仮面ライダー龍騎 14番目のライダースレイプニル   作:壊れゆく鉄球

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(OMO)<3! 話

GO MY WAY!GO MY WAY!

「うるせー!」

 

やかましい目覚まし時計に勢いよく手を叩きつけ、素早くスーツに着替えて気が付く。そういえば今日休みじゃん…。

 

 

俺はボロアパートから出てバイクで適当にぶらついていた。最近は忙しくて休みなんて久しぶりだ。特にこういうのだとさらに少なくなる。真司のところに遊びに行くのもいいかもしれない。そうと決まれば後は行くだけだ。

 

20分はしただろうか。OREジャーナル編集室に入っても真司はいなかった。

 

「あれ、真司いねぇじゃん」

「どうした?誠治。また取材の依頼か?」

「先輩それはつい先日やったからいいっすよ。それよりも真司は?」

「真司?あいつは取材だよ。連続行方不明事件の」

「連続行方不明事件?」

「そうだ。知らないか?いろんなヤツが消えるんだよ。部屋の中にいても外にいてもな」

「……」

 

まさか…ミラーワールド関連か?可能性はゼロではないが…ただの夜逃げだと思いたいな。

 

「ああ怖い怖い。じゃあ先輩、いじる人間がいないんで帰らせていきますわ」

「おおじゃあな!お前も巻き込まれんなよ」

「縁起でもないこと言わんといてこダサいよ」

 

へたしたらかなり真実に近いとこにいるかもしんないけど。あぁ~なんかも嫌だなぁ。そうだ。最近できたというスイパラにいくか。今日は平日だしひと少ないだろ。

 

 

バイクでまた20分近く走らせて某スイパラのあるショッピングモールにやってきた。意外にもこの時間帯でも主婦方々や家族連れで着ている人がいた。しかし、スイパラに行くものは少ないようだ。まあまだ10時だしな。

 

「次の『ニッタ』さんどうぞ~」

「あ、はーい」

 

連れられて中に入るとそこには多くのスイィーツがあった。見た感じ最低でも30種類はあるようだ。

 

オードソックスなイチゴのショートケーキ、なしのタルトなど甘くておいしいスイーツが口の中を満たしていく。日々の忙しさなど忘れるほどの幸せ。最高やん。などと浸っていると入口のほうが騒がしくなってきた。目を向けると照明さんとかが見えるからたぶんテレビの収録をやっているんだろう。ま、俺は時間がくるまで食べ続けるけどな!

 

「あれ?新田さんですか?」

 

知っている声が聞こえてきたから振り向くと、そこには346プロの所属アイドル『十時愛梨』ちゃんと『高森藍子』ちゃんがいた。そういえば十時ちゃんからスイパラの撮影するとか言ってた気がする。

 

「愛梨ちゃんこの人知ってるの?」

「えっと新田さんは346プロのプロデューサーさんなんだよ」

 

名刺…渡しておくべきなのか?346プロ所属だしあんま必要ない気がするなぁ。

 

「あぁ…明後日の番組のゲスト大和亜紀のプロデューサーの新田誠治です。一応名刺どうぞ」

「ああ!亜季さんの!よろしくお願いします!」

「それで…俺はどうするべきなんでしょうか?出てったほうがいいのでしょうか?」

 

そういうと、ディレクターらしきひとがカンペに『OK!そのまま宣伝もしていいよ!』と書いて見せた。

 

「そういえば新田さんは私たちより先に来ていたんですよね。どういうのがあったんですか?」

「う~ん。オードソックスなイチゴのショートケーキからマカロンまであって、あとは旬のなしを使ったタルトやモンブランもあるぞ。そういえばチョコレートタワーもあったね」

 

自分で言って思ったんだけどこれって店の人が言うべき言葉だよね。やべーよ。仕事奪っちゃったよ。

 

「個人的におすすめだと思ったのは?」

「イチゴのショートケーキかな。たぶん使っているのは『とちおとめ』だ。生クリームの甘さを控えさせたおかげでとちおとめの甘さが引き出されている」

「そうなんですか?」

「はい。今おっしゃったようだけでなく塩をほんの少し入れてイチゴの甘さを引き出しているんです」

 

ほかにもいくつかのやり取りのあとに亜季の宣伝をすることになった。明後日にもやる予定だがやっておく分に損はないと思う。…カットされなければ。

 

「私の担当するアイドル大和亜紀のシングル『Alive A life』現在発売中です!よろしくお願いします!」

「ハイカット!お疲れさん!」

「「「「お疲れ様でしたー!」」」」

 

終わった。やっと終わったぜ。いきなり仕事をするなんて思わなかったが一人でいる寂しさっていうのかな?それが紛れたからいいや。後は会計して帰るだけだな。

 

「おおっとその前に高森ちゃん!ちょっといいかな」

「はい。どうかしたんですか?」

「どうかしたっていうわけじゃないけど明後日の収録はよろしくねってこと。明後日はこういうところじゃなくてオフィス街だけど」

「はい!よろしくお願いします」

「うん。じゃあ……っ」

「大丈夫ですか!?」

 

最後の最後でこれが来るとは…!急いででて泰司氏に行かなくちゃあな。

 

「昨日飲み過ぎたのが影響してきたのかも」

 

それだけ言って会計をすまし、トイレに駆け込んだ。デッキを取り出し鏡に向ける。

 

「変身!」

 

ライダーとしての俺、参上!

 

 

ミラーワールドに入ったからと言ってモンスターがどこにいるのかというのはわからない。わかるのは入る前には近くにいるということだけだ。あとは地道な探索が必要なんだ。

 

「さて、どこから探そうかなぁ」

 

時間は10分ほどしかない急がないとモンスターに逃げられる。とりあえず大通りにでて視界を確保だな。

 

大通りに出た直後だろうか。道路の真ん中に針が突き刺さった。上を見ると落ち来るライダーと巨大ぐもが戦っていた。途中で仮面ライダーが契約モンスターに拾われてビルの屋上に飛び乗った。戦うステージを限定して自分に有利にしているのだろう。

 

「最近食わせたばっかだしやばくなったら手助けするという方針にするか。それで弱ったところをいただくとしよう」

 

闘いの方針を決めビルの壁を蹴って上がる。

屋上につき、物陰に潜み様子をうかがう。ある程度の距離に近づいたからか、あのライダーの名前がわかった。

 

「ナイトか。ナイト(騎士)ナイト()を掛けてんのか?…楓さん並みに笑えないジョークだな」

 

つぶやいているとナイトは契約モンスターであろうコウモリと合体して飛び降りる。クモもそれについていった。その直後に新しいライダーが現れる。

 

「龍騎?強そうな名前だ。だがこのタイミングってことは仲間か?」

 

考えている間にも龍騎は龍に飛び乗って下に向かってった。ナイトと共闘するのだろう。物陰から出て下を見る。そのころには龍騎はファイナルベントで巨大ぐもを倒していた。そして龍騎にナイトは近づき――――斬りかかった。

 

「あ、違うのか。横取りされて怒ったのかな。幸いナイトにはまだファイナルベントが残っている。これは龍騎のほうが不利か」

 

そのまま見ているとナイトはアドベントカードを取り出し使用した。ナイトの数が増える。え?

 

「増えた!?増えた分も攻撃してるから幻影じゃない。これは厄介だ。ま、これで1人脱落だな。帰るかぁーー!?」

 

鏡に戻ろうとして振り返ると当然体に痛みが走った。そして斬られたことを自覚する。

何とか立ち上がって斬った相手を見るとそこには下の2人とは違う緑の仮面ライダーがいた。

 

「この場に4人も仮面ライダーがいるなんてなあ。珍しいよほんとに」

「……」

「反応なしですか」

《ホールドベント》

 

緑の仮面ライダー―――ベルデ―――は何もしゃべらずにアドベントカードを使った。やる気がかなりあるらしい。

 

「時間が押しているんでね。さっさとやらせてもらうぜ」

《アクセルベント》

「そう来ると思ってたよ」

「なに?」

 

ベルデが何か言うが時間がもったいない。超加速して接近するが、馬鹿正直にまっすぐ行ったためにヨーヨー型の武器が飛んできた。ガキィン!!と金属がこすりあう嫌な音がなる。

 

「そんなまっすぐに来るとは思わなかったぜ。クソガキ」

「ふん」

 

空気を蹴って体勢を立て直し再び接近する。しかしその時にはベルデは新しいアドベントカードを取り出していた。

 

《クリアベント》

「なんだと!?……うあっ!」

 

カードを装填した途端ベルデの姿が消えた。攻撃をやめあたり見渡す。すると後ろから殴られたような痛みを感じて前に倒れた。立ち上がった時にはアクセルベントの効果は消え、動きが重くなったと感じて舌打ちをした。

 

「ちっ。いいパンチだよおっさん」

「はっ」

「おっと」

 

再びヨーヨーが来る。今度は避けたがそれに乗じて接近して殴りかかってきた。ベルデは俺の右手、つまり武器にもなるバイザーを使わせないように攻撃してくる。ゼブラバイザーを振っても回し蹴りで対応してくる。むしろバイザーを外したほうがいいのかもしれない。

 

「ヘヤ!」

「ふん!」

「あっあっあっ」

 

殴りかかっても逆につかまれてしまった。そのまま腹パンをするベルデ。何回か殴ったあと、ベルデは俺を蹴ってカードを取り出した。

 

「このまま死ね。小僧」

《ファイナルベント》

「なっ!?」

 

ベルデはジャンプし足に契約モンスターの下を絡めて俺に抱き着いた。なんとか俺もカードを出せたがこれはやばい……!

 

「残念だったな…!」

《ルーズベント》

「なんだと!?」

 

ルーズベント。ルーズ(バラバラ)の名の通りに体の縞々に沿って体が分裂するスレイプニル専用のアドベントカードだ。使い方は基本的にバラバラになって死角からの攻撃だがこんなところで役立つとは思わなかった。

 

「お宅のファイナルベントは不発になったようだな。ええ?」

「俺に不利か」

 

そういうが早いがベルデは逃げようとする。だが俺はそんな甘くねえぞ!

 

《《アドベント》》

「俺はてめぇより長く生きてんだ。この程度お見通しだ」

 

そう言ってベルデは飛び降りた。たぶんビルの窓から脱出したのだろう。それに俺の体が炭酸見たくなってきてる。早くしないとやべえ。

 

「成果はなしか…はぁ」

 

下の2人の勝敗も知りたいが決着がついてない可能性もある。ライダーは結局減ってないと仮定するか。

 

つづく




とときん と誠治 が知り合いなのは二人の趣味がほぼほぼ同じだからです。
ケーキ作り 菓子作り

ベルデの中身はやっぱり高見沢さんです。
次回はオフィス街!ということは……?

仮面ライダースレイプニル
身長 195㎝
体重 90㎏
パンチ力 250AP
キック力 400AP
ジャンプ力 ひと跳び35m
100m 4秒

召喚機 ゼブラバイザー

アドベントカード
ソードベント 2500AP ゼブラスカルの鬣を模した「ゼブラフィン」を呼び出す。
ブーメランとしても使用可能。
スティックベント 3000AP ゼブラスカルの足を模している「ゼブラロッド」を
呼び出す。召喚機と組み合わせることで巨大斧として
も使える。
アクセルベント 使用者を超加速させる特殊カード。他者にも使用可能。
ルーズベント 1000AP スレイプニルの体を線に沿って分割するカード。
15m以内なら自由に動かせる。
アドベント 4000AP ゼブラスカルを呼び出す。
ファイナルベント 6000AP スレイプニルとゼブラスカルが高速回転して切り刻み
回し蹴りで仕留める必殺技「ハリケーンクラッシュ」
を繰り出す。
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