ブレイズとソードフィッシュオルフェノク、バットイマジンが戦っている病院の屋上。其処には二つの人影があった。
片方はセイレーンと呼ばれるファントム。もう片方はかつて別の世界で『金色の魔法使い』と呼ばれウィザードと激闘を繰り広げた仮面ライダーソーサラーである。
そして 戦ってる3人、特にブレイズをソーサラー達は見つめていた。
ソーサラー
「あれがこの世界に来た仮面ライダー…ブレイズか」
セイレーン
「ええ。あのお方の言うとおり、奴が我々の最大の障害となるでしょう」
セイレーンはソーサラーの側近でソーサラーを信頼しているしソーサラーもまたセイレーンを信頼している。
そんなセイレーンだがどこかソーサラーの様子が何時もと違う様な気がしていた。
セイレーン
「ドレイク様?どうかなされたのですか?」
ソーサラー
「…いや、少し昔の事を思い出していただけさ」
ソーサラーは、現れるなりほむらの心配をしたブレイズを見て まだ自分がドレイクというファントムになる前、かつて人間だった頃の親友を思い出していた。優しくお人好しでもう二度と会えない親友だった男を。
セイレーン
「ドレイク様、やはり…」
ソーサラー
「いや、もういい。俺はこうして生きると決めたんだ。さ、戻るぞ」
セイレーン
「…はい」
『テレポート・ナウ』
ソーサラーが使った魔法で2人の姿は消え、2人の姿と会話に気付いた者は誰もいなかった。そしてソーサラーの最後のつぶやきに気付いた者も。
ソーサラー
「…大我」
〜〜〜〜〜〜〜〜
冠
「はあっ!」
魔女の結界の中、冠とお菓子の魔女が激突していた。
お菓子の魔女は巨大な芋虫状の身体を出して冠を追うが、冠は周りを飛び回り敵の攻撃を避けつつ無双セイバーで斬りつけ、弾丸を打ち込んでいく。
だが巨大な身体には多少の斬撃や銃弾は中々通用しないらしい。 先程からかなりの攻撃を加えているが有効打は無いようだ。
冠
「チッ!シルバーアームズじゃ力不足か!だったらこっちでどうかしら!」
『シルバーオーレ!』
冠は戦極ドライバーのカッティングブレードを2回倒す。すると冠の周囲に銀色のエネルギーの球体が現れる。
そして冠が相銀杖という杖を相手に向けると銀のエネルギー弾が一斉に魔女に激突した。
お菓子の魔女
「ガァアアアア!」
流石にこの威力には怯んだのか魔女は動きを止めた。
その隙に冠は新たな赤いリンゴのロックシードを出して解錠する。
『リンゴ!』
解錠と同時に冠の頭上にクラックと呼ばれる穴が出現し、そこから赤い鎧が出てくる。
さやか
「な、なんか出て来たぁ⁉︎」
『リンゴアームズ!デザイア・フォビドゥン・フルーツ!』
リンゴアームズを纏った冠はアームズウェポンのアップルリフレクターという盾とソードブリンガーという剣を構える。
魔女は突進してくるが
冠
「無駄よ!」
アップルリフレクターで完全に防ぎきり、ソードブリンガーで斬りつける。
無双セイバーより強力な一撃をくらい苦悶の表情を浮かべる魔女。たまらないと思ったのか空を飛んで逃げ回り出した。
冠
「ああもう!ちょこまかと!当たりなさいよ!」
冠はソードブリンガーから斬撃を飛ばして攻撃するも中々当たらない。冠は空を飛べない以上このまま攻撃するしかないのだがこのままでは倒せそうに無い。
しかしその時、
マミ
「はあっ!」
お菓子の魔女
「ッ⁉︎」
なんとか戦意を取り戻したマミがありったけの力を使って魔女を拘束魔法で縛りつけた。
マミ
「い、今のうちです!」
冠
「ありがと!決めさせてもらうわ!」
『リンゴスカッシュ!』
『一、十、百、シルバーチャージ!』
冠はドライバーのカッティングレバーを一回倒しソードブリンガーにエネルギーを集める。
同時にアップルリフレクターの代わりに再び無双セイバーを持ち、シルバーロックシードを装着させる。
冠
「ハァアアアア!」
ソードブリンガーと無双セイバーをクロスさせ二つの斬撃を重ねて放つ。
お菓子の魔女
「ギャアアアアア!」
青と赤の光の斬撃が魔女に激突し、そして大爆発を起こした。
まどか
「やった!」
冠
「今度こそ完全に倒せたわね」
未来は変身を解き3人の元へ駆け寄ってきた。
未来
「さて、こっから出るわよ」
さやか
「あー、その、さっきはごめんなさい。それなのに助けてもらって…」
未来
「あんまり気にしてないから良いわよ。それよりあなた達が無事で良かったわ」
まどか
「あれ、そう言えば大我さん来なかったね?」
まどかが思い出した様に言った。というか未来以外は完全に失念していた様である。
未来
「あいつなら外で戦ってるわ。そろそろあっちも終わる頃よ」
〜〜〜〜〜〜〜
結界の外の病院の近くではブレイズがソードフィッシュオルフェノクとバットイマジン相手に1対2の戦いを強いられていた。
敵自体はそれ程強いわけでは無いがほむらは拘束魔法で捕まっており動けない為、庇いながら戦ってるので苦戦しているのである。
ブレイズ
(…なんか既視感を感じるな)
バットイマジン
「ほらほらどうしたァ?お荷物のせいで戦えないのかァ?」
ソードフィッシュオルフェノク
「そらよっ!」
ブレイズ
「くっ!こうなったら…来い、オートバジン!」
大我が呼んだ瞬間、灰色のオーロラが出現し中からオートバジンが現れた。
そして武器のガトリングガンで敵を攻撃したのだが
ソードフィッシュオルフェノク
「グオオオオッ⁉︎」
バットイマジン
「何っ⁉︎」
ブレイズ
「ちょっ、痛い痛い痛い!」
…確かに怪人には効いていたがブレイズにも思いっきり攻撃が当たっていた。
ブレイズ
「なにすんだよ⁉︎味方当ててどーすんの⁉︎」
オートバジン
「…」
ブレイズはたまらず抗議したが、そうしたら何だかオートバジンがすごく申し訳なさそうな感じになってしまったので怒るに怒れなくなってしまった。
ブレイズ
「ハァ…。取り敢えずそっちのイマジンを抑えてて!」
そう言ってブレイズはファイズショットというパンチングユニットを出してファイズメモリーを差し込み必殺技の大勢に移る。
オートバジンは指示通りバットイマジンをパンチで吹っ飛ばしていた。
《Exceed Charge》
ブレイズ
「ハアアアアアッ!」
ブレイズはファイズショットを手に装着しパンチを叩き込む、グランインパクトという技を繰り出した。
ソードフィッシュオルフェノク
「グァアアアアア!」
まともにくらったソードフィッシュオルフェノクはφの文字が浮かび上がり身体が灰になって消滅した。
バットイマジン
「な、なんだと⁉︎おのれ、こうなったら!」
仲間がやられるのを見たバットイマジンは突然空に浮かび上がり何かをしようとしだした。
ブレイズ
「何をする気だ…。っ⁉︎まさか⁉︎」
バットイマジン
「ハアッ!」
次の瞬間、バットイマジンは姿を変え、巨大な牛に似た獣の怪物【ギガンデスヘル】へと変貌した。
ブレイズ
「そんな…、うわっ!」
ギガンデスヘルはブレイズを狙いその巨体で突進してきた。
間一髪避けたブレイズだったがおそらく直撃すればただではすまないだろう。しかも理性が無いのかほむらを狙って来なくて良かったがこのままでは巻き込まれてしまうかもしれない上、下手をしたら病院が被害を受けてしまう。
その為ブレイズは一気に決めることにした。
ブレイズ
「チェンジ・オーズ!」
《チェンジ・オーズ!》
ブレイズはオーズの力を発動させ、さらにそのままオーズの形態の一つ【ガタキリバコンボ】の力を発動させる。
ブレイズ
「ハァアアアア…!」
ブレイズにも後ろには緑色のオーラを纏ったブレイズの分身が数十体も現れる。
そしてブレイズは必殺技のカードをベルトに装填させる。
《ファイナルアタックライド…オオオオーズ!》
ブレイズ
「「「「ハァアアアア…セイヤーッ!」」」」
ブレイズの分身が一斉にギガンデスヘルにキックをくらわせる【ガタキリバキック】。
流石に耐え切れず、ギガンデスヘルは大爆発を起こして消滅した。
ブレイズ
「ふぃ〜」
ギガンデスヘルを倒したブレイズは一息ついて変身を解除する。
そこに未来、まどか、さやか、マミも戻ってきた。
大我
「そっちは大丈夫だったみたいだな」
未来
「当たり前じゃない。そっちこそ平気だった見たいね…あら?その子怪我してるじゃない」
ほむらはマミが魔女の結界から出て来るまでずっと拘束されっぱなしだったので腕に痣が出来ていた。
ほむら
「こんなものなんでも無いわ」
未来
「はいはい、いいからいいから。ちょっと来なさい」
ほむら
「良いって…っ⁉︎」
未来がほむらの腕に手を当てるとそこが優しげな青い光に包まれた。そして光がはれると腕の痣はすっかり消えていた。
まどか
「え、えええ⁉︎」
さやか
「転校生の怪我が治った⁉︎」
ほむら
「な…⁉︎貴女、魔法少女なの?」
大我以外のメンツは驚きを隠せない。魔法少女には見えない人がいきなり他人の怪我を治したのだから。
未来
「んー、その魔法ナンチャラって奴がよく分からないんだけど多分違うわ。これはアギトの力。簡単に言えば超能力ね。生まれつきみたいなものなのよ」
まどか
「すごい…」
その後、何時の間にかほむらが消えてしまったのでグリーフシードでマミがソウルジェムを浄化していたがさやかがふと言い出した。
さやか
「そういやさー」
まどか
「?どうしたの、さやかちゃん?」
さやか
「いやさ、大我さんと未来さんてどういう関係なのかなーって」
と かなりニヤニヤしながらさやかが言った。少しからかってみよう、という雰囲気丸出しである。
まどか
「ちょ、さやかちゃん!そういう事は…!」
マミ
「そ、そうよ。そうやって人をからかうのは…」
未来
「彼女よ」
さやか
「ふーん、ほんとに…え?」
まどか
「ほら、やっぱり…え?」
何だか予想外の答えが帰ってきた気がする。そう思った2人は聞き返してみたが
未来
「だから〜、アタシと大我は付き合ってるの。恋人同士!」
まどか/さやか/マミ
「「「ええええー⁉︎」」」
3人の絶叫が重なった。どうやらその手の方面だとは全く思って無かったらしい。
さやか
「大我さんて彼女いたんだ…」
大我
「え…。それどういう…」
まどか
「ちょっと、さやかちゃん!」
さやか
「あ、別に大我さんが彼女出来なさそうとか思った訳じゃ無くて…!」
未来
「アハハハハハ!アンタ、すっごい言われようね!」
この後大我はしばらく凹んで地面にのの字を書いていたが時計を見て起き上がった。
大我
「そうだ!俺、知久さんに晩飯当番変わってもらってたんだった!まどかちゃん、急いで帰ろう!」
まどか
「え⁉︎あ、うん分かっ…」
どうやら大我は料理の途中だったがまどかのお父さんに変わってもらってここに来たらしい。まどかと一緒に急いで帰ろうとする大我だったが…
未来
「大我、待ちなさい…それどういう事?」
さやか
(…あコレまずい奴だ)
大我
「え?ああ、今俺この子の家に泊めてもらってるんだよ」
未来から漂い始める不気味なオーラに気付かず大我は答えるのだが…
まどか
(大我さん、それ地雷…!)
マミ
(…まずいんじゃ無いかしら)
未来
「へえー。中学生の女の子の家に泊まってるんだー…。アタシという彼女がいるのに?へえ〜…」
大我
「…あ、しまった」
ここに来て大我はようやく己の失態に気がついた。だがもう完全にアウトだった。色々とおしまいだった。
未来
「アタシ残念だわー。まさかアンタにロリコンの気があったなんてね〜…」
大我
「違う違う違うお願いだから話を聞いて…ねえなんで物陰に引きずってくの?何する気?ねえ頼むから許し…」
未来
「少ーしO☆HA☆NA☆SHIしましょ♪」
〜〜〜〜〜〜〜
大我
「ねえ未来、知ってる?人の関節ってそっちの方向には曲がらないんだよ?ねえ聞いてる?…痛い痛い痛い!死ぬ、ホントに死んじゃう!やめてやめてやめて…アアアアアアアア!」
まどか
「た、助けたあげたほうがいいんじゃ…」
さやか
「…まどかはあそこにいける?」
まどか
「…無理」
因みに大我が解放されたのは3分後だったが怪人との戦いより遥かにダメージ受けていたのはもう言うまでも無い。
…その後なんだかんだ言って未来は大我を治していたからやっぱり仲は良いのだろう…と思うまどか達だった。
先行きは大変である。
いつもよりは結構長くなった…。やっぱり戦闘描写は難しい…。相変わらず駄文だし、途中文少ないし…。
まあ、それはそれとして今回で主な仮面ライダーが登場しました。冒頭のソーサラーはライバルキャラになる予定です。ソーサラーなのも完全に作者の趣味ですが。
後、未来は本当は良い子ですよ?今回はちょっと嫉妬してただけで…。
それと近いうちにギャグスピンオフ的な番外編を投稿しようと思ってます。投稿したらそちらも是非ご覧になってみてください。
感想、評価、誤字報告、アドバイス等お待ちしております。