短編集。   作:亜莉守

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※黒子のバスケとカゲロウデイズとのクロスオーバーです。色々と捏造設定あり
※あくまでキャラとのクロスです。


第零問

 

「………どうしてこうなった」

 

 つまり手紙の一枚目に書かれてたのはこうだ。天才神童とすら呼ばれたシンタローは別の高校に進学後、友人であるアヤノちゃんが階段から突き落とされて、そのまま目覚めないことにショックを受けて、引きこもり化、これは知ってたことだけど。

 そのせいで高校を中退する羽目に、そんでもってそれに目を付けたウチの学校が授業料タダの代わりに編入を勧誘、その頃にアヤノちゃんが植物状態から回復、アヤノちゃんが一緒に編入することを条件にウチに来ることになったと。

 それで二枚目は、さらに別の高校に入学したテツヤ君が高校による強制で交換入学の生徒に選ばれたことの報告、行先は同じくウチ……何でこうなったのさ。

 

「あ、そうだ。今日は振り分け試験じゃないか」

 

 こうしちゃいられないね。遅刻する時間帯じゃないけど学校に行かないと、そう思って手紙を鞄の中に仕舞って僕は学校へと急いだ。

 

 

「あ」

「ん?」

「え?」

「あれ?」

「誰だ?」

 

 五者五様の反応を見せる。学校の校門の前で僕らは偶然にも再会したのだった。いつもの二人は二人としてアヤノちゃんも分かるとして、この190近い背の高い子は誰? 見たところバスケットしてるみたいだけど??

 

「吉井……と編入生か」

「あ、西村先生 おはようございます。校門に立ってるのって珍しいですよね? いつも補習から脱走する生徒とか追いかけてるのに」

 

 校門に浅黒い肌に筋骨隆々なスーツ姿の男の人がやってきた。この人は補習担当の西村先生だ。トライアスロンが趣味でついたあだ名は鉄人、本人的には不本意らしいけど。

 

「ああ、流石に試験の日まで補習はやらんさ。これが試験教室表になる。間違えないようにな」

 

 紙の束から一枚を渡してくれた。

 

「どうも、はい」

 

 僕はシンタローに紙を渡す。そして新しい紙を四枚西村先生から受け取った。

 

「ありがとうな。ほい」

 

 シンタローがテツヤ君に渡す。

 

「ありがとうございます。はい」

 

 テツヤ君がアヤノちゃんに渡した。

 

「ありがとう。はい」

 

 アヤノちゃんが知らないバスケット少年に渡した。

 

「え?! なんで渡したんだ?」

「あ、ごめん 昔からの癖でさ」

 

 なんとはなしに独自ルールっていうべきかこうするようになったんだよね。理由は不明だけど。ちなみキセキメンバーでも似たようなことをすることあり。

 

「あ、シンタローとわたしのクラス一緒だ」

「お、本当だな」

 

 シンタローとアヤノちゃん一緒のクラスでテストかー、てかアヤノちゃんテスト大丈夫かな? テツヤ君が紙を見ながら言った。

 

「明久君と火神(かがみ)君一緒のクラスですね」

「あ、本当だ」

「そうだな。それにしても黒子、こいつら誰なんだ?」

 

 へぇ、かがみ君っていうのか。かがみってどう書くんだろう? やっぱりオーソドックスに加賀見とか??

 

「中学時代の友人です。あ、別にバスケットが絡んでるとかじゃありませんよ」

「そうなのか、俺は火神大我だ。よろしく」

「そっか、僕は吉井明久、向こうの二人は如月伸太郎と楯山綾乃ちゃん。二人ともいい人だから仲良くねー。シンタローは特に人に話しかけるの苦手だからこっちからどんどん話しかけてね」

「アキ!!」

 

 シンタローが怒った。何で怒るんだろう? 基本的にシンタロー、僕らと以外話そうとしないし。友達増やすチャンスじゃないか。

 

「えー? だってそうじゃん」

「お前さん達、仲がいいのは結構だがもうそろそろ急がんとまずいぞ」

 

 西村先生が呆れた様子で言った。うわ、もうこんな時間

 

「あ、すみません」

「行くぞ。アキ、アヤノ」

「あ、待ってシンタロー」

「急ごう!」

「お、おう」

 

 僕らの振り分け試験はこうして始まった。振り分け試験の会場に来てみれば教員もまだ来てなくて、助かったと安心する。安心した後ふと前の方の席を見てびっくりした。完璧に見覚えのある人がいたからだ。圧倒的な存在感、オッドアイ、赤い髪、去年は絶対に居なかったはずだから断言できる。何でいるの?

 

 

 振り分け試験が開始された。問題はそれなりに解けるつもりだ。何と言っても天才神童とふれこみのあったシンタローの叩き込みのおかげで中学の勉強はどうにかなったし、こっちに来てからは再会した雄二のおかげで成績は普通を維持している。あと、勉強面は赤司君もうるさかったからね。いやぁ成績不順の時の彼と言ったら怖いことこの上なかったよ。

 一応、Eを目指すぐらいはしておこう、Eは部活中心の生徒が多いらしいからこっちとしてもやりやすいんだよなぁ。

 

「?」

 

 隣の教室からガタンと音がした。なんだろう? 気にはなったけど、シンタローやアヤノちゃんのいるクラスでもないので気にしないことにした。誰かの出ていく音がする。多分あれなんだろうなぁ。体調不良とかで誰かが出て言った音。

 

 

 数時間後、僕らはやっとテストから解放された。うん、後は終わるのを待つのみ。万事を尽くして天命を待つ。緑間君元気でやってるかなぁ? そういえば、おは朝のラッキーアイテム未だにやってるんだろうか? この前、偶然見た月バスで緑間君行った高校の特集やってたけどいい相棒に恵まれてるみたいでよかったよねー。そんなこと考えてたらテツヤ君に声をかけられた。

 

「明久君、一緒に帰りませんか? それから一つ頼みたいことが」

 

 テツヤ君が真面目な顔して言ってきた。なんか本気で用事があるみたいだしどこかで落ち着いて喋りたいなぁ。あ、そうだ。

 

「あ、いいよー。じゃあ、マジパでも行く? バニラシェイクぐらいなら奢るよ。そうだ、おーい、かがみくーん」

 

 帰りの支度をしていたかがみ君に声をかけた。彼が振り向く。

 

「どうかしたか?」

「マジパ行こうよ。ちょうど帰り道にあるんだよね。お近づきの印に何か奢るよ」

「本当か?!」

「もちろん!」

 

 そんなわけで途中で合流したシンタローとアヤノちゃんも交えてマジパに行くことになった。その道すがらテツヤ君にささやかれる。

 

「明久君本当にいいんですか?」

「なにが?」

「火神君に奢る件です。彼、かなり食べますよ?」

 

 そのかなりがどの程度なのかは不明だけど財布心配になってきたなぁ。

 

「うーん、約束したものはしょうがないさ。ちょうど昨日給料日だったから大丈夫だよ」

「ならいいんですけど……あれ? 給料日?」

「あ、バイト始めたんだよ」

「そうですかアルバイト……」

 

 テツヤ君が何かぶつぶつと呟いている。どうかしたのかな?

 

「そんなに意外だった?」

「ええ、本当に意外でした。明久君の事ですし、また運動部系のマネージャーとかやってるのかと」

「それはキセキのみんなが無理やり引きずり込んだからでしょ?! そうじゃなかったらサッカーに全力注いでたよ」

 

 小学時代の友達がサッカーやってたのでその影響もあってサッカーは割と好きだし。でも元中にはサッカー部あったにはあったけど僕みたいなにわかが行くようなとこじゃなかったんだよねー。

 

「え、サッカー?」

「まあね。ミニクラブには所属してたし」

 

 あいつら元気かなぁ。高校は全国バラバラになったらしいし。

 

「そうだったんですか。なんかすみません」

「え? 気にしなくていいよ。普通にバスケも楽しいじゃないか。むしろ一つのスポーツに全力を掛けられるテツヤ君たちは凄いって思うよ。僕は割とこれって決めたものないからさ」

「……そうですか」

 

 あ、マジパが見えてきた。それにしてもテツヤ君の用事って何だろう?

 





wktkされたので思わず続いてしまった誰得クロスです。

カゲプロキャラがまだまだ出てこないorz
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