ラブライブ 〜Anather story 〜 作:ナンジョルノ
ジリジリジリ!
自分の頭上で目覚まし時計が早く起きろと鳴り響いていた。時差ぼけのせいで眠さと頭痛が酷いが、今日は約束があるので仕方なく目覚まし時計のボタンにタッチした。
「あー頭いってぇー。」
頭を抑えながら寝室を出るとそこはリビングであった。その空間は非常にシンプルだが、細かいところに女の子らしい小物が置いてある。部屋の主人の性格を表しているに違いない。そして、一番注目すべきは窓から、街が見渡せるとこだろうか。きっと夜は夜景が綺麗に違いない。
「あ、起きたんだ!おはよう!まだ寝てても良いのに。」
声のする方へ視線を向けると、そこにはショートヘアでおでこがチャームポイントの美少女がいた。制服の上からエプロンをつけて、フライパンを持っているとゆうことは、朝ごはんを作る途中だったのだろう。
「いや、そうゆうわけにはいかないよ。
今日は帰国して早々人と会う約束をしているからね。
あ、コーヒーってこの部屋にあるかな?」
頭痛に耐えながら、コップに水道水を半分ほど注いで一気に飲み干した。外国では水道水を飲むのは好ましくないが、この国の水道水は安心して飲める。なんて素晴らしい国だろう。
「そっかぁー。でも帰国早々誰と会う約束してるの?
あ、コーヒーならそこにもう用意してるから!」
「おう、サンキューな。」
マグカップに2人分のコーヒーを注いで席に座ると、トーストとサラダにスクランブルエッグが置かれていた。なんて出来る妹だろうか。
ツバサが向かい側の席に座ると、頂きますと手を合わせてトーストに齧りついた。それを見つつ俺もトーストを口に入れる。あ、美味しいわこれ。
「きょふはおほぉのひぃはははふえんっへほこにぃー……」
「ごめん、口の中のもの食べてから話そ。」
「ゴクン!いやさ、今日は音乃木坂学園に行く約束してるんだ。
母さんの知り合いの人が理事長してるんだけどさ」
「音乃木坂学園?あそこって女子校だよね?
なんでお兄ちゃんが女子校へ?」
ツバサは不思議そうな顔をしながら、コーヒーを口にした。
「あぁ、おれさ、音乃木坂学園で臨時教員することになったんだ!」
次の瞬間俺の顔面にコーヒーが霧状に噴射された。うん、熱い。ものすごく。
「あぁぁ!ごめん!お兄ちゃん!」
「あぁ、うん。全然構わないさ。熱いけど。」
ツバサからタオルを貰うとしっかりと顔面を拭く。朝起きてからまだ顔を洗ってなかったので、ちょうどよかったかもしれない。
いや、良くはないな。
「まぁ、ともかくな。今日は音乃木坂学園まで行って
理事長と面談してくるよ。」
「そ、そっか……あ、でも音乃木坂学園って確か……」
顎に手を添えて、ブツブツ呟いているが何なのだろう。
だがこの時あることに気づいた。時計は7時半を過ぎていた。
この国の登校時間は何時からなのだろうか。
「なぁ、学校大丈夫か?今7時半だけどさ」
「あ、いっけない!遅刻しちゃうよ!
お兄ちゃん!これ、カギだからね!戸締りよろしく!
いってきまーす!!」
どうやら時間は危なかったみたいだ。慌てながらツバサはポケットから熊のキーホルダーがついたカギを机の上に起き、学校のカバンを持って風のように家を出て行った。それにしても、この熊はなんでサケ咥えてるんだろうな。
「さて、俺もそろそろ準備しなきゃな。シャワー浴びるか」
この時俺は、今日の出会いが自分の運命に大きな変化をもたらすなんて思っていなかった。
あ、コーヒーくさいな。
結局本編に入ってもないです!すみません!
次回は必ず!本編に!入る……かな?笑