モンスターハンター 最弱で最強の少年   作:夢の天鱗

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ユクモ村ノ章
蜂蜜狩人


俺は、とある村で狩人(ハンター)やってます。使う武器は双剣だ。

とある村というのは、温泉とかで有名なユクモ村という村。一狩り行く前は皆入っていく。俺は入らんが。

俺は、このユクモ村産まれだ。まあ、そういう故郷でハンターやるのも少なく無いらしいが。

………得意なモンスター?いないいない。

………使ってる武器?そんなのユクモノ古シリーズに決まってる。

そして、俺は今、狩りから帰って来たわけで……

早速次のクエスト――ハンターは基本的にクエストで狩猟するのだ――を受注しに、村長さんに会いに行く。

村長さんは何時も温泉又は集会場――温泉と集会場がくっついてる。集会場については後で――への階段の近くにいる。

そして、俺が近づくと……

 

「あらあら、今日も沢山ハチミツを集めれたしたか?」

 

と、言いながら渓流の採取ツアーの受注用紙を渡してくる。

おっと、俺が何者かを教えてなかったな。

まず、名前はカミト。性別は勿論男。年は18。まだ子供だが、16以上は教官の厳しい訓練を乗り越えれば誰でもなれる。

此処で余談だが、教官がいる訓練所は、ユクモ村の場合平均二ヶ月でハンターになれるが、俺は成績優秀な上に、一ヶ月で出た。

まあ、そんな俺についてる二つ名は、蜂蜜狩人(ハチミツハンター)

訓練所を出てから今まで――大体一ヶ月――全くモンスターを狩らず、ハチミツを採取するだけの男。

なんでも、この村を出てあちこちで有名になってるらしい。

そして、またポーチにハチミツたっぷり入れて帰ってきたばかり……というワケ。

 

「……先にポーチ整理してきます」

 

村長さんにはそう言い、階段の反対側にあるマイハウスに入る。

アイテムBOXを開く。ぱっと見ではただの青い箱だ。まあ中は黄色地獄なんだが。

……やべぇ、装備入れる場所が亡くなる!

アイテムBOXは、アイテムや装備を入れる場所。だから、ハチミツで中が圧迫されてるこのアイテムBOXには、端に仕切りを付けて装備をしまっているんだが……そろそろ溢れる。

――このアイテムBOXには、ゲームでは余裕でカンストするだけの量は入ってる――

 

……俺は、今決心しました。

 

何をって?そりゃあ……ハチミツを全て薬さんグレートに変えるんだぁぁあ!!

あ、薬さんグレートって回復薬グレートの事ね。

それは何を意味するか。俺、ハチミツハンターやめます。なので私は渓流のハチミツに別れを告げてきます。

 

……ということで、俺は最後になるであろう渓流の採取ツアーへ出発した。

 

 

「……じゃあな、ハチミツ」

 

森の中にある、ハチミツが取れる場所で、俺はハチミツに向かって言った。

そして後ろを振り向くと……

 

「痛っ」

 

俺に見事ぶつかって倒れる、少女がいた。

その少女は、確かにハンターだ。いやだって、アオアシラ一式――基本的に一式と言う時は、装備の素材が全て一緒の時である。また、一式の前につく名前がその素材を落とすモンスターの名前だ――を装備しているんだから。ただし、武器が無い。

武器は必需品だ。思わぬ時にとんでもない化物と遭遇することも。

少し前に、運悪くイビルジョーという強いハンターでさえ恐れるというモンスターに遭遇。その時装備していた古ユクモノ太刀を目に投げて逃走したからこそ生きて帰ってこれたんだ。装備が無ければ死んでいた。それだけ重要なのだ。

まあ、そんな大切な物を持ってない少女は立ち上がりながら、アオアシラの頭を模したフードの下から俺を見て……

 

「ひゃっ!」

 

悲鳴をあげて尻餅をつく。

上目遣いに俺を見て、走って逃げた。

 

――あれ?俺何かした?

 

心の中で訊いてしまう。

そして、俺はある考えにたどり着いた。

同業者、つまり蜂蜜狩人(ハチミツハンター)なのかもしれない。

それなら、俺を畏怖して逃走したって納得……できるワケなかった。

 

渓流は、ユクモ村に近い為、本来ガーグァ車で狩り場に行く所を、歩きで行き来する。

採取ツアーの掟に、ネコタクチケットの納品がある。

ネコタクチケットは、ベースキャンプ――通称BC。地図にもそう書いてある――という、仮拠点の支給品BOXという青い箱に入っている。納品も、同じくBCにある赤い納品BOXに入れるだけだ。

渓流は、歩きで帰れてしまうので、納品を忘れそうになるが、忘れると持ち物没収になってしまう。

つまり、ネコタクチケットの納品は重要という事だ。

もしも、さっきの少女が採取ツアーをやっていて先に帰ってるなら、支給品BOXにある二枚の内の一枚が納品BOXへ移動している。

何故二枚か分かるのかというと、見たから、としか言い様が無い。

納品しながら確認したが、残っていた。つまり、まだいるのだろう。

多少気になるが、まずは自分の事を済ませる為に、さっさと帰った。

 

 

「よっ!カミト」

 

村に入ってから聞いた第一声はそれだ。

相手の顔も見ずに、俺は返事をした。

 

「内心笑ってんだろ?タクト」

 

「いやいやまさか」

 

彼はそう言って、俺の前に立つ。

タクトは、俺や他の皆と頑張って訓練で生き延びた――それで死んだらそれこそ怖いが――同期だ。

漆黒の瞳が俺を見て覗き込む。

装備はキメラだ。キメラというのは、バラバラな装備を指す。

一式や、とあるキメラのセットにすると、スキルなんていうものが発動するって噂もあるが、真偽は不確かだ。

髪の色は此方も黒。装備は派手だが、本人は対照的な印象がある。

使う武器は、ライトボウガンが多い。

ライトボウガン、ヘビィボウガン。ボウガンにはこの二種類があるが、特徴は簡単だ。

ライトは軽い。ヘビィは重い。

火力に差があるが、基本的にはそれだ。装備名はレックスタンク。ティガレックスというモンスターから作れるライトだ。見た目は戦車だが。

 

「んで……いい加減やめたらどうだ?」

 

色々と省かれてるが、俺は理解したので答えた。

 

「やめる!」

 

と。

そして、彼にとってはとんでもなく驚く古都だったらしく、「んじゃあのハチミツ共はどうすんだ?捨てんのか?食うのか?」と検討違いな質問を捲し立てる。

 

「調合するよ」

 

調合、それはアイテムとアイテムを別のアイテムに変える技だと思えば結構。

今回は、回復薬+ハチミツ=回復薬グレートという調合をする。

 

「まあ、一狩り終えたらな」

 

ニヤリと笑って言う。

どうせ、次の狩りに回復薬など必要無いし。

 

「はあ……失敗して全部ゴミクズにすんなよ!」

 

彼は、そう行って去っていった。

そして、次の狩りこそが、彼のハンター生活を180°ひっくり返す事になるとは、勿論、知るよしもなかった。




調合……原作通り、失敗したら皆燃えないゴミへと変革します。
ハチミツ……私は3rdからのプレイヤーです。今回のネタは、実際に4でハチミツをカンストさせてしまったという事からかんがえました。4gに引き継いだ今も、絶賛カンスト中です。
アイテムBOX……さて、ハチミツをカンストさせたら物理的にどうなるかと考えると、装備やアイテムがハチミツまみれになること間違いなしです。
ネコタクチケット……完璧な自己解釈です。
薬さんグレート ……「くすり」さんではない!「やく」さんだ!リアルでもそう言ってたりする。
年齢……やはり自己解釈。
ハチミツの量……ゲームでの単位に換算すれば、5000はあると思う。まあ、リアルアイテムBOXってドラ●もんの●次元ポケットみたいに沢山入らないので、5000÷99=約50マス(間違ってたら糞オワタ)でもパンパンです。
主人公最弱……タグでは微チートですが、この時点ではチートのチの字も無いけど。今話だけなら最弱のタグつけても良いと思う。

色々書いたけど、結局は自己責任満程度のレベルだから……責任は負いません。
誤字等のご意見ならば受け付けます。感想も受け付けますので。
次話もよろしく。
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