【トリップ】それでも、私は生きている   作:月乃夜桜

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自分がやらかしすぎて、仕事が憂鬱

100パー自分が悪いから何も言えないけどしんどいよね( ˙꒳˙ )

今回はエンテレケイア探し〜です。


64戦目

バウルに、他の始祖の隷長(エンテレケイア)の場所を教えてもらい、ユーリ達はエレアルーミン石英林に来ていた。森という事だが、辺り一面が結晶化しており、薄紫のような色に囲まれていて、幻想的である。すると、そこでラピードが足跡を見つけた。見てみると、踏み荒らした後で、今しがたきたユーリ達のものとは別のものだった。用心しながら進む、ということでユーリ達は足を進めるのだった。

 

何度か戦闘を繰り返し、奥へ進むと、見慣れた武器が飛んでくる。慌ててユーリが弾くと、それはナンが使っていたフープのような武器だった。視線を武器が飛んできた方に向けると、ナンが居た。しかし、すぐに倒れてしまう。皆で駆け寄り、エステルが治癒術で怪我をある程度治す。

訳を聞いてみると、ナンの所属するギルド魔狩(マガ)りの(ツルギ)は、ある標的を追っていたそうだが、不意にその標的と戦闘になり、ナンはいつもの様に戦えなかったそうだ。師匠であるティソンからは「迷いがあるからだ」と言われたそうだ。

ナンは魔物が許せない、憎いという気持ちは変わらないが、それでもこんな人が普段から行かないような場所にまできて、魔物を狩ることよりすべきことがあるのではないか。と、そう考えたし、その考えを打ち明けたが、理解をしてもらえず、置いていかれたそうだった。

とりあえず、ここには置いていけないので一緒に行動することとなった。

 

そうして奥に進むと、そこは辺り一面が赤く、ティソンとクリント、そして始祖の隷長(エンテレケイア)のグシオスが居た。だが、様子がおかしく、暴れているようだった。ナンはティソンとクリントの所へ駆け寄るが、そこにグシオスの一撃が。アスカは、咄嗟に防護壁を周囲に貼り、攻撃を無効化した。幸い、ここにはエアルが溢れている。だが、それは濃いエアルを身体に一度通すという事でもあり、ハイリスクハイリターンだ。だが、それでも迷いなく動いたところで、ウンディーネとイフリートが出てきた。すると、その場にあった、赤いエアルは消え去った。

だが、無理やり濃いエアルの状況下で力を使ったアスカは、その場に膝をついて、喀血した。心臓が痛くて、喉に何かがあるようだ。

 

「アスカ!!」

 

「だ、いじょう、ぶ…ちょっと、ここのエアルが、濃かっただけ…」

 

フラフラながらも、立ち上がるアスカに、ユーリは下がっているよう伝えた。アスカは、それを素直に受け入れ、クリント達の近くに待機する。そうして、ユーリ達と、グシオスとの戦闘を見守るアスカだった。

 

グシオスを、ユーリ達が倒すと、聖核(アパティア)になる。それを見届けたクリント達に、ユーリはまだ、何かする気かと問うた。すると、やはりと言うべきか、砕かないと済まないと答えがかえってくる。

だが、ユーリ達からの言葉により手を引くようで、引き上げて行った。最後にナンが、カロルへお礼を言って、去って行く。

 

そうして、ようやく精霊化を済ませるも、元グシオスだった精霊は目を覚まさなかった。イフリート曰く、意識すら飲み込まれるほどの状態だったが故に、当分は目覚めないだろうとの事だった。ノームと名付けられた精霊は、そのまま眠りに入るようだった。

 

(なんでだろう、最近本当に体が、おかしい……)

 

アスカはそう考え、原因を探っていた。しかし、急に意識が遠のいて、その場に倒れてしまった。ドサ、という音にユーリ達が振り返ると、アスカが倒れていた。

 

「アスカ!」

 

抱き起こすも、意識はなかった。顔色も悪く、青を通り越して白いようだった。きっと、先程エアルの濃い場所で使った技のせいだろう。だが、あの時アスカが防護壁を貼ってくれなければ、全員が怪我をしていたであろう事は、わかっている。それが故に、強くは言えない。

 

「アスカに、私は何もしてあげられないんですよね…」

 

「そうだな。ほんと、助けて貰ってばっかりだな」

 

「アスカ、少しくらい寝てもらってていいよね?次の所、アスカはお留守番で」

 

「だな」

 

・・・

 

アスカは、ふと目ざめた。しかし、そこはいつかの、あの黒い空間だった。辺りを見渡しても、何も無い。そう思っていたが、ふと、後ろから声をかけられた。

 

―大丈夫ー?

 

(あれ、アスカ??なんで???)

 

―無意識に呼んだんでしょ。とりあえず、単刀直入に言うけど、あんたはもう1回覚醒しないと、エアルの濃い場所だとぶっ倒れる。だからここで覚醒していけってことよね

 

(条件は?)

 

―ちゃんと、接近戦でも銃と同じように戦えること

 

アスカは、それを聞いて、チャクラムを構えるのだった。すると、もう1人のアスカも、同じようにチャクラムを構えていた。

 

 

そうして、しばらくたった頃。何となくではあるが、アスカは動き方を掴んでいた。それがわかっていたのか、もう1人のアスカはニッコリと笑って、

 

―やるじゃん!やっぱ、あんたは出来んだよ!ほら、ちゃんとブローチも付けなよ。そろそろ()()()でしょ?

 

そう言った。アスカは、困ったように笑ったが、頷いた。そこで、意識が薄れ、目覚めた。船の天井が見え、あぁ、と自分があの森で倒れた事を思いだした。ずっとポケットへ入れっぱなしだったブローチを左の横髪に付けて、甲板へ出ると、ユーリ達が話をしていた。そして、起きたアスカに驚きつつも、大丈夫か、と声をかけてきた。

 

「うん、もう大丈夫。ごめんね、倒れるとは思ってなくて」

 

「全くですよ!」

 

そんな他愛ない話しをして、今までの話をしてもらったアスカは、原作と変わらない事を確認し、安心した。そして、ユーリの言う案にアスカは即答で着いていく、と答えたのだった。




ということで、接近戦も強化したアスカちゃんでした。

次回はノール港〜です。
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