今回はドンとフレンの会話シーン~になります。
ゲームと課題をしていたらつい時間がたってしまいました申し訳ございません!!
ユーリが、なぜ飛鳥に違和感を覚えているのか。
それは、原作通りではないということが半分。あとの半分は……ネタバレに関わるので、本編で明かしていきますw
・・・
ドン・ホワイトホースは手に持った大剣で魔物たちを次々に屠る。そんな中、フレンたち騎士団が続いていく。だが、ドンは
「騎士の坊主は、そこで止まれぇ!騎士に助けられたとあっては、俺らの面子がたたねえんだ、すっこんでろ!」
と怒鳴る。魔物が大量に攻めてきている今、そのようなことを言っている場合ではない。そう反論するも、ドンの帝国の助け(力)は借りない、という意思は固いようだ。その騒ぎの中、ユーリ達は
―原作通りじゃないんはもう知ってる。だって、あの声が言ったんだ。それ以前にうちがココ――テルカ・リュミレースにいる時点でそう。
そして、案の定邪魔が入り、飛鳥はリタを庇う。だが、飛鳥はユーリ達とは違い、必ず咄嗟に武器を取り出せるだとかはできないわけで。
ザシュッ…!
案の定、腕に怪我を負った。
「いってぇ…!」
思わず素が出る飛鳥。しかし、飛鳥は痛いとは言うものの、特に怯む様子はない。その証拠に武器――銃を取り出し、構えているのだ。ユーリたちもそれを見て続く。
そうして、襲ってきた黒いローブ(?)、フードをかぶった男たちは倒され、階段下で伸びていた。
―あぁ、こいつらどっかで見たことあると思ったら、リヴァイアサンの爪の奴らか。ってことは……あ~~、あいつか。オッケー理解した。あいつがうちら止めるために、か……
「――い、アスカ!」
「……ん、ごめん。考え事してた」
「あの、腕の傷、せめて手当てだけでもさせてください!」
「あー……いいのに。“このくらい”」
「このくらいって……かなり深く切られているんですよ!?」
「別にこんな程度、どうってことないでしょ?」
そういって、飛鳥はいつの間に用意したのか、包帯を取り出し、器用に巻き始めた。その光景に、やはり違和感を感じるユーリ。飛鳥の年齢はおそらく自分よりは下のはず。いや、騎士団に所属していたというのなら、手当ての仕方くらいは教わっているはずだ。そう考えると違和感など、どこにもないはずだ。しかし、何故か違和感を感じる。
「ん?どうしたん。そんな熱心にじ~っと見られると地味に恥ずかしいんやけど」
「悪ぃ。――“いつも”そうしてんのか?」
「せやな。大体怪我したところで、いつも“一人”やったし。割と慣れてるよ、自分で手当てするんは」
「お前……」
ユーリの問いに事も無げに返した飛鳥は、大人びて見えると同時に独りに見えた。そして、同時に胸の奥が、ざわつく。腕を手当てする時に見えたあの無数の傷痕。何度見ても慣れるものでもないが、やはり飛鳥は過去に大怪我を負ったのだろう。だが、自分とそう変わらない歳のヤツが?考えても、きっと答えはでない。
「――そんな気にしやんでええ。ただ、よくあるお話の一つ。ごくごくありふれた話の一つ。やから、そんな風に考え込まんでええよ。それに、うちはもう、コレには自分で決着つけてるしな」
「アスカ?」
「お前、“どっち”が本当のお前だ……?」
「ん?さぁ、どっちでしょー?ってユーリはもう、わかっとるやろ」
さらっと答える飛鳥。微妙にいつもと口調が違う。よく聞けば、声も低いだろうか。そして、こちらのほうが、大人びて見える。何よりしっくりくる。ならば、言うまでもないか。
「お前……不思議ちゃん?」
「ぶっ!……それ酷くない!?」
なんてやりとりをしていると、フレンが騎士を引き連れてきた。どうやら、
・・・
ユニオンに来たユーリ達だが、ドンは魔物の巣を一網打尽にするということで出ているそうだ。他に手がかりもないため、リタのケーブ・モック大森林への調査に行くことになった。そして、それを家の屋根の上から見る影が一人。
「ケーブ・モック大森林とは、偶然ってあるもんだねえ」
その影は、レイヴンだった。
・・・
ユーリ達が、ケーブ・モック大森林に入ると、そこは異常成長した樹や植物がそこかしこにあった。進もうとすると、何かいる。そうなり、構えたユーリ達だったが、現れたのはレイヴンだった。どうにも前の事があるために、歓迎はされていない。とはいえ戦力に変わりはないのでそのまま進んでいくのだった。
「よっ!お嬢ちゃん。どう?記憶は戻った?」
「ん?うん、粗方はね。初めて会った時の事とかは思い出せてないままやけどね」
「そう。じゃあ、もう〝居場所〟は、見つかった――?」
「!!」
その言葉に、飛鳥は頭痛がしたが、ポーカーフェイスで乗り切る。大丈夫、意識を失ったり、立っていられないほどのものではない。思い出したのも、錯乱状態になった自分が、レイヴンやドンの前で、訳の分からないであろう言葉を口走った、という記憶だ。
「アスカ?」
「さぁ、わかんない。まだ、探し中ってとこかなぁ……ねぇレイヴン」
「なーにさ?」
頭にハテナを浮かべるレイヴンに、飛鳥は口パクで言葉を紡ぐ。
『あなたの正体が、シュヴァーンであり、ダミュロンであるのを、知ってるよ』
「!!」
『どこで知ったかは、教えないけど。でも、知ってる人がいるってことを、覚えておいてね?』
「……お嬢ちゃん……何者!?」
「え?教えてほしい?」
「お、それならオレも教えてほしいね」
すると、飛鳥の雰囲気が変わる。どこか、悟ったような、諦めたような、そんな今までのどれとも違う、雰囲気。
「せやなぁ、今言えるんは、うちは
「は?お前、何言ってんの?頭うった?」
「………」
ユーリは茶化す。だが、レイヴンは違った。飛鳥の言った
―お嬢ちゃん、あの時から“変わってない”ねぇ……
そんなことを考えながらも歩いていくレイヴン。途中で芸をやらされたり、カロルの虫嫌い(おそらくトラウマ)が発覚したり、エアルがあふれている可能性があったりとかなり色々な事が起こった。
そうして、少し開けた場所まで来ると、パティが巨大な虫に運ばれているところを発見。無事救出。事情を聴けば、ギルド天地の
そして、かなり奥深くまで足を延ばしたところで、ヘリオードで見たのと同じ、エアルがあふれている場所を発見。
そこでサソリ型のモンスターと戦闘。飛鳥は相変わらず後衛で援護――と思われたが、違ったようだ。銃を使い、戦っていたのだが途中詠唱中のリタが狙われた時だった。間に割って入ったのだ。チャクラムで攻撃を受け止め、反撃をする。
「だああ、もう!うちは近距離得意ちゃうってーの!!」
「とかなんとか言ってるけど、嬢ちゃん、いい動きしてんじゃないの」
「そりゃどーも!っと、だ~~~!!だから、うちばっかくんな!!!」
飛鳥は、危ないとなれば、防護壁を張った。随分と使い方に慣れてきたらしい。その様子にレイヴンも目を見開くほど驚きはしたもののそのあとに笑った。
「アスカ、そればっか使ってぶっ倒れんなよ!!今は助けに行けねえからな!!」
「わかってる!!」
そうしてみんなで倒した(フルボッコと言っても過言ではない)が、その疲労はかなりのものだ。しかし、一体倒したからと言って安心できなかった。同じ魔物に囲まれてしまったのだ。だが、そこでデュークが現れ、魔物を一掃。質問を重ねていくと、このエアルが溢れている場所はエアルクレーネという場所でエアルが溢れだす源泉なのだそう。
―あぁ、デインノモス、だっけ?持ってるのか……んでもって、ラスボス……あぁ、ラスボスだからか。納得。だからうちが〝外〟から来た、部外者だって知ってる。イレギュラーな存在だって、知ってるんや。あぁ、面倒やわ……
飛鳥は、一人、ため息を零した。
というわけで、デュークさんご登場。
次はドンに会いに行く~になります。