「いやぁ、悪いね衛宮。生徒会室寒くて仕方なかったんだ。あと、保健室の方もたのむよ。」
「いいよこのくらい。それよりちゃっちゃと終わらそう。」
そう言って保健室に向かった。保健室の扉は鍵がかかっておらず、開けたらそこには桜がいた。
「失礼しマース。あれ?桜おはよう。ずいぶん早いんだな。ていうか、肝心の可憐先生は?」
「おはようございます先輩。先生は本日遅刻して来るそうですよ。」
「ふーん。桜、朝から保健室に何用なんだ?先生もいないのに。」
「先生から連絡が入りまして、今日業者さんの方が見えられるんで、自分じゃ間に合わないからという理由で委員の私に任されました。」
「桜も大変だな。よし!俺も依頼をこなすとするか。悪いが外出てもらえるか。今から暖房直すから。」
「わかりました。」
「じゃあ後頼んだよ衛宮。」
二人はそう言って保健室から出た。
息を吸って吐き、精神を集中させる。
「---同調開始」
どうやら深刻なものでもなさそうだ。これならホームルームにも間に合うだろ。そして衛宮は修理に取り掛かった。
ホームルームの時間である。担任の大河が中々来ない。そう思い始めたときようやく教室の扉が開き、大河がきた。
「はいきりーつ、きょーつけー、れーい。」
ここからでもわかる。昨日何杯飲んできただろう。いつものことだが大変酒臭い。
二日酔いがデフォとかこれ教師としてどうよ。ヘビースモーカーだから、早死にまったなしである。
「あー最近夜物騒だから真っ直ぐ家に帰るようにと職員会議で決まりました。ぶっちゃけ問題起こさなければ先生仕事も増えず楽なんで、夜遊びするなら面倒事を起こさず巻き込まれず他教師にばれない方針で行ってください。ていうか先生の仕事増やしたものもれなく処刑ね。」
言動からもわかるとおりにかなり不良教師だ。仕事したくないという後ろ向きなオーラびんびんである。
話すことは話したと思ったのか、この教師平然とタバコ吸いやがった!!
一度どうして教職についたのか聞いたことある。そしたらあいつさも当たり前のように、
「公務員だからに決まっているからでしょ。大学で免許取っちゃったしね。」
なんでさ!!!
身勝手な大人の理不尽を感じた瞬間である。
「タイガー言った奴、後で反省文な。シラを切っても無駄だと思え。」
そのような捨て台詞を吐いてホームルームは終わった。
聞こえてたのかよ!?なんて地獄耳。俺言わなくてよかったー。
こうして一日が始まる。その日が特別な日になるとは知らずに。
授業中毎度思うが葛木先生はどうしてあんなに熱いのだろう。松岡〇造並である。