ホントにただのネタ
設定としては……まあ、わかる人にはわかる?
再生後の帰還
確かに失った。
けど失ってたどり着いたものも確かにあった。
バカをやってた自分のことを確かに『大好き』と言ってくれた友。
自分と『同じ』ものを持つ沢山の人達。
そして何より――毎日が楽しいと本気で思える世界。
うん、俺は俺から奪った奴に胸張って言えるかもしれない……幸せだよバーカって。
だからもう……恐れやしない。
勝手に心を折って勝手に死んだ。
余計な手間を掛けずに済んだ成り代わりにとっては確かに僥倖だったのかもしれない。
だからこそ転生者にとっては気の抜けないXデーのまで一年を切った時に現れた、既に忘れてすらいたそれを見た時、大きく狼狽えた。
「えーっと、○○中学から来ました霧島一誠っす。
自分でも驚いてるんですけど、このクラスに姓違いで自分と同じ名前の人が居るんですよねー? 感想としては、そこはかとなく似て……るのかな?」
心を折って死んだ筈の、己が成り代わったオリジナルというべき男。
成り代わりとなって作り変わった己の顔と酷似していて、今入学後の自己紹介にて動揺を何とか隠そうとしている自分を見ながらやる気の無さげな声を放ってる。
(い、生きてやがったのか……! で、でも一体どうやって……!? 当時はまだガキだったのに!)
『よろしくー』と気だるげに締めてから席に座る霧島という姓を名乗る一誠に、成り代わり転生者である兵藤一誠はこれでもかと狼狽え続けた。
(あーぁ、二度と戻ってくるつもりなんて無かったのに……)
それとは正反対に、自己紹介を終えて席に座った霧島一誠は近くから発せられてる視線を受けながらめんどくさそうに心のなかでごちた。
ヒソヒソとこれからクラスメートとなる女子比率の多い生徒達が自分と、今自分を化けて出てきた幽霊を見るような顔で見ている男とを見比べてる視線が実に鬱陶しい。
(向こうからしたら今更だと思うだろうなぁ。
何でこんな事になるんだろ……)
そこはかとなく兵藤一誠と似てる理由、そしてその理由によるこの位置に居る事についてを考えてゲンナリしながら、これから一年間お世話になる担任の先生の話を聞いてるフリをしていた。
(あー嫌だわぁ。こんなんアイツ等がもし居なかったら泣いてる自信あるぜ……てかクラス違うのとか勘弁しろよ)
何時までも中学生気分では云々という決まり文句を流す担任の話を最早聞かず、一誠の気分は更に更に落ち込むのだった。
そんなこんなで一学年に顔は似てるけど血が繋がってないそっくりさん居る……という噂が牛の交尾よりも早く広まったのだけど、霧島と兵藤という二人の一誠は不思議な程にまったく関わる事は無く、気付けば半年が過ぎていた。
「元浜軍曹に松田軍曹。見よ、無修正モノを手に入れたぞ!」
「本当でありますか霧島大尉!?」
「つ、遂に我等はモザイクという騙しの向こう側に突撃できるのですね!?」
「そういうことだ。ふふん、手に入れるのには苦労したぜ……」
理由その一、最初こそ辟易した態度ばかりだった霧島の方の一誠がひょんな事から仲良くなった二人の男子と変態行為ばかりを繰り広げ、今や学園の変態三人衆と揶揄されて女子比率の高い学園内でめちゃくちゃ嫌われていたから。
「また何かやってるわ、あの変態共」
「兵藤くんとそっくりなのは顔だけで中身は最低ね!」
「………」
その2、その反対に兵藤の方の一誠は変態じゃなくてそこそこ女子からの受けのよさを獲得していたから。
「ところで軍曹二人よ。実は女子の更衣室が丸見えになるポイントを発見したのだが……おおっと大きな声を出すなよ? バレたら水の泡だ」
「さ、流石大尉……俺たち一生ついていきます!」
「大尉のおかげで女子の罵倒も怖くなくなりました!」
「はっはっはっー!」
以上の事があり、同じクラスだけどまったく関わらないといった流れとなった二人の一誠。
まあ、本当の所互いが互いに関わると碌なことにはならないという予感があっての事だったりするのだが。
「なぁイッセー、放課後暇ならゲーセンいかねーか?」
「あー……悪い、俺これから同好会あるんだわ」
しかしそれでも牽制はしており、霧島一誠は既にその変態性から来る男子からの謎なカリスマ性により、親しみを込めて『イッセー』と呼ばせており、兵藤一誠との差別化に成功していた。
今も軍曹こと元浜と松田に、変態性さえなければ所謂陽キャ的なやり取りを行っている。
「同好会って、1ヶ月くらい前に作ったとか言ってたやつ?」
「そうそう、5人集まれば部活になるんだが、まだ三人しかいなくてな。
まぁそういう訳だから悪いな?」
入学直後は誰とも仲良くなれそうもない――なんて思っていたが、元浜と松田という自分と同レベルの男が居たことに感激し、気付けば男子限定にある意味の人気者になれた。
今年から共学校となった駒王学園なので、男子の数は正直少ないし、毛嫌いしまくりな女子達は猿山の大将だとバカにしてるのだが……。
「なぁ、良かったらその同好会っての覗きにいっていいか?」
「んー?」
「いや、イッセーが言う同好会が気になるんだ」
「ふーん、別に良いぞ? でも別に大した事はしてないぜ?」
学園生活が半年経った放課後。
元浜と松田の頼みを軽く聞き入れた一誠は、二人を所属している同好会が行われている空き教室へと案内する。
「………。え、ここで同好会やってるの?」
「応接室っておもっくそ書いてあるんだけど……」
だが二人が案内された場所は、普通の生徒ではまず入る機会は滅多に無い学園の応接室であり、極普通に此処だと案内した一誠に対して思わず怪訝な顔をしながら確認するが、本人はケロッとした顔で頷き、応接室の扉を開く。
「お? 俺が最後か」
「「………」」
応接室に入るせいか、元浜と松田の顔が自然と固くなっている事に気付かずに扉を開けて中に平然と入った一誠は、既にソファに座っていた二人の人物を見てそう言うので、後から入ってきた元浜と松田はそれが誰なのかと興味を持って覗くと……。
「アタシ達も今来た所だよ」
「…………」
応接室のお高そうなソファに座る二人の人物。
一人は今一誠の声に反応し、人当たりが良さげな笑顔で出迎えたお団子ヘアの女子。
そしてもう一人は元浜と松田も違う意味で思わず息を飲んでしまった風体の女子……。
「あーあ、テーブルに足乗っけて……行儀の悪い奴だなオメーは」
「……………」
顔全体に包帯を巻いた異様な出で立ちとしてある意味学園内で有名な女子――らしき生徒。
元浜と松田も何度か目にしたことはあったし、またその目立つ風体も知っていた。
名前はそう――
「おい聞いてんのかよくじ――じゃなくて名瀬」
「……うっせーな」
名瀬妖歌……風体もさることながら放たれる雰囲気までもが異様な女子生徒の存在感に、元浜と松田は意味もわからずに緊張してしまい、平然と名瀬の隣に座ってペシペシと頭を叩いてる一誠の行動にギョッとした。
「イッセーくん、その子達は?」
「ん? おお、何か同好会の見学がしたいんだと」
「へーそうなんだ? あ、アタシ古賀いたみっていうんだ、よろしくね!」
「「は、はい……」」
反対に古賀いたみと名乗る女子の容姿は可愛らしく、スタイルも制服越しながらも激しい主張を感じさせるものだったが、テーブルに足を乗っけて本を読む名瀬のインパクトのせいで上手いこと何時もの変態性が出せなくなってしまい、柄にもなく縮こまってしまう二人。
「? なに緊張してんだよ? 適当に座れば?」
「お、おう……」
「お、おじゃまします……はい……」
「あ、思い出した。キミ達ってイッセーくんと何時もスケベな事してる変態三人組の内の二人でしょ?」
元浜と松田が遠慮がちにソファに座っても尚微動だにせず本を読んでる名瀬が気になりつつ、古賀の思い出した様な声に頷く。
「イッセーくんが楽しそうに言ってたっけ? 『俺とめちゃくちゃ話の合う同志が居た』って」
「それは……」
「身に余る光栄でございまするです……」
「おいおい、どうしたんだよ二人して?」
何時もならテンションが高めの二人のどうにも緊張した態度に首を傾げる一誠に、古賀が苦笑いしながら言う。
「きっと名瀬ちゃんが気になるんだよ。
ほら、名瀬ちゃん可愛いから」
「えー? お前らコイツみたいなのが好みなのか? 変わってんなぁ。学園二大お姉様とかじゃないの?」
「「……」」
いや好みとかじゃなく風体がアレすぎるのが気になってしょうがないだけなんだけど……と、無遠慮に本を読んでる名瀬の頭を再びペシペシしている一誠に突っ込みたい二人。
というか然り気無く今の古賀の一言にも突っ込みたかった。
「さてと……なにする?」
「昨日はあんまりにもすることなくてモ○ハンしたんだっけ?」
「おう、名瀬の下手くそさをフォローすんのに苦労したんだっけ?」
「……………」
「あ、あのさ……同好会って何してる同好会なんだ?」
「趣旨が全く見えてこないんだけど……」
暢気に昨日の事について振り替える二人に元浜と松田が切り込む。
「あー……強いて言うなら限界シリーズみたいな?」
「「は?」」
「動画サイトに載ってた昔のTVに電○少○って番組があったんだけど、そんなノリで人間の限界を試しましょう……みたいな?」
「ごめん、余計にわからない……」
「電○少○って、確か鬼畜なプロデューサーがやってた番組だろ? 例えばリアルに裸一貫で懸賞だけで暮らすとか」
「そうそうそう! あんなノリで俺達は色々な限界を検証したいぜ……的な集まりなんだわ」
「「………」」
ヘラヘラと笑いながら同好会の内容を話す一誠とそれに同意するように頷く古賀に二人は『人数集まっても絶対に部活動として認められないだろ……』と思いながらも取り敢えず相槌を打つ。
「そ、それはなんだか楽しそうだね」
「ところでよ、三人は何で知り合いなんだ? イッセーも二人と知り合いなんて言わなかったし、それを匂わせる事も無かったというかさ」
「えー! イッセーくん私と名瀬ちゃんの事言ってないの!? なんで!?」
「何で? うーん……今まで言う機会がなかったから?」
「ひどーい! 名瀬ちゃんだって怒るよ!」
「いや別にコイツは怒らないだろ。なぁ?」
「…………………」
「ほら」
「むぅ……名瀬ちゃんってイッセーくんには甘いからなぁ」
((え、今の名瀬のどこに返答のジェスチャーがあったんだ?))
微動だにしてないのに、怒ってるとか怒ってないとかの判断を簡単に理解してる体で古賀とくっちゃべる一誠に二人はただただ首を傾げてると、古賀が二人に対してこの不思議な関係についてを話し出す。
「イッセーくんと名瀬ちゃんとは、えーっとね『中学生』の頃からの親友なの」
「全然知らなかった……」
「学校で話してる所とか全然見なかったし」
「だってクラスとか違うしなぁ……」
「そうそこ! イッセーくんって薄情だよねー?」
「…………」
いつの間にか淹れたお茶を飲みながら言う一誠の言葉に古賀が頬を膨らませる。
その姿は彼女の容姿もあって可愛らしいのだけど、すっかり名瀬のインパクトに萎縮してしまい、エロモードが発動できない。
結局二人はお茶を飲み終えるとそのまま足早に応接室を去ったのだった。
「で、何で連れてきた?」
「は?」
そそくさと帰ってしまった元浜と松田を確認したその瞬間、それまで不貞腐れた様な姿で本を読んでいた名瀬がパタンと本を閉じてテーブルの上に放ると、古賀とポーカーをして遊んでいた一誠に、さっきの態度そのままの不機嫌な声を出す。
「オレ達の目的の為にわざわざこの学園の『表向き』の学園長と交渉して同好会なんつーもんを作ったってのに、事情を知らない奴を連れてきて何のつもりかと聞いてるんだよ?」
「あ、それはアタシも思った」
ブタか……と目を伏せる一誠にストレートフラッシュの役が揃った古賀も一緒になって質問する。
「変に隠すよりは、こういう遊びみたいな集まりをやってると教えた方が却って勘繰られないだろ? 現にあの二人はある程度納得して帰ったし」
あっけらかんと返した一誠に古賀は頷くが、名瀬はまだ不機嫌だった。
「話が合うからと遊んでるのは良いが、オレ達の目的を忘れて貰っちゃ困るんだよ、わかってんのか?」
「わーってるわーってる、でも焦ったってしょうがねぇだろ、俺から色々とパクった例の奴を殺した所で終わりじゃないんだしよ」
「はいストレートフラッシュ。イッセーくんの負けー」
明らかに適当にあしらってくるイッセーに更に不機嫌さが増す名瀬。
出会った頃から今の今までこのチャランポランさに何度ため息を吐いたかわからない。
「んな事より名瀬も……」
「おい」
「おっと悪い。
『くじら』もポーカーして遊ぼうぜ? 焦っても仕方ねーんだしさ?」
だがそのチャランポランさのお陰で自分のどうしようもない病気じみた精神が救われたし、どこまでも自分の味方だった。
「チッ、しかたねーな」
「じゃあアタシが代わるね」
「ふふふ、これで負けたら飯の調達はくじらだかんな?」
だからこそ自分と……そして古賀も未だに一誠に付いていく。
それが例え世界が違えど……。
今はヘラヘラ笑ってる一誠の抱える柵から今度は自分達が助ける為に……。
「そういやよ、この学園に悪魔ってのがいたわけじゃん? くじら的にどうなんよ?」
「あぁ、奴等の中の一人を拉致って解剖し、生体を調べられたら古賀ちゃんをパワーアップさせられるかもしれねぇな」
「ほー? そこら辺はやっぱりお前の気質的には気になるんだな」
「たりめーだろ、オメーに一度でも良いから参りましたと言わせる為なら何でもするぜオレは?」
「さっすが名瀬ちゃん! それでこそアタシの親友だぜ!」
そして何より遠いその背中に追い付く為に……。
「それよりオメーこそ連中に興奮すんじゃねーよ。バカみてーに姿見ては騒ぎやがって」
「だって超美人じゃんリアス・グレモリーとか姫島朱乃って! おっぱいもばいーんだし」
「結局そこなんだねイッセーくんって……」
「最早この俺様のアイデンティティーだぜ」
「そんなアイデンティティーがあって堪るか、つーかデカさならオレと古賀ちゃんも負けてねーだろ」
「え? あー……まぁそうかもだけど……って、お前さっきから何でそんな不機嫌なの?」
「ええっとね、実は今日のお昼休みにイッセーくんが例の人達を見て鼻の下伸ばしてるのを見てからこんな調子なの」
「……。余計な事は言わないでくれ古賀ちゃん」
終わり
オマケ……三人の事情
本来はくじらやいたみの居た世界にて人生を再スタートしていた一誠。
しかし過去の精算と更なる進化をとある人外に言われて一誠にとって本来生きるべきだった世界に戻された。
なので本来は一誠一人がこの世界に来る筈だったのだけど、彼の傍らには向こうの世界にて気色悪いくらい一緒だった二人も居る。
それは二人がその人外に『自分達も飛ばせ』とお願いしたからに他ならない……らしい。
「あ!? お、俺の秘蔵のお宝(エロ本)を!?」
「焚き火しようぜ古賀ちゃん」
「幸い燃やす材料(エロ本)は沢山のあるから思う存分燃やせるぜ!」
「やめろォ!」
なので二人は人外から借りたマネーを使って家を借り、別々と嫌がった一誠を無視して住み着いている。
当然そういったものを見つけ次第即処分だ。
「全部炭にしやがって……はぁ」
「お前はどこからともなく集めすぎだバカ」
「処分するこっちの身にもなってよね!」
巻いていた包帯を外し、目付きの悪さ以外は文句なく整った容姿の名瀬妖歌―――いな、黒神くじらにとって霧島一誠というのは人生をある意味ねじ曲げられた相手だ。
異常を越えた異常と、過負荷すら呆気なく台無しにする過負荷の両方を持っても尚、チャランポランとしている姿を恐らくは一番近くで見続けてきた。
からこそ、彼の性癖も熟知してるし、彼の異次元な強さに挑戦しては弾かれたりもした。
そのせいでこの少女もまた変な性癖を持ってしまったのは……まあ、きっと仕方ないのかもしれない。
「
「戦わせておきながら言ってくれるじゃねーの……」
「いたたたた!!?!? な、名瀬ちゃんのせいで痛いのは全部アタシにぃぃ!?!?」
例えばくじらが手塩に掛けて普通だった古賀を
「あーあ、負けちまったなー(チラッ)」
「うー……肩と腰が痛いよぉ……」
「エロ本を燃やした罪は重いんだよ」
「そうだなー……あー、負けちゃったなー(チラッチラッ)」
「…………。おい、急に腹晒しながらこっちに近寄るな」
負けたと宣いながらもそんなに悔しそうにせず、寧ろ何かを期待するような眼差しで服を捲って腹部を見せるくじらは、どことなく頬が紅潮していた。
「負けた罰なんか死ぬほど嫌だけど、まぁしょうがねーよなー……?」
「だから嫌だ! 絶対にやらねーからな!」
「名瀬ちゃんの発作が出たよ……」
本気で拒否したがる一誠と、何時見てもドン引き案件な古賀。
何故かくじらはある時からこんな性癖を持ちはじめてしまい、彼女の妹と兄はショックを受けた事もあった。
「じゃあわかった、なら腹パンはやらなくていい、ちょっと触れ」
「えぇ……? ま、まぁそのくらいなら―――――はい」
「っ、あっ!?」
誤解が無いように説明するが、一誠は一度たりとも無意味にくじらへ暴行したことは無い。
寧ろなんやかんやと言いながら彼女が危ない目に逢いそうになれば、例え自分の好みの女性が素っ裸で誘惑してこようが飛んでいくぐらいだ。
ただそれを素直に表現はしないものの、一誠にとって黒神くじらは初めて出会った自分を理解できる存在で、無意味に暴行を加える相手では決してない。
だからこそ殴らなくて良いから触れろと言われて渋々とちょっと冷たい手でくじらの腹部に触れたのだが、その瞬間くじらは名前の通り陸に打ち上げられた鯨の如くびくんびくんと痙攣しはじめた。
「は………は、はは……く、くっくっくっ……」
「な、名瀬ちゃんが大変な事になっちゃった……」
「お、俺のせいなの?」
「うん。名瀬ちゃんって何時もそうじゃん」
「はぁ、はぁ……か、身体が動かねぇ。
これはもうダメだ……このまま変態な一誠に服を引き裂かれて孕むまでめちゃくちゃにされても抵抗もできねーよ……くっ!」
「いや、『くっ!』じゃなくてよ。
言ってる事とやってることがこうも正反対なのも珍しいだろ……」
「あの名瀬ちゃん? 仰向けにねっころがってニヤニヤしながら言っちゃダメな奴だからね?」
しかしそれでも三人の仲は強固だ。
この世に存在する如何なる鉱物よりと遥かに……。
「ほら部屋戻るぞ」
「部屋? ちくしょう……部屋にオレを連れ込んでどうする気だ? クタクタになるまでめちゃくちゃにする気か? オレは絶対に屈しねーかんな!」
「………………。こんな子じゃ無かったんだけどな………」
「イッセーくんがのらりくらりし過ぎたせいなのも絶対理由として入ってるね」
結論・多分イッセーが他の女の子にハシャイだら大変な事になっちゃう。(逆ももしたしたら然り)
終了
補足
くじらさんと古賀ちゃん編設定奴です。
流れとしては、過去の精算の為に行ってこーいされ、二人と当たり前の様についていき、研究素材だらけの世界にテンション上がるくじらさんとか、それによって改造化がやばくなる古賀ちゃんとか……ケロッとした顔で現れたオリジナルにビクビクしてしまう転生者とかとかとか。
そんな話?
続きは……うーん、別に考えてない