病弱な弟は今宵死ぬ   作:黒崎 日比谷

8 / 10
お母様

♦︎2年目♦︎

 

「....あと19年、か。本当に死ぬのかなぁ。

......そんなこと考えても答えは見つからないよね」

 

ガチャ

 

ノアは珍しくベッドから出て

部屋から出る。

 

「ふふ、なんだか懐かしいなあ。

最後に一人でこの部屋から出たのは50年前くらいだったかな?」

 

「あの時はレミリアお姉ちゃんが泣きながら僕を部屋に戻るように言ってきたなあ....」

 

ノアはしみじみと思い出を噛みしめる。

 

「けほっけほっ........」

 

(日に日に僕が咳をする回数が増えている...

やっぱり僕は.......)

 

ノアは深く考えならがら廊下を歩く。

 

 

 

 

_________________________________________

 

「.....ここはなんの部屋かな?他の部屋のドアとは違ってなにやら変な鉱石でてきているけど...」

 

ガチャ

 

「お邪魔しまーす.........⁈」

 

部屋の中は真っ赤に染まっていた。

本当かわからないがなにかの生物の血だと思われる。

 

「....」

 

ガタッ

 

「⁈だ、誰かいるの⁈」

 

?「.........ノ....ア」

 

「?....あ、貴女は誰ですか?」

 

?「.........ウッ......ハ...ハヤ...ク」

 

「?」

 

?「....ハヤ..ク......ハヤクデテイケ........」

 

「.......!も、もしかしてお母さん?」

 

?「.......イイカラハヤク‼︎....グアッ‼︎‼︎」

 

「お、お母さんだよね!ちょっと待ってて!お姉ちゃん達連れてくるから‼︎」

 

ミ「.........ノ..ノア......元気....で.......いる...のよ....」

 

サアアアアア

 

ノアの母と思われる人物は灰となり床に落ちる。

 

「お母..さん?.....う、嘘だっ!折角、折角会えたのに‼︎」

 

トコトコトコトコ

 

ノアが灰に近づく。

 

「ねえ、お母さん.....僕が生まれてすぐ会わなくなったけど僕にいっぱいお話ししてくれたの、僕、憶えてるよ?」

 

「ほ、ほら、子守唄も憶えてるんだよ?

偉いでしょ?....ねぇ、ねぇっば!

お母さん.....僕を...僕を褒めてよ....」

 

 

 

咲(あら?あそこの部屋は確か.....!なんであいているの⁈)

 

タッタッタッタッ

 

咲「ノ、ノア君⁈」

 

「.....咲夜お姉ちゃん......僕は...僕は...僕は.....なにをすればいいの?なにをしたら正解なの?生きていてもお姉ちゃん達の邪魔になるし死んでしまったらお姉ちゃん達が悲しんじゃう....僕はどうしたらいいの?...」

 

咲「....ノア君......私にはなにもわからない...けれど....けれど!決して生きていて邪魔だなんて誰も思わないわ、いえ、そんなことを思う奴がいたら私達が全力でそいつの口を二度と使えないようにしてあげるわ、だから、だから、邪魔だなんて思わないで.....」

 

「......」

 

ノアの目には光が差していなかった。

まるで死人のような冷たく、鋭く、なにかを悟ったような目つきをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノアの部屋

 

レ「...咲夜、貴女はなにも悪くないのよ、自分を責めないで」

 

咲「..はい...」

 

「......」

 

ノアは一言も喋らない。

 

レ「...ねえ、ノア....貴方はあの部屋でなにを見たの?」

 

「.......」

 

レ「....はぁ、お手上げ状態ね」

 

「...灰...」

 

レ「!.....灰?」

 

「....灰...血...そしてお母さん...」

 

レ「.........」

 

グラッと頭にき、倒れそうになる。

 

レ(灰?一体なんの灰なのかしら、それと血、誰の血?

最後に1番重要なのはお母様、あそこでお母様を見たのならまだお母様いるはずよね...)

 

レ「咲夜、貴女はノア以外に誰かいるのを見たかしら?」

 

咲「....私が行った時にはノア君だけでした.....」

 

レ「そう....」

 

レ(それより一刻も早くノアのメンタルケアをしなければ、

けれど一体だれに頼めば?....そうださとりに!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さ「お久しぶり、レミリア」

 

レ「ええ、久しぶり」

 

さ「それで、私のメンタルケアを、受けたいのは誰?」

 

レ「そこにいる私の弟のノアよ」

 

さ「ふーん、なかなか可愛いわね」

 

レ「でしょ、それより今は早くメンタルケアを」

 

さ「ええ、そうね。....ノア君?私の目、見てくれる」

 

「........」

 

ノアは反応しない。

 

さ「うーん、少し乱暴だけど、えいっ」

 

さとりはノアの顔を軽く持ち、自分の目とノアの目を合わせる。

 

さ「....................!..........ノア君......」

 

レ「さ、さとり?」

 

さ「ごめんなさい、咲夜さん、少し来て」

 

さとりは咲夜を連れ、部屋から出る。

 

咲「どうしました?」

 

さ「咲夜さん、貴女には少し頑張ってもらわないといけないわ、まず一つ目に、ノア君から片時も離れないこと、そして二つ目出来るだけ抱き抱えてあげること、分かった?」

 

咲「え、あ、はい!」

 

さ「それじゃ私は帰るわ、久しぶりに中々重いものを見てしまったし、はやく寝たい気分だわ」

 

 

 

 

ガチャ

 

レ「さとりは?」

 

咲「お疲れのようで、先にお帰りになられました」

 

レ「そう、それじゃ咲夜、頑張ってね」

 

咲「あれ?お嬢様にはまだお話ししてないのに何故お分かりで?」

 

レ「私はこの館の主よ?家族の事は全て把握しているの」

 

咲「家族....ですか.....」

 




はい、皆さん長らくお待たせいたしました!
まあ簡単に言うとネタが全然思いつかなかったんですよね〜。

そんな中でも頑張って頭を捻り考え出したのがこの話です。

え?急展開すぎてわからない?
すいません、大丈夫です、僕もわからないですからドヤァ

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