....ちょっとしたことですが、ついさっきこの作品の挿絵を用意しようとしていたんです。描いていて思ったんですがラブライブ!よりも私にはこっちの画風の方が合ってるようでスラスラ描けましたw
...下手ですけどね。
「あーめんどくさ」
気の抜けた顔で神綺はそう呟く。
「そう言うな神綺....俺だって嫌さ」
「お兄様....」
少女は達也の制服の裾を軽くつまみながら助けてほしい、といった感じでそう言った。
「...はぁ」
今神綺達の目の前に二手に分かれて一触即発の雰囲気で睨みあう新入生の集団がいた。
片方は少女のクラスメイト、もう片方はレオ、エリカ、美月。
この状況を半ば現実逃避をしながら神綺は一歩下がって達也と少女と一緒に見守っていた。
第一幕は昼食の時。
「工房見学、楽しかったですねー」
「そうだな、中々有意義だったよ」
「あんな細かい作業俺に出来るかな...」
「慣れれば誰だって出来るさ。勿論レオでも」
「無理無理、こいつは一生できないわよ」
「なにおぅ!?」
「おいおい...」
今神綺達は工房の見学を終えて食堂に居る。各々で食べたい物を頼み、テーブルを囲んで食事をしていた。
「にしても神綺君色々詳しいんだね」
「興味があったから色々本とかで知識を得ているだけさ」
「それでも先生並みの説明で助かっちゃった」
「そりゃよかった」
と他愛のない会話をしていると、
「お兄様!」
そう言いながら女子生徒がこちらに向かってきた。
「深雪...」
「ご一緒してもよろしいですか?」
とその後ろから
「私達もいい?」
「雫?ほのかも...」
雫達もこちらへ向かってきた。
「えっと...誰?」
何も知らないレオ達には頭の上にはてなが浮かんでいる。
「司波深雪、俺の妹だ」
「はじめまして、司波深雪です」
といかにもお嬢様、といった感じの綺麗な一礼をする。
「こっちは北山雫に光井ほのかだ」
「はじめまして、北山雫です」
「光井ほのかです!」
「ん?北山って...」
「神綺と私は兄弟」
『えぇ!?』
と雫のカミングアウトにみんなそろって驚きの声を上げる。...まぁ達也は知っていたようだが。
「嘘....えっと、それじゃぁ雫って言ったっけ?神綺君の...妹..とか?」
「うん。私の方が下」
『......』
それには言葉を失う。なんせ達也と神綺は似ているとまで言われ、尚且つ二人とも妹持ち、しかも同い年という偶然。
「と、とりあえず....そうだな。俺と雫とほのかは隣のテーブルに移るよ。そうすれば丁度いいだろう」
「え?よろしいんですか?」
「あぁ、二人もいいだろ?」
「「うん」」
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ここまでは良かったのだ。だが、神綺が席を移ろうとした時
「司波さん」
「っ...なんでしょうか?」
不意に深雪が呼ばれたのだ。
なにかと思い全員声のした方を向く。すると、
「もっと広い所に行こうよ」
「邪魔しちゃ悪いよ」
と『一科生』の集団がこちらに寄ってきたのだ。
言い忘れていたが深雪も『一科生』であり、入試を主席で出ている優秀者だ。
「い、いえ....私はこちらで」
とやんわりと深雪は断ろうとしたが
集団の先頭に立っていた男子生徒がチラッとエリカの制服を見たのだ。理由は言うまでもなく、
「司波さん...ウィ―ドと相席なんて...止めるべきだ」
ウィ―ド、それは雑草という意味もあり、二科生のことを指す俗語だ。対して一科生はエンブレムの花から連想しブルーム、つまり花冠と定めて使用している。
しかしこれは俗語であり、一種の差別用語として使用することを固く禁じられている。
だが、取り締まる人がいなければこうして裏では言いたい放題なのだ。
それを勿論全員知っている為エリカが反応した。
「はぁ?」
「一科と二科のけじめはつけたほうがいいよ」
と集団のウチ一人がいう。本人は親切心と馬鹿にしているのだ。それをレオ達が見逃すわけがない。
「なんだと..?」
だが、
「止めろ、レオ」
「なっ神綺?」
「なぁ一科生さん」
「...なんだ。ウィ―ドの癖に偉そうに」
「.....はっあんたらこそ何様のつもりだ。入学試験の結果だけで浮かれた馬鹿共が」
「なに!?」
「おぅおぅ、お前ら一科生の癖に沸点低いな」
「黙れ!調子に乗りやがって!」
と一人が神綺の胸倉をつかむ。
「ちょっと!?」
と周りは止めようとするが神綺が手を上げて制止する。
「なぁ、一科生。魔法師ってのはどんな状況でも冷静に状況判断をしなければならない....だが今のお前らはどうだ?家族のだんらんを自分達の勝手で介入し、挙句の果てはちょっとしたことで手が出る。....お笑いだな」
と神綺はゴミを見るような目で一科生を見た。
閲覧ありがとうございます。 時間の関係でここで切らせていただきます。