ギィー バタン
フ「やっほー、ノア!」
「あ、フランお姉ちゃん!今日も地下牢から脱出してきたの?」
フ「え、あ、あの、うん...」
「レミリアお姉ちゃんに怒られちゃうよ」
フ「....ノアは...ノアは私が来たら迷惑?」
「そ、そんなことないよ!ただ、フランお姉ちゃんがレミリアお姉ちゃんに怒られているのをみているのが嫌なんだよ...」
フ「ふふ、それなら大丈夫。今日はお姉様が来る前にさっと帰るわ」
.....優しい、優しい、私のノア。
脆くて儚い、まるで私の夢のような存在。
ノアが産まれてくるまで、私はとても憂鬱だった。
産みの親の母には地下牢にはいっているようゆわれ、
皆が皆私を恐れていげていく。
私のなにが悪いんだ、
何回もそう思ったわ。
この色鮮やかな羽?なんでも破壊しちゃう能力?
それとも存在自体?
私は自問自答を繰り返していた、そう、ノアが産まれるまで。
ノアが産まれたと聞いたのはノアが産まれてから約50年後。
この紅魔館1のメイドから聞いた途端私は脱走したわ。
なぜそんなことをしたのか?
わからないわ、けれど、だぶん、私はとにかく弟ができたことがとても嬉しかったんだと思う。
脱走してからすぐに気配でノアの部屋を見つけ
部屋に入ったわ。
そこで私はどんな表情をするのか予想したわ。
恐怖に陥っている顔。
驚き戸惑う顔。
驚きすぎて無表情になる顔。
だけどノアは予想の斜めうえをいったわ。
子供特有の好奇心に駆り立てられているキラキラとした顔。
驚き戸惑った顔をしたのは私のほうだったわ。
そこからノアはわたしに質問を浴びせた。
今何歳?
どこからきたの?
君も吸血鬼?
名前は?
『もしかしてぼくのお姉ちゃん?」
私は泣き崩れたわ。
今まで私に足りなかった感情が一度にやって来た。
幸せ。
嬉しさ。
感動。
そしていつか死んでしまうという恐怖。
死ぬということに特に私はなにも考えていなかった。
私の地下牢に連れて来てくれた人間、妖怪は全て殺したわ。
きっと最初は友達などになれるかもしれないという想いから連れて来てくれたんだと思う。
だけど私はそれを無造作に殺したわ、感情なんていうものもなしに。
「フランお姉ちゃん?」
フ「あ、ごめんなさいね。ちょっとノアと会った時の頃を思い出していて」
「へー、懐かしいね!あの時はフランお姉ちゃんがないちゃってどうしようかと思った「ノアー?それ以上ゆうとお姉ちゃんちょーと怒っちゃうかもよ?」ごめんなさい...」
「あ、それよりこれ!」
フ「へ?なにこれ」
「お人形さんだよ!フランお姉ちゃんは人形を壊すのが好きだってきいたから僕が作ってあげようとおもって!」
フ「ノ、ノアはお人形を壊すのが好きなお姉ちゃんは怖くないの?」
「全然!だって人の趣味はひとそれぞれだもん!」
フ「.....そう、だけどお姉ちゃんね、お人形壊すのが今大っ嫌いになっちゃった」
「え?」
フ「そして今からお姉ちゃんはお人形が大好きになっちゃった。壊すのじゃなくて大切に扱うほうのね」
「....それじゃ僕もフランお姉ちゃんのためにお人形いっぱいつくるね!」
フ「ふふ、ありがとう」
5話か6話で一年間経つことにします。