入れたい事もありましたが、原作自体が結構長いんで、これ以上アスカの事を入れてたら、グダるなぁなんて思いまして……
あと、かなりオリジナル設定いれてます!
ちょこちょこ、ネタが尽きるまでは、また不定期で書こうかななんて思っております。
ちなみに、今回は第三者視点もどきから、アスカ視点になっています。
※最後に本編後のアスカの服や見た目等のイメージ画像を描いたので、貼っておきます。見たい方は合わせてどうぞ
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そういえば、ここに来てから時間の感覚が無くなってた。誕生日は本当なら……4月……えーと、ここじゃ……なんて言うんだろう?わかんないけど、でも……多分1年は、立ってるはず。
今まで、日付なんてあまり気にしたことなんてなかったもんやけど。
というか、気にする余裕がなかった、というべきなんやけどね。
「……4月12日……こっちだと、4ノ月とか言うんかな?」
なんて、思わずボヤいた。船にある自室にいてるもんだから、他にもケーキ作ってないなー、だとか、○○歌いたいなーとかそういうことをボソボソと呟いてた。だって、うちの自室なんて用が無けりゃ人なんて来ないから、油断してた。
この時は、誕生日の下りを聞かれてるとは思いもよらなかった。だから、アレしたいし、コレはどうなんだろうなーとか、本当に声に出してたんだ。ほんと、バカだよなぁ、うち。
そうして、うちは、日々依頼をこなしていたんよね。特にやりたい事もなかったし。趣味に勤しむとしても、お金いるしね。だから、私は何も考えず、仕事をしてた。
そんな、ある日の事。依頼が終わった後、ユーリやレイヴン、フレンにこっちに来い、と言われて素直に着いてった。どこか、ソワソワしているけど、なんかあったかなぁ。
なんて、考えながら、案内された扉を何も警戒せずに開けた。その、瞬間。
パン! パン!パン!
なんて、3方向から音がして。それから、頭や髪には紙……あ、クラッカー!?え、でもなんで!?
「「「誕生日、おめでとう!!」」」
声を揃えて言われたその言葉。私は、やっと気付いた。今日が、こっちの世界でいう、4月12日何だって言う事に。でも、生まれて初めて、祝ってもらって、自分の感情が分からない。気付けば、ボロボロと涙を流してた。嬉しい、んだと思うんだけど。
「アスカ!誕生日ならもっと早くに言ってください!」
「え?」
「そうだよ!一週間しか準備時間なかったんだからね!!」
「え、いや、いつ聞いたし!?うち、皆には言ってへんよ!!?」
何時聞かれたん!?考えてると、一つだけ心当たりがあった。自室でベラベラ話してるとき、そう言えば誕生日の事を言った事があるなぁ、なんて思ってた。それ、聞かれてたなんて。
「お前、コレで何歳になったんだ?」
「19。残念ながら、まだお酒を飲める歳じゃあらへんな」
「「「……はぁ!?/え!?」」」
歳を明かしたら、何故かめちゃくちゃ驚かれた。あれ?うち、何歳だと思われてた訳??ちょっと、意味が分からない。
「私よりも歳下とは思わなかったわ」
「オレより歳下だろうなー、とは思ってたが……思ったより歳が上だったぜ」
唯一驚いてなかったのは、レイヴンとカロルの2人。カロルは元から年上だと思ってたからで、レイヴンは20は超えてないけど、リタより年上だろうなぁって推測してかららしい。まーでも、確かにそんなもんかも。そんなに大人びた顔では無いし、むしろ童顔系だし。
まぁ、色々あったけど作ってもらった料理やケーキはとっても美味しかったし、それからプレゼントだ、なんて貰ったのは髪留め。前の戦いで、壊れたままになってたのをいつの間にか、材料を集めて、イメージをエステルとかパティが、そしてその完成図を見て、なんとカロルが、
作り直してくれたとの事。
その場でつけてみる。青い紐に、先の方には青の珠?と白の飾り。とっても嬉しい。
「ありがとう!」
とってもとっても、嬉しくって。心の底から、お礼を言った。
本編終了後のアスカ↓
というわけで、1回やってみたかったネタですw
飾りはダングレスト時代の物の、黄色の玉の部分が青になったもの、がイメージとしては、1番近いと思います。