【トリップ】それでも、私は生きている   作:月乃夜桜

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続けて投稿!

奥義は1つ目を土壇場で習得!

今回はバクティオン神殿から出た所〜です。


53戦目

 

・・・

 

バクティオン神殿から出ると、そこにはヘラクレスも居なかった。やはり、レイヴンが言っていた通り帝都に向かったのだろう。

 

すると、そこにアデコール、ボッコスと共にルブランが現れる。そして一行にシュヴァーン隊長を見なかったか、と告げた。

 

ポツリポツリとこうだった、ああだった、と語るユーリ達。そんな中、ジュディスが神殿の奥に居る、と告げる。神殿が揺れたことにより、ルブラン達もどうなっているかが、予想着いたらしく、フレンに詰め寄る。

 

「どういう事なんです。フレン殿、答えて下さい、フレン殿!!」

 

「彼は、本当の騎士でした」

 

フレンはそう答えるので、精一杯だった。

 

「貴方達なら、きっと、救える。だから、救けてあげて、隊長を」

 

飛鳥はルブラン達にそう言った。自分が言わなくとも、原作通りであれば、救われるはずなのだが、どう変わるかが分からない。だから、レイヴンにもお守りを渡してきた。こう言えばきっと、大丈夫だろうと思って。だから飛鳥は、ユーリ達よりも絶望はしていなかった。

そして、アレクセイを止めるために急いで帝都に向かう為に、バウルに運んでもらうのだった。

 

・・・

 

そして、バウルに運んでもらい、ヘラクレスに追いついたが、帝国騎士団の船が真正面から挑もうとしているのを見て、上からしか突撃出来ないのでは?とそういう話になる。だが、カロルは怖いのか乗り気ではないようだ。しかし、それしか方法はないようで、バウルに上から行ってもらい、弾幕で攻撃されたが、弾幕の薄い左側から突っ込んでもらった。

 

だが、飛鳥はその衝撃から受身を取れずにいたので、気絶してしまったようだ。一行が何とか立ち上がる中、飛鳥は倒れたままだった。

 

「皆無事かって……アスカ?」

 

「気絶してるわね。着地の時に受身を取れなかったみたいよ」

 

「怪我は他にないみたいなのじゃ」

 

「アスカ、おい、起きろ!」

 

そうこうしてると、ルブラン達が登場した。まさか追っかけてくるとは思ってなかったらしく、ユーリ達は臨戦態勢をとる。ついでに、飛鳥を叩き起こそうとする。だが、なかなか起きないでいた。そんな時に、レイヴンが現れた。そう、生き埋めになったはずだったレイヴンが、ちゃんとここに居る事に驚いた。

 

だが、自身のした事が事だけに、ここで殺されるなら文句はない、と言わんばかりにユーリにドンの形見である脇差くらいの長さの刀を投げ渡す。やれ、と言っているがその漢字変換が殺れ、な事に一行はどうすれば良いのかわからない。

 

「俺はもう死んだ身なんよ」

 

「その死んじまったヤツがなんでここに来たんだ?レイヴン。あんた、ケジメをつけにきたんだろ。じゃあ、凜々の明星(ブレイブヴェスペリア)の掟に従ってケジメをつけさせてもらうぜ」

 

そう言って、ユーリはレイヴンに近付くも、もらった刀を持ったまま、殴ったのだった。

 

「って〜」

 

「あんたの命、凜々の明星(ブレイブヴェスペリア)がもらった。生きるも死ぬもオレたち次第。こんなとこでどうだ?カロル先生」

 

「えへへ。さすがユーリ。ばっちりだよ」

 

ユーリは刀を投げ捨ててカロルに聞く。OKをもらったユーリは少し進み、そこで待つ。次にカロルが飛び上がってレイヴンの頭を殴った。

 

「あだ!」

 

「とりあえずこれが罰ね」

 

そう言ってユーリの元へ向かう。次にジュディスが膝を着いたレイヴンに手を差し伸べたが、立ち上がらせた途端、顔面にグーパンチを食らわす。

 

「ぶへっ」

 

そして、何も言わず、先へ進む。次はリタだ。リタは、思い切りグーで腹パンだ。既に3発もパンチを貰ってヘロヘロなレイヴンにはリタの腹パンでよろけて壁にぶつかる。

 

「せっかくだからあたしもぶっとくわ」

 

と何やら笑顔だ。そして、次にパティが壁に寄りかかってるレイヴンにタックルだ。しかも位置的にお尻だろう。地味に痛いやつである。

 

「うちもやっとくのじゃ。アスカ姐!」

 

珍しく、パティの声が怒っていたように思う。飛鳥はついさっき目が覚めて、とりあえずは待機していた。鉄拳制裁に加わる気はなかったが、名前を呼ばれたので、とりあえずは参加する。

 

「あいてて……うん」

 

「アスカちゃん……」

 

「おかえり。でも、無茶しすぎ!帰ってこないと思ったんやからね!バーカ!」

 

「いひゃーーい!!!あふかひゃーん!?」

 

「バカバカバカ!!!心配したんだからねー!!!」

 

殴る、タックルは気が引けた飛鳥はレイヴンの頬を思い切り引っ張るにとどめた。だが、加減なんてしていないので、きっと真っ赤になってる事だろう。引っ張ってグリグリと引っ張った所を指で更に抓ったから。ちゃんと、こうやって、帰ってくるとは知っていたけれど、やはり原作と違ってくる所があるが故に心配だったのだ。

その後、レイヴンの情報により制御室に向かうのだった。

 

・・・

 

「なんか、アスカちゃんのが1番痛かった気がするんだけど」

 

「そりゃ、おっさんの事慕ってたんだし怒るだろ」

 

「まさかそんなに慕われてるとは思わなかったんだけど」

 

「慕うに決まってんでしょ!荒れてた頃の自分を受け止めてくれて、立ち直るきっかけをくれたんだよ?慕わない方がおかしいから!」

 

飛鳥はそう言って離れる。レイヴンに渡したままのお守りも回収するかどうかで迷っていたけれど、そのままにしておいた。役に立ったかどうかさえ分からない。だが、それでも帰ってきた。それでいい。

 

―とりあえず、これで良かった。大丈夫、大丈夫。

 

そうやって進むうち、動力室にたどり着いた。すごく厳重に警備されているのが遠くからでもわかる。諦めて制御室を探しに行くのだった。

 

「……アスカ、ちょっといいかい?」

 

「?」

 

「コレ、君がレイヴンさんに託したと聞いた」

 

「あ、それ」

 

「お守りだと言って、無理やり託されたって。でも、そのお陰で助かったって言っていた。だからこそ、聞きたくてね」

 

「これは、うちの防護壁を貼る力を込めただけの物。普段はただの石だよ」

 

「君のその力を?」

 

「そう。嫌な予感がした。だから、役に立つか分からないけど、渡した。ただ、それだけ。大丈夫、うちは咎人。だから、自分の為になんて使ったりしないよ」

 

「いや、そういう事を言いたかったんじゃないよ。ただ君が、記憶が戻ったって聞いてから随分無茶をするようになったな、って思って。だから、お守りを返すついでに話をしておこうって思っただけだよ」

 

「ユーリと同じこと言ってる。でも、そうしなきゃうちの使命を果たすことなんて、できっこない。この力を使いこなさなきゃなんないんだもん。『あの時』に備えて」

 

途中でそんな話をして、飛鳥はクスリと笑った。だって、あまりにもユーリと同じだったから。フレンもフレンだ。そんなこんなで、制御室前にたどり着いたが、そこに居たのは、ザギだった。いい加減、しつこい奴である。

 

「また、狙われるの……?」

 

飛鳥の予想は的中した。やはり、ユーリと飛鳥を狙ってきていた。飛鳥も最後に追い詰められて秘奥義を使った。が、その後に銃をぶっ飛ばされてしまう。

 

「あっ…!」

 

「ははははっ!!死ねぇ!!」

 

死ぬ訳には行かない、と咄嗟に庇って出した腕を斬られる。次いで、足も斬られてしまい、飛鳥はよろける。痛い。けれど、あの頭痛や、胸の痛みに比べれば痛くなかった。

 

「アスカ!!」

 

「いってぇ……!!もー!ほんっとに腹立つやっちゃなコイツは!」

 

飛鳥は、チャクラムに切り替え、ザギの足を狙うようにした。だが、怪我をしたせいで中々狙いが定まらない。しかし、それでも隙を作る事は成功し、なんとかザギをぶっ飛ばす事ができた。

 

そして、制御盤を操作し、止めることができた。だが、そこで飛鳥は嫌な予感がして、ザギがぶっ飛ばされた所を見ていた。すると、紫のレーザーが飛んできたのだ。1発は防いだが、2発目は止められなかった。全員が被弾し、満身創痍となる。

 

「っ、ぅぐ……!」

 

「おいおい、マジかよ」

 

だが、そこでゴーシュとドロワットが現れ、ザギを蹴り飛ばし、イエガーがトドメと言わんばかりに銃で追撃。もう一度ぶっ飛ばす事に成功したのだった。




というわけで、神殿を出た所〜でした。

次回はザギを倒した後から〜になります。
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