魔法少女リリカルなのはStrikers IRONMAN   作:赤い配管工の人

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レポートとテストから生還し、久しぶりに書きました。続きをお楽しみにしていた皆さんすみません!

ではどうぞ!


#8

「そこまでや!」

シグナムがレーヴァティンを構え、オレはそれを迎撃しようとしたが、

 

突然右手に輪のようなモノが出現し、身動きが取れなくなった所を

はやてがその言葉を発した。

 

オレは彼女の姿を見ると唖然した。彼女の姿はまるで天使のようだが

天使の翼ではなく羽根が堕天使のように黒く、白と金で出来た衣服を装着し、

 

魔法使いが持ってそうな立派な杖をこちらに向け、真剣とした表情でこちらを見ていた。

 

「シグナム!」

彼女は杖を構え直し、シグナムを叱るように説教を始めた。

 

「カイリー君の実力を測るためにテストをしろって私は言ったんやけど」

 

息を目一杯に吸い込み「何もここまでしろと言ったんじゃないんやで!!」と息が続くまで

 

ビキビキと青筋を立てながらはやてはシグナムを怒鳴った。

 

「す、すみません我が主・・・私の行動が軽率でした・・・」「よろしい」

シグナムに幾多の言葉を言い終えたところでオレに視線を動かした。

 

「カイリー君。さっきのはごめんな~」

はやての顔が営業スマイルに変わっていた。

 

このテストと言い、さっきの説教と言い、オレには訳が分からない。

昔の日本(ジャパン)ではこういう奴をタヌキ将軍だと歴史の勉強で聞いた事がある。

 

まさかコイツ・・・

 

「・・・raccoon girl(タヌキ女め)」「?」

 

はやてが頭上に疑問を浮かべ、こちらが答えるのを待っていた。

 

「あぁすまない。レディに返事を待たせるとは」

「ふふん、で返事は?」

 

鼻を高くしながらはやては待っていた。そんな彼女を無視してオレは言葉を続けた。

 

「聞かせてもらおうか」

 

 

 

 

「カイリー君が私に提供したデータの中に『アベンジャーズ』っていう言葉があってな、私それが気になるんやけどカイリー君教えてくれる?」

 

はやてから手錠モドキの輪っかを解除してもらい、

縛られた右手の調子を伺っている最中のオレに掛ける開口一番の言葉はそれか。

 

「ちなみに皆に分かるように喋ってな~」

余計な言葉がついでに付いてきた。

 

オレはスピーチが苦手なんだ。そんな愚痴を奥に仕舞い、口を開いた。

 

「アベンジャーズというのは簡単に一言で表すなら、地球最強のヒーローチームだ」

 

地球最強のチーム?彼女達の頭の中はその言葉で興味津々だったが、はやてのみそれを知っていた。

 

「多数のヒーローから構成されていて、神様モドキとか元エリート兵士、スーパーパワーを持ったヤツもいる」

 

「す、スーパーパワー?」

フェイトやヴィータはその言葉に疑問した。

 

「手からビームを出したり、自力で飛んで怪力。そういうモノだ」

ビームを出すジェスチャーをしながら続けた。

 

「そいつらは我々のような魔法を使わないのか?」

 

「いいや。ほとんどが軍の実験や自分の中に秘められた力だ」

司会者から出されたクイズを答えるように解答した。

 

(Ms.マーベルのような異星人から力を授かった者やミュータントパワーで飛ぶ奴もいるけどね)

 

「そのアベンジャーズっていうチームは何のために作られたのかな?」

となのはは質問した。

 

「愚問だな。Ms.高町」

とバカにしたように右手をなのはに向け、当然たるその疑問を指摘した。

 

「宇宙から来た脅威、強盗、犯罪、地球滅亡などなどの危機にアベンジャーズは作られたのだよ」

 

最後だけヤバい言葉が入っていたが、皆は納得した。

 

「自慢じゃあないがオレの親父もアベンジャーズの一員だ」

「えっ、カイリー君のお父さんが?」

 

オレの何気ない一言(?)に皆がズラっとオレ言葉に噛みついた。

 

「実業家で億万長者、街には自分の名前が入ったタワーがありプレイボーイ」

「だがもう一つの姿は鋼鉄のアーマーを装着し空を優雅に飛び、作った武器で戦うヒーロー」

 

「『アイアンマン(IRONMAN)』」口の中の水分が切れるまでオレは最後まで言い切った。

 

・・・なんの反応がないため目を開けてみると口を開けたまま呆然としていた。

 

「オイオイオイ。おにーさん泣いちゃうよ?頼むからなんか言ってくれ」

 

アーマーを着たまま困ったポーズしている中、はやてが口を開いた。

 

「カイリー君。さっきのスピーチは良かったんやけど後半熱入りすぎていたで」

 

なるほどそーいう事ですか、フンっいーですよオレなんてブツブツ。

頭の中で壁の角に体育座りしていながら話題を変えた

 

「でそういう事(・・・・)か」

「そう♪そういう事なんや・・・お願い!」

 

突然はやてはオレの前で頭を下げた。

 

「はやて!?」

「お願い!君の待遇や設備なんでも聞くから機動六課に入ってくれへん?」

 

これが日本(ジャパン)で有名な土下座と言うモノか・・・今はそういう事ではなくて

 

「よせ。アンタの気持ちは今のでよーく解ったから頭を上げてくれ」

 

「ホンマ!?どうなんや!?」その言葉を待つはやての目は希望に溢れていた。

 

すぅと息を吸って心を落ち着かせオレは答えた。

 

「無理な相談だ」

 

 

 

 

私はこの男__カイリー・E・スタークを機動六課へ雇おうと決心した。

 

この男は『アベンジャーズ』という誰もが憧れるヒーローの存在である。

 

この男は『アイアンマン』の息子である。

 

この男は『スーツ』を持っており、最強のヒーローである。

 

頭の中にはこれだけの言葉しかなく、私は喉から手が出るほど彼が欲しかった。

 

だが私の要求に対し、彼は却下した。

 

「ヒーローは物じゃない。そんな甘い罠に引っかかる訳ないだろうが」

 

彼は私の思考を読んだのだろうか。

だからあの時、聞き取れない英語で私の事を一瞬で解ってしまったのか。

 

彼は言葉を続けた。

 

「オレは個人プレーがメインだ。チームなんか数回であんまり得意じゃあない」

「それにオレは爪はじき者だ。魔法を武器とするアンタらに会わねぇ」

 

彼の言う事は間違っていなかった。

 

管理局では質量兵器の所有は認めておらず魔法を使用する。

『アイアンマン』は一つの質量兵器で管理局の目に入ってしまうだろう。

彼はそれに配慮したのかはやての誘いに断ったのだ。

彼の言う事はもっともだ。

 

自分は初めて建てた部隊に危険物を持ち込もうとしているのだ。それははやてでも理解していた。

 

なのはとフェイトとシグナムは彼の気持ちを察したが、ヴィータだけ彼に突っかかっていた。

 

カイリーはこの状況で理解してないヴィータに説明をしている中

はやては一人心の中で黙考していた。

 

(やはり無理な相談やったんか・・・)

 

そう結論づけようとした時、カイリーが声を荒げた。

 

「落ち着けチビガキ!この話には続きがある」

「あぁ!?続きだと?」

「そうだ。続きだ」

 

 

 

 

続きがある__その言葉に彼女は耳を寄せた。

 

「八神。アンタは何で機動六課を建てたんだ?」

「か、管理局が対処できない小さな犯罪や事件。ロストロギアの保護が目的やけど・・・?」

 

「それだ」

 

「そ、それ?」

「どういう事だスターク?」

 

カイリーの反応についていけなかった彼女達は問いだたしてきた。

 

「『アベンジャーズ』は従来世界が対応できない解決不可能な問題や悪人(ヴィラン)による脅威に立ち向かうためのスーパーヒーローチームだが何か似ていないか?」

 

「う、うん(ヴィラン?なんだろう何かの用語なのかな?)」

皆が彼の言葉を聞いている中

 

(・・・ここは一つ乗って見てみようか)

はやては彼の意図を察したのか黙って聞いていた。

 

「アンタらのチームは少し違うがアベンジャーズと少し似ている・・・偶然か?」

 

「ど、どうなんだろ?ね?フェイトちゃん」

「え!?そ、そうだね」

 

彼は語りながら彼女たちを背にするように歩き、また振り返った。

 

「次にオレは学ぶ事とやる事がある」

「それはなんだ?スターク」シグナムが食いついてきた

 

「一つはオレが元にいた世界に帰る事。もう一つは親父達の迷惑にならないようにチーム戦(・・・・)を学ぶ事」人差し指をピンと立て、物事を強調するように示した。

 

「つ、つまり?」

「どーいう事だよ!」外野が騒ぐ中、カイリーは

 

「・・・これだけ言ってもまだ分かんねーかよ!アホ共!」キレた。

 

「あぁ!?なんつったこの野郎!?」

「本当っに女の子は物分りが良くないわ、バカだわこれだけ言っても分かんないってどーかしとるわ!」

 

ヴィータとカイリーは今にも飛び掛かっていきそうな態勢だが、なのはとフェイトは喧嘩させまいと羽交い絞めにされ、睨み合い状態となっていた。

 

「つーかアンタ!お前は黙ってる振りして本当は理解しているんだよな?そうだよな!?」

「カイリー落ち着いて!」

 

後ろからフェイトに羽交い絞めされている際に胸が当たっているがアーマーのせいでその衝撃が伝わってない事に次の日、彼は後悔するだろう。

 

「はいはいお二人さん喧嘩はやめや!(バレちゃったか・・・)」

 

はやては二人の喧嘩を仲裁した。どうやら彼の意図に気づいていたのは彼女だけだったようだ。

 

二人はお互い息切れを起こしながらも睨み合っていたが、カイリーは息を整え直し八神を見た。

 

「入ってやる」

「ん~?もう一回言ってくれへん?」

「入ってやる」

「もう一度~」

 

「だから!入ってやる!って言ってんだよ!この機動六課に!この****!!」

 

わざと聞かない振りをしている八神に対し、オレはまたキレた。

アーマーから出力した声のせいか皆が耳を防いだ。

フェイトは耳から手を外し始め、口を開いた。

 

「ど、どうして・・・?」

 

「オレはヒーローだ。皆の助けならなければならない存在であり、人々の希望の象徴だ」

「人の助けをするだけだ。勘違いするなよ」

 

えっへん と手を組み姿勢を示した。

 

「ホントは女の子の頼みは断れないんちゃうの~?」

はやてがニヤニヤしながらツンツンと突いてくるに対し

 

「違えよこのバカ」

オレは右手を八神に向け、中指を立て反論した。

 

「・・・ふふふ」

「・・・ハハハ」

 

二人は互いに笑い始めた。

 

(良かったね・・はやてちゃん)

(あぁ・・・)

(たくカイリーの奴・・・はやてを泣かしたらタダじゃおかないぜ!)

 

なのはとシグナムとヴィータは念話で会話し、はやてがカイリーを取得した事を祝っていた。

 

(えっ?・・・・つ、つまりどういうことだってばよ・・・?)

 

一人この状況を理解していないまま訳の分からないツッコミをしたフェイトを除いて・・・

 

 

 

 

二人はお互い笑い終えた後

はやては右手をカイリーに向け

 

「ほんじゃカイリー君。よろしく頼むわ」

「了ー解。八神はやて隊長殿」

 

カイリーも同じく鋼鉄のアーマーを纏った右手を向け

 

「ちょっとタイム」

 

握手しようとしたがその手を止めた。

 

「ど、どないしたんや?カイリー君」

 

はやてはカイリーの挙動に戸惑ったが

カシャン とフェイスヘルメットのカバーが可動し、カイリーの顔が現れ

 

こっち(顔を晒す)の方がいいか?」と笑顔で答えた。

「ふふ・・・ええで」はやては彼の行動に笑みをもらし了承した。

 

右手と右手がゆっくりと近づき、グッと握りしめ

 

「ようこそ機動六課へ!」

 

アイアンマン__海里・E・スタークが古代遺物管理部機動六課に入った瞬間である。




・・・・ん?なんでカメラが動いてンだ?え?オレちゃんの出番!?
オーイ皆!オレちゃんだよ!デップーだよ!デットプールダヨー!
・・・やっぱ最後の奴は合わネーからやめようやめよう(ダヨーの部分だけ捨てる)
えーマリオもとい作者から皆のために企画を作ってきたぜェ!おーいカメラ!こっちに来やがれ!ほんじゃま行くゼー!?ベリッ(フィリップを剥す音)

1.アメコミに関するトリビア(前書きに書いちゃうヨー解説もしちゃうヨー)

2.今回のNG集(後書きに書いちゃうヨー)

3.デッドプールによる駄弁(勝手に書いちゃったヨー ウエヒヒヒ)

さぁこの3つの内一つが実現するぜェ!?(全部選択してもイインダヨ?)

さぁまた会う日まで!

チミチャンガァ!!(夕日に向けてダッシュ)
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