ーーそれは、何だったのだろうか、音がした方坂関が振り返ると、天井は突き破られており穴から月の光が射していた。
その光の中には、白いコートで身を包んだ少年が立っていた。ーー
「やっと、見つけたぞ」
無月が視線を送る先に、驚いている坂関と気絶している真白がいた。
「どうして、ここが⁉︎」
「探したよ、いろんなとこ走り回ったり町中の監視カメラを観て調べたり。」
「監視カメラ⁉︎...」
「あー見せた方が早いな」無月は、携帯電話を取り出し画面を見せる、画面の中には、青髪のツインテールとノイズの様に欠けた足が特徴の少女がいた。
「ウチのハッキングAIのエネちゃんです。」
「どーも、エネでーす すいませんねーあなたはの行動はいろんなところに映っていたので簡単に見つかりましたよ。ー」
「クゥー」坂関は歯を噛み締め唸っている。
「なぜ、貴様は 私の邪魔をする‼︎」
「頼まれたからだよ、南宮先生にな」無月は携帯電話をしまい。グゥーッと拳を構える。
「まぁ〜いい、君を殺して罪を全て君になすりつけようか。はぁっ」坂関は周りにいた。《蟲》達を吸い寄せ、魔力を高める。
「やっぱり、その能力《蟲》の命を吸い取り魔力を吸収してるだな。」
「よく、分かりましたね、ですがわかったところで、勝ち目は無いですよ。」
坂関は火の玉を作り出し放つ。
「喰らうか、そんなもん。」無月は走り右手に黒いカブト虫のツノのような物 虚刀流 朱兜を発動している。
(また、あの時の技か...同じ手が通じるなど思うな‼︎)
「防御膜 (ハードプロテクター)」坂関の周りに光の膜が現れる。
(私の最大の防御技だ、さぁ腕よ砕けるがいい)ーーー
だが、防御膜はいとも簡単に、破られてまたしても腹に打ち込まれる。
「ぐ、かはっ.........!!な......なぜ.....威力が先ほどまでと違う⁉︎」坂関は、うずくまり驚きと傷みを隠せずにいる。
「あーー言ってませんでしたね。俺は右手と左手の腕力が全然違うので。たぶん傷みは、だいぶ違うと思いますよ。」
「ぐぅーこのガキがーー‼︎」ドカーンと至近距離で火の玉をぶつける。
無月は右手で防ぎ右手以外は無事だったたが、炎は右腕全体まで広がり右腕の皮膚が落ちていき。本当の右腕があらわになるーーー
人工皮膚で覆われていた。腕は血が通っていないように肩まで白く、爪は獣のようで鋭く黒かった。
「‼︎......お前......なんだその腕⁉︎.....しかもその眼はーーー
坂関は無月の腕と左眼に驚いていた。その眼は、覇族の眼ではなくそこには数字が刻まれていたーーー
「あーーあ、見られちゃった、じゃ....こうするしかないか......」
無月は両手上げ素早く坂関の前で交差させたーーー
「虚刀流 壱の奥義 鏡花水月」
坂関の腹から十字の傷が刻まれ出血が吹き荒れる。
「すいませんね〜まだ、バレる訳にはいきませんので」
無月は少し坂関の頭に手を置き、隅で気絶している。真白を抱きかかえ工場の外へと向かった。ーーー
ありがとうございます。