短編集。   作:亜莉守

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第十問

 

それから数時間戦闘が続いて、:明久サイド

 

えっと、前線部隊と中堅部隊から回復試験者が何人か出た。あ、補習? 皆全力で補習だけはまぬがれようと頑張ったからかひん死ギリギリでDクラスの部隊を殲滅する。なんて芸当をやってのけたよ。あ、平賀君が出てきた。もうそろそろかな? 僕は秀吉と先生待ち

 

「待たせたのじゃ、明久」

「あ、秀吉待ってたよ」

「明久、遠藤先生を連れてきたぞ」

「ありがとう。それから先生すみません、こんなところまで」

「いえいえ大丈夫ですよ」

 

こんな所というのはFクラス廊下陣地最奥、ここを抜けたらFクラスに入れる場所だ。

まあ、とりあえずやりますか。

 

『(明久、準備ができたよ)』

「(ありがと、キュゥべぇ)」

「「先生、召喚許可を」」

「承認します」

「「試獣召喚(サモン)!」」

 

ふと思った。何で秀吉の召喚獣は秀吉が変身しないと出てこないんだろう。しかも変身した意味なんてない。

 

英語W

Fクラス 木下 秀吉 132点 & 吉井 明久 165点

 

とりあえず作戦に使える点数だ。一方の家で毎日のように勉強したかいがあった。しかも秀吉英語には熱心だったし。しかも服装が巴先輩の召喚獣(男版)で武器がマスケット銃……キュゥべぇ注文通り過ぎだよ。

 

「よし、作戦開始だ。合図を入れて!」

 

ピィ――――― 笛の音が響いた。一気に前線部隊も中堅部隊も散り散りになる。一直線に道ができる。そう、ここまで向かう道が。

 

「な、何だ急に」

「よくわからんが突っ込め!!」

 

部隊全体で来たらしく十人前後の人間が僕らの前までやってきた。

平賀君も交じっている。近衛部隊か、厄介かも

 

「じゃまだ。お前ら」

「そうはいかないのじゃ。のう、明久」

「そうだね、秀吉。ここを通りたければ僕らを倒してからにしないと」

「何を?! 試獣召喚(サモン)っ!!」

 

Dクラス 近衛部隊+クラス代表 平賀 源二 平均113点×9+132点

 

よし、この点ならいける!

 

「行くよ、秀吉」

「了解じゃ、明久」

「「《ティロ・フィナーレ》っ!!」」

 

巴先輩の必殺技が僕たちの言霊によって放たれた。なんでかって? まあ、あとで

近衛部隊の召喚獣が全滅している。

 

Dクラス 近衛部隊 DEAD+平賀 源二 20点

 

「何て威力だ」

「感心している場合じゃないと思うよ?」

 

僕の召喚獣を突っ込ませる。当然、平賀君は僕の召喚獣に向かって武器を振るうわけだけど

 

「よっと」

「なっ」

 

まあ、かわしやすい。元々教師相手に召喚獣使って対抗するような僕でしたから。

観察処分者の仕事? 元凶どもに任せましたがそれが? 僕は教師の持ち物なんぞ一切盗んでないよ? 売り払いもしなかったよ。あれに関してはいい加減にしてほしい。そんなわけで名ばかり称号者の僕には関係ない話だよねー。

 

「んじゃ、ラスト」

 

拘束魔法が平賀君の召喚獣を捕らえ。パンッと銃声が聞こえた。平賀君の召喚獣が打ち抜かれる。

 

「秀吉、ナイスっ!」

「当然じゃの」

 

別にマスケット銃一本じゃないもん。

ある意味一番感謝するべきは巴先輩の戦闘方法かもしれない。

 

「「「うぉぉぉぉぉぉ」」」

 

端から隠れていたみんなが飛び出してきた。

 

「吉井と木下スゲー」

「まさか本当に二人で倒し切るなんて」

「握手してくれ!」

 

うわぁ、一気に戦勝ムードだ。

 

「明久」

「あ、雄二」

「よくやったな」

「うん」

 

二人でハイタッチをした。さて、ここからは雄二の仕事だ。僕は教室に戻ろう。

 

                    ☆

 

教室に戻れば戦勝ムードが冷めやらぬまま、みんな口々に戦争の時のエピソードを語っていた。僕に気が付いた上条さんがこちらへとやってきた。

 

「明久、やったな」

「当然だね」

「そういえばだが吉井」

「なに?須川君」

「何で吉井の召喚獣の恰好が前とは変わっていたんだ?」

「あー、それねぇ……」

 

キュゥべぇに頼んでます。なんて言ってもみんなわからないんだろうな。キュゥべぇは喋らないマスコットのイメージだろうし。

 

「僕の召喚獣がちょっと特殊ってことで」

「そうか」

 

それで納得してくれるあたり凄いと思うよ。

 

 





これにて「とあるバカと魔法少女たち」終了です。

掘り出したプロットがここで終了してました。
この後がどうなるかは皆様のご想像にお任せします。
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