色々なIF集   作:超人類DX

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前回までとはまるで無関係。


一発ネタ……ベリーイージーモード

 生きる為に勝つ。

 気に入らないからぶちのめす。

 ただシンプルな欲求の為に集いし最強のチームは、互いの力を還元し合い、止めどない進化をし続けた結果勝利した。

 

 鬱陶しい柵から抜け出して自由になる為に……。

 奪い去られたモノを取り戻すために世界に逆らった逆賊として……。

 

 

 

 逆賊集団・チームD×G

 端から見れば狂人の集まりとしか見なされなかった者達で三流テロリスト扱いまでされていた。

 だがそれを受け入れた上で彼等は世界に反逆をしてみせた。

 

 ただ一人の転生者と転生神に狂わされた人生を取り戻すために。

 その代償が死であろうとも、彼等は最期まで誰一人脱落を訴える事なく復讐を完了したのだ。

 

 

「大変お伝え辛いのですが、アナタ達は死を迎えました」

 

『……………』

 

 

 そしてこれから始まるのが皮肉な生であろうとも、生きている限り生きるのをやめない。

 それが復讐の為に種族の壁を越えて集いしD×Gチームの在り方なのだ。

 

 

「まいったな、此所は一体どこなんだろう?」

 

「上も下も右も左も無い空間だな。

酸素はあるみてぇだが」

 

「やはり俺達の世界は奴の言った通り消滅したのだろう……。まさか生きているとは思わんかったが」

 

「この状態が果たして生きているというカテゴリーであるかは微妙なところですが……」

 

「意志疎通はできるし、こうして互いに触れあえるのだから生きていると思っても良いだろう」

 

「だね、手も繋げるし」

 

「でも此所は何処なのかしら?」

 

「何も無い……」

 

 

 壮絶な殺し合いの末、全力の一撃により完全な反逆に成功したとある男女チーム。

 その一瞬にのみ確かに世界最強のチームに上り詰めた者達は今、最後の道連れと表した世界の消滅により完全に存在そのものが消え去った筈だった。

 しかし反逆をした者達全員は今確かに意識を持っていた。

 生きている言えるのかは別にしてもだ。

 

 

「あの、もしもし……聞こえていますか?」

 

 

 処で、ただ今逆賊集団は謎の異空間に居る訳なのだが、その逆賊集団達に対して話しかけている者が一人居た。

 

 

「コンビニとか無い……よな」

 

「あったら逆に驚きだろ」

 

「寧ろ生物の気配は微塵も感じませんし」

 

「地味に来週号の少年ホッピングが気になってたんだよな俺……」

 

「ツーピースの続きだろ? 俺もだ」

 

「僕はいくらボックスかな……ちょうど来週号で決着つきそうだったし」

 

 

 しかし誰もその声に返事はしない。

 まるで聞こえていないかの如く、異空間に居ても尚マイペースにくっちゃべる逆賊者達に、物腰丁寧そうな声の主は段々とそのトーンをあげていく。

 

 

「あ、あのー!!!!」

 

 

 あまりにも無視されるせいか、少し強めの調子で声を張り上げる謎の声の主。

 それが項をそうしたのだろうか、逆賊集団の内の一人……赤髪の青年が反応を示す。

 

 

「ところで、そろそろ反応してあげても良いと思うんだけど……」

 

 

 実は全員最初から気付いていたのだが、安易に返事をすべきか迷った結果、取り敢えず保留にしたという思惑が見事にシンクロしていたらしい。

 赤髪の青年が始めに切り出さなければ延々と声の主は無視され続けていた……という現実を知っているのか居ないのか、青年によってやっと自分に注目して貰えると思ったのか、少し気を良くしながらも声の主は見えなかったその姿を逆賊集団達に現した。

 

 

「お初にお目に掛かります」

 

『……………』

 

 

 教会のシスターが着そうなローブを若干豪華にしたような服装と長い明るめの銀髪を持つ女性がそこに現れ、不自然なくらいに丁寧な口調で挨拶をしてきた。

 世界を完全に敵に回した者達故に、初対面の存在にこれ程丁寧に挨拶をされる事自体久しくなかった。

 その為ほんの一瞬だけ面を食らった訳だが、そこはある一瞬だけ世界最強の戦闘集団へと上り詰めた者達、あからさまに只者ではないオーラをバシバシ出している女性に対して各々が身構える。

 

 

「あのカス神のバックアップか? 同じ匂いがするぞ貴様から」

 

 

 無論、逆賊相手の神と同じ高位な存在であると見抜いた上で。

 しかしそんな逆賊集団の殺意の波動を前に銀髪の女性はムッとした顔をするではないか。

 

 

「貴方達が殺害した神といっしょくたにされては困りますね。

あれは神の皮を被った魔物なのですから」

 

「?」

 

 

 どこか嫌悪すら伺える言い方で同じではないと断言する女性に逆賊集団達は少し驚く。

 

 

「自惚れた神の作り上げた世界の住人の皆さん。

貴方達は世界に反逆をした後世界の消滅と共に命を落としました。

しかし、他の神々が自惚れた神を始末した功績を称え、貴方達に謝礼をしようと思っています。

私はその代表として来ました」

 

 

 正直、逆賊集団達の中には不倶戴天の敵ともいえる存在が殆ど居る。

 だがそれでも、目に余る身勝手さを誇る転生の神を殺した功績は大きく、また彼等の人生が神によって振り回されたという謝罪を込めて女神は代表者として彼等に二度目の人生を渡しにやってきたのだ。

 

 

「貴方達が破壊した世界とは比べ物にならない平和な世界。

その世界にて二度目の人生を歩んで欲しいと、本来ならあり得ない悪魔も含めた転移をします」

 

「それを信じろってのか?」

 

「神が貴方達にした事を考えれば、疑うのも無理はありません。ですがここ一度だけを信じて欲しいのです」

 

「う、胡散臭ぇ……」

 

「第一見てみろよ、胸に何か詰めてるぜ?」

 

「あ、ホントだ。銀髪か……と若干凹みそうだったけど、詰め物してるとわかれば全然平気に思えてきたよ」

 

「神が偽乳かましてるとかますます信じられねぇんすけど」

 

「っ!? ど、どこをさっきからジロジロと!! と、とにかく貴方達は異界へと転移して頂きます! このまま地獄送りにしても地獄を支配されては困りますからね!!」

 

「図星つかれてキレてやんの」

 

「わざわざ盛る意味がわかりませんね」

 

「本当ね」

 

「そ、そこの天使と悪魔! それは私に対する嫌味でしょうか!?」

 

 

 ちょっとシリアスな空気だったのが、世が世ならおっぱいドラゴンだ等と呼ばれていたのかもしれない少年に、女神の胸元事情を看破された瞬間、所謂カリスマブレイクをしてしまい、逆賊集団の内悪魔と天使の女性二人の持つ戦力と持つがゆえの言い種に嫉妬爆発で吠えている。

 

 

「嫌味だなんてとんでもありませんよ女神様? ねぇ?」

 

「ええ、ただ単に胸に詰め物をして誤魔化す理由がわかりかねるだけですもの」

 

「こ、こんの……っ! も、もう良いです! さっさと全員行ってしまいなさい!!」

 

 

 結果、悪魔と天使によるだめ押しで完全に女神様を怒らせた結果、問答無用で異世界へと飛ばされた逆賊集団。

 その世界がどんな世界なのも教えられずに、不倶戴天の敵である魔王やその血族者含めて全員が異界にて第二の人生を送る事になってしまったのだ。

 

 

 悪魔3、天使1、堕天使2、ハーフ悪魔1、人間1という妙ちくりんな逆賊集団達の第二の人生が……。

 

 

 

 

 とある世界のとある村に一人の少女がいた。

 その少女はどちらかと言えば自分の意思を上手く伝えられないタイプであり、そして妙なところでネガティブな少女だった。

 故に友達も居らず、昼休みの学校のトイレで一人飯を食ってそうなタイプに近いものがある。

 

 

(はぁ……)

 

 

 そんな少女の望みはただ一つ。

 お友だちが普通に欲しいという、泣けてくるものだった。

 言ってしまえばコミュ障故に、他人と話そうとすればテンパり、友達が作れない。

 

 同郷で同族の小さめな少女は常に自分の一歩先に居てコンプレックスはますます肥大化するし、少女は一発奮起をして故郷を出ようと考えていた。

 が、勇気が沸かない。

 ライバル視している少女は既に故郷を出ているのに、自分は出る勇気すらない。

 

 

(私に勇気を……そして出来ればお友達を……)

 

 

 だから少女は夜空を見上げ、流れる星に向かって勇気と友を願った。

 勿論願ったところで叶うと信じる程子供じゃないのだが、それでも願った。

 それがまさか……。

 

 

「え、何か光っ―――」

 

 

 

 

 

 

 

「クソが! あの偽乳め! こっちの了承もなく飛ばしやがった!」

 

「落ち着けイッセー、まずは落ち着いてまずは現状を知るんだ」

 

「生物の気配はあるが……どこだここは?」

 

「随分と田舎というか、星が見えんぞ」

 

 

 叶うとは思わなかったが。

 これはネガティブな少女が掴んだ進化録。

 

 

「なるほど、たまたま外で星を眺めていた所に俺達が降ってきたと。すまなかったね」

 

「い、いえ……!」

 

「しかし何だ……随分と前時代的だな」

 

「こ、コンビニってマジで無いの?」

 

「こんびにとはなんでしょうか……? あ、ご、ごめんなさい無知で……」

 

「…………………」

 

「別に責めている訳ではないのだがな……」

 

 

 逆賊集団との邂逅。

 

 

「大きな街に行く勇気がないと」

 

「は、はい……どうせ私なんか行った所で意味もない気がして」

 

「ネガティブな子ね……」

 

「自信を持たせるべきなのでは?」

 

「昔の僕みたい……」

 

 

 逆賊集団とは知らずに、交流を深めていく事で少女は知らず知らず引き込まれていく。

 

 

「じゃあ俺達でこの子のフォローをすれば良いんじゃないか?」

 

「え!? い、良いんですか……」

 

「やることも目的も無いし構いやしないけど、随分肩を持つじゃん?」

 

「そうか? お前がリアスにしてきたことと同じじゃないのか?」

 

「ま、まぁそうなんだけどさ……」

 

 

 

「小娘、魔法とやらは放つだけに留めるな。もっと応用をきかせろ」

 

「うっ……は、はい……。(こ、この人顔が怖い……)」

 

「おいおい、お前の悪人顔で怯えてんじゃねーか」

 

「………言われんでもわかってるよ」

 

 

 色々な交流。

 

 

「僕達のできる事は、そうだね……応用した魔力の燃費向上方法とかかな?」

 

「その手には自信あるからなんでも聞いてちょうだいね?」

 

「は、はい!」

 

 

 色々仕込まれ。

 

 

「あ、あの……! い、一緒にクエストをやりませんか……?」

 

「……? 俺に言っているのか?」

 

「は、はい。駄目……ですか?」

 

 

 

「あの子ああ見えて13くらいなんだろ? ………このままだとロリコン龍皇の称号を持つことに……」

 

「俺達の感覚からすれば然して変わらん差だろ」

 

「まさかヴァーリに一番懐くとは思わなかったけど」

 

 

 変な疑惑を持たれ。

 結果……。

 

 

「見付けました! 白きドラゴンの使い手さん! 私と爆裂魔法道を極めませんか!?」

 

「悪いけど仲間が居るんだ、他をあたって―――」

 

「め、めぐみん!?」

 

「ゆんゆん!? な、何故アナタがこの人と!?」

 

「何でって……ヴァーリさんとはパーティを組んでるし、お、お友達というか……お友達より上に行きたいというか……」

 

「そう。まぁゆんゆんは置いておいて、どうですかヴァーリさんとやら。

さっきの話ですが、是非爆裂魔法を――」

 

「むっ! ヴァーリさんは私のなの!!」

 

「…………………」

 

 

 

 

 

 

 

「ヴァ、ヴァーリがロリコンになっちまっただ……」

 

「どちらかといえば振り回されてるだけな気がするわよ?」

 

「つかあの小娘は誰だよ?」

 

「ゆんゆんさんの知り合いの様ですね」

 

 

 ロリコン龍皇という風評被害をぶちこまれるのだった。

 

 

ゆんゆんにバグチームの祝福を! ……始まらない

 

 

「ところでサーゼクスはどこ行った?」

 

「あぁ、アイツならほら、向こうでシーフっぽい小娘に絡まれてるぞ」

 

「お兄様が必死に何かを否定してる様に見えるけど」

 

「な、何かしたのかなお父様……」

 

「……………。おい、見間違えで無ければ、サーゼクスの手にあるのって女物の下着じゃないか?」

 

「そんなアホな――――ま、マジだ。

アイツ何してんだよ? あのシーフの小娘が真っ赤になって詰め寄ってるけど」

 

 

終わり




補足

結果、ゆんゆんが魔改造されちまっただ。
ロリコン龍皇という風評被害を受けちまっただ。

離婚後から女難の相が半端無い元魔王様なのだ。


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