ソードアート・オンライン 二人の思い   作:Hiroking

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やばい・・書き出すと止まりませんね。休日がこれだけで終わってしまいそうですw

こんな駄作でも読んでくれている人がいると思えば頑張れるものですね!

それでは3話目ですがお付き合い下さい!


終わりの始まり

次に目の前が映った時は・・。なぜか始まりの街の広場に転移していた。

幸いにも街に転移した後も、俺達4人は近くにまとまっていた。

 

広場には同じように強制転移されたプレイヤーが大勢いる。というか、これはプレイヤー全員はじまりの街に転移されたのだろうか? 1万人くらいいそうだ。

 

なんなんだこれは・・・? オープニングセレモニーでも始まるのか? それにしても・・・

ログアウトはできないし、強制転移なんてことを普通運営はするのだろうか?

 

そんな疑問を抱いていると、突然町の中央広場に【warning】の文字が流れる

warningって・・たしか危険?

意味が分からない。ログアウトは出来ない。強制転移。危険の文字

 

そして、その危険の理由をすぐに知ることになる。

 

中央広場に全身をローブで覆った巨大な人間のような物体が現れる。

そいつは自身をSAO、そしてナーブギア制作者の茅場晶彦だという。

 

そこからは信じられない言葉が続いた。

 

ログアウトが出来ない事は不具合ではない。これが本来の仕様である事。そして自発的には絶対にログアウト出来ない事。

 

外部の人間により、ナーブギアを外すことによる強制的な回線切断を行った場合は。ナーブギアのマイクロウェイヴ波が脳を破壊し、生命活動を停止させる。つまり死ぬという事。

 

そして警告を無視した家族達により、ナーブギアが取り外され既に213名が死亡している事。

 

だがこの事はメディアにより放送され、今後は外部の手による切断する可能性は低いと言う事。

 

ログアウトするには・・・SAOの世界の象徴である浮遊城【アインクラッド】100層まで続くこの城をクリアしなければならない事。

 

そして、この世界で死ぬと【現実の世界でも死ぬ】・・・という事だった・・・。

 

 

本当にそんなことが可能なのだろうか? しかしそれを試すにはリスクが高すぎる。

横にいるキリトさんに聞くと、ナーブギアは電子レンジのように脳を焼く事が可能だという・・・。

絶望だ・・。これからどうすればいいだろう・・?

 

思考回路がパニック寸前のところで、茅場晶彦を名乗る物体の声が再度耳に入ってきた。

 

その内容はプレイヤー全員のアイテムストレージにプレゼントを配ったとの事だった。

俺は茅場晶彦の最後の慈悲と思い、攻略に役立つアイテムを配ってくれたものだと思い込んだ。

 

しかしアイテムストレージを覗いてみたが、ボアの肉、スケルトンの骨、オオカミの毛皮といった狩りで手に入れたアイテム以外には【手鏡】しかない。

 

手鏡? 一体何の役に立つんだ?

疑問に思いながらもストレージからだし、手鏡を覗きこむ。

 

手鏡に映っているのは俺のアバターの顔だった・・。やはりただの鏡なのだろうか・・? っと思った瞬間、鏡から光が放たれ俺を包み込む。

次に鏡を覗きこむとそこには見慣れた顔が映っていた。

 

「これは・・・俺のリアルの顔・・?」

間違いないこの冴えない顔は俺だ。それに身長や体型までリアルの俺になっている。

そうか・・ナーブギアの設定で最初に自分の全身を触ったのはこの為だったのか・・。それにより俺の体型や身長まで分かったのか。

あの手鏡はリアルの自分に戻すアイテムだったのだろうか・・?

 

周りを見渡してみると元の姿に戻ってしまった広場のプレイヤー、つまり1万人弱がリアルの姿に戻っていた。美男美女だらけの広場は、冴えないおっさんや、地味な人達、果てには女のアバターで始めたであろう、俗にいうネカマプレイをしているスカートを履いたおっさんまでおり、広場は阿鼻叫喚となった。

 

「はっ」

 

俺は自分の事ばかり考えていて、珪子の事を何も考えていなかった・・・。

珪子はどこにいる?

すぐ横を見ると、俺の裾を掴んでいる見慣れた顔があった。茅場晶彦の説明中もずっと掴んでいたのだろうか?俺はそれに気づかない程パニックになっていたらしい・・・。

 

珪子は俺と目が合っても何も話さない。いや、事態を飲み込めないのか? それとも恐怖で声が出ないのだろうか・・?

珪子を少しでも安心させてやる為にも、俺の裾を掴んだ手を握ってやった。珪子もすぐに握り返してくれた。

 

 

シリカ以外にもキリトさんとクラインさんもすぐに見つかった。まあキリトさんは隣で会話してたからな。すぐに分かった。そしてキリトさんのリアルの顔は中性的なちょっと可愛らしい顔つきだった。

こんな事態なのに、俺はキリトさんの顔を見て、やっぱり優しそうな顔してるじゃないかと思うと、なぜか少し安心していた。

クラインさんは・・う~ん・・なんだろオッサンまではいかないけど、それに近づきつつあるんだろうな~・・としか言えない。決してブサイクというワケではないんだが・・・野武士ヅラという表現が合うんだろうか? やはり俺と歳が離れているからか、老けて見えてしまう。それでも人の良さがにじみ出てる顔をしている。

 

3人のリアルの顔を眺めると、なぜか俺は落ち着きを取り戻していた。

 

 

茅場晶彦を名乗る物体は、最後に俺たちを閉じ込めた目的を話し出した。

茅場晶彦は俺達1万人を閉じ込め、それを鑑賞する為だという・・・。それにより目的を達成したとまで言っている。それだけを話すと、茅場晶彦を名乗る物体は、チュートリアルを終了すると言い残し、消えてしまった・・・。

 

ふざけている。なんだその理由は? そんな理由の為だけに俺達は命をかけてゲームをしなければいいけないのか?

 

いいよ! やってやろうじゃないか! 俺は負けず嫌いだ。それ以前に生粋のゲーマーだ。難易度が高ければ高いほど燃えるってもんだよ!ゲーマーなめんなよ!!

 

 

まずは隣にいる珪子を安心させてやらないとな・・・。あれから一言も話せなくなっている・・。

 

茅場晶彦によるデスゲーム開幕のアナウンスが終わり広場は静まり返っている。

その中で俺は突然大声で笑いだした。

 

「ブッ、ブハハハハハハハハハハハハハハハハハ! あっははは!! ははははは!!! おいシリカお前女なのに男の装備してるじゃん? しっかも超ぶっかぶかだし、お前どれだけ身長サバよんだんだよ!」

 

突然の大きな笑い声だ。俺はプレイヤーの注目を浴びる。キリトさんやクラインさん、珪子もぽかーんとしているが・・・俺は続ける。

 

「プププっ、俺は自分とほぼ同じ体型にしておいて良かったよ。なのにシリカは・・・ぶっははははは!」

指を差して珪子を笑うと、珪子も顔を真っ赤にしながら言い返してきた。

 

「ちょ! ちょっとりっくん!! 笑う事ないじゃない・・ですか! まさかこんな事になるなんて思うわけないでしょ!!」

 

「ぷぷっ! 怒ってもその格好じゃ迫力ないぞシリカ!」

 

「きーーー! もうりっくんってばひどすぎる!! いいですよ! どうせ私は笑いものですよ~~だ!」

 

「ふぅ~笑ってたら腹減って来たぜ。シリカ、キリトさん、クラインさんちょっと向こうのレストランにでも行きましょうよ!」

 

「あ・・ああ」

「すぐ話をそらすんだから・・私は本気で怒ってるんだ・・ですよ!!」

珪子は怒りながら、二人は呆気にとられながらも付いてきてくれた。

人が近くにいない事を確認すると俺は珪子に話しかける。

 

「シリカ、ごめんな。別に本当におかしくて笑ってたわけじゃないんだぞ。まぁ2割くらいは本気だったけど・・ププッ」

 

「それ謝ってないでしょ! むしろ私のこと本気で笑ってたんじゃないの?・・・じゃないですか?」

いい具合に中途半端敬語が発動している事を確認する。

良かった。いつものシリカに戻ってくれたみたいだ。

 

「でも気晴らしになっただろ? 俺、シリカのあんな落ち込んでる顔見ていたくなかったんだよ。笑い過ぎたのは悪かった」

 

「りっくん・・・」

 

「俺はこのアインクラッドを本気で攻略することに決めた。100Fまで攻略して茅場晶彦に文句いってやらないと気が済まない」

「シリカお前はどうする? お前が危険な目に合いたくないならこの始まりの街でクリアを待つという手もある。その場合、俺と離れ離れになるが、時々はここに遊びに来るよ」

「逆にお前も俺と一緒に来てくれるなら、俺はお前を死んでも守る! 何があっても俺がお前を現実に返してやる! 約束する!!」

 

「りっくん・・・・普段は弟みたいなのに・・。こういう時になると頼もしくなるよね・・・。でも、死んでも守るはダメですよ。お互い死なずに守り合いましょう!」

 

「そっか・・。死んじゃダメだよな。 俺たちはこれからお互いを助け合っていこう! もちろん二人とも死なずに現実に帰ろうな!」

 

 

 

「おお~っ!」パチパチパチパチ

突然、声と共に拍手される。

キリトさんとクラインさんだ。

 

やっちまったな~・・。珪子の元気を出す為とはいえ、二人の前でこんな恥ずかしいセリフを言うなんて・・・。

 

「まるで青春ドラマみたいだった・・・」

キリトさん・・言わないで///

 

「俺もあと10年若ければよ~~」

クラインさん・・やっぱいい年なんですね・・

 

「にしてもよ~何で俺達まで連れてきたんだ?、まぁ一緒に行動してたからってのは分かるけど、わざわざあんなセリフを聞かせる為じゃないだろ?」

お・・思い出させないで・・クラインさん///

 

「そ、そうなんですよクラインさん、キリトさん。やはり俺とシリカ二人じゃ限界があります。そこで一緒にパーティ組んだ縁として、これからも一緒に行動できたらって思ってたんですよ」

「それにクラインさんもキリトさんも絶対攻略する人だって分かってますからね! ゲーマー魂が疼くでしょ!? それにキリトさんならこれからどうするべきかも導いてくれるかな~って・・エヘッ」

 

「りっくん・・・あんなかっこいいセリフ言っておいて・・他力本願なの・・?」

 

「まぁ・・そこは俺の愛嬌じゃん? かっこよすぎても俺じゃないじゃん?」

 

はぁ~~・・・

珪子のため息が聞こえたけど気にしない。

 

「それでキリトさん、まずはどうするべきですか?」

キリトさんは急に真剣な表情になる

 

「まずは・・すぐにこの街をでるべきだ。はじまりの街周辺のモンスターはこれからプレイヤーの手により狩りつくされると思う。モンスターは再ポップ時間が決まっているから、レベル上げの為にモンスターのポップ待ちをしているようじゃ効率が悪すぎる」

「そして自分たちが生き残るには誰よりも強くならないといけない。考えたくはないけど、PK(プレイヤーキル)だって有りえるかもしれない。そんな奴らにも負けない実力と装備を用意しなければダメだと思う」

「俺はβ経験者ということもあり、次のレベル上げスポットも分かっているし、次の町で4層まで使える武器の入手クエストだって知っている。まずはそのクエストをやるべきだ。幸い俺達はレベル3まであがってるし、クエスト受注条件も満たしいる」

 

流石キリトさん、実に無駄のない提案だ。

「なるほど。なら早速そのクエストを受けに行きましょう! 次の町を目指せばいいんですよね?」

ああ、と頷くキリトさん

しかし・・・クラインさんは渋い顔をしている。どうしたんだろうか? 疑問に思っているとクラインさんがその理由を話しだした。

 

「悪い!! 俺は前のMMOの仲間達とこのゲームで落ちあう事になっているんだ!今も始まりの街のどこかにいるはず・・。俺あいつらを見捨てて行くことはできねぇ。すまねぇ・・。お前ら3人で次の町に行ってくれ・・」

 

「そうか・・分かった。何かあったらフレンドメッセージを送ってくれ」

「クラインさん・・・残念ですけど・・でもそれでこそクラインさんですよね!」

「また会えますよね?」

 

「当たりめぇ~よ! 今は離れちまうけど、すぐに仲間連れてお前らに追いついてみせるぜ!」

「それとよ・・お前ら3人、案外かわいい顔してるじゃねぇか! 結構好みだぜ!!」

 

「お前のその野武士ヅラのが10倍似合ってるよ!」

代表してキリトさんがクラインさんに答えてくれた。

 

クラインさんとは、たった半日の付き合いだったが・・胸に来る物を俺は感じていた。

珪子にいたってはすでに涙目になっている・・。

 

 

こうしてクラインさんと別れ、俺達3人は次の町を目指すことになった。

 

・・・俺は進み出してしまった。始まりの街でクリアを待つことはもう出来ない。これからはゲームのクリアと、珪子を守る事だけを考えて生きて行こう。




やっとデスゲームが始まりました・・・。まだ序盤なのにすでに2万文字近くいってるとは・・。自分が書きたい話までにあと何話使うことになるのだろうか・・・。

頑張りますのでどうか長い目で見てください(お読みください)

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