プロローグ
それは十年前、僕の住んでいた町は未曽有の大災害に見舞われた。その頃、町に住んでいたのは僕一人、災害で徐々に浸食されていく町を僕は一人駆け抜けた。
「はぁ、はぁ、はぁ あっ」
死にたくない死にたくない死にたくない、それ以上に諦めたくない、そう思いながらも転んだ僕が最後に見たのは、黒くドロドロしたものだった………その、はずだった。
『やれやれ、呼ばれないことを願っていたのだがね。世の中はそう上手くいかないものらしい、選定の声に応じて参上した。僕のような役立たずを呼んだのは君かな?』
男の人の声だろうか、目の前の魔法陣(のような何か)から声がした。
『うむ! 死の淵において恐れを抱き、恐れを飲み込みながらも戦うか! 見事だ。よくぞ言った、名も知らぬ路傍の者よ! その願い世界が聞き逃そうとも余が確かに感じ入った! 拳を握れ、顔を上げよ! 命運は尽きぬ! なぜならそなたの運命は今始まるのだから!』
もう一人、女の人の声もする。魔法陣が光って二人の人影が現れた。
圧倒的な存在感、触るだけで多分僕の存在自体が消えてしまう、そう思った。僕に迫ってきていた泥は消え失せ見る影もない。
片方は黒い髪に象牙色の肌、黒い衣の男の人。もう片方は金の髪に赤い衣で一瞬男の子かなって思ったけれど女の子だった。
「え、えっと……」
『どうした。君が僕の……おや』
『
二人とも僕に話しかけようとして、お互いがようやくお互いの存在に気が付いたかのように顔を見合わせる。
『こんな子供が二体同時使役など聞いたことがないぞ』
『まあ、よい。そなたが余のマスターでよいのだな』
答えようと口を開く前に足元で不穏な音がした。
「え」
『『マスターっ!!』』
二人に抱きかかえられたがそれでも足元の崩壊は終わらずそのまま暗い闇の底へと僕は落ちた。
☆
それから十年がたった。色々あったけどとりあえず普通に過ごしてます。
「あ、僕おはよー」
「あー、うん。おはよう」
同一人物と一緒に暮らしているとか魔法使いやっているとか実は前世持ちだとか以外は
事情説明としてはこんな感じかな。
僕はあの災害の時に異世界へと飛ばされたらしい。こっちではその災害は起こってないよ。
それでもって拾われたのは衛宮切嗣という男性の家で、そこの家庭が魔術師の家庭だったってことかな。で、魔術師って存在自体にはあまり気が付かなかったんだけど、その辺のフォローは僕のサーヴァントがやってくれたんだけど。そこらへんは置いておく。
それでもってそこから先が重要、ちょっとあって転生者って存在に狙われたんだよね。原因的には原作厨が原因なんだよね。それを知ったのはちょっと後だけど。おかげでちょこっと殺されかかったりとかした。しばらくは日に何回も襲われたりしたよ。ま、ほぼ全員半殺しにしたけど。
まあ、そんなこんなで転生者を排除しながら生活してたんだけど、その時にちょこっとした事件に遭遇して……前世思い出しちゃったんだよね。まー、内容は言わないけど普通の子だった……よ?
前世も取り戻したところで前世で助けられなかった人助けようって思い立って助けに行ったら、僕が経験したのよりはマシなオチを迎えていてよかったなぁって思う反面助けに言った僕は……って凹んでいたら、この世界の僕と会いました。びっくりしたよ。外見も思考回路の傾向も結構似ているし。だけど、性別ややっていることが違ったって言うのかな。それくらいしか違いなかったし。それから年の離れた兄がいるそうだ。僕に姉さんが居たからなぁ。
で、前世を思い出した僕なんだけどこの知識活かせないかなぁって考えていたら、とある掲示板に行きついて毎日のようにROMしているのは内緒。
そんなわけでサーヴァント持ちの転生者(異世界人)はとりあえず元気にやってます。
あ、そうそう。こっちの僕もサーヴァント持ちね。
「僕と絵画とSクラス」の元ネタ+αを晒してみる。
プロットは全く考えていなかったけど何故か昔に書いたものの中に埋まってた。無駄に色々足してるけど。
元々はTS世界×サーヴァント×転生者的なノリだった。
なんでああなった。確か大神のアマテラス入れたいなぁとかIb系ってハーメルンに少ないよねとか、EXTRAクリアしたしそこのキャラも居れたいなぁとか、色々願望を詰めた結果のオチという。ちなみにTSネタは嫌悪されるかなと思って真っ先に避けた。
今じゃあサーヴァント×転生者×冬ちゃん×TS世界って感じになっている。
Zeroぶっ壊しやりたいんだよね。シリアル? 原作? 何それ美味しいの? 転生・憑依大量だよ。って感じの、明久母が王道を行くのなら、こちらは口八丁手八丁、前世知識に能力全部使ってやったりましょう! みたいな?
連載の方の島田さんの処遇について悩んでいる、それ故今回の更新は短編だけとします。何だろう、あれは流石に酷すぎた。そんな感じ