【トリップ】それでも、私は生きている   作:月乃夜桜

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続けて投稿!

今回はノール港〜です。

今回はあのイベントですよ!!


65戦目

ノール港に入ったユーリ達は、どこか閑散としている港に、やはりどこかへ避難しているのだろうか、と話をしている。リタとエステルは買い物で離れているので、宿屋で休むことに。買い物を終えたリタ達がと共にとりあえず寝ることになった。

 

しかし、夜中にこっそりとパティが抜けていく。それをユーリを起こして(実は起きていた)、追い掛けるエステル。すると、ジュディス、リタ、レイヴン、アスカも起きていたようで、出てきた。カロルも最後に合流し、皆で様子を見に行くことに。

 

執政官の家の傍を通り船着場に行くと、パティが麗しの星(マリス・ステラ)を掲げていた。すると、麗しの星(マリス・ステラ)から光の筋が伸び、光がおさまるとそこには、アーセルム号があった。そこでパティの元へ駆け寄るユーリ達。

どうやら、自分の事に決着をつけたくて1人で出たらしいが、ユーリ達の一人で行くな、という話により、皆で行くことになった。

 

・・・

 

船に足を踏み入れたユーリ達は、上の方に前に倒した骸骨のボスが立っていた。それを見たパティは、走って行ってしまう。後を追い掛け、パティに追いつくと。

 

「サイファー、うちじゃ!わかるか……!」

 

「サイファーって……アイフリードじゃなくて?」

 

「サイファーはそのアイフリードの参謀の名前だわね、確か」

 

パティは、骸骨の魔物に向かって叫ぶが、魔物はそのままパティに攻撃を仕掛けるのだった。それを合図に、ユーリ達も戦闘態勢に入る。

やたらとパティを狙うが、アスカが防ぐ。アスカは、銃で応戦していたのだが、銃を弾き飛ばされてしまった。

 

「!」

 

「アスカ姐!」

 

魔物は、武器を失ったアスカに好機と襲いかかるも、ガキン!という音と共に魔物の体勢が崩れた。どうやらチャクラムで防いで、すぐに蹴り飛ばしたようだった。

 

「残念、まだ武器あるっての!!」

 

そこからは、アスカはチャクラムを使って戦っていた。以前よりもずっと舞うような動きになっているアスカ。チャクラムを飛ばし、受け取るのも隙がなく、接近戦が強くなっているようだった。

 

「お前、接近戦は嫌いじゃなかったか?」

 

「そーだよ、今でも嫌いだよ。銃のが楽だもん。でも、こっちでも戦えないと、さ?」

 

そう言って、アスカは攻撃をするのだった。狙われつつも、回避し、攻撃をくらっても、直ぐに持ち直していた。そうして何とか倒したと思ったが、魔物はさらに上へと行ってしまう。それを見たパティはすぐさま追いかけていく。そして、1番上で背を向けているサイファー(?)に、パティは語り掛けた。

 

「サイファー、長いこと、待たせてすまなかった。記憶を失って時間がかかったが、ようやく、辿り着いたのじゃ」

 

「アイ……フリード……」

 

くぐもった声がする。それは、魔物の方から聞こえる。そして、すぐにサイファーだろう青年が姿を現す。どうやら、自我があるようだった。だが、自我が消えればまたパティに刃を向ける、去れと言う。

 

「そういう訳には、いかないのじゃ。うちはおまえを解放しにきたのじゃ。その魔物の姿とブラックホープ号の因縁から」

 

「俺はあの事件で多くの人を手にかけ、罪を犯した……」

 

そう言うサイファーに、パティは今度は自分が助ける番だと、そう言って銃を向ける。

 

「……くっ……サイファーだけは……うちが……」

 

「つらい想いをさせて、すまぬな、アイフリード」

 

「つらいのはうちだけではない。サイファーはうちよりずっとつらい想いをしてきたのじゃ。うちらは仲間じゃ。だから、うちはおまえのつらさの分も背負うのじゃ。お前を苦しみから解放するためお前を……殺す」

 

「その決意を支えているのはそこにいる者達か?そうか……記憶もなくし、一人で頼りない想いをしていないかそれだけが気がかりだったがいい仲間に巡り会えたのだな、アイフリード。受け取れ、これを……」

 

サイファーが差し出したのは麗しの珊瑚(マリス・ゲンマ)と呼ばれるものだった。

 

「これで、安心して死にゆける。さぁ……やれ」

 

少しの間があり、銃声が響く。

 

「バイバイ」

 

パティは、そう小さく呟いた。

 

 

船着場に戻ってきたユーリ達。パティは、アーセルム号を見て呟く。

 

「……サイファー……」

 

泣きそうな声で呟くパティに、ユーリは優しく声をかける。だが、パティは泣きたくない、とそう言って自身のモットーを語るも、耐えきれず、泣いてしまった。

 

落ち着いた所で、宿屋で休む。アスカは、ラピードにペンダントを託すために、ラピードに近づいていた。最初ほどでは無いが、ラピードから警戒されているので、普段は近づかないようにしているのだ。

だが、ラピードは要件を分かっているのか、警戒心むき出し、というのはなく、アスカが事情を説明すれば、ラピードは、「ワン」と答えると、ここに括れ、と言わんばかりに武器を差し出した。

 

(きっと、まだユーリは無茶をするから。次のイベントは、確か。ラピードも一緒に行くはずだから。今回は、魔物が沢山だし、防護壁じゃなくて、月の力の付加(エンチャント)にしとこうかな)

 

 

 

話もまとまり、再出発……と言ったところで地震。慌てて外に出てみると、アスピオの方面から謎の巨大な遺跡のような何かが現れた。それを見てエステルが呟く。タルカロンの塔だと。精霊達がおしえてくへたのだそう。

と、そこへ男性が声を掛けてくる。どうにも、騎士団からの伝言でフレンについて、話がある、との事で一行は宿に戻るのだった。程なくしてソディアとウィチルが現れる。どうやら、フレンがピンチだという。

 

ヒピオニアに行くから皆はタルカロンに行く準備をしろ、というユーリに着いていくというエステル。否、エステルだけではない。皆、同行する決意が強い。ユーリは改めて皆に同行をお願いするのだった。

 

・・・

 

問題の所に着くと、魔物の群れで土煙が凄く、周りが見えなかった。とりあえずこの規模の魔物を退ける為、ユーリはリタの作った宙の戒典(デインノモス)を貸してほしいと告げる。少し考えた後、OKを出し、持ってきたリタ。せっかくだからという事で名前が明星壱号とという名前になる。

そうして、ユーリ達は下に降りてみる。土煙が凄い。だが、一瞬土煙が晴れた所にフレンを見つけ、一行は急いで駆け抜けるのだった。

 

「生きてるか?」

 

「ユーリ!どうしてここに!?」

 

なんて言いながらも、魔物を倒しにかかる。ユーリ、フレン、ラピードは魔物の群れの中心へ向かう。その間、この場の守りを皆で代わるとの事だった。

中心へ向かう最中、ラピードの武器からキラリと光る青い石を見つけ、苦笑した。どうやら、今回はラピードに託したらしい。何が起こるか分からないし、あの黒い魔物が現れれば、こちらの攻撃はアスカの力がないと通らない。だが、アスカの防護壁があれば助かる。ある程度の攻撃は塞いでくれるのは、ユーリも知っているし、何ならフレンもだ。

 

「アスカ、お前心配性だな」

 

「あれ、その石は、確か……」

 

「あぁ、アスカのだ。どうやら、今回はラピードに託したらしい」

 

アスカが、別行動をする相手に渡す石。それは、アスカにとっては大事なお守りなはずで。自分の手の中にある時は肌身離さずつけている。

だが、大事なお守りをこうやって渡す事がある。そういうと、決まってその石に、アスカの込められた力に守られているのだ。

 

(ったく、何が「何も出来ない」だ。お前はちゃんとやってるじゃねぇか)

 

なんて、改めて思うユーリだった。

 

 

 

 

一方、ユーリ達を見送ったアスカは銃を乱射する。狙うのは黒い魔物のみ。他の魔物はリタやエステル達に任せている。それを分かってか、ジュディスが、アスカを狙う魔物を倒してくれていた。

 

「あ!」

 

「安心して。あなたは、あの魔物たちに紛れてる黒い魔物を倒してくれてるでしょ?普通の魔物は任せて」

 

「ありがとう。全力で、黒い奴は倒すよ」

 

改めて、アスカは銃を握りしめるのだった。

 

 

 

ユーリとフレン、ラピードはやっと魔物の中心部へと到達。だが、そこで思いもよらぬ魔物の攻撃が。そう、あの黒い魔物の攻撃だ。しかし、そこで青い石が光り、それぞれの武器に青いオーラが一瞬纏われて、消える。

 

「これ、は……!?」

 

ユーリとフレンは驚くものの、前に1度経験しているラピードは、臆する事なく黒い魔物を攻撃する。すると、見事に攻撃が通ったのだ。それを見て、ユーリ達も攻撃をする。通ったところを見て、首を傾げるフレン。ユーリはすぐにピンときた。アスカの力だ。

 

「これ、は?どうして、この黒い魔物に攻撃が!?」

 

「アスカの力だ!効果が続くうちに中心に急ぐぞ!」

 

「!……あぁ、わかった!」

 

そうして無事に設置し、稼働させると、半円状に衝撃が走り、魔物を一掃するのだった。




とりあえずここまで!

次回は、戦後〜になります。
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