現実をみる(凍結)   作:影色の烏

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今回は会話文が多いかな


日常の爆弾魔

量子加速(グラビトン)あの後、何だかんだで家に到着。

テレビは………特に面白いのやってないな。

今日は寝るか………

 

――二日後

 

昨日はいつも通り見回りで終わったから、飛ばす。特に何もなかったし……。

そして今、俺は高校に居る。流石に行かないと出席日数が……な。

そして何やかんやでもう終わるところだ。

 

 

「起立!礼!」

 

『ありがとうございました』

 

「ふぅー終った終ったー。甘い物でも食べに行くかなー」

 

ということでセブンミストというデパートに行く事にした。

あ、飾利呼ぼ。仕事は警邏っていうことにしたら大丈夫だろ。

 

PRRRR………PRR

『はい初春です』

 

「飾利ー、セブンミストにデザート食いに行こうぜー」

 

『あ、丁度私も友達と行くんでそれでも良ければ』

 

「問題なしー。じゃあセブンミスト前集合なー」

 

『あ、はいそれでは』

 

「さぁ、行きますか」

 

そうして俺は学校を出た。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

「お、飾利ー、待たせたな」

 

と俺は手を飾利達の方へ振った。あれ?御坂も居るのか?

 

「あ、閑楼関さんどうも」

 

「よう御坂、元気か?」

 

「あ、はい」

 

御坂美琴、学園都市の超能力者の一人。序列は三位。能力は超電磁砲(レールガン)。名前の通り電撃使い(エレクトロマスター)系だ。

 

「ねえ、初春さ」

 

「はい」

 

急にもう一人の娘が喋り出した。

 

「確かに、魅力が溢れててさ、カッコいいんだけどさ、何であんなゴツいゴーグル着けてるの?」

 

「あー、何か友達の形見だそうですよ?」

 

「あ、そうなんだ…………」

 

く、空気が……!そう、俺は最近友達から貰った軍用ゴーグルを着けている。まあ、効果はそんなにないんだが。

 

「まあ、そういうことなんだ。とりあえず入ろうぜ、今日は俺が奢るからさ。えーと、そこの……」

 

「私、佐天涙子です。えと閑楼関さん……でしたっけ?」

 

「ああ、閑楼関夕弦、高校三年だ。宜しく。流石に服まで面倒をみてやれないがデザート位は奢ってやる」

 

「高校三年か……じゃあ私達の中では一番年上ですね!」

 

「あ、ああ」

 

いや、元気良いな。

 

「もう大人ですもんね!」

 

何か凄い押してくるな……

 

「それじゃあ早速食べに行きましょ」

 

ナイスだ御坂、と心の中で賛辞を送る。

 

「ああ。ここじゃあ人の邪魔になるしな」

 

 

――――――――――――――

 

 

「それじゃあいただきまーす!」

 

「ああ、女子だから沢山食べろとは言わないが、成長期なんだ。食べたいだけ食べろ。金は気にするな」

 

「「「ありがとうございます!!」」」

 

みんな喜んでいるらしいな。女子は甘い物好きな奴多いからな。

 

「そういや、飾利、風邪まだ治っていなかったのか?」

 

「え、はい…」

 

「そうか。別に家で寝てろと無理矢理は言わないが偶にはゆっくり休めよ?」

 

「………はい。お気遣いありがとうございます」

 

「いい人だね」

 

突如佐天が口を開いた。

 

「そうですね、後仕事に厳しくなければ」

 

「かーざーりー?」

 

ほんのちょっぴり殺気をのせて言ってみた。

 

「ご、ごめんなさい!」

 

「分かればいいんだ分かれば」

 

「「クスクス」」

 

言いくるめられる飾利を見て笑う二人。

こんな情景がいつまでも続けばいいな……、何てな。

 

―――――――――――

 

その後飾利達とは別々に行動する俺逹。そんなことで俺は今ラーメンを食っている。十杯程。横を通り過ぎる人が横目で見てくる。そりゃあ十杯も食えば見てくるよな……。

 

「ごちそうさま、さてさて、久々に服でも見に行きますか……」

 

―――――

 

「んー、特にいいのがナイなー。ん?あれは御坂か。というか何してんだ……?」

 

「「何やってんだ御坂(オマエ)、ん?何だ、上条か(閑楼関先輩じゃないですか)」」

 

「な、何でアンタと閑楼関さんがここに居るのよ!」

 

「お兄ちゃーん!」

 

「……上条、風紀委員として少しお話を聴かせて貰おうか」

 

「何でですか!?」

 

「そりゃお前、妹も居ないお前が小さい子にお兄ちゃんと呼ばせてる愉快犯かと心配してだな……」

 

「愉快犯なんですか!?」

 

「上条が犯罪を犯すと愉快犯になるに決まってんだろうが。ロリコン」

 

「ぐっ!」

 

「性犯罪者」

 

「がっ!」

 

「幼女趣味」

 

「ぎゃっ!」

 

「この変態野郎!(怒)」

 

「最後だけ怒りが込められてる!?」

 

「兎に角、こっちに来て貰おうか」

 

「言い訳の一つもさせて下さいよ!」

 

「ハイハイ愉快犯さん(笑)」

 

「アンタ少し楽しんでるでしょ!!」

 

「そんなことありません(棒)」

 

「そんなあからさまな棒読みで言われても説得力ねーよ!!」

 

「で、この子の親御さんに何か言うことは?」

 

「申し訳ございませ……って違ーう!!」

 

「ふぅ、お嬢さん、このお兄ちゃんと何か有ったのかな?」

 

「うん。このお兄ちゃんがね、『ちょっとお嬢ちゃん、僕のことお兄ちゃんって呼んで着いてきてくれないかな?ハァハァ』って言ってたよ?」

 

なんとノリの良い子なんだ……。

 

「うぉぉーい!?」

 

「上条、五月蝿いぞ。お嬢ちゃん恐かったねー」

 

「アンタまさか本当にそんな趣味が……」

 

「ないですよ!上条さんにはそんな趣味はございませんのことよ!!」

 

「必死だな、上条」

 

「アンタの所為でな!!」

 

「上条、それが先輩に対する態度か……再教育の必要があるな…小萌先生に電話だな。『上条がロリコンでしたよ先生。良かったですね』って」

 

「ア……閑楼関先輩!俺はロリコンじゃない!!」

 

「ええ!?」

 

「何で驚いてるんですか!?全く……俺はこの子が服屋に行きたいと言ってたのでただ案内しに来ただけですよ…」

 

「うん、知ってる」

 

「知ってんのかい!!」

 

「そりゃあ上条に誘拐なんかできるはずがないから、愉快犯だし(笑)」

 

「何故か悔しい!!」

 

「そっかそっか、上条は犯罪を犯すと。犯罪者予備軍だと。じゃあちょっと来ようか」

 

「嫌ですよ!全く……じゃあ俺は用が終わったんで入り口の所に居るんで」

 

「ちっ、しゃあねーな。この子は預かって置いてやるよ」

 

「しょうがなくありませんよ!……それではヨロシクお願いします」

 

「ああ。頼まれた」

 

 

 

その後、御坂がトイレに行き、あの女の子も行った。

PRRR PRRR

暫くすると初春の電話が鳴った。

 

 

 

「はいもしも…しっ…白井さん!?えっと現在警邏中でありまして決してサボってる訳では…」

 

初春が電話に出たと思ったら、何やら騒がしかった。

 

「おい何かあった…」

 

「ですから観測地点っ…!」

 

初春がそう言ったと思ったら急に静かになった。これは本当にヤバいと思い再び聞こうとすると

 

「御坂さん!閑楼関さん!」

 

名前を呼ばれ、話を聞く所によると

 

「この店が量子加速事件の標的だと!?」

 

「そうみたいです。すみませんが避難誘導、お願いしてもよろしいですか?」

 

「……そういや、あのお嬢ちゃんは……?」

 

「そういえばまだですね」

 

佐天がそう言った。

 

「くそ!ならお前らは避難誘導を!俺はあの子を捜してくる!」

 

「お気をつけて!」

 

「ああ!」

 

その後俺はセブンスミストの中を駆け巡った。

大体一周しただろうか。そんな時にあの子を見つけた。よく見るとぬいぐるみを抱えている。

 

「あ、風紀委員のお兄ちゃん。あのね、さっきメガネ架けたお兄ちゃんが風紀委員の人に渡してくれって」

 

ぬいぐるみ?そういや…………………被害者全員風紀委員じゃねえか!!なら……

 

「標的は俺か!」

 

俺は兎に角女の子を抱き抱えぬいぐるみから離れた。

ぬいぐるみの様子が変わり始めた。

 

「ちっ!」

 

周り誰も居ないがこのままでは俺よりこの子が傷ついてしまう。

……ここは奥の手か。

 

「『聖なる盾よ、彼女を守れ(SSD,HG)』」

 

 

 

 

 

ドカァァァァン!!!

 

 

 

 

 

キャーーー!!!

爆発!?

さっき確か風紀委員の人が居たよな!?

マジかよ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ゲホッ……ああー死ぬかと…ゴホッ………思った…………お嬢さん……大丈夫か…って気絶してる………ゴホッゴホッ……な」

 

途切れ途切れだが、肺は完璧にやられていないようだ。

ただ背中がヒリヒリする……。少し肉が溶けてるようだ……。

ちょっと外を見てみるか……、ん?アイツは………路地裏に入って行ったな……てことは………

 

「……犯人くんみーつけた」ニヤリ

 

今の俺は気持ち悪いかもしれないがどうでもいい。アイツを逃がして堪るかよ!

この組章関係なしに殺らせてもらうとしますか……!

 

 

 

 

 

 

 

おい、あそこに人が立ってるぞ!

落ちてきた!

アイツぼろぼろだぞ!

 

 

 

 

 

 

 

「おい君大丈夫か!?」

 

「五月蝿え、邪魔だ退け」

 

目の前に救助隊の奴が現れたが邪魔でしかないので手で退ける。

 

「待ちたまえ!」

 

俺の肩に手を置いてくれようとしたので俺は全力で走った。血がだらだらと地面に滴り落ちるが気にしない。

途中自分の血で転けそうにもなったが余計気にしない。

 

おっと、居た居た。

 

「スバラシイ、スバラシイぞ!僕の力!」

 

何か自分の力でもねえのに溺れてるアホが居るな。

 

「ふふふ……徐々に強い力を使いこなせるようになってきた……!これであの風紀委員や無能共を殺れる……!」

 

「誰を殺るって?」

 

「そりゃああの風紀委員や無能共を………」

 

「よう、爆弾魔」

 

「ひ、ひいぃっ!!」

 

奴は驚いていた。そりゃそうだ。こんな血塗れの男が目の前に立っていたら俺でもビビる。

 

「どうも、お前に爆破させられた風紀委員だ」

 

「な、なんで生きてるんだ?!」

 

「いやぁ、知り合いにも爆弾魔が居てなー、爆発には慣れてるんだわ。ま、それに比べたらあんな玩具痛くも痒くもねえよ」

 

「玩具だって!?あれは僕の最大の火力だぞ?!」

 

「だからどうした?」

 

「え?」

 

「俺は今最大限に苛ついてるんだわ、だーかーら……!」ドンッ

 

俺は爆弾魔(笑)の真横に蹴りを入れた。その蹴りはコンクリートを砕いた。

 

「あ……」

 

「さあ、どうする?その鞄の中に入っている爆弾代わりでも俺に投げつけるか?それとも俺に大人しく着いてくるか?」

 

「……くそっ!」

 

そう言って爆弾魔(笑)が俺の元に来た。

 

「そこの爆弾魔の二人!勘弁しなさい!」

 

突如御坂の声が聞こえてきた。というか俺は違うだろ。みりゃあ分かるだろ。

 

「いや、御坂俺だ、俺」

 

「………閑楼関さん?か閑楼関さん!?どうしたんですか!?そのキズ!」

 

「爆弾からあの少女を守るためだ」

 

「ならソイツが爆弾魔なんですね?ちょっと退いて下さいね」

 

「……退かねえよ」

 

こいつ、殺る気だ。

 

「いえ退いて下さい」

 

「退かねえ」

 

「なら貴方ごと撃ちますよ」

 

「なら撃て超電磁砲。流石の俺でも今なら死ぬぞ。考え直せ。俺はお前を、仲間を犯罪者にしたくない」

 

俺は短く本心を伝えた。いやこの場ではこの言葉しか出てこなかった。

しかしこの言葉が効いたらしく、御坂から殺気らしきモノが感じられなくなった。

 

「………ちょっと頭冷ましてきます」

 

「ああ。俺はちょっと先生達に怒られてくるわ」

 

さあ、警備員(先生)と医者(先生)に怒られてきますか。




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