ドライグおじさんとティオさんメイン
自分にとっての最後の宿主は異質そのものだった。
普通の人間との間に生まれた小僧は、一見すれば『大ハズレ』と落胆するものであったのだが、その根にあるものは今までの人間達とはあまりにも違いすぎた。
異質にて異常……故に普通に生きることが許されぬ運命を辿った最後の宿主は悪魔の眷属として生きる道をを見つけた事で急速にその精神を業火のように燃え上がらせ、歴代最強――そして最悪でもある宿主へと成長した。
だが、宿主――いやイッセーが悪魔の仲間達を失ったことでその精神は二度と燃える事はなかった。
いや、厳密には燃えてはいたのかもしれない。
仲間の為に自身の異常さを燃やすという
オレはそんなイッセーを否定することはなかった。
いや、する訳にはいかなかった。
やっと見つけた繋がりを失ったイッセーにとって、オレとの繋がりは残った最後のひとつだったからだ。
だからオレはその異常を歪めながらも増幅させ続けるイッセーの相棒として共にリアス達を奪った『世界そのもの』に戦いを挑んだ。
全てを破壊し、全てに憎悪し続けた果てに待っていたものが何なのかも解らずにただひたすら……。
そんなイッセーが奴等の『悪あがき』で世界から存在そのものを抹消された訳だが、やはりオレとイッセーの悪運は無駄に強いらしい。
まさか別世界の人間として生まれ変わるとはな。
そしてその世界を無意味に生きて更に別世界へと飛ばされるとは――つくづくイッセーという男の運命は数奇なのだと思う。
「あー……久しぶりにエロゲーやりてー」
とにかくニート生活をしたいが為に、わざわざ世間的に死んだ事にしながらあちこちを充てなくフラフラし続ける少年は、前回二度目の記憶シェイクを施した後、付いてくる者達と共に森林地帯をさ迷っていた。
「思考が駄々漏れよ……」
「そんなゲームやるなら私達とすれば良いのに……」
ギャアギャアと謎の怪鳥の鳴き声が響き渡る森林道をふらふら歩き続けるハジメのぬぼーっとした言動に対し、エロゲーの意味が分かる八重樫雫と白崎香織が若干恥ずかしそうに頬を染めている。
「えろげーってなに?」
「聞いたことがないのぅ?」
「………」
反対に、ユエやティオといったこの世界の原住民達はエロゲーの意味がわからずに首を傾げ、過去のハジメの姿と変身中のドライグは静観しつつも、そろそろ日が暮れ始めている事に言及する。
「そろそろ休んだ方が良いだろう。
幸いここら辺は小うるさい鳥くらいしか居ないみたいだからな」
「ん、そうだな。
これ以上歩いても村だ町っぽいのは見えてこないし」
基本的にドライグの言うことは素直に聞くハジメが頷きながら、手頃な場所を探し、かき集めた岩や土や木々を錬成師の力を使って簡易的な家を作成する。
「それにしてもホント便利だよなぁ錬成師のスキル」
「最初はかまくらみたいな形だったのに、今ではこんな立派な家を作れちゃうんだもんねぇ」
「なんなら普通に住めそうだわ」
「ハジメは結構大雑把に見えて変に器用というか凝り性」
「いやーどうせ寝るなら良い環境で寝たいじゃん?」
割りと立派な家を短時間で作成するハジメに香織達が素直に褒め、若干得意気になっているのを微妙な目でドライグは見ている。
「…………」
「? どうされた旦那様?」
「………いや」
そんなドライグの複雑そうな様子を察知したティオ。
まさかここに来て、錬成師の力にハシャイでるハジメに不満があるだなんて子供みたいな理由があるなんて言えるわけもなく、楽しげに簡易ハウスに入っていくハジメ達の後に続くように、ドライグもティオに連れられる形で、腹が立つくらい無駄に居心地の良い簡易ハウスへと入るのであった。
「で、今更なんだけど本当に付いてくる気なのかティオは?」
そんなドライグのプチジェラシーに気づかない朴念人ことハジメはといえば、全員がお風呂と食事を済ませた後の寝る前の一服の席にて改めて何気にずっとドライグにひっついて離れないティオに、このニート生活の為の旅についてくるのかを訊ねる。
「うむ、当然じゃ」
その確認に対してティオは一切の葛藤もなくついてくると頷きながらずずずとお茶を飲むと、隣に座らされていたドライグが絶妙に嫌そうな顔をする。
「お主達の旅の目的もなんとなくわかったし、是非妾の故郷を案内したいと思う。
そして生き残りの同胞達に旦那様の事を紹介したいのじゃ」
『おー……』
「…………」
こんな事なら洗脳されていた時点で殺してしまえば良かったと、割りと酷い事を本気で思っているらしいドライグ。
確かにドライグの目線からすれば親子以上に生きた年数の差がある小娘に付きまとわれるのは鬱陶しいらしい。
「なんだよ、羨ましいんだけどドライグ。
こんなメロンおっぱいさんに……」
「ヤメロ。
この二天龍とまで呼ばれたオレがこんな下級の竜族の小娘に興味なんぞ持つか。
お前じゃないんだぞオレは」
結構本気で羨ましいがるハジメに苦虫を噛んだ顔をするドライグ。
「でもドライグとティオは同じ種族だし、お似合い……」
「そうじゃろうそうじゃろう!?」
「ふざけるな、オレをこんな下級種族と一緒にするな。
そもそもコイツは竜人族なんだろう? オレはれっきとしたドラゴンなんだよ。
わざわざ魔力を消費して竜に変化するなどせん」
自分と竜人族は違うとユエの言葉をきっぱり否定するドライグだが、ハジメ達的には些細な違いにしか思えないし、その言葉を聞いたティオも流石に傷ついた顔をする。
「………」
「ドライグ……」
「今の言い方はちょっと酷いと思う」
「マゾ気質のティオさんが本気で傷ついてるわ…」
「な、なんだ貴様等? オレは事実を言っただけで――」
「俺も大概だけど、ドライグも結構言うことキツいよな。
ちっさい頃何度か泣きそうになったもん、ドライグの言い方に……」
「お、お前まで……」
四人の責める視線に、少し自覚はあったのか若干小さくなるドライグがチラリとティオを見ると、確かに何時ものティオなら寧ろ無駄にクネクネしながら悦びそうなものなのに、ちょっと泣いている。
「わ、わかった! 下級と見下した事は訂正する。
……………正直すまんかった」
過去のドライグなら鼻でも鳴らして意にも介さなかったのだが、今のティオを見ると妙な罪悪感のようなものが沸いてくるので、取り敢えず謝る。
するとほろりと涙を流していたティオはそんなドライグに対して涙を拭いながら笑顔を浮かべる。
「良いのです。
異界にてハジメと共に神をも砕いた最強のドラゴンからすれば妾が木っ端小娘にしか見えないのは事実ですから」
「……」
「だから、だから……妾はアナタ様にとってそこら辺の木っ端小娘竜ではない事を証明します。
アナタ様に釣り合うだけのドラゴンになって見せますから……!」
「…………………ガキが」
ドライグの立つ領域に到達して見せると宣言するティオに、ドライグは先程と違って悪態こそつくものの、その表情は少しだけ笑みが溢れていた。
『…………』
そんな竜と龍のやり取りを見ていた女子達はあわわわと変な声を出しながらテンションを上げている。
「いや、マジで結構羨ましいんですけど」
そして遂に相棒にすらモテ期が来たのかと、ハジメは割りと本気で悔しがっていたのだった。
『オレをこんな下級種族と一緒にするな。
そもそもコイツは竜人族なんだろう? オレはれっきとしたドラゴンなんだよ。
わざわざ魔力を消費して竜に変化するなどせん』
その言葉に本気の拒絶を感じたティオは本気で悲しくなり、涙を流した。
明確な拒絶もそうだが、何よりドライグの言うとおり自分達の一族は一度神によって歴史的には滅ぼされたのだから。
それはつまり自分達が神の気まぐれによって簡単に消されるだけの脆弱な生物であることを意味するものであり、だからこそあの時の戦い――いや、一方的な蹂躙の果てに両親を失ったのだから。
「…………」
弱い。
祖父や父や母から誇りと力を継承しても、自分はどうしようもなく弱い。
それに比べて洗脳された己を叩きのめした彼はどうだろうか。
血のように真っ赤で逞しい鱗におおわれし巨体から放たれる歴戦の闘士のような覇気。
その爪は大地を切り裂き、その尾は一振で空を割る。
まさに伝説のような存在であり、彼と宿主から見えたあの記憶が本当なのだとすれば、彼は――ドライグは異界にて宿敵である白い龍との戦いに勝利し、龍の神をも屠り――そして神にすらその爪と牙が届いた。
まさしく最強のドラゴン。
そんな神話級へと到達した彼からすれば自分なぞ脆弱な小娘でしかない。
「否定はできんの……妾は弱い」
だからこそあの拒絶の言葉は気持ちが良いものではなく、寧ろ悲しかった。
ハジメ達が宥めてくれたから慌てて訂正こそしてくれたものの、ドライグの言葉はあながち間違いではない事はティオ自身が解っていた。
「おい」
「あ、ド、ドライグ様……」
そんなティオは皆が寝静まった後も、寝付くことが出来ず、簡易ハウスを出て少し風に当たりながら、ドライグから言われた言葉を思い返していると、意外にもそのドライグ本人が家から出て来て声を掛けてきた。
「明日も早――くはないか。
イッセーの奴、ハジメとして生まれ変わってからは怠惰に磨きが掛かっているからな。
どうせ起きるのも昼過ぎになりそうだ」
「は、はい。
なので少し風に当たろうかなって。
それと昔を少し思い出してまして……」
「昔?」
「ええ、故郷を壊された子供の頃を……」
ちょうどドライグの事を考えていた事もあったので、少しだけドキマギするティオの言葉にドライグが首を傾げる。
「アナタ様にとっては退屈な事かもしれませぬが……少しだけ妾の記憶をお見せしとうございます」
そんなドライグにティオは、まずは自分をよく知って貰おうと、自身の過去をドライグに観て貰いたいと言う。
するとドライグは暫く無言でその場に座っていたティオを見つめながら口を開く。
「頭をこっちに」
そう言って右手を翳したドライグに言われた通り、頭を差し出すとドライグはそっとティオと頭に触れながら静かに目を閉じる。
そしてドライグはティオの過去を観る。
楽園を目指して数百年築き上げた故郷が数年で壊されていく様をまだ幼かったティオは見ることしか出来なかった。
母が殺された姿を。
我を忘れかけた己を父に諭され、竜人族としての誇りを今一度噛み締めた事を。
「…………」
そんな過去を観たドライグはゆっくりと頭から手を離す。
「……」
「ドライグ様……?」
腕を組みながら暫く無言でティオを見つめるドライグのその瞳にちょっともじもじしてしまっていると、彼は口を開く。
「悪いが、貴様の過去がどれだけ凄惨であろうともオレには慰めの言葉は見つからん」
「……………」
その言葉にティオは全身に冷や水を掛けられたかのように急速に冷えていくが、ドライグは構わず続ける。
「それにやはり貴様等とオレ違う。
オレには貴様の親父が宣っていたような信念なぞ持ち合わせてはおらん」
「…………………」
過去を観た上でやはり違う存在であると宣言したドライグに、ティオの視線は堕ちていこうとした時、ドライグは言う。
「竜の牙は己の弱さをかみ砕き、憎悪と憤怒を押し流す」
「!」
ティオに過去を観たことで、彼女の父親との今生の別れとなるあの時の言葉を。
「竜の爪は鉄の城壁を切り裂き、巣食う悪意を打ち砕く。
竜の眼は一路の真実を見抜き、欺瞞と猜疑を打ち破る」
父とあの時口にしたあの言葉をドライグが口にしている。
その瞬間ティオはあの時と同じ言葉をドライグと共に口にしていた。
「仁失いし時――」
「わ、我らはただの獣となり――」
「されど理性の剣を振るい続ける限り――」
「我等は竜人である!!」
気づけばティオだけが過去の悪夢を吐き出すように宣誓しており、ドライグはそんなティオをただ見ていた。
「それが貴様の一族の誇りとやらなのだろう?」
「は、はい……」
「ふっ、やはりオレには理解できん……。
殺るか殺られるか、喰うか喰われるかにそんな小難しい事は一々考えんことにしているしな」
そう話すドライグは苦笑いをしている。
しかしそれも一瞬の事であり、直ぐ様鋭い瞳でティオを見据える。
「オレの領域に立つ……先程お前はそうほざいたな? その言葉に偽りはないか?」
「竜人であるこの身に―――いいえ、妾自身に誓って必ず」
ドライグの問いに、竜人族のティオ・クラルスとしてではなく、ただのティオとしての覚悟の意思を示す。
それをどう感じたのか、やがてフッと笑みを溢したドライグは口を開く。
「聞き分けのない小娘が。
良いだろう、そこまで言うのなら貴様に叩き込んでやる。
かつてオレの最強にて最後の相棒と共に到達した領域への道をな」
「そ、それじゃあ……!?」
「途中で弱音を吐くことは許さん。
その瞬間、オレが貴様を喰い殺す……! それでも来るか?」
この退屈な毎日に刺激を持つ為に。
過去の白い龍のような――自身を脅かす相手を作り上げてみるのも一興だと。
何より、自分達の世界でもそうだったが、どうも神という存在は気にくわないので嫌がらせでもしてやろうと。
「は、はい! ふ、不束ものですが末長くお願いするのじゃ!」
「なら貴様の一族の誇りと共にこの言葉を胸に刻め」
――我、君臨するは王の真理を天に掲げし、最後の赤龍帝なり――
――無限の進化と不滅の精神を抱いて、悠久の道を歩み続けん――
――我、無神臓の紅き龍の帝王と成りて、汝を真紅に光り輝く天道へ導こう――
「こ、これがドライグ様の誇り……」
「そんな高尚なものでもないし、単なる覚悟みたいなものだ。
良いかこの瞬間からお前はは、『永遠に到達できん道』を歩かなければならない」
「永遠に到達できない……?」
「そうだ、オレ達が選んだ道に終わりはない。
どこにも向かうことも出来ず、永遠に挫折と強大な壁に阻まれ続ける。
何度壁を越えても永遠にだ」
歴代の宿主の誰もが到達することなく、そして最後の宿主となったハジメと共に進む事になった龍道の言葉をティオに送ったドライグは、その道に終わりが無いことを告げる。
「だからこそ強くなる。
終わりがない苦痛を、見えない終着点への絶望を糧にオレ達は永遠の進化をする。
それが無限を越えた無神臓だ。それを胸に刻め」
「無神臓……」
「それをオレはイッセーに――いいやハジメに教えられた。
それがまさかこんな小娘に教える日が来るとはな……」
「ど、ドライグ様……」
「なんだ、また泣くのか? まったく、所詮はまだまだガキか。
まあ、泣きたくば好きに泣け――投げ出さん限りはオレはお前を見捨てたりはせん」
それが最後の宿主が持ち、そして己の精神にも宿った異常なる精神なのだから。
「い、いえ……妾は嬉しいのです。
詰られたりシバき回されたりするのも嬉しいですけど、ドライグ様に優しくされるのも癖になってしまいそうなくらいです……」
「……。まあ、それくらいの図太さはあって貰わんとこちらとしても困るから別に好きに思えば良いが……」
「ドライグさまぁ~!!」
「なっ!? 急になんだ!?」
「妾は必ずやドライグ様に相応しい花嫁になります!」
「あぁっ!? そんなつもりでオレは――ちょ、オイ! やめ――こ、呼吸がっ……!!」
こうしてドライグとティオはドラゴンコンビを密かに組むのであった。
「オレ、なんでこんな夜更けに相棒のモテ具合見てんだろ。
すっげームカついてくるんですけど、あんなメロンおっぱいに押し潰されて……ちくしょう」
「「「………」」」
「はぁ……いいなー……結局リアス部長達のおっぱいは触れもしないままだったし―――――って、さっきから引っ付いてきて何なの?」
「いやその……そんなに羨ましいのならどうぞ? みたいな?」
「私達のおっぱいならハジメ君専用ですよー……みたいな?」
「揉むなり挟むなりハジメの自由なんですけどー……みたいな?」
「……………。あ、うん。ごめん……うん、マジでごめ―――お、おい密着すんなし、メロンじゃないんだか――ぐもももも!?」
「「「…………」」」
終わり
オマケ
ハジメ達が割りと遊んでる夜を過ごしている頃、ウルの町に滞在中の愛ちゃん先生親衛隊の一人にて、ハジメ自身気づいていないのだが、実は唯一記憶シェイクの影響が全く無かったモブ子こと園部優花は、皆が寝静まった頃を見計らって町の外へと趣き、一人瞑想をしていた。
「…………」
その理由は先日ちっぱい呼ばわりした挙げ句記憶を消してさっさと逃げたハジメへの仕返し目的だったりするのだが、一番はハジメからの記憶シェイクの影響が自分だけが無い理由に気づいたからだった。
それがこの瞑想に繋がるのだが……。
『あら今日も来たのねユウカさん……でしたっけ?』
『精が出ますねぇ? まあわからないでもありませんけど』
意識を深く落とすと現れる、自分の意識に宿る二つの意識。
漆黒の髪を持つ眼鏡を掛けた少女と、白髪で小柄な少女。
困ったことにどちらも胸は自分より貧相なこの二人の少女はそれぞれ自身をソーナと白音と名乗り、ハジメの過去の知り合いらしい。
「あんまり大っぴらになんて出来ないですし、こんな事誰かに言っても信じてなんて貰えませんから……」
そんな二人の少女と瞑想をすることで会話が可能となる優花は、自分の意識の中で呑気に――というかどこから持ってきたのかもわからないお菓子を食べているソーナと白音にトレーニングを付けてくれと頼む。
『あらまぁ、そんなに彼に惚れちゃった?』
『イッセー先輩は生まれ変わってもこっちの気も知らずに腹が立つくらいモテますねー……』
「だ、誰があんなデリカシーの無い男なんかに! あ、アタシはただアイツをギャフンって言わせたいだけで……!」
『そこに関しては同意できるわ』
『ええ……結局最期の最期までまな板呼ばわりしてくれた先輩を是非分からせてやって貰いたいですからねアナタには』
ハジメがイッセーとしての過去をこの二人の意識を通してある程度把握していた優花は、ブツブツと当時の事を根に持つ発言をするソーナと白音に割りと同情的だったりするのだが、ハッキリ言ってしまえば別に優花自身はそんなに小さい訳ではない。
単にリアスだの朱乃だのだのといった者達と比べたら足りないというハジメ目線の話であるだけで。
『大体リアス達が無駄にあるだけよ』
『そうですよ、かと言って仙術で大きくしたらしたで先輩は『いやナチュラルじゃねーし』って言いながらレイヴェルの胸にはニヤニヤしてて、ホントムカつきました』
「………」
ブツクサ言う二人の少女により、順当に別領域への道を踏み出す園部優花の明日は果たして……。
終わり
補足
簡易人物紹介
ドライグ
ご存じこのシリーズでは基本パパなポジションであるドラゴンにて、この物語でも保護者的な立ち位置。
この世界に住む竜人族なる存在に興味本位で吹っ掛けられた喧嘩を買ってボコボコにしてやったら、正気に戻ったその竜人族の娘さんにめっさ懐かれた
結果、あんまりにも懐いてくるのと彼女の過去を考慮した事で自分が進んだ道に引きずり込む事になった。