俺は死んだはずだったのに幻想入り   作:松山曾太郎

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第一話 中坊、幻想入り

「ああ、俺はなぜこんなところに来てしまったんだろう?」

話は一時間ほど前に遡る。

ど田舎に住んでいた俺は中学に向かっていた。

「平成のこの世の中に、こんな危ない吊り橋があること自体間違ってるだろ。 ああ、中学ってなんでこんなにめんどくさいんだろうな、ああ、もういっそここから飛び降りた方がましかもな、なんてな(笑) 」

その時、ある声が聞こえたと同時に俺は落下していた。

「じゃあ、落ちてみる?」

俺は死んだと思い、覚悟して目をつぶった。強い衝撃がかかると同時に、気を失った。

 

「幽々子様、目を覚ました様です。」

ウン?ユユコサマ?

聞き慣れない単語を耳にして疑問に思っていると、

「あらそう、じゃあ、もてなしてあげて頂戴。」

「わかりました。幽々子様。」

何を言ってるんだこいつら・・・

俺は落ちて死んだはずじゃ?

「あなたの名前を教えて下さい。」

俺の名前って、誰かもわからんやつにそんなもの教えられるか!

「その前に、お前は誰だ、あとそのフワフワしたのは何だ?」

「自己紹介が遅れていましたね。これは失礼。私は魂魄妖夢です。」

俺の名前?あれ、何だったケ?

「すまん、おぼえていない・・」

「そうなのですか。ってええ!? 大変です!幽々子様、この人名前を覚えていないそうです!」

名前どころか、覚えているのは自分が吊り橋から落ちたということだけ。

「ああ、そう。外来人のような印象なんだけど、やっぱりそう?」

「外来人って、俺は別に変なところから来た覚えはないぞ。ってウぁ!?」

突然変なのから人が現れた?

「それなら私がしってるわ。」

「紫、無闇やたらに人を送らないで頂戴。」

「いいじゃない。それよりあなた、名前ならその服のポケットにでも入ってるんじゃないの?」

ポケット?どれどれ。

「清水想真・・・これが俺の名前か・・・」

「そう、じゃあ想真、唐突だけどあなたは死んだ。でもただ死ぬんじゃ面白くないと思ってこの地、幻想郷に送ったのよ。」

俺は死んだ?でも体はあるぞ。それにゲンソウキョウってなに?

「すいません。いろいろと話しが飲み込めないんですが?」

「私は八雲紫。『境界を操る程度の能力』をもっていて、あなたの住む世界と、ここ幻想郷をつなげたのよ。」

わからねえええええええ!

「あなたは能力をもっている。それは『みたままを再現し、それを組み合わせる程度の能力』よ。」

「私は西行寺幽々子。『死を操る程度の能力』の持ち主よ。」

「私は『剣術を操る程度の能力』です。」

 

 

 




松山曾太郎です。
以後、お見知りおきを。
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