ここはアニメと一緒で、まどか視点です
6人の視点を使い分ける予定です。
ご意見とか頂けたら幸いです。
わたしに、本当の友達っているのかな・・・・・・?
中学に入った頃から、時々そんなことを考えるようになっていて──
学校が終わった後に、一緒にショッピングモールに行くのが友達なのかな?
試験勉強を一緒にしたり、クラスメイトのうわさ話をしたり、好きな男の子のことを語り合ったりするのが友達なの?
そこのところが曖昧でふにゃふにゃしてて、よくわからなくなってしまうのです。
それは多分、どこまでが知り合いで、どこからが友達なのか、わたしにはよくわからなくて───
───そして、結局、わたしには本当の友達と呼べる人がいないんじゃないかって、心細くなってしまうのです。
でもきっと、そんなことを口にしちゃったら、さやかちゃんは
「は? それって冷たくない? あたしは何なわけ?」って怒るだろうし、友華ちゃんは
「あのさ、まどか、それはひどいぞ」って冷たく言うだろうし、仁美ちゃんも
「それはとても傷つきましたわ。今日まで築き上げてきた私たちの友情は砂上の楼閣であったというわけですの?」なんて言うと思います。
きっとさやかちゃんも友華ちゃんも、仁美ちゃんもわたしのことを友達と思ってくれていて───
ただ、わたしがみんなの友達になれたことなんてないんじゃないかって、そう寂しくなるのです。
なんて、そんなことを考えながら寝ちゃったせいかもしれません。
その日、わたしは不思議な夢を見ていました。
そこは、世界の終わりのような場所で。
空は赤く染まり、街は見るも無惨に壊れ果てていて。
そんな何もかもが終わってしまったような世界で、わたしはひとりで、崖の上に立ち尽くしていました。
そして、その視線の先には───見たことも無い怪物が浮かんでいました。
怪物は、空を埋め尽くすほど大きな身体をしていて、甲高い嗤い声をあげています。
その回転する身体とともに、辺りのビルをまるで紙のように燃やし、倒していきました。
まるで人間の築いてきたものすべてを憎むように、破壊し尽くしていました。
がくがくと、足が震え始めます。
早くここから逃げ出したい。そう思うけれど、わたしの足はまるでそこから動かなくって───
「・・・・・・・・・・・・え?」
そのときわたしは気がつきます。
その巨大な怪物は、街を壊すというより何かを追い払っていて。
そして、その何かというのが───
その怪物から見れば、豆ほどに小さな・・・・・・ひとりの少女であることを。
それは───黒髪の、とても奇麗な子でした。
黒と白とグレーの衣装に身を包み、空中で跳ね、飛び退り、時折、急反転して怪物に挑んでいました。
あの巨大で恐ろしい怪物に、彼女は、たったひとりで立ち向かっているのでした。
「・・・・・・が・・・・・・がんばって・・・・・・!」
思わずわたしは手を組んで、応援してしまいます。
でもわたしのそんな小さな声なんて彼女に届くはずもなく───
やがてその子は、また、怪物のまき散らす風圧に木の葉のように弾き飛ばされて。
「き・・・・・・きゃああああぁッ」
わたしが叫ぶと同時に───その子は、一気に遠くのビルの壁に叩きつけられていました。
「・・・・・・ひどい・・・・・・ひどいよ」
わたしは・・・・・・もう、歯の根が合わないほど震えていました。
だけど、死んでしまったと思っていた少女は、崩れたビルの壁にめり込んだまま、まだ生きていて───
その美しい顔は苦痛に歪み、身体中は傷だらけだったけど、全身の力を振り絞ってビルから身体を引きはがそうともがいていました。
そして、その時───
彼女が、一瞬だけ、わたしの方を見つめた気がしました。
その子の視線に射抜かれた瞬間───どうしてか、わたしの心臓は、とくんと高鳴ります。
強く、気高く、どこか哀しげなその瞳の輝きは、まっすぐにわたしの心を突き刺して───
わたしが何か大事なことを忘れているような不安な気持ちにさせるんだけど・・・・・・
そこにまた、気味の悪い怪物の嗤い声が響き、凄まじい音とともに、彼女はビルごと怪物に吹き飛ばされてしまいました。
「どうして・・・・・・どうして・・・・・・?」
わたしが、涙声でそう叫びかけた時───
「どうして、彼女があんな目に遭うのか。君はそう訊きたいんだね?」
突然、背後から、かわいらしい声がします。
びっくりして振り返ると───
そこには、見たことも無い不思議な生き物が佇んでいました。
赤い目がくりくりとしてて、耳の中から、うさぎのような長い耳がもうひとつ生えていて───
───そして、その耳には金色のピアスのようなものがついています。
「あ・・・・・・あなたは、誰・・・・・・?」
ちょっと変な切り方だったかな・・・・・・?w