色々なIF集   作:超人類DX

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あーぁ、やっまった


次から次へと厄介事ばかりでピエンしたい赤龍帝

 

 

 

 これは別の意味ではあるが、やはり一瞬でも関わるべきではなかったとこの時程後悔したことはない。

 こんな後悔は、その日の飯の金の為にリアスちゃんを一人にしてバイトに行った時以来だ。

 

 その間に奴等に拐われてしまった……あの時の後悔に然も似たりだ。

 

 

 このガキの考えがまったく読めない。

 なんだ英雄(ヒーロー)って? 俺はそんなものになったつもりなんてありゃしないし、何度も言うがあの時は偶々なんだよ。

 

 吸血鬼にムカついてぶちのめしただけで、偶々その現場に別件でこのガキ共が居ただけで助けてなんていねぇ。

 寧ろその場でくたばってたとしても俺はなんとも思わなかったぐらいだ。

 

 そう二度くらいは説明したってのにこのガキはそれでも俺に対して訳のわからないことを抜かしやがる。

 わからねぇ……マジで理解できない。

 

 だから……だから……!

 

 

 

 

 

「俺は今日――というより現在進行で大変で、くだらんねーものに巻き込まれて、頗る機嫌が悪いんだ」

 

「? わからないな、つまり何が言いた――――」

 

「運が悪かったんだよ、テメー等は」

 

 

 そもそもこうなった原因――つまりこのくだらねぇ真似をしてくれた奴等に対して死ぬほど八つ当たりしてやらないと最早気が収まらない。

 

 

「あは! 聞いたカモくん! アスナさん! エヴァンジェリンさんの時にも言ってた決め台詞だ!! 今度はこんなに近くで聞けるなんて……かっこいい……!」

 

「ネギ? 一旦落ち着きましょう?」

 

「そうだぜ兄貴……。

なんというか、言ってはなんだけどあのイッセー男、兄貴の視線に顔色が青白くなっていってるし……」

 

 

 後、ぜってーこの八つ当たりが終わり次第、コイツ等の記憶をぐちゃぐちゃにする。

 

 

 

 

 

 

 運が良いのか悪いのか。

 近衛木乃香の実家と人員と父親である詠春を無力化し、後は木乃香の身柄を押さえる手筈の為にやって来た無機質な白髪の少年は、無茶苦茶に不機嫌そうな顔でチンピラ丸出しな事を指やら首の関節を鳴らしながら宣う茶髪の青年にはてと首を傾げる。

 

 

「キミとそこの赤い髪の女の事は此方でも把握している。

予想した通り、僕の『術』が通じないこともね」

 

 

 取り敢えず何故かピキッた顔をしながら今にも殴りかかってきそうな茶髪の青年と赤髪の女―――近衛近右衛門の懐刀と噂される二人に視線を一度ずつ向けながら、表情が無機質な少年はなんかキラキラ顔しているネギ・スプリングフィールドやらターゲットでもある近衛木乃香にも視線を向ける。

 

 

「『チクサ』がどうしても『為し遂げたい』と言うから可能な限りは手伝ったつもりだったが、予想外だったのはそちらの『お嬢さん』が戦う術を持っていた事と、その実力が今のチクサとツクヨミを超えていた事と――藪をつついたら蛇どころか『龍』と『悪魔』が出てきてしまったくらいかな」

 

 

 そう無機質に話す少年だが、その言葉自体は寧ろ煽っているようにも聞こえる。

 現に少年がリアスを一瞥しながら口にした『悪魔』という言葉を発したその瞬間、チンピラ顔だったイッセーの表情と殺意が一気にクールダウンした。

 

 

「リアスちゃん、ガキ共を頼めるか? 予定変更だ――このガキは今ここで完璧にぶち殺す」

 

 

 ただしそれは怒りや殺意が緩和したではなく、八つ当たりする相手からどうしてもこの場で殺さなければならないという意味でだ。

 

 

 

「ふむ、噂通り、余程彼女が大事らしい。

人間であるキミが悪魔―――!?」

 

 

 再びリアスを悪魔と呼んだその瞬間、白髪の頬にイッセーの拳がめり込み吹き飛ばされる。

 

 

「良い感じに入った……」

 

「人って殴られてあんなに乱回転しながら吹っ飛ぶものなんですね……」

 

「アカンわ、あの白髪の子、完全にイッセーくんの地雷を踏み抜いたえ……」

 

「あのー……親切心で忠告しますけど、宮崎さんや綾瀬さんや早乙女さん……それから神楽坂さんやネギ先生はここから先の光景は見ない方が宜しいかと……」

 

 

 完全にスイッチが入ったイッセーの様子を察した刹那が、これから起こるであろうリアル拷問処刑現場への耐性が無いであろうのどか達に忠告をする。

 

 

「な、なにする気よ?」

 

「多分、善悪の感情がまだ乏しい子供が面白半分に虫を捻り殺してしまうかのように、あの少年を今から撲殺するかと……」

 

「う、嘘でしょ? 流石にそんな――」

 

「いや、せっちゃんの言う通りやアスナ。

ああなるとイッセーくんは止まらなくなるんや」

 

 

 逃がさないつもりなのか、わざと手加減した一撃で壁や備品を盛大に破壊しながら崩れ落ちている白髪の少年に向かって、冷たい殺意を放ちながらいつの間にか左腕に赤龍帝の籠手を纏っているイッセーの様子は、確かに刹那と木乃香の言う通り、恐ろしいほど冷えきった顔であり、何よりその瞳から『漆黒色の炎のような揺らめき』が見えた気がした。

 

 

「ね、ネギ……!」

 

 

 そんな殺戮現場をみたいかと言われたら見たくはないアスナは、咄嗟に先程まで異様な視線をイッセーに向けまくっていたネギが何故か心配になって呼び掛ける。

 するとネギはといえば、少年を殺すと宣言し、おぞましい殺意を放つイッセーに怯えて幻滅をしているのかと思いきや……。

 

 

「綺麗です……」

 

「は、はぁ?」

 

 

 寧ろ、ヒーローとは正反対極まりない行為であろうイッセーの姿に対してまるで崇拝するような眼差しを向けている。

 

 

「し、しっかりしなさいよネギ!? アンタさっきからおかしいわよ!?」

 

「そ、そうだぜ兄貴。

あの男のやろうとしていることは正義とは正反対なんだぜ!?」

 

 

 そんなネギに、放置していたらヤバイ方向に飛んでいってしまいそうと感じたアスナとカモが引き留めんと必死に揺さぶるのだが、よくよく見てみたらのどかやハルナや夕映の三人もイッセーから一切目を逸らしていない。

 

 

「確かに、確かに今からイッセーさんが行う事は世の中の倫理的には間違いなのかもしれません。

でも、僕にはどうしても間違いだとは思えないんです」

 

「そ、それはアンタがあの人に妙な幻想めいたものを持っちゃってるから――」

 

「そうですね。

でも、イッセーさんからただの邪悪さのようなものではなく、その姿には一種の崇高さすら感じさせられるんです」

 

「なんだろう、目的の為なら手段を問わないというブレなさが凄いって逆に思えちゃう……」

 

「うん、今からイッセーさんが人を殺すのを見るっていうのに、不思議な程落ち着けるわ」

 

 

 

 刹那の忠告を受けた誰もがよろよろと手の甲で出血した口の端を拭いながらフラフラと立ち上がる白髪の少年に漆黒の殺意を向けながら構えたイッセーから目を逸らそうとしない。

 一般人だし、一般的な感覚であるアスナからしたら当然ネギや彼女達のことが不気味であり、カモも『こ、コイツら狂ったのかよ……?』とドン引きすらしている。

 

 

 

「僕は絶対に目を逸らしません。

今からイッセーさんが行う事が例え『おぞましい』事であろうとも、目を逸らしたら僕は今後もずっと目を逸らしながら『綺麗事』だけで生きてしまうかもしれないから」

 

『………』

 

(昔の私よりも既に覚悟決まってるわねこの子達……)

 

 

 変に覚悟を決めまくる少年・少女達にアスナとカモは言葉を失っていると、ちょうど少年がおぼつかない足取りでなんとか立ち上がると同時にイッセーが床を蹴り、少年の目の前まで肉薄し、前以て掌に生成していた赤い光弾をぶつけようとしている。

 

 

「っ!?」

 

 

 咄嗟に……というよりは反射的に飛び退く白髪の少年は直撃を免れた。

 しかしそれを読んでいたかの如くイッセーは人指し指を飛び退いてまだ床に足を付けていない白髪の少年に向けると、レーザーを思わせる細い光線を放ち、白髪の少年の左胸を貫いた。

 

 

 

「ぐはっ!?」

 

 

 コインサイズ程度の穴が少年の左胸に空き、そのまま倒れた少年。

 

 

「テメー……」

 

「ぐ……がはっ!!」

 

 

 ビームが『心臓』を貫かんとする直前に強引に逸らしたお陰で心臓を貫くのだけは回避した。

 しかし致命傷であることは避けられず、少年は『吐血』をしながら天井を見上げている。

 

 

「ま、まいったな。

想定以上に強い……」

 

「ギリギリで心臓を避けたのか?」

 

「み、見くびって貰っては困るな『赤龍帝』? これでも『オレ』はそこら辺の子供のつもりはないんだよ」

 

「…………………」

 

 

 ぜぇぜぇと息を荒めながら、当初の頃の無機質さが嘘のように尚好戦的な笑みを溢し、どういう訳か一人称も変わっている少年がイッセーに対して口にした言葉……『赤龍帝』。

 その称号を知るのは自分自身とリアス――そして学園長くらいな筈なのに何故この小僧が知っているのだと一瞬目を見開くイッセーに僅かな隙が生じる。

 

 その隙を突いて白髪の少年は全力となる石化の呪文をぶつけるも……。

 

 

『Boost!』

「ここに来る前に石化された詠春さんを見て感覚は覚えていたし、もう『慣れた』」

 

「っ……!?」

 

 

 石化の魔力が届く前に全身から暴風のような闘気で無力化したイッセーは、トドメを刺す為に更に倍加させた一撃の拳を以て白髪の少年の頭を潰そうと振り下ろすが……。

 

 

「ぬぉぉぉおっ!!? ダイナミック・レスキューやー!!!」

 

「百鬼やこーつくよみぐみー!」

 

 

 

 拳の先端が少年の頭を完全に潰す刹那、どこからともかく聞こえる謎の声と共に現れる無数のファンシーな式神……。

 ファンシーな式神達にまとわりつかれたイッセーの拳が僅かに少年の顔面から逸れた隙に、二つの影が割り込むことで少年の姿が消える。

 

 

「…………………」

 

「こ、これは……!」

 

「シネマ村で見た……!」

 

 

 

 突如出現するユニークな式神を見たネギ達が驚く中、イッセーは勝手にまとわりつく式神達を叩き落としながら冷静に視線を横へと向けると、そこには少年を支える見覚えのない少年と、これまた見覚えのないゴスロリの格好をした少女とまたまた見覚えのない眼鏡を掛けた女だった。

 

 

「あ、アンタは猿女!?」

 

「月詠……」

 

「キミは……!」

 

 

 どうやらネギ達は覚えがあるらしく、彼等の出現に驚いている様子であり、白髪の少年に対する対応を見るにお仲間だとイッセーは判断する。

 

 

「うふふ、シネマ村ではどーも刹那センパイ?」

 

「よぉネギ!! お前に会うために地獄の底から這い戻ったで!!」

 

「その説は世話になりましたなぁお嬢様方?」

 

 

 と、各々因縁ある相手に好戦的な調子を見せるが、どう見てもギャグも話も通じなさそうな化け物(イッセー)からの殺意にちょっと震えている。

 そんな三人組に対して簡易的な治療をしていた白髪の少年が何故か呆れた顔をしながら口を開く。

 

 

「何で全員して来たんだ? 折角『オレ』と『アイツ』の力のほぼ全てを渡したのに」

 

 

 すっかり一人称が変わり、なんならその表情もかなり人らしくなっている白髪の少年の呆れた声に、密かにイッセーにガクブルしていた猿女こと天ヶ崎千草、ゴスロリ女こと月詠、ネギと同年代と思われる少年、小太郎はムッとしながら白髪の少年に返す。

 

 

「確かにそこのお嬢様の魔力が利用不可能でも、アンタの力を使えば鬼神を呼び出せはするけど、それだけアンタが弱くなるやろ?」

 

「せやせや! いくらさいきょーの『師匠』でも、こんなに力を失ってたらこないな輩に殺られてまう……というか今まさに殺られかけていたやろ?」

 

「強いくせに弱くなった挙げ句死なれるとかムカつくんで~」

 

「それに関しては話し合っただろうが……」

 

「ええぃ! とにかくアンタに借りを作ったまま死なれるのはウチ等的になんか癪だったんや! 力も返すえ!」

 

「はぁ? 返したら召喚できなくなる――」

 

「もうええわ! そもそもお嬢様が一筋縄ではアカンと分かった以上、計画なんて最初から破綻しとったんや!」

 

「なら 復讐は……」

 

「勿論諦めん。

せやからこそ今は退くえ……。

生きている限り必ずたどり着けるし、たどり着かせてやる――そう言ったのはアンタやろ?」

 

 

 わーきゃーと白髪の少年と言い合う千草、月詠、小太郎にネギ達は取り敢えず様子をみていると、千草が懐から一枚の札を取り出し、ペタリと白髪の少年の左胸に張る。

 

 

「返すえ。

リョウメンスクナはウチの力で必ず復活させる。

せやからアンタの力は必要ないえ……」

 

「ここで死んで貰うのはちょーっと残念ですからねー? こうまで『趣味が合う人』はおらんしー?」

 

「まだ俺は師匠から教わっとらんことばかりや!」

 

「……お前等」

 

 

 なんか端から見たらイッセーの方が悪者感満載なやり取りをしている四人組。

 そして札を貼られた少年は、千草の詠唱を開始すると同時に目映いまでの『白銀』の光に包まれる。

 

 

「………………………………」

 

 

 その光景に目を覆うネギ達を他所に、何だか普通に嫌な予感がしてきたので四人まるごとあの世に送ろうと即座にドラゴン波の構えを取り、そして無言で撃つ。

 

 

「げげっ!? あの男! トドメ刺してきおった! お約束無視かいな!?」

 

「あ、あらー……流石にあれは防げないですわぁ?」

 

「………………………っ! 完了や!!」

 

 

 巨大な赤い光線が自分達を飲み込もうとしているのにも関わらず、誰一人としてその場から逃げようとしない中、目を閉じていた千草が目を見開きながら詠唱が完了したと告げると同時に、四人はイッセーの近衛家の屋敷の半分を消し飛ばす規模のドラゴン波に飲み込まれた――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――――――――――筈だった。

 

 

 

 

 

「悪いけど、オレはこの三人には世話になった身でな。

簡単に殺らせる訳にはいかないな赤龍帝?」

 

 

 消し飛ばした筈の者達が、三人を守るように前に出ていた白髪の少年によって。

 

 

「う、嘘だ。師匠のドラゴン波をまともにくらって全員無傷…だと?」

 

 

 屋敷は文字通り半壊し、嫌味なほど輝く月明かりに照らされた四人の健在な姿に刹那達はひたすら驚くが、白髪の少年のその姿にイッセー、リアス――そしてイッセーに宿るドライグは更に驚愕していた。

 

 

「さて、先程の続きだ赤龍帝? 今度のオレは――いいや、オレ達はちょっと強いぞ?」

 

 

 白髪だった髪は暗い銀髪へ。

 その瞳は深海を思わせる暗い蒼。

 

 少年であることは変わりないが、先程の少年とは別人とも言えるほんの少し大人びた容姿。

 

 何より全員の目を引かせたのは、少年の背に広がる『白銀の翼』。

 

 

「改めて名乗らせて貰うぞ赤龍帝? オレはフェイト・アーウェルンクス」

 

 

 イッセーとリアスが生きた世界に存在した赤い龍と対となる白き龍を宿した者。

 

 

「そしてまたの名を――――ヴァーリ・ルシファー!」

『久しいなァ………赤いのォォォッ!!!』

 

 

 かつての世界では会うことは無かった宿敵と、世界を越えて邂逅するのだった。

 

 

『白いの……だと?』

 

「な、なんだって? そんなバカな、じゃあアイツが白龍皇なのか!?」

 

『間違いない。

チッ、あの陰陽師の女が小僧に何かするまで全く気づけなかった……! イッセー! さっきまでの小僧と思うな! 全力でやれ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、ヴァーリが満足するまでウチ等はどうするえ?」

 

「そんなもん決まっとる! 今すぐあっこに居るネギとやらと再戦を―――――と、言いたいんやが……」

 

「あの坊やはともかく、刹那センパイと木乃香お嬢様に加えてあの『悪魔さん』まで相手にしたら流石に無理やからなぁ……」

 

「お前が抑えるなんて珍しい……なんのつもりえ?」

 

「いやー……その分後でヴァーリくんに遊んで貰えばええかなーって?」

 

「俺もそんなとこや。

それにしてもヴァーリ師匠の言う通り、赤龍帝ってのはほんまごっついのぉ……。

正面からやりあって傷負わされてる師匠は初めて見るわ」

 

「だ、大丈夫やろか……?」

 

「最悪もう一回目眩ましして逃げてしまえばええですけど……。

千草さんってヴァーリくんより遥かに貧弱なのに変な所で過保護やんなぁ?」

 

「べ、別に過保護やないわ! ウチの悲願の為の切り札やからその前に死なれたら困るだけであって他に意味はないえ!! た、ただ雇っただけにしては変に親身やし、復讐の事を切り出したら否定しないで協力するって言うし、突然そこら辺に生えてる花を引っこ抜いて渡してきたかとおもったら、『育ての親が言うには、落ち込んでいる女が居たらこうしろと言っていた』なんて言うていきなり抱き締めてきて…………………はっ!?」

 

「へー?」

 

「ふーん、そないなことがあったんやなぁ?」

 

「だ、ばっ! ち、違う!? 別にウチはあんなお子様に興味ないわ! 本当にっ!!」

 

 

 

 

 

 

「…………。不意討ちしようと思ったのですが、何故かその気が削がれてしまいます」

 

「なんやろ、思ってたより仲ええんやなって思うとなんか可哀想やなって……」

 

「ま、まあ色々されたけど、わからないでもないわ」

 

「す、凄い! イッセーさんがあの謎の人とどーんってなってバーンってなってるよカモ君!!」

 

「お、おうわかったから落ち着こうぜ兄貴……」

 

 

 

「リアス先生が悪魔って……てっきり何かの比喩表現かと」

 

「普通に人と変わらなすぎて特に何とも思わないわね」

 

「私は種族としての全てを捨ててイッセーと一緒になったから……」

 

「つ、つまり駆け落ちみたいなことですか!? い、良いなぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ!? んのガキァ!!」

『Boost!』

 

「こう見えてそこまでガキじゃないぞオレは!!」

『Divide!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!? か、感じる……あの鬼畜男の気配が! うぅ……兵藤イッセェ……!!」

 

「お、おう? どうした龍宮?」

 

「女がしたらヤバイ顔しながら殺気立つなんて珍しいアル」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいジジイ!? 私を京都に送れ!! そうでないとぼーや達が……」

 

「あー大丈夫じゃろ。

京都にはネギ先生を見守るという任にイッセー君とリアス先生が居るし」

 

「な、なんだと!? あの狂暴男と悪魔女を向かわせたのか!? 京都を破壊する気かジジイ!?」

 

「いやだって、お主が仮に封印が解けてたとしてもあの二人の方が遥かに強いし……」

 

「フザケルナ!! あの時は油断しただけで最初から本気でやればあんな奴等なぞ!!」

 

「なら今度改めて闘ってみるか? 多分二秒でお主が負けると思うが……」

 

 

 

 

 

 

終わり

 

 




補足

ということ、ある意味第二のストッパーが出没しましたとさ。

ちなみに出生を含む過去は原作通りなのですが、中身が天然白龍皇なので凄くマイペースで天然でラーメン大好きです
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