短編集。   作:亜莉守

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第二話

 

「う、うーん?」

「あ、目を覚ましたんだね」

 

気が付いてみれば知らない人が僕を覗き込んできた。

 

「だれ?」

「わたし? わたしはね鹿目まどか」

『まどか、どう? 起きたかい?』

「喋った」

 

なにあの不思議生物。なんとも形容しがたいんだけど。

「よっ」と声を出して、その不思議生物がベットに乗ってきた。

 

『そんなこと言えるようになったんだから大丈夫なようだn……ふぁにふるのはな』

「おおー、伸びた」

 

おもちみたいだなぁ。無心になってびろーんと伸ばしていると誰かにゆすられた。

 

「あ、あの!」

「あ、ごめんね。僕は……あれ? あ、そうだ。吉井明久だよ」

「そっか、明久君だね」

 

そこにドアが開いて誰かが入ってきた。

金色の髪にちょっと尖った耳に緑色の服の僕より年下っぽい男の子だ。

 

「よー、目覚めた?」

「え、えっと?」

「あ、おいらの名前はリンク! だけど普段はタクトって呼ばれてるからタクトでよろしく。このバンエルティア号の船長なんだ」

「そうなんだ。僕は吉井明久……えっと…」

「明久君、どうかしたの?」

「うーん、なんかいろいろ思い出せなくって」

「え、記憶喪失ってこと? 何人目だよ」

 

うん、僕が何をしていたのかよくわからないや。

それでもさ、

 

「記憶喪失が何人もいるの?」

「うん、まあそこまで深刻な話でもないだろ? 気にすんなって、じゃあ自分の出身地とかわかんないよなー」

「タクト、明久君にこの船で働いてもらうのはどうかな?」

「おっ、それいいな。そうするか?」

「あ、うん」

 

行く当てもないし。

 

「決まりだな。ギルド員として登録……する前に簡単な入団試験するか」

「入団試験?」

「ま、そこまで難しくないし、むしろ簡単だから大丈夫だよ。まどか、念のために手伝ってあげて」

「うん! ところで明久君は何か武器を持ってるの?」

「武器? うーん、何も持ってないや」

 

ていうか武器使ったことないよ?

 

「まあ、当然の反応っちゃあ反応だよな。じゃあ、もう少ししたら鍛冶屋に連絡入れて作ってもらうからそれまでは適当に貸すよ。それで自分に合った武器を見繕えばいいよ」

 

そう言ってタクトが色々と貸してくれた。ところでこの量何処から出しているの?

 

「とりあえず、まずは剣だな。剣得意な奴は大勢いるからその辺に聞いてくるといいさ。さぁ、行った行った!」

 

まどか共々船室から追い出された。剣を持たされて。

 





ごった煮マイソロジー第二弾です。ベースは「TOW2」です。

今回からの登場キャラクター

『ゼルダの伝説 風のタクト』より
・タクト(リンク):半チャット ポジ 兼 半リッド ポジ

姉御も出ます。出さなきゃ風タクにした意味がない。
それから他作品のリンクも出す予定です。
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