瑞鳳から銃の引き金を引いた時、俺は目を瞑った。
いくら怪人でも人間状態で撃たれたら再生出来ない、ここまでか
バシャ!
俺にかかったのは水だった
「驚くなよ糸色、まあ望と言わしてもらうが」
「はあ……」
水?どういう事だ?敵意がないのかあるのか分からないな
「危険性はなくなった、お前達はここにいなくていいぞ」
瑞鳳はそう言うと後ろの兵隊達はぞろぞろと出て行く
「まあ、まずは自己紹介だ。私の名前南瑞鳳だ。ヒーロー業界の上層部の人間と言っておこう、次は君の体について説明はさせてもらうぞ」
「は、はい」
どういう事だ?何が起きている
「お前の体は改造人間といえばいいか、まあ怪人にしたのは変わりない。ただ人体実験に使うのが丁度君みたいな人間が条件を満たしていたのでな試させてもらったよ」
とにかく俺の体は人間じゃないと分かったが一つ疑問に思った
「その条件って何ですか?」
瑞鳳に聞いた途端、瑞鳳は苦虫を噛んだ顔をする
「あ…………まあ、その何だ…はっきり言っとく」
瑞鳳はゆっくり口開け言う
「実験対象が死んでも対象に気づかない者、ようするにお前が死んでも誰も気にしないから実験をしたという事だ」
何を言ってるんだ?俺が死んでも誰も俺の存在に気付く人がいないとか
「ハッハハハハ……嘘、だよな?」
「嘘ではない本当だよ、望という存在なんて誰も気にしてない、むしろ望という存在すら覚えてない」
……………………俺はショックを受けすぎた、あれから何を言っていたのか分からない。
ただ言えたのは
俺の
「…………」
俺は病院から学校に行かず、ずっと公園のブランコに座って青空から夕暮れのオレンジ色の空になるまでを見ていた、生きてることに苦しくなってきた。あの条件を聞いてから俺は何も感じなくなった
「…………」
瑞鳳は謝罪した、そしてHEROにならないかと言われたが断った
「…………」
もう生きる意味すら考えられなくなった、自分の存在を覚えてる人なんていない。
俺は絶望した、この世界に生きる意味すら感じない、俺を待ってくれる人などいないのだ。
俺の帰る場所?もうどこにもない。
もうどこにもないのだ、どこにも、
もうないのだ………………もうどうでもいい。
俺以外誰もいない公園に一人の少女が居た、だがその少女見たことがあった。
「貴方は……あの時の人!」
俺の前に現れたのは貞子みたいな少女だった、貞子は俺の手を掴んだ
「あの時助けてもらってありがとうございます」
貞子は俺にある物を渡す 、それは俺が落とした生徒手帳だった
「私の名前は南瑞穂です、助けてもらってありがとうございます、
俺からは南瑞穂が希望の光に見えた
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