魔法科高校の劣等生 -彼のこれからは-   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。


衝撃

「紅音!?なにしてるんだ!?っ 神綺君も大丈夫か?!」

 驚きで硬直する中、一番最初に動いたのは潮だった。

「え、えぇ....」

 神綺自身、自分でも何が起きたか分かっていない為に生返事となってしまう。

(さっきのはなんだ....魔法式ロード?それよりもだ。あのノイズは一体....)

「うそでしょ....」

「......」

 だが潮と違い、紅音と呼ばれた女性と女の子は唖然としていた。

「ちょっと待ってよ....そんな...」

「紅音!何したか分かっているのかい!?なんで神綺君に魔法を使ったんだ!」

「えっ その....ちょっと眠ってもらおうと...」

 と苦し紛れにそう言うが

「なぜ眠らせる必要があった!」

「だってこの子出ようとしてたじゃない!それを止めようとしたのよ!」

「だからって魔法を使うことないだろう!」

「っ....ごめんなさい」

 女の子がママといっていた当たり紅音という女性は母親だろう。そして潮が父親....なるほどな。

「あ、あの....」

「...ん?なんだい神綺君?」

「...えっとそこまでにしてもらえませんか?少しお話が」

「?....なんだい?」

「....どうして紅音さんは私に魔法を?」

「それよりもこっちが聞きたいわよ!?私の魔法が打ち負けるってどういうこと!?」

「紅音!まずは神綺君の質問に答えなさい!」

「っ.....本当にただ少し揺らして意識を刈り取ろうとしただけよ....出力も弱めたわ....」

「....それで?どうするつもりだったんですか?」

 そう。神綺が一番知りたかったのはそこだ。

「....少し時間が欲しかったのよ。君の情報が欲しかったから」

「...情報?」

「戸籍とかよ。....今まで君からお母さんの所に戻りたいとかは一言もでてない....ってことはなにかしらあると思うでしょう」

「....なるほど」

 中々侮れないな。そう神綺は紅音に対して思った。考えすぎ、と思うかもしれないがそれなりの分析力を有している。

「でもこうなったら直接聞くわ.....ねぇ、神綺君。親御さんは?」

「お、おい紅音....」

 潮のさっきまでの強い口調はなりを潜めた。おそらく紅音の言ったなにかしらの事情があるとした場合のことを心配しているのだろう。人にも触れられて欲しくないこともある。

「....親はいませんよ。私は捨てられましたから、所謂孤児です」

「「「っ」」」

 これには3人揃って息を呑んだ。

「まぁそこまで気にしていませんがね....」

 記憶がある為に親が捨てた理由もなんとなくわかってしまったのだ。

「す、すまない...」

「いいんです。割り切ってますから。....といっても、帰る場所もないんですがね」

 そう。孤児院から組織にへと引き取られた為、今現在帰る場所がないのも事実なのだ。

「っ 君は帰る場所もないのにここをでようとしていたのかい?」

「? えぇ、これ以上貴方達に迷惑はかけられませんから....」

 何を当たり前のことを、と神綺は思った。しかし、潮の様な反応をするのが普通の人間だ。

 今の神綺の思考は....ずれている。

「.....取りあえず、神綺君。君は少し休んでいなさい」

「え?しかし....」

「いいから。...雫、紅音。少しの間私は席を外す。神綺君のこと、航のこと頼んだよ?」

「え、えぇ....」

「わかった....」

 そう言うと潮は部屋をでていってしまった。

 残された神綺は軽く困惑したが、のそっと女の子が動き

「ねぇ」

「ん?なんだい?」

「自己紹介しよ....私は北山雫。さっきは驚いたけど...よろしく」

「...東山神綺だ。よろしく....なんて呼べばいい?」

 ここでは全員北山だ。だが、名前で呼ぶのも抵抗がある為確認をとる。

「雫でいい」

「そうか、なら俺も神綺でいい。よろしく」

「ん」

 と満足そうにうなずいた。しかし....感情を読み取りにくい。

「...ねぇ、神綺君」

 と紅音が神綺の所に寄ってくる。

「なんでしょうか」

「...さっきの魔法。...あれ、CADなしで発動したわよね?」

「...えぇ」

 少しためらったが、事実であり、ごまかせないと思い答えた。

「そう....はぁ~なんか自信なくすわぁ....」

 と紅音は気の抜けた声でそううなだれた。

「これでも私自信あったんだけどなぁ....こんな若い子にあしなわれるなんて....」

「えぇっと....」

「ママは優秀な魔法師なの。Aランクのライセンスも持ってるし」

「Aランク...」

 それがどのくらいの物なのかはわからなかったが、なんとなく普通ではないことは理解した。

「私の干渉力上回るとかどういうことよ....しかもあれ硬化でしょ?....あぁ~あ....」

「...す、すみません...?」

「私もそれには驚いた。ママの魔法が効かないなんて」

「....自分でも驚いてるよ」

「でもママもママ。神綺に魔法を使うってどういうこと?」

「...え?雫怒ってる?」

「どう見える?」

「怒ってるわよね?ねぇ!」

「そんなことどうでもいいよ。神綺に魔法使ったよね?」

「え、えぇ....」

「対人に使うって犯罪だよ?」

「うっ...わかってるわよ!」

「それもA級のママが、だよ?」

「....ごめんなさい」

「もうしない?」

「....はい」

「ん♪」

 うわぁ。そう神綺は心の中で思いながらこの異色の空間を眺めていた。

 子供が親を言い伏せるとどういうことよ。しかもまだ小学生に見えるが....親ぇ。

 

 しかし、神綺は疑問がつきなかった。

(硬化魔法....しかもCADってのをなしに起動したぞ....たしかレイブンは補助機だとか言ってたが....それなしでも魔法を使えるのか?)

 

「なぁ....雫」

「なに?」

「魔法って....CADなしでも発動できるのか?」

「え?何を言って...」

「できるわけないでしょう?そりゃぁ君みたいのがでてきちゃったから不思議だけど....普通ならCADから送られる信号を貰わないと困難よ....てかなんで君がしらないのよ」

「そ、それは....」

 と困っていると扉が開き

「みんな、こっちにきなさい」

 と潮が手招きをした。




閲覧ありがとうございます。
即席な為、明日少し修正するかもです。
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