(私は何をされた? ...........私は確かにあの時、右手を振りかざしたはず........
なのになぜ私の刃は 奴に届かず手前で止まっいる‼︎.......)
坂関の腹には無月の腕から伸びている黒いカブト虫のようなツノに打ち込まれている。
無月は腕を離し、坂関はうつ伏せに倒れこむ。
「動けないでしょう。虚刀流 朱兜は打ち込んだ対処に衝撃を流し込み、全身を麻痺させる技なんですよ。2.3分は動けないですよ。 勝負アリですね。」
(私がこんな......こんな...こんなガキにーーー‼︎)
「ウォォォォォォォオ‼︎」
(⁉︎どんどん先生から魔力が高まってく
それに蟲達が吸い寄せられてる‼︎)
「こんなガキにーーー私が負けてたまるかーーー‼︎」
複数の巨大な魔力の塊を作り出し天井へと放つ。
「なんで、今上に?」
「おい、アレを見ろ‼︎」
一人の生徒が天井に指を指す。ーーー
そこには、昨日大吾と闘ったときの爪跡がまだ修復できておらず、それが素となり体育館が崩れてきた。
(まずい‼︎ このままじゃ、みんなが生き埋めに‼︎..........アレを使えば助かるかもしれない。でも........)無月は逃げ続けている生徒たちを見ている。
「...........迷ってる、暇はないな......朱里....すまない........」
無月は眼を閉じ眼に魔力を込める。」
坂関が放った塊で体育館の天井が崩れてきている。もうすぐそこまで天井が落ちて来ている。大吾達は頭を下げ伏せた。
だが、天井は一歩手前で止まっており、辺りを見渡すと、上半身だけのガイコツの巨人が天井を受け止めている。そのガイコツは無月から出てきている。
「ス 須佐能乎⁉︎........まさか.......あいつ《覇族》なのか?」一馬が静かに答える
「覇族⁉︎」「覇族てあの?」「昨日の転校生が覇族⁉︎」
須佐能乎を見た生徒達が次々とつぶやき始める。
「大吾ォォォォォオ」無月の言葉に大吾が振り向く。
「頼むいまのうちに、.........皆んなをここから避難させるんだーーーこの力は長くは....使えない......だから.....はぁ.....はぁ早くーーーー」
「わかった、みんな早く早くここから逃げろーーー」
大吾の言葉に生徒達は次々と体育館から脱出していく。
数分後
生徒達は全員体育館の横にあるグラウンドに避難していた。そこには騒ぎに気ずいた他の先生達が駆けつけていた。ーー
○ ○
須佐能乎を制御しながら誰もいなくなったことを確認した無月はゆっくりと天井を降ろし須佐能乎を解いた。
「はぁ..........はぁ..........もう大丈夫か。」
無月がうつ伏せになって倒れ込んでいると。
大吾達がやって来た。
「無月‼︎大丈夫か?」倒れ込んでいる無月に一馬が駆け寄り手を差し伸べる。
「....生徒達は」手を取りながらも生徒達の無事を確認する無月。
「大丈夫や、心配ない全員無事や」グッと親指を立てサインをする三九郎
「そうかー」安心する無月の目には《覇族》の印、紅い瞳に六芒星のマークが入った両目があった。
「そういえば、先生はどこいったんだ。?」裕理が聴いて来る。
「分からない。俺も気ずいた時にはいなかった。」無月は首を振りなが答えたその時ーーー
「みんなーーー」突如、背後から声が聞こえ振り返ると。河合が息を切らしながら立っていた。
「どないしたんや?」
「まろまろが何処にもいないの‼︎」
「「⁉︎」」
「多分、逃げ遅れたんだと思うのみんな探すの手伝って‼︎」
「わかった!無月、俺たちもいくーー
アレ?」一馬が無月の方を振り返ると無月の姿は無かったーーー
ありがとうございます。