短編集。   作:亜莉守

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第六問

 

「大体勝てるのかよ」

「そうだな」

「姫路さんさえいればいい」

 

誰だろう。姫路さんにラブコールを送っているのは。

 

「勝てるさ、ここにはその条件がそろっている」

 

ざわざわとクラスメイトが騒ぎ出した。

 

「それをここで証明しよう。康太、女子のスカートを覗いてないでこっちに来い」

 

床にほっぺたを付けてガン見するのを中断して康太が立ち上がる。ほっぺたをさすって畳の後を消そうとしているけどモロバレだよ。女子の康太を見る目線もかなり冷やかになった。

 

「土屋康太。こいつがあの有名な寡黙なる性職者ムッツリーニだ」

「馬鹿な……奴がそうだというのか?」

「見ろ!まだ証拠を隠そうとしているぞ」

「あぁ、ムッツリの名に恥じない姿だ」

 

ふと思うのだけれど、あれって随分と不名誉なあだ名だよね。ムッツリの名に恥じない姿自体が恥なんじゃないかな?

 

「それに姫路と暁美、巴先輩の事は皆その実力をよく知っての通りだ」

「そうだった。彼女たちがいるんだった」

「姫路さんたちが居れば大丈夫だよな」

 

三人の実力は折り紙つきだもんね。全員Aクラス確実って言われてたし。

 

「木下秀吉に高町の二人も居る」

「木下ってAクラスの木下優子の弟の」

「高町さんっ、つきあtぐはっ……」

 

誰だろ、なのはにラブコール送ろうとしてぶっ飛ばされたの。

でも、士気は最高潮にまで達している。

 

「それに佐倉杏子、吉井明久、上条当麻、鈴科初秋の四人もいる」

 

一気に士気がだだ下がりした。

 

『(明久、これは彼の作戦のうちかい?)』

「(知らないよ。士気は上げたままの方がいいと思うんだけど)」

「誰だよ。吉井って」

「上条もだぞ」 

 

あ、忘れられてた。まあ、いいかこのまま大人しくならないかな。色々と面倒だし。

 

「こいつのかtぐかっ」

 

あ、雄二が吹っ飛んだ。そして、黒板に突き刺さる。

 

「よぉ、坂本。おもしれぇことしてんじゃねーか」

 

どさりとさらに頭の上に何かのかった様な感じがした。キュゥべぇが頭の上から落ちて膝に乗っかった。

 

『(全く、百合子はスキンシップが相変わらずだ)』

 

百合子ってことは……妹さん?!

妹さんこと吉井百合子居た。白い髪に赤い目、髪につけたピンクの花の髪飾りと物凄くひょろい外見が特徴。

 

「はよーさん」

 

まだのっかられている。まあ、いつものことか

 

「あ、うん。おはよう。Aクラスじゃ?」

「いや、振り分け試験の日に騒動起こしてFだけど?」

「なにやってるのかな?!」

 

一方も妹さんも何やってるのかな。もう、暴れた原因僕じゃないよね?

 

「で、何やってんだよ」

 

事情の一切を妹さんに説明した。

 

「ふーん、おもしれーじゃねーか」

 

妹さんの声色が一気に怖い方向に行く。この場合何か悪だくみを考えていると考えた方がいいだろう。兄妹やっていると気が付きやすくなるものだ。

僕らの様子に教室中がシーンとなる。そして、

 

「「「ぎゃあああああ―――――」」」

 

な、何? 急に

 

「ま、まさか『あの』吉井兄妹か」

「不良三十人をたった一人で破るほどの腕っ節の兄」

 

それ、黒歴史なんだけどなぁ。それに色々と幸運だっただけだよ。自分の力でぶっ飛ばしたかと言われるとちょっと違うし。

 

「白い悪魔とさえ呼ばれる最強の妹」

「るっせーんだよ。屑どもっ!!」

 

あ、何人か沈んだ。妹さん嫌いだもんなぁその称号で呼ばれるの。

今思うけどみんなタフだよね。あと懲りない。

 

『『まさかそんな奴らがこのFクラスに居るなんて』』

「う、そういうことだ。このクラスにはそういう連中がいる。もちろん俺も全力を尽くす」

 

あ、雄二が蘇った。今日は厄日のようだね雄二。

雄二の言葉に賛同してみんなが気合を入れる。

 

「よし、明久、当麻、一方通行、秀吉、百合子以外はここに残れ」

 

あれ? 帰っていいんだ。

 

「じゃあ、おさきに」

「また、明日なのじゃ」

「行くぞォ、お前ら」

「っち、学校にくんじゃなかったぜ」

『今日は一緒させてもらうよ』

 

僕ら五人と一匹(?)は一方の家に向かった。

 





ギャグ補正なくちゃ死んでるなぁって場面大量です。ギャグ補正って偉大だ。

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