~絹旗家~
絹旗「……」ウーン
絹旗(昨日の夜、いきなり麦野からメールが来ましたが)
絹旗(明日重大な話がある、全員必ず来いってどういうことでしょうか?)
絹旗(学園の裏からは超手を引いたはずですし、学園都市からの依頼ってことでは無いと思いますが……)
絹旗(……面倒なことにならなければいいのですが)
~元アイテムアジト~
滝壺「あ、きぬはた」
絹旗「皆さん、おはようございます」
浜面「やっと来たか、遅いぞー」
麦野「じゃ、早速だけど本題に入らせてもらうわよ」
麦野「今回皆に集まってもらったのは……っと、その前に滝壺、あれ持ってきなさい」
滝壺「うん、わかった」トテトテ
浜面・絹旗「……?」
麦野「あ、滝壺には先に内容を話しておいたのよ」
浜面「内容って、どんなことだ……?」
絹旗「……超危険なこととかじゃないですよね?」
麦野「……ま、それは滝壺が物を持ってきてから話すわよ」
滝壺「持ってきたよ」デン
浜面「……なんだこのダンボールの箱?」
麦野「ん、滝壺お疲れ。じゃあ絹旗、そのダンボールの中身を開けなさい」
絹旗「……なんで私ですか?」
麦野「いーからいーから」
絹旗「……わかりました」
絹旗(麦野の考えていることが超わかりませんね……)ビリビリビリ
絹旗「……ん?」
絹旗「……これは」
絹旗(……超制服ですね、なんでこんな物が?)
滝壺「はい、きぬはたこれも」スッ
絹旗「……?何ですか、これ」
麦野「入学許可証やら生徒手帳やらだよ」
麦野「じゃ、絹旗。それ着て明日から学校に通ってにゃーん?」
浜面「」ブッ
絹旗「……」ポカーン
絹旗「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」
浜面「……」ピクピク
滝壺(大丈夫、吹き出してきぬはたに殴られる描写をカットされたはまづらを私は応援してる)
絹旗「……で、もう超取り消しは出来ないと」
麦野「そういうこと、ま、楽しんできなさい?」ニヤニヤ
絹旗(一番楽しんでいるのは麦野じゃないですかぁ……)
麦野「平凡な学校を選んでおいたから、絹旗だったら常盤台みたいなお嬢様学校は嫌でしょ?」
絹旗「確かに、常盤台は堅苦しそうで超嫌ですね……」
麦野「ま、慣れないかもしれないけど頑張りなさい?」
滝壺「大丈夫、クラスで友達作りに苦労して孤立しそうな絹旗を私は応援してるから」
絹旗「」
滝壺「行っちゃったね、きぬはた」
滝壺「制服つかんで泣きながら走って帰ったけど、大丈夫かな」
麦野(それはあんたの一言のせいよ……)
浜面「あー……くそ、思い切り殴りやがって」イテテ
滝壺「あ、はまづらおはよう」
浜面「……あれ、絹旗は?」
麦野「ついさっき、びぇぇぇぇぇん!って泣きながら帰ったわよ」
浜面(……俺が気を失っている間に何があった?)
浜面「……てかよ」
麦野「ん?」
浜面「何でまた、急に絹旗に学校なんか?」
麦野「あー、ほら。せっかく暗部を抜けて平和になったんだしさ」
麦野「今まで体験できなかったことをさせてあげるのもいいかなって思ってね」
麦野「……私たちはともかく、絹旗はまだ中学生なんだ」
麦野「まだ、いくらでもやり直せるだろ?」
滝壺「むぎのは、優しいんだね」
浜面(……こいつ本当に麦野か?)
<ズドォォォォォン!
麦野「はーまづらぁ?今何か失礼なこと考えなかったかにゃーん?」
浜面「すいませんでしたマジですいませんでした」ドゲザッ
~~~
絹旗「うー……」
絹旗「滝壺さん、超あそこまで言わなくたっていいじゃないですかぁ……」グスン
絹旗「学校……ですか」
絹旗「孤立……」
絹旗(……いやいやいや、超ないですから!)
絹旗(こんな可愛い最愛ちゃんがクラスで孤立なんて超ありえないですから!)
絹旗「そういえば、麦野は超平凡な学校って言ってましたが一体どこでしょうか?」ヨイショ
絹旗「……柵川中学校?」
~柵川中学校(教室)~
澤田「や、おはよーさん」
佐天「おっはよー!」
初春「おはようございます、澤田さん」
佐天「ねぇねぇ、今日転校生がうちのクラスに来るらしいよ!」
澤田「……なんでそんな事もう知ってんの?」
佐天「いやー、それが私今日日直で朝早く職員室に行ったら、先生が言ってたのさー」
初春「転校生ですかー……何だかわくわくしますね!」
澤田「そうか?そこまで興味ないけどなぁ」
佐天「えー、何でさー!?」
佐天「転校生が来るなんて、学生にとっては超重大イベントだよ!」ピャー
澤田(……そんな大げさなことでもないような)
澤田「あれ、桧村の奴まだ来てないのか」
初春「桧村さんのことですから、また遅刻じゃないですか?」
澤田「……全く持って否定できない、完全肯定である」
~柵川中学校(職員室)~
担任「で、今日から柵川中学校に来ることになった、絹旗最愛だっけ?」
絹旗「は、はい!超そうです」
担任「はは、まぁそんなに硬くならなくてもいいよ」
担任「でも、LEVEL4か。こんなことを言うのもなんだが、常盤台に行こうとは思わなかったのかい?」
絹旗「え、えーと……あれです、家から超近かったんでこっちを選びました」
絹旗(麦野達に勝手に決められただなんて超恥ずかしくて言えません……)
担任「絹旗は変わってるね、だからといってこんな平凡な学校を選ぶだなんて」
担任「うちの学校にはLEVEL4は絹旗の他に一人しかいないから、入学と同時にエースだな」ハハハ
絹旗(私の他にもLEVEL4がいるんですか、超以外です)
担任「じゃ、教室行こうか?」
担任「俺が合図したら教室入って自己紹介ね。それまでちょっと廊下で待っててもらえるかな?」
絹旗「ははは、はい!ちょ、超了解です」
絹旗(……っ!何でこんなに超緊張してるんでしょうか?)
担任「……改めて言うけど、硬くならなくてもいいからな?」
<ガラララッ
担任「おーい、お前ら席に着けー」
担任「今日はこのクラスにとって嬉しいニュースだ。何と転校生が来たぞー」
<イヤッフゥゥゥゥ!
<センセー、オンナノコー?オトコノコー?
担任「おう、このクラスの野郎共、喜べ。女子だ」
<ヒャッハー!
<ワッショイ!ワッショイ!
<カワイイココイヤァァァァ!
担任「ということで、入ってきていいぞー?」
絹旗(超普通にです、超平常心です)
<ガラララッ
絹旗(ううー、やっぱり超緊張します……)
<メッチャカワエエエ!
<オオアタリワッショイ!
<チッチャクテカワイラシイネー
<アレ、ウイハルヨリチッチャクナイ?
<ヤッタ!イチバンマエダッシュツデス!
澤田・佐天(……あれ?)
絹旗「えーと、私は絹旗最愛って言います、皆さん超よろしくお願いします!」
担任「と、言う訳だ。皆、仲良くしてやれよ?」
<ヨロシクー!
担任「じゃ、絹旗の席はとりあえず……澤田の隣でいいか。」
絹旗(……澤田?)
絹旗「」ジー
澤田「」ヒラヒラ
絹旗(……えええええええぇぇえ!?!?)
<ガラララッ
桧村「遅刻だぁぁぁあああっ!!」
担任「桧村、反省文10枚」
桧村「」
桧村「……え?何この空気は?」
絹旗「」
桧村(え……?こいつこの前の……?)
桧村「えーと……」
桧村「……おはようございます?」
アイテムの面子は普段みんな一人暮らしだからね!
浜面と滝壺が同棲なんてしてないからね!
……そういう設定でお願いします。