実習終わりでまだ提出課題とかあるけど気にしない←
今回はノール港の夫妻にあるところ~になります。
オリジナル展開も含みますので、ご注意ください。
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とりあえずはノール港についたユーリ達。だが、その港は活気のある場所ではなく、雨がザアザアと降り、ゲリラ豪雨のような、とまではいかずとも土砂降りと言っても過言ではないほどだ。そんな中、ユーリたちは夫妻と会う(と言ってもユーリがわざと足を引っかけたから、関わらざるを得なかっただけだが)。エステルが治癒術で夫の怪我を治したところで、ユーリはふと、視界の端に怪しげな連中―それもおそらくハルルで見た連中と同じ―を捉え、そっと後を追う。
それを見ていた飛鳥は、シャイコス遺跡でのようなこと(飛鳥がゴーレムが起動した際、リタを突き飛ばさなければ、リタは原作以上の怪我を負っていた)があるのだとしたら、今のこの機会以外、考えられない。そう思い、ユーリと同じようにエステルたちに気づかれぬようユーリが入っていった路地裏の入り口付近へと移動する。
そして、ユーリが黒衣の連中と戦闘し、フレンが駆けつけ、そこから2人の息ピッタリな連携に見ていた(見惚れていた、の間違い)飛鳥。
「ふぅ……マジで焦ったぜ……」
「さて……」
2人の会話を見ていても今のところ変わりはない。安心していると。フレンの言葉が少し違っていた。
「事情があったとしても罪は罪だ。それに、このアスカという少女も君と同じように罪を犯したとある。君は――」
そう、フレンのセリフにある“アスカという少女”。これは紛れもなく飛鳥の事だ。飛鳥はこの後のセリフに耳を傾けていた。が、そこでフレンの後ろに先ほどの黒衣の連中が現れる。飛鳥は急いでチャクラムを投げ、その黒衣の連中の攻撃を防ぐ。
キィン!!ガキン!!
固い金属音が鳴り、なんとかフレンに攻撃が当たることは防ぐ。
「!」
「アスカ!?」
「そんな事より、後ろや後ろ!!」
飛鳥は、どうにか2人に声をかけ、チャクラムをしまって銃を取り出す。さすがにこの連中ともなればチャクラムよりは銃で足を狙ったほうがいい。間違っても殺しはしてはいけない。いや、きっともう元の世界には戻れないだろうし、罪を犯したところで学業に問題はないはずだが。
そんなこんなでどうにか敵を退けた3人。戦闘が終わり、落ち着いたところで、フレンは飛鳥に問いかける。
「君が、アスカかい?」
「うん。あってる。貴方がフレン・シーフォさんだよね。まぁ、貴方にとって私は罪人、裁くべき人なんだろうけど。どうせ、冤罪だなんだと言ったところで手配書にはああ記されてるわけだしね」
「……!」
「アスカ、お前……」
「ごめんね。敬語外したらどうも、おしゃべりが過ぎるみたい。少し、黙るね」
飛鳥はそういって黙る。
―あぁ、だーめだこりゃ。敬語外した途端、ちょっとずつ素が出とる……でも、大丈夫。まだ、大丈夫。だって、、ホンマの口調やないから。まぁ、少し距離を詰めた、という事で良しとしとこう…
「アスカ、君は……下町に住んでいたり、するかい?」
いきなり、顔をまじまじ見られたかと思うとそんな質問をされた飛鳥。
「なわけあるか!フレン、誰かと見間違えてんで、それ。絶対。断言する」
「そうか……君に、どこかで会ったような気がしたんだが……」
フレンのその、言葉を聞いた瞬間、飛鳥の頭にまた、激痛が走った。ズキン、と脈打つような、それでいてキリキリと締め付けられるような、そんな痛み。そして、見えた映像では、何故か自分が騎士団の団員たちと会話をしている場面。そして、ユーリ達と、一緒にナイレン隊長と共に笑っている、姿。これにはさすがの飛鳥も、頭を押さえ、顔を歪め、声を上げた。
「うっ……!!」
「アスカ!?」
「大丈夫かい!?」
「はぁ、はぁ……だい、丈夫。少し、昔の事、思い、出しただけ、だから……」
「!記憶、戻ったのか!」
「記憶……?」
「あぁ、言ってなかったけど、アスカは記憶喪失で、下町を出たすぐ近くのところでさまよってたんだ。アスカ、何を思い出したんだ?」
「……どうやら、フレンさんの、記憶が正しいみたい。……私、昔、騎士団にいた、らしいから……」
「「!!」」
飛鳥は、その記憶を見て、納得したのだ。いきなり現実世界から飛ばされてきた割には、恐怖を抑え込めたし、戦闘を重ねていく毎に、慣れてきた、という感覚がしていたし、何より、動けていたことに。この世界で自分は騎士団に在籍していたらしい。というのもすべて“創られたモノ”ではあるが、この世界に来た時にその戦闘経験とやらは忘れているだけで、しています、という状態だったらしい。
もしかしたら、あの声の主が戦闘があることを知っていたがためにそのようなことをしてくれたのかもしれないが。なんにせよ、これで一つ、謎が解けた。嬉しいが、頭痛が収まってくれないので、頭から手はどけられないが。
「今ので、記憶が戻ったのか。……騎士団にいたなら、オレもアスカと面識があったとしてもおかしくはねぇな。フレンが見覚えあるって言ってるしな」
「そうみたいだね。君のように、女性で騎士団に入るというのは珍しいから、もっと記憶に残っててもおかしくはないんだけど……というより、話したことがあるなら、忘れたりするはずがないんだけどな……」
「アスカ、大丈夫か?」
「……今回ばかりはあまり大丈夫とは言い難いかな……まだ、頭痛いから」
「そうか。なら合流して宿屋で休むとするか。アスカ、歩けそうか?」
「大丈夫。歩けないほどじゃないから」
そういうわけでリタとカロルと合流しにきたユーリと飛鳥だが、どうにも建込中とのことで、アスカをリタ達のところに預け、ユーリは2人のいう事もあり、街を見て回ることにした。
・・・
「ねぇアスカ。顔色悪いけど大丈夫?」
「あはは……ちょっと、きつい、かな……雨のせいか、記憶戻ったらすぐに治まるはずの頭痛がね、まだしてるから……」
「えぇ!大丈夫なの!?」
「記憶、戻ったのね。よかったじゃない」
「戻ったといっても、まだほんの一部だから、何とも言えないよ」
そういって苦笑する飛鳥は、内心ため息をついていた。先ほどよりは治まったものの、地味に頭が痛い。これでは考え事もできない。
―んー、今頃は……あぁ、ユーリがパティと会ってる頃かな?
ぼーっとしながら、そんなことを思う飛鳥だった。もうしばらく、ここで待機することになりそうである。
というわけで、どうにかひとつイベント終わりました!
夢主ちゃんが現実世界からきて戦闘経験ないのに、どうして戦闘回数もそんなこなしてないのに動ける?となったため、騎士団に入団していたことがある、という記憶を体に覚えさせた状態で、記憶にはない、ということにしました(めっさ無理やり)
次はユーリが単独行動するところ~となります。