神様のちょっぴり非日常な神生   作:黄川人

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あまり長い話にしたくなかった…かなり略してしまいましたが月でのお話はあまり関係ないので。
異変が解決すると次は日常です。これからも異変→日常(と言う名の作者がやりたいこと)の繰り返しです。


昔語り

―本当に、あの地球に帰ってしまうの?―

―うん、私の故郷は、いつでもあそこだからね―

―また、会えるかしら?―

―大丈夫、私の命の蝋燭はまだまだ燃え続けるさ。だから、またいつか、会おうね―

―ええ、もちろんよ―

 

 

 

永琳と並んで長い廊下を歩く。何処へ向かっているのかと訪ねると、ゆっくり話が出来るところよと言われた。

「あら、あなたは確か…弥生…だったっけ?」

「もしかして、輝夜?」

「やっぱり、私と遊んでいてくれた弥生ね、何年ぶり?」

「うーん…少なくとも千年は経ってるんじゃない?」

これはまた懐かしい顔。かの竹取物語のお姫様、なよたけのかぐや姫こと蓬莱山 輝夜。

「せっかくだから誰か来るまで私にも話を聞かせて。一体どんな出来事があったの?」

「悪いけど、今からは過去を話し合うんだ。私自身のことはまたこんどでいいかな?」

「それでいいわ。あなたと永琳の出会いとか面白そう」

「では、時は弥生時代の末期から―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐああ!!」

「私の刀を狙うなんて一万年早いね…峰打ちだから安心してね」

夜になると決まって男がよってくる。私の刀を狙う奴が三割、私を狙うのが七割。こんな幼女をさらってどうしたいのか、よくわからない。

とにかく、私を狙うやつは大抵身売りを生業とする輩ばかりなので遠慮なく切り捨てる。刀を狙うやつは真剣勝負をしてやる。私にかすり傷一つつけたらご褒美として神力の籠った石を置いていってやる。まあ、夜は大抵こんな生活だった。

ある日…とある妖怪から教えてもらった。月には何かあると。そいつは戦闘能力もあって目がとても良く、月に何か建物があるのを見たらしい。私はとても興味を持った。何があるのだろうと。誰がいるのだろうと。

しかし、どうやって月までいこうか。これは簡単だった。縮地の術を応用して月までワープした。無事に辿り着いたが、細かい場所までは指定できなくてね、いきなり豊姫の前までワープしちゃったんだよ。あれには驚いてたね。私も驚いたけど。

 

いきなり目の前に出てきたから侵入者扱いで兵士が変な武器…銃を撃ってきたんだよ。だけど銃を撃つの遅いから全員峰打ちで気絶させたら、依姫が「私と剣で勝負だ」って言ってきて、私のテンションはもうマックスでね、剣であれほど打ち合えるやつは地上にはいなかったからさ、つい本気でやっちゃって、半殺しにしちゃったんだよね。これはヤバイと思ったよ。何か豊姫のオーラがやばかったからね。

「そこの地上の神…いや、妖怪?人でもあるのか?…まあ、良い。私と勝負しろ」

「あなたも剣を使うの?てか、ここまでやるつもりは」

「うるさい」

豊姫が言い終わるかどうか、そのタイミングの時、扇子を降り下ろす。瞬間、

周りの建物ごと、全てが素粒子に分解された。

 

「何だったのかしら、あいつは…まあ、いいでしょ、それより、依姫はだ―」

「いやー驚いた。月にはこんな素晴らしい物があるんだね。また今度、詳しく見せてよ」

私は戦慄した。私の扇子は森をも素粒子に変えられる。それを食らったはず…なぜ生きてる?いや、それより、後ろから感じるこの殺気…私が、逃げ出したいと思えるほどの、恐ろしく冷たい殺気。口調こそ変わらずだが、明らかにさっきより戦闘体勢に入りつつある。

「いきなり攻撃してくるなんて…そちらが先に刀、いや扇子か?を抜いたんだ、仕掛けても文句は無いよね?」

言い終わると同時、私の首元に刀を突きつけてきた。私は身動きすら出来なかった。させてもらえなかった。

「あ、あなたは何が目的なのよ?月の制圧?それとも技術?」

「いや、私は観光に来ただけだよ。間違えていきなり目の前にワープしたのは謝るよ」

そういって深々と頭を下げてくる。

「あ、頭を上げて。事情はわかったわ。依姫は無事なの?」

「気絶しているだけだと思うけど…治療はするよ。すぐに元気になる」

彼女がそういうと、依姫の方へ顔を向ける…が、依姫の元にはすでに先客がいた。

「悪いけど、もう治療は終わらせたわ。すぐに良くなる…あなたね、月に一人で侵略しに来たのは」

「人聞きが悪いね、観光に来ただけだってば」

―これが、私と永琳との最初の出会いだった―

 

 

「へー、あなた、月に単独で行ったの?」

「うん、複数連れていくと侵略みたいだしそもそも複数は連れて行けなかったしね」

「懐かしいわね。あの後豊姫様ったら泣いちゃったのよ」

「そうだったの?まああの時はヤンチャだったからね、怖がらせちゃったかな」

そうこう話していると、異変解決者がやって来た。

「あら、あなたも関係者だったの?弥生」

「霊夢、彼女は関係無いわ。その隣の黒髪の方よ」

お馴染みの博麗の巫女 博麗霊夢

神隠しの主犯 八雲紫

「私は観光に来ただけだよ。永琳の隣で見させてもらうわ」

「そう、ならいいわ」

「あななたちなら楽しめそうね、付き合ってもらうわ」

 

 

 

 

 

その日は永琳と昔話を楽しみ、そして、偽物の月が消え、夜が終わり、後に言う永夜異変は無事解決された。

 

 




次はかなりふざけると思います。シリアスは0に近いです。
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