色々なIF集   作:超人類DX

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ヤミたそー

ヤミたそー!

ヤミたそー!!


早い殺し屋さん

 世界中を探そうとも見つかる訳も無い。

 かつて愛した仲間達は居ないのだ。

 

 その現実を突き付けられた時の心境は並大抵の喪失感では無いだろう。

 しかしそれでも彼は生きなければならないのだ……もしかしたら自分のせいで本来生きる筈だった器を乗っ取ってしまった結城リトの分まで、結城リトとして。

 

 

「直接手を下すのに自信が無いからと、今度は代行をたてるとはな。あーぁ、虚しいねぇ」

 

「ま、まだ……」

 

 

 そして最後にて不変の赤龍帝として……。

 

 

 

 

 

 

 

 何時もと変わらないただの仕事(コロシ)

 依頼された通りに標的を消す……何も変わらない自分の日常をこなす為、数々の星の中でも文明が低い地球に私は降りた。

 

 

「………」

 

 

 デビルーク星のプリンセスをたぶらかした地球人の男の抹殺。

 それがプリンセスの婚約者を名乗るとある星の王子からの依頼であり、私は前もって渡されたターゲットの写真を確認しながら捜索を開始する。

 

 平均的な数値で表すなら地球人は比較的にかなり大人しくて力も弱い種族だが、依頼人曰く、どうやらこの写真に写るターゲットは地球人の中でもかなり突出している……らしい。

 曰く他の星の婚約者候補の一人が返り討ちにされた……とかなんとか。

 それを聞いた所で尻込みするつもりも無いし、負けるつもりも無いし、いくら地球人の中でも強い部類だろうが殺ることは変わらない。

 

 

「ドラ○ソボールに出てくる野菜人みたいな宇宙人が出張ってこねぇかなぁ……」

 

 

 割りとアッサリターゲットを発見し、しかも運の良いことに一人で居たのだし、これも何時もと変わらないのだから。

 

 

 

 

 ララと美柑がお出掛けするという事で、一人を希望したリトは久々に何の気兼ねもなくドライグと精神間トークをしようと、一人安物な私服に着替えて公園に来ていた。

 

 

(もっとこう、溜まりに溜まるストレスをぶち壊せるくらいの宇宙人襲撃者が来ないものかね)

 

『今のところ拍子抜けも良いところだしな』

 

 

 本当はララも美柑も付いてきて欲しいと思っていたのだが、何度も付き合わせたら流石に悪いと思ったので、一人で留守番しているというリトの意思を尊重した。

 故に久々に結城リトとしてではなく、兵藤イッセーとして外に出歩き、途中駅前で大量購入した食べ物と飲み物を訪れた公園のベンチに座って食べながら、襲撃してきた宇宙人の歯応えの無さを相棒のドライグと愚痴っていた。

 

 

『………………おいイッセー』

 

(わかってる)

 

 

 無論、わざわざ人気どころか浮浪者とヤンキーが夜中のたむろに使っていそうな小汚ない公園でジャンクフードを貪ろうともリトとドライグは直ぐに、一般人とは違う毛色の気配を察知し、声に出さずに声を交わしながら斜め下を見ていた自分の視界に入ってきた脚を辿りながら視線をあげていく。

 

 

「………」

 

(ドライグ、どうだよ?)

 

『普通だな』

 

 

 長い金髪に黒い服装。

 どう見てもかなり目立つ風体をした少女が感情の起伏が少なそうな目で此方を見据えている。

 ドライグ曰く、人間では無いのはリトも直ぐにわかったし、十中八九宇宙人で間違いは無いだろう。

 ……………さっきから食べようと思って買い込んだジャンクフードのひとつであるたい焼きを凝視してるのがちと気になるが。

 

 

「何だよ……? 道にでも迷ったのか?」

 

「いえ……」

 

 

 男だろうが女だろうが、来るなら即返り討ち。

 ララにも美柑にも悟らせず、痕跡ひとつ残さず消す。

 それがリトとして今を生きるイッセーの考えであり、さっきからたい焼きの入った紙袋を凝視している意図も理由もどうでも良い。

 

 

「そうかい、じゃあ何の用だ? 俺は見ての通り幸せなジャンクフードタイムなんだ」

 

「…………」

 

 

 仕掛けてきても即座に対応出来る様に、自然体を装いながら構えたリトは紙袋からまだ温かいたい焼きをひとつ取りだす。

 

 

「…………………………」

 

「……………あんだよ?」

 

 

 すっごい見てくる。

 一口齧ろうと口を開けたリトは、さっきから異様にたい焼きをガン見してくる少女に、若干の食い辛さを覚え、一旦開けた口を閉じて少女に問い掛けるも、少女はたい焼きをこれでもかとガン見するだけで何も返さない。

 

 

「……………」

 

「……」

 

 

 持っていたたい焼きを右に移動させる。目がそちらに向けられる。

 じゃあ左に移動させる……やっぱり目が追うようにたい焼きに向けられる。

 ひょいひょいと、猫じゃらしを目で追う猫の様にたい焼きをガン見する少女にリトは遂に切り出した。

 

 

「食いたいのか?」

 

「!」

 

 

 リトにしてみればそんなにガン見されたら食いたいと思ってると思う訳で……。

 少女もその一言に動揺したかの如く目を泳がせた。

 

 

「べ、別に要りません、そもそもそれはなんですか?」

 

「たい焼き」

 

「たい、やき……?」

 

 

 見知らぬ単語に目を丸くする少女。

 容姿的に外国人っぽい感じなので知らなかったと言えば納得できるものだが、生憎リトはこの目の前でたい焼きに興味津々な少女が外国人でも無ければ地球人ですら無い事は既に確信している。

 

 

「知らないのか?」

 

「聞いたことすらありません、甘そうな匂いがしますけど」

 

「そうか……まぁ甘いな」

 

 

 たい焼きに興味を示そうが、甘いと返した途端急に食べたそうな様子にそわそわし始めようが変わらない。

 じゃあお一つどうぞ? …………その選択はリトにしてみればありえないのだ。

 

 

「んめーんめー」

 

「!?」

 

 

 目の前で全部食ってやる。

 明らかに動揺する少女の目の前でたい焼きを食べ始めたリト。

 

 

「はぁ……この尻尾まで入ってるアンコがたまらねぇ」

 

「ぁ……の」

 

「そしてたい焼きにゃあ緑茶がよく合う」

 

 

 ひとつ、またひとつとたい焼きがリトに蹂躙されていく様をすさまじく何か言いたげ顔で見ている少女を無視し、遂に最後のひとつとなったたい焼きを手にした瞬間、少女が思わずといった様子で声を出した。

 

 

「そ、それだけ食べればお腹一杯なのでは……?」

 

「は?」

 

「いえ、ですから満腹なのではと……」

 

 

 いっそ今始末してから奪ってみようかと考えたけど、それは何となく憚れた少女はリトの食べる手を止めながら何とかしてひとくちでも良いので口にいれたいと入手を試みる。

 しかし……。

 

 

「別にー……あぐあぐ」

 

「あ……!」

 

 

 リトは最後の一枚を少女の目の前で食いつくした。

 

 

「ふへぇ、食った食った!」

 

「………」

 

 

 どう見てもわざとなのだが、目の前で美味しそうな食べ物を食べられた少女は非常に苦虫を噛んだ顔をしている。

 

 

「で、何なのお前?」

 

「…………人を探していました」

 

 

 よし、もう普通に殺ろう。

 食い物の恨みという感情を手に入れた少女は呑気にお茶を飲むリトの質問に少し俯き加減の低い声で返す。

 

 

「ですがもう見付かりました……!!」

 

 

 そして次の瞬間、殺気を露に右手を刃物の様な形に変質させると、そのままリトへと襲い掛かった。

 

 

(()った……!)

 

 

 お茶のボトルを片手にベンチに座るリトの首を狙った一撃は確かに少女に始末の確信を与えた。

 ほんの少しだけムカついてしまった感は否めないけど、どちらにせよ殺る事は決まっていた。これで終わり、そして何時も通り……。

 そう思っていたのに……。

 

 

「細胞を変質させてるのかこれは?」

 

「っ!?」

 

 

 その一撃は暢気過ぎる声と共に防がれた…………持っていたペットボトルで。

 

 

「くっ!」

 

 

 思わず反撃を防ごうと大きく飛び退く少女は、切り込みが入って漏れだしてるお茶のペットボトルと自分の手をまじまじと見比べるターゲットを見据えながら心を落ち着かせようと努める。

 

 

「戦闘経験それなりにアリか。最近までの口だけは達者なトーシローや只のカカシ連中に比べたら一線を画してるみたいだぜ」

 

「あ、あなたは一体……」

 

 

 前情報で仕入れていたとはいえ、渾身の一撃をあっさり、しかもペットボトルで防がれた少女は思わず聞いてしまうと、リトは切り込みの入ったペットボトルを器用に数十メートルは離れたゴミ箱へと投げ入れると、ベンチに腰かけたままフッと鼻で笑う。

 

 

「いきなり人様の首を切り落とそうとしておきながら、随分な質問だな? 逆にこっちがお前が何なのか聞きたいぐらいだっつーの」

 

「……………」

 

 

 比較的治安が良い星の中でも特に治安の良い地域の人間とは思えない冷静さのリトに、少女は次なる一手の隙を伺いながら口を開く。

 

 

「金色の闇……そう呼ばれています」

 

「金色の闇って矛盾してんな色々と。あぁ、その服装と髪からそうなってんのか? どうでも良いけど」

 

 

 弄ばれた自らが唯一掴んだアイデンティティのひとつとも言える証を名乗るとリトは興味を持った様子もない反応だ。

 

 

「依頼により貴方の抹殺に来ましたが、どうやら情報で聞いたよりも厄介な相手と判断しました」

 

「依頼ね、要するに殺し屋か。へ、ガキが殺し屋とは世も末ならぬ宇宙も末だな」

 

 

 お前に俺は殺せないとばかりにわざとらしくベンチの背もたれに腕を広げるリトを見たその瞬間、今度は腕のみならずその金色の髪までも刃物の様な形状へと変質させ、リトの全身を切り刻まんと襲い掛かった。

 

 

「器用な事をするもんだね……昔似た様なのが居たような居なかった様な」

 

 

 ベンチごと切り刻む勢いだったが、そのすべてがリトの身体に通らずに堅い鉱物の如く弾かれた。

 

 

「か、硬い……!?」

 

 

 その硬さにまたしても驚く金色の闇にリトは簡単な話だと説明した。

 

 

「お前が殺すつもりでひねり出した力より、俺の身体の性能が勝ってるだけだろ。驚くことでもない」

 

「そんな……バカなことが……!」

 

「じゃあ何故俺は傷ひとつ負っちゃいないんだろうな? さてと……お前に依頼したって奴が誰なのか教えて貰おうか?」

 

「言う訳ありません……!!!」

 

 

 バカにされてると金色の闇は躍起になって髪や腕を変質させながらリトに攻撃を加える。

 しかしそれでもリトの身体に傷は付けられない……。

 

 そして――

 

 

「じゃあ死ぬしかないな? あのボンクラ共と同じように」

 

 その殺意は余りにも強大で、余りにも重苦しい重圧として金色の闇の身体を見えない何かが上から押し潰す。

 

 

「ぅ……あ……!」

 

「どこかのお優しい誰かなら、この状況でも無力化程度に留めて殺しはしないだろうが、残念だったな殺し屋のガキ。

俺はそういうタイプじゃ無くなっちまったんだよ」

 

 

 リアス・グレモリーや仲間達以外にはある意味で平等的な男の凶悪に嗤う殺意の大きさに、かつてない巨大な壁の差を突き付けられてしまった金色の闇は動けず、全身から鮮血を思わせる赤いオーラを放つリトが両手を前に翳すとオーラと同じ色をしたエネルギーが集束し、膝をついて動けない彼女へ向けられた。

 

 

(ティア……)

 

 

 その瞬間、ハッキリと金色の闇は死を悟ると、かつて大切だった者の姿を思い出し、その名を独白しながら目を閉じ……。

 

 

『Boost!!』

「上から見下して黒幕ぶった奴が死ぬほど俺は嫌いなんだよ! ビッグバン・ドラゴン波ァァァァッ!!」

 

 

 撃ち放たれた赤き閃光を全身に――――

 

 

「そ、そんな、ララたんと結婚して宇宙の王になるボクちんが―――――あ゛っ!?!?」

 

「………え?」

 

 

 金色の闇は受けず、怒声と共に放たれた巨大な光線は空へと放たれ、どこかで聞いた声の断末魔と共に空へと消えていった。

 

 

「ふん、クズがぁ」

 

「え……? え??」

 

 

 己が撃ったビームが空の奥へと消えていくのを睨みながら、どこぞの伝説の某野菜人みたいな台詞をはからずとも口にしたリトに、金色の闇はどういう事だと混乱する。

 

 

「い、今のは? 私を殺すのでは……」

 

「あ? あぁ、その前にさっきから上でこっちを見てほくそ笑んでるのが居て邪魔だから消した」

 

「上? …………まさか」

 

 

 リトの視線を辿って同じ方向の空を見上げた金色の闇は、此方を見てほくそ笑んでる誰かが誰なのかをすぐに察した。

 

 

「それはきっと私の依頼主……だったのかもしれません。貴方が消したので確証はありませんが……」

 

「ほーぅ? わざわざ依頼人とやらが見に来るのか?」

 

「恐らくきっと私と貴方が消耗し合った所を確実に始末する為だったのかも……」

 

「理には適ってるな。もっとも、それが本当ならお前の依頼主は粉々に消し飛んだが……」

 

 

 金色の闇の推察にリトもそれだろうと納得すると、そのまま彼女に向けて掌を向ける。

 

 

「そしてお前を消せばゲームセットだ」

 

「…………」

 

 

 依頼人を図らずとも消した以上、この金色の闇が自分を殺す理由は無くなった。ならばこのまま彼女は見逃せば良い? 否……リトの考えは違う。可能性がゼロでは無い限り確実な方を取る考えを持つからこそこの場でこの少女も消す。

 

 リアスから貰った滅びの力が込められたエネルギーを金色の闇へと向けながらリトはそのまま――

 

 

「!? ちょ、来い……!!!」

 

「え――なっ!?」

 

 

 撃ち抜く――という行為を途中で何故か止めると、何やら急に焦った様子で立てなくなっていた金色の闇の腕を掴んで無理矢理立たせ、近くにあった植木の陰へと押し込み、そのままリトも隠れ始めた。

 

 

「………」

 

「急に何を――もご!?」

 

「しっ! 静かにしろ……!」

 

 

 意図がわからず質問しようとする金色の闇の口を無理矢理手で抑えたリトは、これまでに無い真剣で緊張した眼差しで柵に囲まれた公園の外の様子を伺う。

 

 

「でねー? そこでリトがかっこよく――」

 

「へぇ、ちょっと見てみたかったかも」

 

 

 

 

 

 

「………………」

 

「もごもご……」

 

 

 偶々通り掛かりの美柑とララが公園を通り過ぎていく。

 もしそれに気づかずこの少女を消した所を見られたら……というか特に美柑にはあまり見られたくなかった。

 故に隠れて二人が行くのを息を潜めて待っていたのだ。

 

 

「……はぁ」

 

「ぷは……!」

 

 

 やがて二人が行ったのを確認したリトは安堵のため息を吐くと、金色の闇を解放する。

 

 

「な、なんなんですか貴方は……!」

 

「個人的な事だ。

ちきしょう、冷静に考えたらドラゴン波なんて目立つに決まってたぜ……」

 

 

 解放された金色の闇の困惑した質問を適当に返したリトは大きくため息を吐く。

 ここ最近、特に美柑の前では暴力的な面を見せたくなくなっている自分がたまにわからなくなる……。

 

 

「もう萎えた、何処へでも消えな」

 

 

 その理由がわからず、ついつい苛々しながら消すつもりだった彼女に追い払う様な仕種をするリトに、そろそろイラッとした金色の闇。

 

 

「貴方がさっき消し飛ばしたのが本当に依頼人なら、貴方を狙う理由はありません」

 

「あぁそうかい、じゃあな」

 

「話を最後まで聞いてください。その理由はなくなったとしても私個人が許せません」

 

「はいはいわかったわかった、さようなら」

 

「こ、この……!」

 

 

 さ、さっきまで自分を殺す気だった癖に、何なんだ地球人は? 精神的に不安定過ぎるにも程がある……と、金色の闇は全く自分に関心を寄越さなくなったリトにイライラしつつも、ある意味余計に固めた決意の一言を放つ。

 

 

「このままでは私の名が廃りますので、確実に貴方だけは仕留めます。絶対に……!!」

 

 

 完全な敗北感を味あわされた屈辱を晴らす為にリトに勝つという金色の闇の宣言に本人は……。

 

 

「仕留める? はいはい、ムリムリムリムリムリムリかたつむりー」

 

 

 相手にする気の無いと、煽りで返す。

 

 

「こ、の……!」

 

 

 意味はわからないが、思わず攻撃に出た金色の闇だが、その一撃はひょいと避けられるのだった。

 

 

終わり

 

 

 

 宇宙一の殺し屋さんはしばらく休業していた。

 理由? 越えなければならない巨大な壁を地球にて発見してしまったからだ。

 

 その巨大な壁は萎えちゃったとかそんな理由で一度は依頼主もろとも殺そうとしていたのに自分を見逃し、その後わざと殺意をあおっても乗ってくれない。

 

 デビルーク星のプリンセスと彼の家族と共に生活している様子を観察し、色々と調べても中々その異様な力の正体もわからない。

 

 かといって一人の時に襲撃をしようとしても……。

 

 

「もう宇宙に帰れば?」

 

「はぁ、はぁ、はぁ……!」

 

 

 親が子を一蹴するかのごとき差を毎度毎度体感させられる。

 悔しいにも程がある……。だから余計に観察に没頭する。

 

「リト……またあの子と遊んでたの?」

 

「勝手に絡んでくるんだよ。見逃してやったのに無駄な事をさぁ」

 

「………」

 

 

 その行動をプリンセスはかなりモヤモヤしながら見ている。

 

 

「きょ、今日こそは!」

 

「ヤミさんだ。ご飯食べていく?」

 

「え……あ、は、はい……頂きます」

 

「………………」

 

 

 その過程で美柑と仲良くなってしまい、本気で殺ろうにも手が出せなくなって後悔するリトが居たり……。

 

 

「っ! っ!! っ!!!!!」

 

「八つ当たりすんなよ?

胸が小さくてそのトランス能力だかなんだかで豊胸しようとしてたのはお前であって俺のせいじゃないだろう?」

 

「考えさせたのは貴方のせいなんですよ!!」

 

 

 恥ずかしいところを見られてしまったり……。

 

 

「ねぇ、ヤミはリトが好きなの?」

 

「す、好き? 何故私が結城リトなんか……」

 

「ふーん……へー? 毎日リトに構って貰えてうらやましいなー?」

 

「あ、あれは仕留めようとしてるだけであって、そんな感情なんて……」

 

 

 構って貰えるだけでもはや幸福と感じ始めたララに暗い顔をされたり……。

 

 

「…!」

 

「わ、私の攻撃が通った……?」

 

「薄皮一枚切った程度だが―――まさかお前……。

いや、ありえない……俺の引き上げる特性にコイツが適応する訳が無い……」

 

 

 ほんの僅かな進化の芽が出たり。

 

 

「赤龍……帝……? 無神臓……」

 

「ドライグお前っ!? 何でコイツにっ――」

 

『認識をさせた方が効率が良いだろと思ってな、それにこの小娘なら他人にベラベラ話すタイプじゃあないしな』

 

 

 バレたり。

 

 

「こ、コカビエルのおっさんとヴァーリのと同じ……だと……?」

 

『超戦者か……さしずめ超戦者(ライズオブダークヒロイン)ってところか』

 

 

 覚醒したり。

 

 

 色々と加速するのかもしれない。

 

 

「……………」

 

 

 王女様もまた……。

 

嘘だよん




補足

美柑ちゃまが通りかかってくれたお陰でギリギリ何とかなりました。

とはいえ、この段階じゃ一時しのぎですけど……。


その2
嘘やからね? こかびースキルなんか持ったら一気にインフレようこそだし。


その3
せーの…………ヤミたそー!

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