色々なIF集   作:超人類DX

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隙あらば勝手にイチャイチャしようとしてくるのに対して、昔なら蹴り飛ばしてた彼も寂しいから受け止めちゃうからまぁ大変だ。


後ろから前へ

 悪魔・天使・堕天使のトップ達による会談が開かれるという。

 そんな緊張しそうな会談に何と俺達オカルト研究部は出席する事になった。

 

 まあ、その理由はコカビエルの件についての当事者だからというかららしい。

 

 あの事件以降、やけくそに悪魔へと転生したゼノヴィアという子も今回の会談に天使の――つまり元居た派閥のトップが出席するということで、教会を追われたアーシア共々少し緊張している。

 

 そうそう、そういえばリアス部長は木場や副部長や小猫ちゃんといった俺が加入する前から居た眷属の他にギャスパーという僧侶の眷属が居たらしい。

 

 これがまた怖がりっつーか、初見は可愛らしい女の子だと思ってたらまさかの男だったという二段オチだったというか……。

 

 自分の持つ神器を制御できないからと今まで旧校舎の一室で引きこもりをしてた訳だけど、この度その封印が解かれた。

 ………。人前に出るのすら怖がるから会談には出ずに部室でお留守番だけどな。

 

 

 ともかくそんな事がありながらの会談に俺達は出席する事になった訳だが……。

 

 

「…………………………」

 

「マコト、お前その格好……」

 

「……。あんまり見ないでくれ」

 

 

 この度魔王セラフォルー・レヴィアタンの将軍(ジェネラル)――つまりリアス部長の女王たる副部長と同じ位置に属してる俺の弟ことマコトが学園の大会議室へと入室した俺達より先んじて居た。

 まあ、この会談に出席するレヴィアタン様の眷属だと思えば居てもおかしな事では無いとは思うのだが、俺達が驚いてるのはマコトの格好だった。

 

 

「あれって所謂燕尾服って奴だよね?」

 

「何故弟さんがそんな格好を……?」

 

 

 黒く、飾り気の無いシンプルな燕尾服を着こなしレヴィアタン様の座る後ろに控える様に立っている。

 それはまるで執事の様であり、授業参観日やライザー・フェニックスとのレーティングゲームの時に会った事のある部長のお兄さんの嫁さんでメイドのグレイフィアさん共々妙に目立っていた。

 

 

「皆、そこに座りなさい」

 

 

 これはひょっとしてレヴィアタン様の趣味なのか? 俺達は妙に機嫌がよさげなセラフォルー様に目を向けながら部長のお兄さんで魔王の一人であるサーゼクスさんに命じられ、用意されていた椅子に座る。

 

 

「さて、これで全員集まった事なのでこれより会談を開始しようと思う。

まずは会談の前提条件として、ここにいる者たちは、最重要禁則事項である『神の不在』を認知している――間違いないね?」

 

 

 その言葉に以前突然現れた堕天使のトップらしきちょいワル風のイケメン――確かアザゼルって人や天使のトップでミカエルって名らしい天使と――うおっ!? その後ろに控える様に立ってる女天使がすげー美人――――じゃなくて、とにかく全員が頷いた。

 

 

「「……」」

 

「待ってください」

 

 

 神の不在という言葉にゼノヴィアとアーシアが複雑そうな表情を浮かべていたのにトップ達は誰も気づいてない中、前にどこかで名前だけは聞いていた天使のこれまたモテそうな優男風なイケメンのミカエルって人が突然サーゼクスさんに割って入る様に口を開いた。

 

 

「我々は勿論、事件の当事者であり、コカビエルから聞かされた彼女等は神の不在について認知しているのは確かですが、そこの彼――今セラフォルーの後ろに控える彼は一体どこの誰でしょうか?」

 

 

 ミカエルさんの視線がセラフォルーさんの後ろに立っていたマコトへと少し鋭く向けられる。

 当然その視線に流される形でアザゼルって人やサーゼクスさんやグレイフィアさん……ていうか俺を含めた全員の視線が一斉にマコトへと向けられた。

 

 

「ずっとセラフォルーの後ろに控えていただけでしたので敢えて聞きませんでしたが、この会談に出席できる前提条件を考えたら彼にその資格があるとは思えませんが……? コカビエルの件の際に居たと記録にもありませんし」

 

「確かに俺もずっと気にはなってたが、そいつは誰だ? そこに居る兵藤イッセーの双子の弟という事だけは情報として入っては居るが……」

 

 

 若干顔色が悪くなってるマコトにミカエルさんとアザゼルって人が警戒するような声で問うと、サーゼクスさんが口を開いた。

 

 

「彼はアザゼルの言うとおりイッセー君の双子の弟だ。

そしてつい最近セラフォルーの将軍(ジェネラル)として同胞となった」

 

「セラフォルー……の?」

 

 

 サーゼクスさんの説明に何故か驚いた顔をするミカエルさんとアザゼルって人。

 そういえばこの前匙から聞いた話に、セラフォルーさんは一切眷属を作るつもりが無いと公言していたってあったが、それが理由で驚いてるのだろうか?

 

 

「お前確か、頼まれたって誰も眷属にはしないなんて言ってなかったか?」

 

「現悪魔政権において変わり種かつ懐古的な思想を持つ可能性があると言われてましたが、一体どういう心境の変化でしょうか?」

 

「それは僕も気になるんだ。

あのセラフォルーがここに来て眷属を持つことになった理由をね。しかもその格好からしてグレイフィアみたいな位置なのかい?」

 

 

 それは俺……ってか多分俺も部長達も疑問に思ってたわ。

 だって燕尾服に白手袋までしてるとかまんま執事だし……。

 誰もがマコトの事が聞きたいとセラフォルーさんの返答を待っていると、セラフォルーさんはフッと軽く笑いながら答えた。

 

 

「順に答えてあげる。まずいーちゃんはこの会談に出席できる前提条件である神の不在を認知してるから。

理由? 私が教えたから、で、格好については私の趣味だぜ☆」

 

『…………』

 

 

 てへ♪ と悪びれもせず神の不在についてを自分が教えてやったんだと言いつつ、格好については単なる自分の趣味だと言い切ったセラフォルーさんに、室内は微妙過ぎる空気が流れた。

 

 

「無闇に教える事は禁忌とされている筈なのに、アナタという者は……」

 

「それに趣味ってお前……」

 

「しょうがないじゃん? いーちゃんと私の間に隠し事は無しって決めてるんだもーん☆」

 

 

 呆れた顔をするミカエルさんとアザゼルって人に対してセラフォルーさんはヘラヘラとした態度を崩さない。

 そんなセラフォルーさんの後ろでマコトは一言も発せず気分悪そうに顔色が悪い訳だけど、多分人見知りが拗れてるせいで初見の人達にガン見されたのがキツかったんだなぁと思う。

 

 割りと大変な人の眷属になっちまったんだな……ホント。

 

 

「色々と後で話を聞かせて貰う事になりそうだけど、どうやら彼も神の不在を認知しているらしい。

それならこのまま会談を始めてしまおう」

 

 

 サーゼクスさんも微妙な顔をしつつも、このまま会談を始める事にしたようだ。

 

 

 

 

 

 先に言ってしまうと、此度の会談にマコトは目的があってセラフォルーに無理を言って出たのだ。

 その目的とは……。

 

 

「以上が私、リアス・グレモリーとその眷属が関与した事件の詳細です」

 

「ありがとう。じゃあこの報告を受けて堕天使陣営の意見が聞きたい」

 

「意見も何も報告書にしたのがすべてだ。コカビエルの奴が単独で行った行動でそこに堕天使としての意思はない。派遣した白龍皇がコカビエルを持って帰ってきて即コキュートスに送ってやって、永久的にそこに送ったままにしとくさ。自業自得だ」

 

 

 自分がまだ見ぬ、かつての世界で親しかった者達とこの世界での生き様を見る為だ。

 

「説明としては最低の部類ですがあなた個人が我々と事を起こしたくないという話は聞いています。これは本当なのですか?」

 

「ああ。戦争なんざ二度としたくねえよ。興味もないしな」

 

 

 無論コカビエルの処遇について語るアザゼルや聞いてるミカエルの事ではない。

 彼等の事はかつても含めて元から関心なんて無く、勿論サーゼクスとその後ろに控えるグレイフィアが目的だ。

 

 

「ならば何故、ここ数十年神器の所有者をかき集めている?

初めは神器使いの人間を集めて戦力の拡大を図って天界か我々に戦争をけしかけるもんだと予想していたんだが」

 

(これがこの世界を普通に生きるサーゼクスとグレイフィアか……。リアスとソーナを見て大体は予想してたが、セラの言ってた通りだ……本当に()()だ)

 

 

 既にセラフォルーから自分が直接見なかった者達のこの世界での姿については教えられていた。

 けれどやはり直接一目だけは見たい気持ちはあったので、無理を言ってそのチャンスたる会談に捩じ込んだのだが、サーゼクスから感じる波動というべき気配は『普通の悪魔よりは強いだけの普通の悪魔』だった。

 

 

「しかし、あなたはいつまでたっても戦争を仕掛けてこなかった。

白い龍を手に入れたと聞いた時には強い警戒心を抱いたものです」

 

「戦争のためじゃねえよ。神器研究のためだ。なんなら一部の資料をお前らにも送ろうか?結構いろいろと分かってきてるぜ。俺は今更戦争することに興味はねえ。

今の世界で十分満足してるしな。俺はむしろ部下どもに『人間界の政治に手を出すな』と言い渡してるくらいだ。…たく、俺の信用はこの中でも最低かよ?」

 

 

 落胆は別にしない。

 しないが……少しだけ寂しい気持ちになってしまうのは、彼が口で言うのとは裏腹にセラフォルーを含めた皆を大切に想っていたからなのだろう。

 最も強く、最も目標とした最強の存在だったサーゼクス・グレモリーはもう居ない――その現実を今一度認識したマコトは、それ以降サーゼクスへ視線を向ける事を止める。

 

 

(結局勝てなかったよ、アンタには)

 

 

 最後まで勝てなかった最強の象徴への別れを心の中でしたマコトはもう少しだけ前を向こうと決めた。

 ただ一人再会できたセラフォルーの生き方に付き合う為に……。

 

 

「こちらです、セラフォルー様」

 

「ん、ありがとういーちゃん。

あ、せっかくだから皆にもお出ししてあげて?」

 

「畏まりました」

 

 

 かつてグレモリーとシトリーの両家の紋章を身につける事を許された執事はセラフォルー一人の為に動く。

 お茶のお代わりを言われる前に音も立てずに淹れ、命じられるがままに、それこそグレイフィアよりも素早く出席者全員に、かつてヴェネラナとグレイフィア等の年上女性に仕込まれた職業病を発動する。

 

 

「!」

 

 

 その動きは1日2日では到底身に付くことは出来ないだろうプロの動きであり、同じようにお茶を用意しようとしていたグレイフィアは大層驚いていた。

 

 

(あの無駄が無さすぎる動き……まるで何十年と修行した熟練者を思わせる……。

一般家庭の兵藤イッセー様の弟とはとても思えない――一体どこでこんな技術を……?)

 

(………。いつの間にか新しい茶が入ってるが、セラフォルーの眷属がやったんだよな? 不気味な程音も気配も無かったぞ……)

 

(ま、マコトはこんな事が出来たのかよ……? グレイフィアさんより凄くね?)

 

(この味は……。

偶然なのかもしれないけど、私の好みに寸分違わないわ……)

 

 

 その仕事人っぷりのせいで余計変な注目を浴びた気がしたけど、本人は身体に染み付き過ぎて普通の事をしてるだけの感覚なので気づいてない。

 セラフォルーだけが内心『いーちゃんの腕は全然落ちてないね!』と嬉しさのあまり驚く面々にドヤ顔をしていた。 

 

 こんな行動のせいで余計変な目立ち方をしてしまってるマコトだが、もう一つだけこの会談に無理矢理出席した理由があった。

 

 

(もし昔と同じだとしたら、この会談ってのに鬱陶しい集団の構成員だかが襲撃してくる筈……)

 

 

 かつての世界線を生きた際にも同じような会談は行われた。

 その時は会談に出席はせずサーゼクスとグレイフィアの()の遊び相手をしていたのだが、その時とあるテロ組織の構成員が襲撃してきた記憶があった。

 

 

(サーゼクスも普通、リアスもソーナも普通できっと進化もしない。

そんな状態で連中が襲撃してきたら手こずらないって保証がない。

セラ一人で連中をぶちのめすのは造作も無いが、守りながら戦うのは手間だからな……フォローぐらいは少ししないと)

 

 

 かつてならリアス達も問題なくそんな連中達に遅れは取らなかったが、この進化しないだろう世界ではリアスもソーナも眷属達も普通過ぎる。

 きっとまだ見ては無いが、ギャスパーなんかもそうだろう……。

 

 この世界の自分……つまりイッセーが居るのだから下手にでしゃばるつもりは無いものの、フォローくらいは出来る筈。

 

 そう思いながらトップ達の話し合いを聞き流していると、その予想は時が止まる事により見事に当たってしまった。

 

 

 普通ならこの停止状態でも動ける者が居て何事だと騒ぎになるのだが、この時が止まったその瞬間、セラフォルーはそれを更に上書きするかの如く小さく呟いた。

 

 

凍結する世界(フリーズ・ザ・ワールド)

 

 

 自身の魔力の質である氷の力により止めるではなく完全に凍結させる事で擬似的に時間を停止させる、力の進化による技術を駆使したセラフォルーは、自分とマコト以外の全てが全く気付くことなく停止してる姿を見ながら、小さくため息を吐いた。

 

 

「こういう所だけは無駄に同じって複雑だよね……」

 

「まぁな。だがどうする? 確かこの襲撃の頭って匙と後々そんな関係になったカテレア・レヴィアタンじゃ……」

 

 

 目の前の止まって動かないイッセーやサーゼクス達を見ながら、マコトがこの後現れるだろう人物について話すと、セラフォルーは複雑な顔をする。

 

 

「多分そうだけど、きっとこの世界では匙ちゃんとカテレアちゃんはそんな関係にならないと思うし、出会う事も無いと思う……」

「そうなのか?」

 

「うん、だってこの世界の匙ちゃんってソーナちゃんが好きみたいだし」

 

「……………………。え、そうなのか!?」

 

 

 この世界の匙とカテレアはきっと出会わないし相容れないと語るセラフォルーが然り気無く話したこの世界の恋愛的事情を聞いたマコトは、全然気付いてなかったのかギョッとした顔で驚いた。

 

 

「知らなかったの? 風の噂だとこの世界の彼はソーナちゃんとできちゃった結婚を夢見てるとかなんとか……」

 

「そ、そうだったのか……。この世界の流れ的なものが正しいとしても、全く想像ができないっつーか、そうなのか、彼はソーナが好きなのか……」

 

「もしかしてだけどさ、この世界のソーナちゃんが気になるの?」

 

「ただ驚いただけだ。

しかし、彼がソーナをねぇ……びっくりした」

 

 

 かつての世界の匙がカテレアと中学生みたいな恋愛事情をやってたと知ってるだけに、本来正しい彼の恋愛事情を聞いて逆に想像ができなくて驚いてしまう。

 これもまたギャップというものなのだろう……いかにマコトが日之影一誠として生きた世界がイレギュラーだったのかがわかる。

 

 

「しかもデキ婚が夢ってのも、何だかこの世界の俺みたいだな。

ひょっとして似た者同士なのか?」

 

「多分そうなんじゃないかな? 聞けばイッセー君はリアスちゃんのおっぱいにむしゃぶりつきたいって割りとオープンに公言してるし」

 

「それは本人からしょっちゅう聞いてるから知ってるが……うーん」

 

 

 とことん自分の生きた世界とこの世界は同じ様で違うものなんだと思い知るマコトはポツリと石像の様に動かない者達を眺めながら言う。

 

 

「セラと知り合うってだけの関係が多分自然だったのかもしれないな……」

 

 これだけこの世界と自分達がかつて生きた世界が違うのだから……と呟いたマコトにセラフォルーは『そうかもね……』と返しながら続けた。

 

 

「あの世界ではいーちゃんを小さい時から知ってる仲だし、この世界でも変わらない

例えこの世界の兵藤イッセーとセラフォルー・シトリーがいーちゃんの言うとおりだとしても、私といーちゃんであるんだから、関係ないし私は嫌だ」

 

 

 周りは普通だとしても自分は違う。

 これまでも……そしてこれからも。

 

 ハッキリとそう言い切るセラフォルーにマコトも声こそ出さなかったものの、少しだけ表情が緩んだ。

 

 

「だからもしカテレアちゃんが私を殺すつもりなら、全力で迎え撃つ……いーちゃんとずっと一緒に生きる為に」

 

「……。そろそろ戻した方が良いんじゃないか?」

 

「あ、そうだね、そろそろ戻さないと星全体の時間が凍って止まったままになっちゃうしね☆」

 

 

 本当にセラフォルーが自分の知るセラフォルーで良かった……口には恥ずかしいから出しはしないものの、心の中でそう思ったマコトはごまかすつもりで元に戻す事を提案し、セラフォルーもそれに頷いた。

 イッセー達を然り気無くフォローし、邪魔にならないようにする決意を新たに……。

 

 

「でもその前にひとつ良いかないーちゃん?」

 

「ん、何――」

 

「昔は間違えてお酒飲んで悪酔いしたいーちゃんにされたけど、今度は私から……んっ♪」

 

「っ……お、お前なぁ、この世界のソーナにこの前怒られたばっかりだろうが」

 

「今は時も場所も凍結して止まってるからノーカンだもーん☆ えへへ、それにしても前と違って怒ったり突き飛ばしたりはしないんだね?」

 

「……。悪くないかもとか思ってるからな……今更ムシの良いこと言ってる自覚はあるけど」

 

「そっか……その言葉を聞けるだけでも私は今すごく幸せ……。

だからもう一回……んんっ……♪」

 

「お、おい……ちょ、ちょっと舌入れるなっ――んむ!?」

 

「ぁ……いーちゃん……! 絶対にどこにも行かないで……ずっと離さないから……! ちゅ……☆」

 

「クソ。昔なら間違いなく蹴っ飛ばしてたのに、何故か受け入れる自分が居る」

 

 

 魔王少女と執事は共に歩み直すのだ。

 

 

「動けてんのはそれぞれのトップとその護衛。それからグレモリーだけか?」 

 

「いや、イッセー君とその弟君も動けるようだ」

 

「い、一体何が? ……………って、あれマコト? お前首筋に虫刺されみたいな跡があるけど……」

 

「………。割りとしつこい虫にちょっとだけな……」

 

「セラフォルー? 様子がおかしいけど何か――」

 

「別に何でも無いよ?☆ ふ、ふふ……あははは♪」

 

 

 終わる




補足

違うのは当然だし、引きずるよりも前を向こうと考える執事。
 まあ、セラフォルーさんが居るからこんなプラス思考なんですがね。

その2
仕込まれた職業病はこの二人の生きた世界基準なので、この世界のグレイフィアさんもびっくりしちゃうものらしい。

その3
進化したセラフォルーさんの力は神器の力による時止めを上書きさせるレベルの『凍結』さえ可能であり、スキルもまた存在する。

しかも一番えぐいのはどこぞのヒエヒエ自然系さんみたいにバラバラにされようが大気と水分が存在する限り再生しちゃうという……。

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