「ああ、俺はなぜこんなところに来てしまったんだろう?」
話は一時間ほど前に遡る。
ど田舎に住んでいた俺は中学に向かっていた。
「平成のこの世の中に、こんな危ない吊り橋があること自体間違ってるだろ。 ああ、中学ってなんでこんなにめんどくさいんだろうな、ああ、もういっそここから飛び降りた方がましかもな、なんてな(笑) 」
その時、ある声が聞こえたと同時に俺は落下していた。
「じゃあ、落ちてみる?」
俺は死んだと思い、覚悟して目をつぶった。強い衝撃がかかると同時に、気を失った。
「幽々子様、目を覚ました様です。」
ウン?ユユコサマ?
聞き慣れない単語を耳にして疑問に思っていると、
「あらそう、じゃあ、もてなしてあげて頂戴。」
「わかりました。幽々子様。」
何を言ってるんだこいつら・・・
俺は落ちて死んだはずじゃ?
「あなたの名前を教えて下さい。」
俺の名前って、誰かもわからんやつにそんなもの教えられるか!
「その前に、お前は誰だ、あとそのフワフワしたのは何だ?」
「自己紹介が遅れていましたね。これは失礼。私は魂魄妖夢です。」
俺の名前?あれ、何だったケ?
「すまん、おぼえていない・・」
「そうなのですか。ってええ!? 大変です!幽々子様、この人名前を覚えていないそうです!」
名前どころか、覚えているのは自分が吊り橋から落ちたということだけ。
「ああ、そう。外来人のような印象なんだけど、やっぱりそう?」
「外来人って、俺は別に変なところから来た覚えはないぞ。ってウぁ!?」
突然変なのから人が現れた?
「それなら私がしってるわ。」
「紫、無闇やたらに人を送らないで頂戴。」
「いいじゃない。それよりあなた、名前ならその服のポケットにでも入ってるんじゃないの?」
ポケット?どれどれ。
「清水想真・・・これが俺の名前か・・・」
「そう、じゃあ想真、唐突だけどあなたは死んだ。でもただ死ぬんじゃ面白くないと思ってこの地、幻想郷に送ったのよ。」
俺は死んだ?でも体はあるぞ。それにゲンソウキョウってなに?
「すいません。いろいろと話しが飲み込めないんですが?」
「私は八雲紫。『境界を操る程度の能力』をもっていて、あなたの住む世界と、ここ幻想郷をつなげたのよ。」
わからねえええええええ!
「あなたは能力をもっている。それは『みたままを再現し、それを組み合わせる程度の能力』よ。」
「私は西行寺幽々子。『死を操る程度の能力』の持ち主よ。」
「私は『剣術を操る程度の能力』です。」
松山曾太郎です。
以後、お見知りおきを。