ソードアート・オンラインンライン〜大界•大海の覇者〜   作:健全なる魂

5 / 5
すみません。また前回の投稿から日があいてしまいました

しかも今回は文字数も多くなってしまいました
本当にすみません 次回は抑えます

新キャラは特別編の方で詳しく書くので楽しみにして下さい

では本編をどうぞ!


攻略組への復帰

「遅いな……」そう言ったキリトはサクラとの待ち合わせた場所の転移門前で既に30分も待っていた

もう帰ろうかと思っていると、遠くから

「ごっめ〜ん」と言う声が聞こえ、走ってくるサクラが確認できた

 

「本当にごめん!」

「遅いな、Level上げ手伝ってって言ったのはサクラだろ」

「いやぁ寝坊しちゃって」寝坊したのは本当のようで髪の毛がボサボサになっていた

「こんなに毎度毎度の事じゃ、もう手伝いにこないぞ」

これまで3・4回一緒にLevel上げをしているが全ての約束時間に遅れていた

 

「ごめんなさい!これからは気をつけるから〜」

「はいはい、じゃあ行くぞ」

少し呆れたキリトはサクラを無視して狩場へと向かった

「待って〜!」涙目のサクラも走ってキリトを追いかけた

 

 

朝から始まった狩りも夕方になってきたので、今日は

終わることにした

「やった!今日で遂にLevel50になったよ!」

「おお、ついにか。これで攻略組に入れるな」

今、攻略組は40層あたりを攻略しているので攻略組に入るには最低でもLevel50はないといけなかった

「じゃあ、ユキに報告しに行こ!」

サクラはユキトをびっくりさせる為に今まで秘密にしていた

「あぁ俺もユキトに用があるから一緒に行くよ」

そうして、2人は狩場を後にした

 

「ユキー 遊びに来たよ〜」

2人はユキトが泊まっている宿屋の前に来ていたが

ユキトからの返事がなかった

「いないのかな〜?」

そう思い一応ドアノブを回してみるとドアが開いた

「あれ?開いてる ユキー入るよ〜」

 

部屋は真っ暗で何も見えなかった

「ユキト、いないのか?」そう言うとキリトは部屋の明かりをつけた

明るさに慣れ、部屋を見渡すとユキトはベットの上にいた

「なんだぁーいるじゃん♪」安心したサクラはユキトに近づいたが、ユキトはただ寝ているだけではなかった

 

ユキトは汗をかき悪夢にうなされていた

 

「ちょ⁉︎ユキ、大丈夫?」

心配したサクラは大声を出してしまった

そのせいでユキトはびっくりして夢から覚めた

「はぁはぁ、またあの夢か……って、あれ?」

落ち着いたユキトは部屋にいたサクラとキリトに気付いた

「なんで俺の部屋にサクラとキリトがいるんだ?」

「ええっと、用事があってきたんだけどまたあの夢って言ってたけど、どんな夢を見たの?」

この言葉を聞いた途端にユキトは暗い顔をした

「後で話すよ、キリトもなんか用か?」

「ああ、待ってるから先にシャワー浴びてこいよ」

 

10分程待つとユキトがシャワーから出てきて、3人は椅子に座り、話を始めた

「それで、サクラの用事ってなんだ?」

俺は特に思い当たる節がないから少し不思議に思った

「えっと、落ち着いて聞いてね 私、攻略組に入る事にしたの」

その言葉を聞いたユキトは椅子から立ち上がり叫んだ

「どういうことだよ!というかLevelが足りないだろ!」

サクラはびっくりして体を震わせた

「Levelはもう大丈夫、キリトに手伝ってもらったから」

ユキトはキリトを責めた

「何してんだよ、キリト! なんで俺の友達を戦場に連れて行くんだ!」

「それは違うよ、ユキ 。私が攻略組に入りたいってキリトに頼んだの」

その事を聞いたユキトは余計に不思議に思った

「なんで攻略組なんかに入りたいんだ?」

「それはね、大切な人を守れる強さを手に入れて一緒に戦うためなんだ」

言いきったサクラは少し顔を赤くしたが、ユキトはそれが誰のことか分かっていなかった

 

「だからねユキ、一緒に攻略組に行こう」

この時、サクラの目はか弱い女の子の目ではなく強い意志を持った戦士の目をしていた

「俺の要件も同じだ、攻略組に戻ってこいよ」

「俺は戻れない、いや戻る資格がない」

そう言うとユキトは苦しそうな顔をし、拳を強く握った

「何があったの?」

「ああ、そういえばサクラは何も言ってなかったな」

そう言ったユキトは悪夢の原因となった出来事を話し始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは39層のボス戦でおきた

 

ーー第39層攻略会議ーー

「じゃあ、攻略会議を始めようか」

 

この声の主はディアベルだった1層での事に責任を感じ、

今まで下層・中層プレイヤーの育成をしていたが後任者が見つかったので攻略組に参加し、指揮官を任せれていた

 

「前日、ボス部屋が見つかったから偵察隊を出したいんだが、希望者はいないかな?」

 

偵察は敵の情報が何もない丸腰状態で戦いを挑むので、

攻略組に被害が出ない事はなかったので、偵察隊を希望する者はいない……はずだった

 

「俺たちが行ってくる」そう言ったのはユキトだった

「本当にいいのかい?」ディアベルは少しびっくりした様子だった

「ああ、俺の班に腕のいい新人も入ったし《アサヒ》がいるからな」

そう言うとユキトの隣にいた女性プレイヤーが頭を下げた

「いざとなったら転移結晶で逃げるよ」

「分かった、じゃあこれで会議を終了する」

会議が終わると俺たちはすぐにボス部屋へと向かった

 

 

ーーボス部屋の前ーー

パーティ全員の準備が整った事を確認し俺は重たい扉を開けた

 

俺たちは、俺・アサヒ・その他のプレイヤー含め35人程のパーティでボス部屋に入り始め、全員が部屋に入ると扉が勝手に閉じ、出入りが出来なくなった

 

すると横にいたアサヒが

「ここは、一旦退却しましょう。このパーティでは無理」

ときっぱり言った

「そうだな。みんな、よく聞け!回廊結晶を使って離脱する、流石にこのパーティでのクリアは難しいからな」

 

全員が集まったところで回廊結晶を取り出し、

「コリドーオープン!」と言ったが転移される気配はなく

もしや、と思い転移結晶を使ってみるがやはり転移されなかった

 

「だいぶやばいな、結晶無効空間か」

すると部屋の奥から仏像の姿をしたボスが出てきた

その顔は笑っており、こちらを馬鹿にしているようにも思えた

 

薄暗かった部屋が明るくなりボスの姿がはっきり見えるようになった

「なっ、そんなのありかよ」

そう言ったユキトの視線の先のボスは腕が4本あった

それに加え体には20本程の腕が縄でくくられていた

 

戦闘が始まると、

4本もある腕が異常な速さで攻撃・防御をしてくるので

俺はかろうじて、防御・攻撃ができたが 他のプレイヤーは防御だけで精一杯だった

しかし一人だけボスの攻撃を完璧にかわしボスにダメージを与えているプレイヤーがいた

 

 

 

それはアサヒだった

アサヒはユニークスキル《変剣》を使い相手に攻撃を加えていた

《変剣》はその名の通り武器の形を自由自在に変えられるので

防御は片手剣の盾で

攻撃をかわす時は、身軽な短剣で

攻撃は刀で(元々は刀の形をしている)

 

そんなこんなでアサヒの独壇場になり、ボスのHPが残り

一本をきった頃、腕をくくっていた一部の縄がほどけ

腕が全部で10本になり顔が【笑】から【怒】に変わった

 

するとボスの攻撃速度が更に上がり一瞬で3人が殺された

「くそっ。みんなは防御に徹しろ!俺とアサヒで攻撃する!」と言ったもののアサヒさえ、防御で手一杯だった

 

俺達は何も出来ないまま、1人また1人と殺されていった

遂には俺とアサヒだけになった

するとアサヒが武器を大きめの盾に変え、

「貴方は攻撃に集中して、私が貴方を守るから」と言ってきた

そうするしかないと思った俺は「分かった」と言い、全神経を攻撃に注いだ

 

そこからははミスが許されない一進一退の戦いが続いた

そして相手のHPがレッドゾーンに入った一瞬、俺は気を抜いてしまい、そのせいで今までこなかった余分な攻撃が俺を襲った アサヒの盾も間に合わなかった

 

 

ボスが俺の体に剣をつき刺そうとするのが見えた。

(ああ、俺は死ぬのか……すまない、ベル)と思ったがそうはならなかった

 

アサヒが俺に「生きて……」と言い、武器を捨てボスの剣と俺との間に体を入れ、攻撃を自らの体で受けた

そのまま俺とアサヒは吹っ飛ばされた

 

「うぅ………」

目を開けるとそこには横たわったアサヒがいた

アサヒの体にはボスの剣が刺さっておりHPが消えかけ、

今も徐々に減っている

「なんでこんな事を! 早く、回復を!」

俺は剣を抜き、ハイポーションをアサヒに使おうとしたが

アサヒは首を振りハイポーションを受け取らなかった

 

「貴方は生きなければならないだから……」そう言うと

アサヒは力を振り絞り俺にアイテムを差し出した

「これは?」

「私の《変剣》の所有権的なもの。貴方に貰って欲しい」

と強引に俺に渡した

「私の意志と共に戦い、生き抜いて……」

言い切ったアサヒはポリゴンとなり空へ消えた

 

そこからはよく覚えてなかった

アサヒから受け継いだ《変剣》を使い残り少なかったボスの体を八つ裂きにし削り闇へと葬った

 

その時、ユキトが尋常じゃない速さで動いたこと

ユキトの動いた後に青色の閃光が残っていた事を

誰も知らなかった

 

その後、ユキトは攻略会議のあった場所に戻り

何があったかをディアベル等に話し、攻略組を後にした

 

 

 

 

 

 

「そんな事があったんだね」とサクラは悲しい顔で言った

 

「俺は今でも夢に見るんだ。俺の班だった奴らが悲鳴をあげて死んでいく姿が」

そう言うとユキトは頭を抱えうずくまった

「もう嫌なんだ、自分の力不足で誰かをなくすのは」

 

「私はいなくならないよ」

いつの間にか俺の横に来ていたいたサクラはユキトに抱きつき耳元でそっとささやいた

「私はユキとずっと一緒にいて支えてあげるし、アサヒさんは“生きて”って言ったんでしょ?」

 

その言葉を聞いたユキトの目からは涙が流れてきた

「ありがとう、サクラ。お前のおかげで目が覚めた

俺は戦う、アサヒとの約束を守るために、この世界を終わらすために」

 

それから少しの間があき、サクラは自分がいま何をしているのか考える時間があった

するとサクラは顔が真っ赤になった

抱いていた手をほどき、チーターを思わせるようなスピードで「じゃあ、また明日ね!」と言い出て行った

 

「そういや、キリトは?」ふと、机を見ると紙が一枚あった

【見ていてムズムズするから先帰るな。抱きついたシーンはバッチリ記録結晶で抑えているからまたはなそうぜ♪

要件をのまない場合は…………どうなるかな?(笑)】

 

「Noォォォォォォォ!」

 

この後、波乱が起こるのは、言うまでもなかった




どうでしたか?

ユキトとサクラの距離がぐっと近づいた気がしますね
さて、次回は攻略組に行くのでベルが出てくるかも⁉︎
プラス嵐の予感がします(笑)

では、また次の話でSee you next time !
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(必須:10文字~500文字)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。