色々なIF集   作:超人類DX

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三馬鹿シリーズの別√




三馬鹿と金色の覇王さん達

 

 

 

 ビジュアルから言動に至るまでの全てが変態の気配しかしなかった褌マッチョカマ野郎のせいから始まった過去でパラレルワールドな異世界生活。

 

 コンビニもねぇ、エアコンもねぇ、ゲーセンもねぇ、車もねぇ、バイクもねぇ、アイスクリームもねぇ、コーラもねぇ。

 

 超典型的な現代っ子人間である俺等からしたら、不便の極みでしかないこの世界で唯一良いと言える点があるとするなら、俺達の時代では三國志として語られてる偉人――それも何をどこで間違ってしまっているのか、名前くらいは聞いたことがある偉人達が美女だの美少女でしたって事ぐらいだ。

 

 ―――もっとも、俺の友達であるヴァーリと神牙の野郎共がそんな美少女ちゃん達と仲良くなれるのに、俺はただのちんちくりんなまな板娘のお守りをやらされてるので、唯一の利点すら享受出来もしない。

 

 挙げ句の果てには、元の時代に戻る条件として変態野郎あら一方的に提示された『ご主人様』とやらの助けにならなきゃならんという話も、その本人から完全に怯えられてしまった挙げ句悪人的な認識をされてしまった。

 

 

 まったく、人生ってのは本当に儘ならないぜ……。

 

 

 

 

 

 

 優れた才能を持つ私が、生まれて初めて心の底から『戦慄』させられた三人の男。

 

 天の御使いでは無く、ただ『未来』から無理矢理この地へと落とされたと話す三人の男の持つ『力』は、どんなに優れた才能を有していても叩き潰せるだけのものであった。

 

 

 だからこそ私は、彼等を配下として誘った。

 我が覇道を突き進むには、この男達の品性のない―――純粋にて圧倒的な『暴力』が必要なのだという確信があったから。

 

 結論だけを言えば、反逆をされる危険性を覚悟した上でも彼等の力は最早私達には無くてはならないものとなっている。

 

 特にこの私に対して傅く事もなく、敬意も無く、品性の欠片もない態度を改めもしない彼――一誠の粗暴でありながらも眩しくも感じる『自由奔放さ』には時折感心のような気持ちにすらさせられてしまう。

 

 

 

「ちくしょう……! ちくしょう……!!」

 

「…………」

 

「ちくしょおぉぉぉぉう!!!!」

 

「…………」

 

「せ、折角、町に居た綺麗なおねいさんのナンパにやっと……! やっと!! やっと成功したのに!! なんで邪魔しやがったぁぁぁっ!!!!」

 

 

 早い話が、三馬鹿の一人にて私目線では一番の大馬鹿だと断定できる男――一誠はやっぱりおバカなのである。

 今もみっともない顔をしながら私に向かって大声で何やら猿みたいに叫び散らしている辺りが実におバカだ。

 

 

「端から見たら無理矢理迫ってた様に見えたのよ。

私の直属の配下にあんな真似をされたら私の沽券に関わるわ」

 

「知るかタコ!! つーか別に無理矢理迫ってねーし!」

 

「自分の普段の行動をたまには省みたらどう?」

 

 

 逆を言えば、ここまで私に対して真正面から逆らえる男だからこそ面白いと思うのだけどね……。

 

 

「うるさいぞイッセー」

 

「そうだ、どうせその成功しかけてたナンパというのも盛ってるんだろう?」

 

「うるせぇー! 揃って横に可愛いおんにゃのこ侍らせ言ってんじゃねー!!」

 

 

 

 

 

 

 実はこのパラレルワールドの曹操こと華琳率いる軍勢において三大最高戦力扱いされてしまっていて、最早天の御使いこと北郷一刀等には敵認定されてしまっている所まで来てしまっていた一誠、神牙、ヴァーリ。

 その中の一人であり、華琳の直属配下という、実はそこそこ良い地位に立たされていたいたりする一誠は、殆どの女性偉人達の可哀想な視線に晒されながらメソメソと泣いている。

 

 

「お、俺だって、俺だってムチムチボインの人妻オーラ出してるおねいさんと仲良くなりたいんだよぉ……!」

 

『…………』

 

 

 あまりにも己の性癖が露骨にオープンなせいで、元の時代でもしょっちゅうナンパをしようとしては呆気なく玉砕し続けてきた訳だが、どうやら先程の華琳の邪魔(?)さえ無ければ、女性へのナンパが成功しかけたらしく、それが全ておじゃんにされたのが余程凹んだのか、何時もなら玉砕しまくっても泣きはしない一誠が珍しく本気で落ち込んだ模様。

 

 

「ちくしょう、前の時も褐色肌のお姉さん軍団をナンパしようとしたら思いきり横っ面張り倒されるし……」

 

「あれは普通にお前が悪いだろ」

 

「そもそもお前はあからさまな下心が顔に出すぎなんだ。

それともイッセー、その女についてだが実は――」

 

「うるへー!! 聞きたくねぇわちくしょー!!」

 

 以前の戦争の際に出会った、別の領土に住む女性との残当過ぎる玉砕を思い返してますます凹む一誠に、ヴァーリと神牙は呆れた顔をしながら態度があからさま過ぎると指摘すると、一誠はそんな二人をギロリと一睨みしつつ、玉座に座って居たこの時代の曹操こと華琳にメンチを切る。

 

 

「第一、今回に限ればこのハイパード貧乳金髪が邪魔したからだ……!」

 

 

 仮にも世話になっている相手とは思えない暴言を、怨めしいような顔と共に吐き捨てる一誠。

 するとそれまで我慢をしていた華琳のシンパが激昂する。

 

 

「いい加減にしなさいよこのド変態男!」

 

「華琳様の手前、抑えていたがもう我慢の限界だ! やはり貴様だけはこの私が直々にその首を斬り落としてくれる!!」

 

 

 華琳が率いる者達の中でも、完全に崇拝している夏侯惇こと真名を春蘭と、荀彧こと真名を桂花の二人が今までの一誠の華琳への無礼な態度や行動の数々を踏まえて激昂し、春蘭に至ってはその言葉通り剣まで抜いたのだが――

 

 

「だから、私をド貧乳呼ばわりするなぁ!!」

 

「ぶべらっ!?」

 

『!?』

 

 

 そんな二人の激昂以上に、中指まで立てられながらド貧乳呼ばわりされた華琳の方がカチンとなっていたらしく、綺麗な飛び蹴りより、華琳の足が見事に一誠の顔面をぶち抜いた。

 

 

「か、華琳さま……?」

 

「綺麗に顔面に入ったな」

 

「そしてそのまま一誠の顔面を踏みつけているぞ……」

 

 

 一誠と関わるようになってから、妙に子供染みた真似が多く見られるようになった華琳のアグレッシブな飛び蹴りと追撃に、華琳の配下の少女達はギョッとなり、神牙とヴァーリは普通に華琳の身体能力が然り気無く成長していることに気づく。

 

 

 

「何度も何度も……何度もっ! まな板だの平面だの……! そもそも他が無駄にありすぎるだけ――」

 

「ラウンドワ~~~ン―――ファァァイッッ!!!」

 

「きゃっ!?」

 

 

 そんな華琳は、配下達にとっては最早恒例行事と化した、一誠顔面を踏んでやっていた一誠に足首を掴まれ、セルフラウンドコールと共に床に転ばされると、互いの頬をつねりあったりするような子供染みた喧嘩へと発展。

 

 

 

「今日はマジで許さないからなまな板ァ!!」

 

「それはこっちの台詞よっ!!」

 

『………』

 

 

 

 周囲の生暖かい視線もなんのそので、マウント合戦やらつねり合いを繰り広げる一誠と華琳。

 見方によっては喧嘩する程仲が良いを地で行くようなやり取りにも見えなくもなく、桂花と春蘭はますます一誠に嫉妬の炎を燃やし、華琳の従姉妹で曹仁こと真名を華侖という少女はとても複雑そうな表情で指や手を華琳に噛みつかれて悶絶してから、お返しだと華琳の腕に噛みつく一誠を見つめるのであった。

 

 

 

「ぜぇ……ぜぇ……」

 

「はぁ……はぁ……」

 

 

 結局取っ組み合いの喧嘩に収まったという解釈をされたせいか、気づけば配下達が退席していた事に気づかないまま1時間はやりあった一誠と華琳だが、流石に疲れたのか、互いに息を切らせていた。

 

 

「お、おう……今回も引き分けって事にしようと思うんだが」

 

「ふぅ、はぁ……え、ええ……か、構わないわ」

 

 

 互いに感情を剥き出しな喧嘩だったのもあり、気付けば互いへの怒りが殆ど消えてしまったのもあり、引き分けで手打ちにすることにした一誠と華琳はそのまま床に大の字に倒れる。

 

 

「前より少しは強くなったな……。

てて……マジで噛みつきやがって」

 

「それはこっちの台詞よ、あらゆる箇所が一誠の噛み跡だらけだわ……」

 

 

 両腕やら指やら、果てには頸動脈付近にまで互いの噛み跡がくっくりと残っていると言い合いながら暫く二人して天井を見上げる。

 そんな時だったか、唐突に華琳が口を開く。

 

 

「一誠に声を掛けられてアナタの誘いを受けようとしていた女……。

神牙と凪の警備隊に捕らえさせたわ。あの女、アナタから私達の情報を引き出そうと送り込まれた刺客だったのよ」

 

「はっ!?」

 

 

 いきなりの告白に思わず身体を起こした一誠だが、直ぐ様脱力するように再び大の字にひっくり返る。

 

 

「…………。だから俺の邪魔――というか止めたのか?」

 

「ええ。

そもそもアナタが見知らぬ女に声をかけて誘いを受ける事自体が不可解と思ったし、アナタが猿みたいに喚いている間に調べさせたら案の定よ。

でもそのままあの時の一誠に言った所で納得も理解もしそうになかったでしょう? だから冷静になるまで黙っていたのよ」

 

「……」

 

 

 じゃあ勝手に喚いて、そうとは知らず華琳に八つ当たりしてたのは自分の方だったのか……とここでやっと理解した一誠は口を開く。

 

 

「…………。ごめん」

 

 

 流石にそんな理由があったとも聞けば100で自分が悪いという程度の良識は持っていたいっせ一誠の、彼なりの本気の謝罪に華琳は小さく笑う。

 

 

「まったくね。

お陰でまたしても配下の子達への威厳が損なわれちゃったわ」

 

「……」

 

 

 華琳の言葉にぐうの音も出ない一誠。

 

 

「けれど、最近あの子達も慣れて来たみたいだし、良い運動にもなれたし今回は許してあげるわ。

でも、今後はああやって誰彼構わず鼻の下を伸ばすのは控えることね一誠?」

 

「…………おう」

 

 

 こういう事の積み重ねにより、ますます華琳の尻に敷かれる訳だが一誠本人はまだいまいち気がつかないのであった。

 

 

 

 

 今までの一誠の『普通』の女からの受けの悪さをある程度理解していたからこそ、一誠の誘いを受けた女から怪しい気配を感じ取れた。

 ……いえ、正直に言うと如何にも一誠が好みそうな女であったのに腹が立ったし、それ以上に本気で喜んでいた一誠を騙している女に殺意が沸いた。

 

 だから私は、神牙と凪に捕らえたその女がどこの誰なのかと、どこかは派遣されてきたのかを徹底的に吐かせた後、『楽』にしてあげたわ。

 ……一誠には黙っているけど。

 

 

「まあ、ある意味上手く考えてはいたわね。

一誠のどうしようもない性癖はある意味利用できそうだもの」

 

「あっさり引っ掛かるからな一誠は……」

 

「しかし例の天の御使いと呼ばれる者の差し金だったとは……」

 

「ええ、そこは私も驚いたわ。

どうやら私は、あの男を毒にも薬にもなりそうにない男だと侮っていたようね……」

 

 

 一誠には上手いこと言って席を外させている間に、私は信頼出きる配下達を集め、例の天の御使い一行が仕掛けてきた事への今後の対策を話し合う事にした。

 神牙と凪、ヴァーリと柳琳と栄華、秋蘭――そして華侖。

 

 春蘭や桂花も参加させようとは思ったけど、二人とも一誠を毛嫌いしているのと、うっかり喋ってしまいそうだったので今回はこの面々だけだ。

 

 

「北郷一刀の率いる軍に潜り込ませている諜報員からの報告によると、建国をしようとしているらしい。

それと頻繁に江東を制圧した孫堅の軍と接触がある」

 

「つまり、北郷と孫堅が手を組むかもしれないと?」

 

「可能性としてはかなり高いな。

陽人での戦争の時にオレ達がかなり派手に暴れたせいで、その力を彼等は恐れている」

 

「最初は力を示せばスカウトされると思っての事だったけど、結局は裏目に出てしまったということか?」

 

「ああ……もっとも、オレ達――それこそ一誠も言っていた事だが、今更ここまでキミ達に世話になっておきながら、元の時代に戻る為に裏切る気にはなれなくなってしまったがな」

 

 

 神牙の言葉にヴァーリも同意するように頷くと、柳琳と栄華が安堵したような顔でヴァーリを見ているわ。

 柳琳はまだわかるけど、まさか男嫌いな側であった栄華までそんな顔をするなんてね……。

 

 

「あ、アタシも一誠から前に聞いたっす。

『今更寝返っても目覚めが悪すぎて無理だ』って……」

 

「ええ……私も一誠から直接聞いたわ。いつになく真面目な顔で」

 

 

 正直言うと、己の覇道の為とはいえ何かと理由を付けて三人を無理矢理引き留めていたという自覚はある。

 けれど一誠はそんな私に『お前に罪悪感なんて持たれると痒くなるし、今更裏切りたくもない』と返してくれたと話すと、華侖が何故かちょっとムッとなっている。

 

 

「あ、アタシにも真面目な顔して言ってくれたっす

多分華琳ねぇの時よりも!」

 

「あら、そうなの……」

 

 

 華侖に妙な対抗心を込められるとは思わなかった私は、少しだけ圧されてしまった。

 この子はかなり一誠に懐いているからなのでしょうけど……。

 

 

「ええと、話を戻すわね? 私としては一誠の言葉を借りるた『売られた喧嘩は買ってからノシつけて返してやる』と言った所かしら?」

 

 

 逆に私も私で華侖に懐かれてる一誠を見てると妙に腹が立つのでお互い様ということにしておくわ。

 

 

「この曹孟德の道を汚す者は誰であろうと容赦はしない……」

 

「!?」

 

「っ!?」

 

 

 まあでも華侖だけなら……。

 

 

 

 

 

 

「うー……」

 

 

 華琳の従姉妹の一人である華侖は最近とてもモヤモヤしていた。

 理由はそう……一誠だ。

 

 

「うー……寝ても覚めても一誠のことが頭から離れない~」

 

 

 不思議な三人組の男の中で一番女にだらしなく、一番頭が悪そうで、一番口も悪い。

 そんな一誠を華琳を強く崇拝する者達は毛嫌いするのだが、華侖は逆に感覚からして気が合うと思った。

 その勘は普通に当たっており、女へのだらしなさを抜かせば一誠はとても楽しい男だった。

 

 

「よ、よお華琳」

 

「? 何よ一誠?」

 

「いやその……さっきの取っ組み合いの時に髪留めってーの? お前の片方の髪留め壊れた……いや、俺が壊しちまったろ?」

 

「? そういえばそうね、それが?」

 

 

 早い話が華侖は一誠がかなり好きだった。

 だから一誠が他所のよくわからないそこら辺の女にだらしなく鼻の下を伸ばすのもムカムカするし、お子様のような体型の女の子には割りと懐かれてるのも嫌だし――何よりしょっちゅう貧乳呼ばわりしながら取っ組み合いの喧嘩ばかりする華琳の居る場所がとても羨ましいと思っている。

 

 今だってそうだ。

 会議が終わって解散となって直ぐに、一誠が妙に挙動不審な態度で戻ってきたかと思えば……。

 

 

「これ……やるよ」

 

「え……これって……」

 

 

 多分一誠なりのお詫びのつもりで買ってきたと思われる髪飾りを不器用な態度で華琳に手渡している。

 その瞬間、その現場を見てしまった華侖の胸の内はズキズキと痛む。

 

 

「…………」

 

「い、いらなきゃ捨てちまえ! 借りっぱなしとか嫌なだけだし!」

 

 

 渡された髪飾りを口を三角おにぎりみたいな形に開きながらボーッと見ている華琳に耐えきれず、ついテンパる一誠を見るのが辛い。

 

 

「ええと……折角だから付けてもらえるかしら?」

 

「は? お、おう……でもあんま上手くねーぞ?」

 

「構わないわ……ふふ」

 

 

 どう見ても喜んでるとしか思えない華琳が、髪飾りを外すと一誠に背を向けると、一誠は辿々しい手付きで華琳の髪に触れている。

 

 

「ん……」

 

「!? な、なんだよ?」

 

「いえ、なんでも。

そんな手付きで触れられる事なんて殆ど無かったからついね……」

 

「……。言われてみれば確かにそうだな。

大体取っ組み合いの喧嘩しかしてないし……」

 

 

 

 

「…………」

 

 

 ああ、嫌だ。

 一誠がどんどん手の届かない場所に行ってしまう。

 しかし相手は自分にとっても大好きな従姉妹の華琳だ。

 

 華侖は胸が引き裂かれるような痛みを感じながら、一誠と、一誠に髪飾りを付けて貰った華琳を見つめ続ける。

 

 

「どうかしら?」

 

「お、おう……何時もの華琳だと思う。

それであの……さっきの件なんだが、ホントに悪かった……」

 

「そう思うのなら、今後は考えもなくそこら辺の女に声を掛けるのは控えてちょうだい。

正直言うと、アナタが他の女と一緒に居るのを見ると腹が立つし……」

 

「へ?」

 

「まあ、華侖となら別に良いけど……。

最近あの子に構ってないみたいだし、少しは相手になってあげなさい? 結構寂しがってたわよ?」

 

「華侖が? ……………って、何か泣きそうな顔してこっち見てるんだけど」

 

 

 しかし華琳はそんな華侖の諸々を見抜いていた。

 

 

 

「お、おうどうした華侖?」

 

「…………」

 

 

 その瞬間、華侖の見えない胸の痛みが消える。

 そして……。

 

 

「うー……! いっせぇ……!」

 

「うわっと!? ど、どうした? どっかで転んだのか?」

 

「ちがうっす……! 華琳ねぇばっかりじゃなくてアタシも欲しいっす~!」

 

「は? …………ああ、何か欲しいもんでもあったのか? それなら今度買ってきてやる――」

 

「そうじゃないっす~!! 華琳ねぇにしたみたいに、アタシにも一誠のモノだって証として噛んで欲しいっすー!」

 

 

 色々と決壊した華侖は一誠に抱きつきながらわんわんと泣くのだった。

 

 

 

「はっ!?」

 

「ああ……そういう解釈をされてたのね、この噛み跡を」

 

「ち、違うぞ華侖!? それはそういう意味じゃ……」

 

「アタシがそう思ってるからそうなんす! でもアタシの胸は優しく噛んで欲しいっす……」

 

「………………。と、私の従姉妹は言ってるけど、どうするの? 私のも噛む?」

 

「な、何言ってんの!?」

 

 

 

 終わり




補足

まとめると、褌マッチョに了承無く『ご主人様を助けてぇんはぁと』と言われた挙げ句飛ばされ、力の大半を取り上げられる。

 さっさと帰ろうとそのご主人様を探そうとしたら神牙のご先祖様(金髪美少女)に掴まって配下にされる。

 なんやかんや世話になりつつそのご主人様を発見したのだが、有用性を示そうとハイテンションで万の軍勢を一撃で山ごと消し飛ばしたら、化け物認定されて怯えられる。

結果、その化け物三人を配下にしてる華琳さんまで得体の知れないヤバイ魏連中認定される。


そして敵対関係になり、三馬鹿達も三馬鹿達で、世話になり続けたこともあって今更裏切れなくなってしまい、後は野となれ山となれ作戦に切り替える。

現在赤壁のバトルを控えて互いに牽制中。


てな具合。



その2
この√では華琳さんと一誠の取っ組み合いの喧嘩が名物であり、それによりメキメキと華琳さんが限界突破しまくってる模様。
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