桧村「うぁー……ねみぃ」
桧村「熱中しすぎてオールで大乱闘とかどうしてこうなった」
桧村「空も子供だからすぐ眠くなると思ったが、普段の仕事慣れのせいか夜強いし……」
桧村「……ん?」
佐天「」ジー
桧村「……何してんの?」ヒョイッ
佐天「うわぁっ!?……って、正義か」
佐天「ほら、あそこのファミレス見てみなよ」
桧村「……あ?ファミレスに何があるって」
桧村「」ブッ
佐天「ね、面白いでしょ?」
桧村「澤田のやつ、休日にファミレスで女の子とデートですかぁ……?」
佐天「でも、うちの学校じゃ見たことない子だね」
佐天「初春よりもちっちゃくて、顔も可愛い子だったよ?」
桧村(マジで澤田のやつ何やってんだ……?)
桧村「まぁ、面白そうだから俺も監視に参加しよ」
~ファミレス~
絹旗「それにしても、序盤のヒロインの超不遇っぷりは傑作でしたね」
澤田「だよな、あんな外道な敵キャラも珍しいわ」
澤田「個人的には、バッドエンドと思わせておいてのあの展開も好きだったけどね」
絹旗「あっ、それ私も超思いました」
絹旗「人間がゾンビを捕食してハッピーエンドってのも超謎ですけどね」
澤田「まぁ、主人公が幸せそうで何よりだったよ」ウンウン
~~~
桧村「めっちゃ楽しそう」ウガー
佐天(あっ、嫉妬してる)
~~~
澤田「そういえばさ」
絹旗「どうしました?」
澤田「自己紹介すらしてなかったよね、俺ら」
絹旗「」
澤田「ま、よくわかんないけどあそこで会ったのも何かの縁ってことで」
澤田「俺は澤田祐定ってんだ、よろしく」
絹旗「澤田さんですね、超よろしくお願いします!」
絹旗「私は絹旗最愛です」
澤田「絹旗ちゃんね、よろしく」
絹旗(その呼ばれ方をされると超ムカつく奴を思い出しますが、まぁいいでしょう)
澤田「絹旗ちゃんはどこの学校に通ってるの?」
絹旗「えっ、学校ですか?」
絹旗(これは超まずいですね、つい最近まで暗部で超バリバリ仕事してましたなんて一般人には話せないですし)
絹旗(……ここは適当に誤魔化しましょう)
絹旗「……あー、ちょっと超諸事情で今は学校に通えてないんですよ」
澤田「……もしかしてあまり聞かないほうがよかった?」
絹旗「そんなことは超ないですよ!」
絹旗「……ただ、そのせいで交友関係が他の人に比べて超少ないので」
絹旗「今日みたいに超同い年くらいの人と話すのは、珍しいですね」
澤田(……苦労してるんだなぁ)
澤田(何か俺の振った話のせいで空気が暗くなっちまったな)
澤田(ここは何とか話を切り替え……ん?)
桧村・佐天「」ジー
澤田「」ブッ
絹旗「」カチン
絹旗「……人が(作り話とはいえ)辛い境遇話してるのに、超笑うとは最低野郎ですね」
絹旗「……せっかく楽しかったのにもういいです、超帰ります」グスン
澤田「ちょ、ちょっと!」
澤田(何やってんだ、俺……!)
澤田(こんな所で悠長に飯食ってる場合じゃねぇ……追わないと!)
店員「お客様、先程帰られた方の分も含めて2人分の料金のお支払をお願いします」
澤田「」
~~~
佐天「おー!修羅場ですなぁ」
桧村「あれ、澤田ピンチじゃね?」
佐天・桧村「……」
佐天・桧村「女の子走って帰っちゃったー!?」ガビーン
桧村「~~~~っ、あっはっはっは!澤田ざまぁ!」ケタケタ
佐天「あ、祐定」
澤田「……」
桧村「一人だけリア充になろうと思うからそうなるんだ!あーまじ笑える」プゲラ
澤田「……影から覗いて、尚且つ人の不幸を笑うとはいい度胸じゃねぇか」ゴゴゴ
桧村「あ?……あのー、澤田さん?」
澤田「やばい、今ならLEVEL0の俺でもLEVEL4のお前を簡単に潰せる気がするなぁー」
桧村「……あのー?」ガクブル
澤田「」ゴゴゴ
桧村「ひぃぃぃぃぃ!?」
~~~
佐天「……なるほど、笑ってしまったタイミングが悪くて色々とやらかしてしまったと」
澤田「まぁ……そういうことになるなぁ」
佐天「で、どうするの?」
澤田「どうするもこうするも……探してみるよ」
澤田「そして謝る、理由はどうあれ不快な気持ちにさせちゃったしさ」
澤田「じゃ、俺は探しに行く……お前らもう覗きとかすんなよ」ダッ
佐天「あー、行っちゃった」
桧村「うぐぉぉ……」ガクガク
佐天「……大丈夫?」
桧村(あいつ、切れたら暗部の連中よりも怖いんじゃないか?)
桧村「しかしなぁ、何だか悪いことしちまったみたいだな」
佐天「そうだね、お互いまた仲良くできるといいけど」
桧村「……俺も何か手伝うか」
佐天「……えっ?」
~~~
絹旗「……勢いで出てきてしまいましたが」
絹旗「何というか、自分も超大人気なかったような気もします」
絹旗(せっかく同い年くらいの友人が出来そうだったのに……)
絹旗(まぁ、あんな別れ方をしたらさすがに超愛想つかれますよね)
澤田「待って!絹旗ちゃん待って!」ドタドタ
絹旗「……えっ?」
澤田「……」ハァハァ
澤田「さっきは……本っ当にごめん!」
絹旗「えっ……あぁ、笑ったことですか」
澤田「うっ……」
絹旗「いいですよ、こちらも大人気ないことしてしまったので、超おあいこです」
絹旗「その、こんなこと言うのも何ですが……」
澤田「……どうしたの?」
絹旗「私と、超とも……」
絹旗「と、とも……」
澤田「……とも?」
絹旗(あぁぁぁぁぁ!告白するわけでもないのに何でこんなに超引っかかるんですか!)ウガー
絹旗(今までの生活のせいでしょうか、たかが友達を超作ることにここまで苦労するなんて……)
絹旗(ああ、もうここは超思い切って言うしかありません!)
絹旗「……私とともだt」
??「おい、そこまでだテメーらぁ」
絹旗・澤田「!?」
謎のマスクの男H「こんなところでリア充ぶってるところを見てるとよぉ」
H「腹が立つんだよ!」
澤田(こいつ絶対桧村だー!)ガビーン
~~~
佐天(あとを追ってみたけども)コソッ
佐天(……なにあれ?)
~~~
澤田(いや待てよ、いくら桧村といえどさっきの流れからして邪魔しに来るような奴ではない)
澤田(……!)ハッ
澤田(絹旗ちゃんの前で俺がいいところを見せれるように、わざわざチンピラの真似事してやられに来たってことか……!?)
澤田(……きっとそうだ、こいつはそういう奴だ)
澤田(そうと決まれば……軽めに殴るから気持ちよく吹っ飛ばされてくれよ!)
~~~
絹旗「超ちっそパーンチ!」ボッ
H「へぶぅ!?」グシャッ
澤田・佐天(気持ちよく吹き飛んだー!?)
<キキー! ドゴォォン!
澤田・佐天(そのまま車に轢かれたー!?)ガビーン
澤田(……まぁ、桧村ならきっとギャグ補正の神様に守ってもらえるだろう)
絹旗「……人がせっかく超勇気出して伝えようとしているのに」
絹旗「邪魔するなんて超クソ野郎です!」フンヌ
澤田「絹旗ちゃん!絹旗ちゃん!?」
絹旗「……はっ!」
絹旗「……」
絹旗(……これは超まずいです、超暴力女と思われたんじゃ……)
澤田「さっきの凄かったなぁ、どういう原理?」
絹旗「……ふぇ?」
絹旗「あ、えーとその……窒素装甲という能力で」
絹旗「んー、何というか簡単に言うと、窒素を圧縮して操って超パワーアップするんです」
澤田「あれが絹旗ちゃんの能力なんだ、かっこいいね」
絹旗「かっこいい……ですか?」
絹旗(アイテムの皆にも、かっこいいだなんて超言われたことありませんし……)
澤田「何かヒーローみたいだったな、さっきの絹旗ちゃん」
絹旗「……ヒーローだなんて、超大袈裟すぎます」
澤田「あー、何か今日は色んなもの見れたし、楽しかったな」
絹旗「そうですね、私も当たりのC級映画を引き当てたし、何だかんだ超楽しかったです」
澤田「せっかく知り合ったんだしさ、メアド交換でもしない?」
絹旗「えっ?……私なんかといいんですか?」
澤田「何言ってんだ、友達ならメアド交換くらい当然でしょ?」
絹旗「!」ピャー
澤田「……どうしたの?」
絹旗「何でもないです、超メアド交換しましょう!」
澤田「?お、おう」
~~~
佐天(……一件落着かな?)
佐天(そういえば、正義生きてるかな……)