴話喧嘩?夫婦喧嘩?
なんかすごい僕からしたらとてもどうでもいいような事で喧嘩してるけど。
ハア、朝ごはんは静かに食べたいんだけどなー、仕方無い。押し負せ........あ
「そこの二人!食事中に騒ぐな!それ以上騒いで周りに迷惑を掛けるなら二人でグラウンドを走りながらになるが、それでもいいのか?無論、十周終わるまでは帰さないがな」
さすが織斑先生、いいタイミングで来る
「「はっ、はい」」
「遅刻した者もだ!いいな!」
うわぁ
「「「「はい!」」」」」
や、これは急がないとね、まだチャーハン半分も食べてないし
1時間目がISの使用目的、ISの基本構造の説明などを軽くし、一夏ちゃん(覚えた)が参考書を電話帳と間違えて捨てた事以外は何事も無く、2時間目の前の休み時間を迎えた。いやはや、参考書と電話帳を間違えるなんて、ますます若かりしころの『彼』にそっくりだね。
さて、次の授業は何するって言ってたかな?あっ!確かISは実戦での各種装備の説明だったね。
ところで、
『さっきからこっちを何か言いたそうに見ている』『チョココロネを連想しそうな女の子は』『何か僕に用事でもあるのかな?』
さて、なんて答えるかな?
「ま、まぁ!なんですの、その反応。わたくしに意識を向けられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
なるほど、これはこれは分かり易いね。
『僕は君の事を知らないのだけど?』
知らない。でも『分かる』
「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?い、イギリスの代表候補生にして、入試主席のこのわたくしを?」
『・・・・代表候補生ね』
彼女、セシリア・オルコットはきっとISを使えば強いのかもしれない。でも僕からすると
「そう!エリートなのですわ!」
それはすべて
「本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくする事になっただけでも奇跡........幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」
その上からの目線も
『僕に、理解を求められてもね』
「馬鹿にしてますの?」
『いやいや』『とんでもない』
「大体、あなた先程の男同様ISについて何も知らないくせに、よくこの学園に入れましたわね。唯二人の男でISを操縦できると聞いていましたから、少しくらい知的さを感じさせるかと思っていましたけど、やはり期待ハズレですわね」
その勝手な決めつけも
「まあ、いいですわ。わたくしは優秀ですから、あなたのような人間にも優しくしてあげますわよ」
やはり、自分は特別かの様な物言いも
「ISの事で分からない事があれば、まあ・・・・泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ。なんせわたくしは、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」
まるで、自分から弱点を教えてるようにしか見えない
『へぇ、それは有難いや』『今度暇があったら教えてね』『オルコットさん』
「ええ、泣いて土下座したらよくってよ」
土下座くらいなら、いくらでも出来るよ。やっぱり彼女は分かってない。
キーンコーンカーンコーン
『あ!』『チャイムが鳴ったね』『早く席に戻った方がいいと思うよ』『えと、ケルコットンさん』
「ケルコットンではなくオルコットですわ!まあ、また時間があれば、お話ししてあげてもいいわ」
そう言い残して彼女は自分の席に戻った。
「それではこの時間は実戦で使用する各種装備の特性について説明する。聞き逃した奴は必ず質問しろ。恥ずかしがって聴かないなんて事は間違ってもするなよ。これは下手をすると、いやしなくても命に関わる事だからな。というか、しっかり聞け。いいな!」
「「「「「「はい!」」」」」」
一時間目とは違い、山田先生ではなく織斑先生が教壇に立っている。しかも念押しまでしている。かなり大事なことなんだろう。まあ、人を殺せる装備の説明をするんだし、それもそうか。だけどそれについて詳しく知っている筈の山田先生までノートを手に持ってるのはどういう事だろう。
「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出るクラス代表者を決めないといけないな」
そういや、そんな行事があるってIS学園のパンフレットかなんかに書いてたな。
ん?クラス代表者?
「クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席....他にもクラス代表としての会見等。まあ、クラス長という事だ。ちなみにクラス対抗戦は、入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。今の時点で大した差は無いが、競争は向上心を生む。あ、後これは一度決まると一年間変更 は出来ないから立候補する奴も推薦する奴も責任を持ってやってくれよ」
教室が騒がしくなった。
さて、一体誰がクラス代表になるのかな?日本の政治の行く末と同じ位に気になるな。
「はい!私は織斑君を推薦します!」
「私も!」
「私もです」
「私も推薦しよう」
へぇー、やっぱ彼は人気者だなー。
このまま何事もなくいけばクラス代表は彼に決定するんだろうこど、ま!そうならないのが世の中だよね!
「では候補者は織斑一夏。ん?他にはいないのか?自他推薦は構わない。いないなら決定するが」
「おっ、俺!?」
わ!いきなり立ち上がったから何事かと思ったよ
「織斑。席につけ、邪魔だぞ。さて、他にはいないのか?このままいくと無投票当選になるぞ」
そろそろかな
「ちょっ、ちょっと待った!俺そんなのできな」
「自他推薦は問わない、構わないと言った。他薦されたものに拒否権等存在しない。選ばれた以上は諦めと覚悟をきめろ」
「い、いやでも、他に適任が」
くる
「待ってください!納得がいきませんわ!」
うん。やっぱ彼女が反論して来たか。ホントに分かり易い子だな〜。惚れちゃいそうだ(笑)
「ほう?何故だセシリア・オルコット」
「そのような選出は認められないですわ!大体、男がクラス代表だなんて恥さらしもいいとこですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
恥さらし、屈辱。
そんなのは僕たちが常に味わって噛み締めていた事だ。それにオルコットさんはホントの『屈辱』というものすらも知らないだろうに
「実力から行けばわたくしが、セシリア・オルコットがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の日本猿にされては困ります!わたくしがこのような島国までIS技術の修練に来たのは決してこんな所でサーカスをする為ではありません。わたしはサーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
わあ、毎度毎度長文ご苦労様です。
しかし彼女は気づかないのかな?いや、気付けないのかもね。周りの雰囲気に。
「いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべき、それはやはりわたくしですわ!」
自分の実力、もしくは横書き、実績に溺れている。
典型的な弱者に足をすくわれる人間だね。やっぱり彼女は強者になれる人間でなないね。どちらかというと僕ら『弱者 』の立場に引きずり落とされる人間だよ。少なくともその考えが改める事の出来るきっかけが無い限りはね。きっかけがあれば、彼女は十分強者(プラス)の側の人間だ。
「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛であり、屈辱なんで」
『その辺にしときなよオルコットさん』
「なっ!?」
『君だって場の空気を読めない訳じゃあ無いだろう?』
『あっ』『もしかして読めなかったの?』『それは失礼したね。僕が横やりしなければ』『その事も周りに知られなかったからね』
さて、見てる分には面白いンだけどこれじゃあこのやりとりだけで授業が終わってしまいそうだから、オルコットさんに『救いの手』をだしてみたよ
どうなるかな?
「失礼?それは人の言葉を遮った事に対して言う事でしょう。それに誰が場の空気を読めないとおっしゃるのかしら?それはあなたの事じゃなくて?」
『あはは』『僕ほど場の空気を読むことにおいて』『人より何歩も後退(すすんで)いる人間はいないと思うけどね』『セシリア・マスコットさん』
『あっ!』『あと』『イギリスだって大したお国自慢無いだろ』『世界一マズイ料理で何十年覇者の座に付いてんだよ』『と彼が言ってたかな?』
「いや、言おうとしただけで言ってねぇよ!つか、殆どあってる!?」
まあ、表情にでてたしね
「なんですって!」
「いや、言おうとしただけで言ってないからな!?言ったのあいつだから!」
「貴方は許しませんわ!いいでしょう!」
うん。計算通りかな
「決闘ですわ!!」
「お、おう。いいぜ。四の五の言うより分かり易いからな。」
「いっておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い。いえ、奴隷にしますわよ」
『イギリスは未だに奴隷制度を推奨してるのか。』『イギリス代表候補生が言うんだから間違ってる訳ないからなー、うん!良い勉強になったよ!』
「うっ!!」
「茶々をいれるなよ多摩川。それに侮るなよ?真剣勝負で『わざわざ』手を抜いてあげるほど俺は腐っちゃいないよセシリア・オルコット」
ホントに『彼』に似てるなー、一夏ちゃんは
「そ、そう?何にせよちょうどいいですわ。イギリス代表候補生のこのわたくしセシリア・オルコットの実力を示すまたとない機会ですわね!」
・・・・・・彼女、オルコットさんは気付けないのかな?一夏ちゃんの雰囲気に。あれは普通の戦いを知らない人間がだせるものじゃないんだけどね
「ハンデはどのくらい付ける?」
「あら、早速お願いかしら?」
「いや、お前相手なら俺はどれくらいハンデをつければいいかと聞いているんだ」
その瞬間クラス中、いや一部は除いて皆が大笑い。大爆笑した。
「お、織斑君、それ本気で言っているの?」
「男が女より強かったのって、大昔の話だよ?」
「織斑君は、それは確かにISを使えるかもしれないけど、それは言い過ぎよ」
訂正。どうやら誰も一夏ちゃんの雰囲気に一部を除いて気付けなかったみたいだ。まあ、普通の学園。いや、一見して箱入り娘しか居なさそうなこの学園じゃ仕方ないかな。気付いている人間なんて僕を入れて織斑先生、山田先生、あとその他数名いるかだし。
「なるほど。ならハンデはいらないな」
「ええ、そうでしょうそうでしょう。むしろ、わたくしがハンデを付けなくていいのか迷うくらいですわ。ふふっ、男が女より強いなんて、日本の男子はジョークセンスがあるのね」
「まあ、お前よりはあるか」
「・・・・・・・・」
暫く硬直が続いたと思ってたら、彼の斜め後ろの女子が彼に話しかけていた。その表情は苦笑と失笑が混ざっていたけど
「ねー、織斑君。今からでも遅くないよ?セシリアに言って、ハンデ付けて貰ったら?」
「ハンデね。いや、別にアイツ相手ならなくてもいいし。俺もIS使っていいんだろ?」
うん。明らかに彼は強者(プラス)の人間だね。それも高一の頃の『彼』と同じくらいには強そうだ。
「えー?それは代表候補生を舐めすぎだよ。それとも、知らないの?」
「知ってる知らないの前に真剣勝負だからな。気遣いありがとよ。えっと、前原?」
「あ、う、うんそうだよね。ごめん」
・・・・・いや、これで惚れたりとかしてたらいくらなんでも箱入り娘過ぎるよ。でも、一夏ちゃんなんか唐変木なような気もするかなー、よくあるラノベの主人公のようなさ。
「さて、話はまとまったな。それでは勝負は一週間後の火曜日。放課後、第三アリーナで行う。織斑とオルコットはそれぞれ用意をしておくように。それでは授業を始めようか」
ふう。やっと始まったよ。さてと勉強くらいはしっかりやろうかな
次回はもうちょい早く投稿するつもりです。多分....
では、次回も宜しくです!