プロローグ
エッグマンの秘密基地のひとつへと僕らは走る。ソニックが僕のスピードに合わせてくれているのはちょっと申し訳ないけど。
「またあの人なのソニック?」
自称「悪の天才科学者」Drエッグマン、天才科学者であることは認めるけど、その頭脳を他の方面に生かせなかったのかな?
「ああ、全く……最近大人しいと思ってたらこれだぜ?」
「クリーム誘拐した辺りがむかつくなぁ」
あの人が人質を使うなんて滅多にないけど。とはいえそれでも酷いことをやっているのには違いない。星割ったりとか、宇宙人捕まえてきて悪さしたりとか、時間軸ぶっ壊したりもしてたなぁ。
「ま、とりあえず助けに行こうぜ?」
「OK」
深いことは考えずにとりあえずクリーム救出が最優先だね。そういえば何か忘れている気がするんだけど……?
○
道中のロボをぶっ壊しながら先へと進む、外はテイルスがやってくれているはずだし、ナックルズやシャドウも(多分)居るから大丈夫だね。
「はっ」
ソニックが最終目的地らしき部屋の壁をスピンアタックで壊した。続けて僕も入る。
「よっと」
案の定そこにはクリーム色の兎の女の子、クリームと彼女の大親友のチャオのチーズが居た。ガラスの筒のようなものに入れられている。昔のことをちょっと思い出してちょっと胸が苦しくなった。
「ソニックさん! アキヒサさん!」
「チャオチャオー」
よかった。無事みたいだ。宇宙空間に放り出されるなんて心配もないだろうから遠慮なく行きますか。
「HEY クリーム、チーズ。大丈夫か?」
「助けに来たよ」
この言葉に反応するのはこの部屋にいたもう一人の人物。
「むむむ、忌々しいハリネズミと小僧め」
居たな諸悪の根源。
「子どもを誘拐しておいて何言ってんのさ、ひげタマゴ」
「?!」
僕の発言にエッグマンが固まった。いや、別に僕が考えたわけじゃないよ?
「ははっ、アキヒサ最高だぜ!」
ソニックは笑い。
「ななななななっ」
エッグマンは怒り出した。何かボタンを押そうとするけど、その前に爆音が響き渡った。
「わっ」
「何だ?」
「何じゃ」
……あれ?
「エッグマンも知らないのか?」
「……一名心当たりがあるんだけど」
うん、何か忘れているなぁって思ったんだよね。
「クリームっ!」
「ブレイズさん!」
「チャオ!」
クリームの親友を忘れていました。声かけておけばよかった。
「エッグマン、貴様……」
ブレイズの背後に炎が湧く。こっちまで燃えるよ。……ま、とりあえず。
「うーん、ここはブレイズとソニックに任せて帰ろうかなぁ」
「「そこ、帰るな!」」
二人してツッコミ入れないでよ。
「じょーだんじょーだん、クリーム、チーズ、今出すからね」
こう見えても(一応)機械系は得意になってきた。
無事にロックを解除してクリームとチーズが外へと出てきた。
「ありがとうございマス」
「チャオー」
二人を助けてふと横を見ると赤のカオスエメラルドが光っている。
「? カオスエメラルドが……」
さらに光が増した?!
「わっ」
○
「う……ここって?」
気が付いたら知らない場所で倒れていた。何処ここ? あ
「っ、車」
車をかわせば車が止まり窓が開いた。
「こらっ、嬢ちゃん! あぶねぇじゃねぇか」
言語的には僕が普段使っているのとは変わりないなぁ。
「すみません。あの、ここどこですか?」
「あ? ニューヨークに決まってんだろ」
「……そうですか。ありがとうございます」
車の運転手は走って去って行った。
「どうなってんのこれ」
ソニックの世界に迷い込んで早何年かなんてとうに忘れたけど……気が付いたらいきなりアメリカに来てました。てかどうしよう、ソニックたち何処?!
●
「Noooooooっ」
っ 油断したぜ。そんな内心なのだがそれ以上にソニックに危機が迫っていた。
ドボン 何処かの家のプールに落ちたソニック、泳げないのでそのまま座り込みを決め込んだ。呼吸とかどうしてんだろう。
座り込みを始めたソニックをプールに入ってきた、茶髪に青い目の少年が助ける。
「君、大丈夫?」
「けほっ、けほっ」
少し水を飲み込んだようで咳き込むソニック、咳が収まってから少年は聞いた。
「ぼく・・ぼく、クリス。君は・・・君は、なんて名前?」
「オレはソニック。ソニック・ザ・ヘッジホッグさ」
「バカテス×ソニック×ソニックX」後ろの二つは一緒だろとか言わないでください。突発ネタなので途中で終了の予定です。
言ってしまえばソニジェネまで完了したソニックたちがソニックXのストーリーをやるとしたらって話。明久たちはかなり前にババアの実験のせいでソニックたちの世界にやってきてしまったという設定です。明久の話に出てくるか出てこないかは不明ですけど。