魔法少女リリカルなのはStrikers IRONMAN   作:赤い配管工の人

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あと四日か・・・来年で19か・・・・


オトナニナリタクナイヨー


#6

「・・・どういう事だ?」

 

オレはその言葉を受け入れる事は出来なかった。

これで元の世界に帰れると思ったらそうはいかなかった。

 

「いや。そのままの意味やねん」はやては言葉を続けた。

「君が指定した住所と場所を検索してみたけど、場所はあってるんけど住所がなぁ~~」

はやてが言うにはこうだ。出身世界は合っているが、オレの言う住所が存在しないと。

 

オレは焦った。オレは夢でも見ているんじゃないかと。そうじゃない事を願った。

 

「その装置・・・オンボロじゃあないよな・・・?」

オレはその言葉を茶化すように言った。

 

「何を言ってるんや~カイリー君はぁ~~。これはこの「機動六課」を立ち上げた際に

プレゼントとしてもらったんやからオンボロじゃないんやで~」

 

はやては笑うように告げたが、俺には逆効果だった。オレは悩んだ。

むしろ想定していない事態だと

 

オレはそれを否定するかのようにズボンのポケットから携帯端末を取り出し、何かを打ち込み、

ダンと大きな音を立て、はやてに渡した。

 

「ど、どうしたんやカイリー君?それは一体・・・?」はやてはその行動に

少し怯えたが、すぐに対応した。

 

「緯度と経度と住所番号が入力されてる。この通りに打ってくれ」「わ、分かった」

 

オレは自分の住所とそこに位置する緯度と経度、その他の詳しい情報を打ち込み

端末のARを展開し、はやてに提供した。

 

はやてはその端末の通りにキーボードに出力し、ディスプレイに表示を開始し始めた。

 

「頼むから・・・嘘だと言ってくれよ・・・・」「だ、大丈夫だよカイリー」

 

イスに座り、手と手の爪をカチャカチャしながら待っているオレに、フェイト嬢は心配させまいと

オレを落ち着かせようとした。

 

「心配するなスターク。私達は時空管理局だ。貴様を無事に帰してやるさ」シグナムもまたオレの事を心配していた。

 

初対面のはずなのに、いつの間にか温かく馴れ合っている。これがこの部の特徴みたいなヤツなのか?

 

でも今はこういう事をしている場合じゃない。悪い方向に行かない事を行って欲しい__そう考えた。

 

「カイリー君!」声が聞こえた。はやて嬢の声だ。吉なのか、凶なのか

 

「君の提供したデータの通りに入力しても全然ダメや!でも君の言いたい事はなんか分かるんや!」

 

はやては驚くように言葉を続けた。言いたい事は分かる?どういう事だ?

 

「代わりに君の端末を解析して調べてみたんやけど、訳の分からん単語があって」

 

ちょっと待てェェイ!!いきなりセキュリティを突破して、解析するなんて

アンタ何様だ!?と言いそうになったが

 

「ライカーズ刑務所にある『ラフト』ってなんや?調べてみたけど

現在(いま)の地球のモノとこのデータのモノは名前は同じやねんけど設備が違う!

『S.H.I.E.L.D.』っていう組織は聞いた事もないし、それにこのデータに存在するモノはココのデータベースには一致しないんや!」

 

やはりか・・・オレの思っていたモノかもしれない・・・・

でも信じたくない。認めたくない。それを心の奥にしまい、彼女達にある質問をした。

 

「アンタら・・・出身は?」

「えっ?どういう事や?カイ「つべこべ言わずいいから答えろ」う、うん」

彼女たちはその雰囲気に飲まれ、答えた。

 

「わたしとなのはちゃんは日本の海鳴市という市で、フェイトちゃんとシグナムとヴィータは生まれがなぁ~」はやては何かをごまかすように言った。

 

(コイツ・・・何を隠してやがる・・?)まぁいい、その言葉を聞き、端末にキーワードを打ち込み同時にメリルに

 

「日本に海鳴市というしがあるかどうか調べろ」「了解。検索開始します」と言い、検索させた。

 

「まさか、カイリー君」「あぁ、出来れば当たって欲しくないんだが・・・!」

はやてはオレのやっている事にすぐ気付いた。

 

「ピー」無機質の音が鳴った。その音はメリルによる計算と思考が完了したという意味だ。

 

「カイリー様。日本にある全ての県から検索した結果、『海鳴市』という市は存在しません」

 

 

その解答に、結論が達した。

 

 

「・・・・そうか・・」「ウソ・・・・」

 

オレは絶望した。「元の世界に帰れない」という残酷な事実が、心に突き刺さった。

 

「はやてちゃん?」「カ、カイリー?」「主?」「はやて?ど、どうしたんだよ?」

彼女たちはその雰囲気に戸惑っていた。

 

「皆・・・重大な事が分かってしまったんや・・・・」彼女は口を開き、事の結末を話した。

 

「カイリー君を元にいた世界に帰す事は出来へん・・・!」

 

その言葉に一同は皆、驚愕した。

 

 

 

 

彼女は説明した。カイリーの言う地球と、自分たちの言う地球は似ているようで似ていないモノだと。

 

『S.H.I.E.L.D.』という組織があるに対し、はやて達が生まれた

「第97管理外世界 地球」にはそのような組織は存在せず大方世界の地名や出来事は一致するが、

一部一部違う事にこの結論に達した。

 

「・・・・」オレは手と手を複雑に組み、イスに座っていた。オレは考えていた

 

この先どうなるか。これしか考える事しか出来ない。元はと言うと

オレがあのタイムゲートに触れてしまったせいで、このような事態を引き起こしてしまった。

もう親父に会うことが出来ないのか

 

今は後悔する事しか出来ない。

 

「カイリー君」

はやて嬢の声だ。その声は、覚悟を決めた声のようだった。

 

「君の処遇が決まったんやけど」処遇 その言葉にぶるっとなにかを感じた。

 

「・・・野宿ならいいぜ。何年もやってる経験あるから」オレは彼女に強がりを見せた。

 

「うん。君の意見も尊重しておくけど、少し聞いてくれるかな?」

はやてはオレにある話を持ちかけた。

 

「私が『機動六課』という部を立ち上げたのはなんでか知ってる?」

いきなりこういう質問をされたらどう返す?「いいや」と

 

「『管理局』という大きな組織でも対応できない小さな細かい事件があるやんか」

「あぁ、なんとなく分かるが」

 

「それなんよ」「?」わけがわからない。こんな短い会話で何を言っているのか。

・・・あぁ、なるほど

 

「あ~、え~とつまり私の言いたい事は」

「その小さい細かい事のためにこの部隊を建てたって事か」

 

「そうそれや。あとロストロギアや重要危険物を回収するためにこの部隊を建てたんや」ふむ、彼女の言いたい事がなんとなく分かってきた

 

・・・・ん?ロストロギア?なんだそりゃ?

 

「なにそれ新しいファッションか、流行語か何かが?」

「なんでファッションやねん・・」

 

彼女が言うにはこうだ。ロストロギアというモノは非常に貴重なモノで

なんでも願うだけでなんでも叶えてしまうモノだと

 

世界征服や自身の欲望のために使われるため、管理局はそれを禁じ、回収と保管を始めた。

 

今でもロストロギア__通称レリックはまだ少ないが存在しており

彼女はそのためにこの部隊を建てた。という事だ。

 

「長くて苦しい説明をどうもアリガトウ。どうせなら受付嬢の方が似合っているぜ」

 

「だれがウグイスや!まぁその事なんやけど六課には、人員が不足しているんねん!

もし良かったらカイリー君入ってくれるかな?」

 

ほほう、つまりこの『機動六課』に入ってくれたらこの先、面倒をみてやる。という事ですか。

 

「つまりアンタのトコに入ったらこの先面倒を見てくれるってことか・・・?」

わざとらしく乗ってみる事にした。

 

「そうやで!さぁ!機動六課に入ってくれへんかな!?」

と手をワキワキさせながらジリジリと迫っていた。

 

「主・・・?」「は、はやて?なんかセールスマンみたい・・・」

「何やってんのかな、はやてちゃん・・・」「・・・(アメ旨ぇ・・)」

 

周囲がどう意味なのか分からない中、オレはこう答えた。

 

 

「だが断る」

 

 

「何!?」

 

 

「このオレ、海里・E・スタークの好きな事は自分の思い通りになる野郎に『NO』と言う事だ・・・」

 

ドォーーーン!! と音を立てながら台詞を言ってみるとこうなってしまった(反省はしていない)

 

「という訳だ。とっととオイトマさせてもらうぜ」

スーツを青春をしたガキ大将のような持ち方をし、出口へと歩き始めた。

 

その瞬間、横から喉元に剣が飛び出してきた__シグナムだった。

 

「ここから出させんぞ」さっきまでの表情が一瞬にして、鬼のようになった。

 

「シグナムさん!?」

「シグナム!?」

「ふぃぐにゃむ!?」

「シグナム。アンタ何してんや」

 

皆が驚く中、はやてのみ冷静にシグナムとオレを見つめていた。

 

「申し訳ありません。主 後で謝らせてください」

「Ms.八神。彼女の訳を言わせてくれ」

 

シグナムがオレに剣を向け、オレは右手にアーマーを持ったままお手上げしている。

この緊迫とした空気の中、彼女は口を開き始めた。

 

「スタークのとったあの行動は、私にすれば良い行動だと私は評価します」

「ですが彼が持っているソレは質量兵器で、間違いをすれば人が傷つけられます」

「それに我ら『機動六課』は犯罪者の手を人々から守るためにあります。

スタークを見逃してもいいのですか?」

 

なるほど、彼女は秩序を持ってオレを止めたのか・・・・100点万点のダイヤのような態度だ。

 

だが、犯罪者と言われる事にオレは少しカチンと頭にきた。皆がコイツに意識を

集中している間にゆっくりとアーマーを降ろした。

 

「カイリー君は、そのような人ではあらへん!」

「主!なぜですか!?なぜそこまで彼を庇うのです?」

 

「確かにカイリー君とは初めてで、彼がいい人とは限らへん。でも彼はそんな人ちゃうん!」

 

「そうだよ!シグナム!その人は悪い人じゃない!」

 

彼女たちが内輪もめしている内に、オレはメリルに静かに伝えた。

 

(メリル。アーマーを展開、ヤツラに気づかれないようにゆっくりとだ)

「了解。アーマーを展開します」

 

「まぁまぁ二人共、落ち着いてシグナムさんもシグナムさんだよ」

「あいつはあんな奴かもしれねーが、そんなに悪いヤツじゃねーぜ」

 

なのはは二人の友人とシグナムを諌め、ヴィータもそれなりの経験談でシグナムを宥めていた。

 

「高町!ヴィータ!お前達はそのように感じるが、私は違う!」

シグナムは理解できなかった。

なぜスタークを__イレギュラーを『機動六課』に入れさせようとするのか

 

彼女が次の言葉を言おうとした時、ある違和感を感じた。

さっきまで彼に向けていたデバイス__レーヴァティンが少し空を切った。

 

シグナムが振り返ってみると、スタークが手に持っていたスーツを

いつの間にか床に落とし、装着しようとした。

 

「ッ!」シグナムは手に持っていたレーヴァテインを片手のまま

 

            オレに向かって振り降ろしてきた。




クリスマスの夜。サンタクロースにプレゼントとしてもらった物は5000円・・・


どうも赤い配管工の人です!あと四日で2013年になっちゃいます!
皆さん!なにか今年で一番頭に残った思い出はなんでしょうか?
ちなみになんでも構いません!
少しお早いですが、皆さん!よいお年を!(下書きもスルヨ!)
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