が、私はアナログ+色鉛筆なので、お粗末な出来だと思います。
まぁ、期待せず待っていてください(笑)
今回はクオイの森~となります。
・・・
しばらく森の中を進み、材料の一つであるニアの実は拾うことができた。あとはエッグベアの爪だけである。だが、普通に探すだけでは見つからないそうで、エッグベアの変わった嗅覚を利用するらしい。そのためにニアの実をつぶしてにおいをあたりに巻くようにしたのだが…
「――!!?」
「くっさ!!!」
そう、ニアの実のにおいはそれはもう強烈なにおいだった。嗅覚が人間より発達している犬であるラピードは倒れる。それもそうだろう、飛鳥たち人間でさえ鼻がもげそうな程なのだ。だが、においを気にしてられないらしい。カロルがいつ出てきてもいいように気を付けてと言ったからである。今すぐに出てこないにしろ、確かにそれは大事なことだと飛鳥は思いつつ、歩き出すユーリ達についていくのだった。
・・・
しばらく森の中を歩き、森での戦闘も慣れてきたころ。お目当てのエッグベアと遭遇した。早速戦闘に入る。ユーリがメインで切り込み隊長、エステルが術で回復or攻撃の援護、カロルがサブでユーリの援護、飛鳥が遠距離から援護といった形で立ち回る。
―待って…!!ゲームでも見てて人間より頭2つ3つ分でかいってわかってたけど!!そんでもでかくて怖い…!!
飛鳥は内心、とても穏やかではなかった。前線で戦っているわけではないものの、それでもエッグベアの大きさは遠目でも大きいとわかるほどのなのだ戦闘に慣れているものならいざ知らず、慣れていないのだ、飛鳥は。おびえて、驚いてが当たり前だ。それでもその感情を表に出さないところはさすがと言えるだろう。
「うわああ!?」
「っ!!」
カロルがガードし損ない、攻撃をモロに受けそうになる。しかし、寸でのところで飛鳥のチャクラムが飛んできてそれを防ぐ。すると飛鳥の攻撃を受けたエッグベアに隙ができ、ユーリがとどめを刺した。そのあと、無事にエッグベアの爪を回収し、帰路に着いた時だった。
「ユーリ・ローウェル!森に入ったのはわかっている!素直にお縄につけぃ!」
聞きなれた(聞きたくない)声が聞こえた。そう、この声の主はシュヴァーン隊のルブランだ。どうやら結界の外までユーリを追ってきたらしい。ボッコスにアデコールまであるところを考えるとどうやら3人で来たらしい。が、声が震えているわ、しどろもどろになっているわ…というところ見るとクオイの森の噂におびえているようだった。
―呪いの森…ねぇ…まぁゲームではよくある話やな…
なんて飛鳥が考えていると、ユーリは逃げ道を木々で塞ぐ。後の人たちが困るといったエステルに、ここは誰も来ないといった。呪いの森だからだと、付け加えて。確かにと思ったのかそのあとは誰からも反論はなかった。
・・・
森を出て、ハルルに戻りパナシーアボトルを完成させる。できたパナシーアボトルを早速ハルルの樹の根元で使う。パナシーアボトルが土に作用したのだろう。光があたりを照らす。が、光が収まっても何の変化もなかった。そのことにカロルは肩を落とす。量が足りなかったのか、方法が違ったのかはわからない。だが、パナシーアボトルが効果がなかったかと言われればそうではないと、飛鳥は思う。でなければ、あのような光が現れるはずがない。エステルも量が足りないと思ったのだろう。もう一度と言うが肝心のルルリエの花びらがもうないとのこと。
誰もが、もうだめだと、そう思った途端。エステルが、樹に近づき、手を組み、祈った。
「お願い…咲いて!」
すると、エステルを中心に光の粒が現れ、そのあとすぐにまばゆい光がこの町の
ズキン…
突然、飛鳥は胸が痛んだ。理由は何となく、わかった。自分の扱う銃は、弾に変換するため、空気中のエアルを取り込むのだ。だから、エアルに敏感であるため、今この場はきっとエアルが濃いのだろうと、判断する。それから、これは飛鳥本人も知らないことだが、空気中にエアルやそれ以外のエネルギーが漂っていれば、それを取り込んで弾に変換することは可能なのだ。そういうわけで、飛鳥は今、エステルが何らかの力を使った余波を受けているのだ。
―あぁ…エステルの…ちから、か…!うぅ…クラクラする、けど…倒れるわけには、いかない…!
光が収まってなお、クラクラする飛鳥。エステルがその場に座り込む。息が切れているため、やはり何らかの力を使ったのだと思われる。飛鳥はその力が何なのかは、一応見当がついていたが、それが自分に影響を及ぼしているとまでは思わなかったようだ。
「っ……」
その場に、密かにしゃがみ込む。エステルに注目が集まっている今なら、誰にも気づかれないだろうと思ったためである。気づいたのはラピードだけだった。が、ラピードもこちらをチラリと見ただけであとはスルーしてくれた。飛鳥はホッとしながら回復を待った。が、回復しきる前にユーリに見つかってしまった。
「ん?おい、アスカ!?大丈夫か?」
「はい……ホッとしたら…腰が……」
「腰が抜けたのか?立てるか?」
息をするように嘘をつく。今の自分の顔色が悪い事はわかっているため、顔を見られないようにしつつ、差し出された手を取る。すると、ユーリは飛鳥が手をつかんだかと思うと引っ張り上げてくれた。
「うおっと…お前……いや、なんでもない」
引っ張り上げた後、驚いた顔をしていたので、おそらく予想以上に飛鳥が重かったのだろう。それは飛鳥にも何となくわかった。だが、ユーリも口を閉ざしたので特に何もいわなかった。きっと、チャクラムのせいで体重に何キロかプラスされているのだろう。と、そこでラピードが遠くにいる、どう見てもよろしくない集団がいるのに気づく。ユーリはそれを見ていったん離れることにした。確かにあれはザキの率いる集団であることには間違いない。そうして、街を出た一行。フレンが向かったというアスピオという所へむかうことになった。カロルも一緒についていくことになり、旅の仲間が一人ふえたのだった。
というわけで、今回はクオイの森~ハルルを出てまでです。
次回はアスピオに向けて~になります。
次回もよろしくお願いします。