色々なIF集   作:超人類DX

344 / 1033
前回までとは何の関係もないです。




※もしもの話

 俺には記憶がない……親の名前も顔も。

 たまにドロドロした液体が入った巨大なビーカーの中に閉じ込められるという夢を見るけど、それが何を意味するのかはわからない。

 ひょっとして俺のルーツに関係することなのか……? だとしたら俺はあんな暗くて辛気臭い場所で生まれたのか? 分からないけど、確かな事はひとつだけある。

 

 

『祭りに行くぞ祭り! 縁日も出てるんだってよ! 金魚すくいやろうぜ!!』

 

『い、一誠兄さんが凄い元気だ……』

 

『お祭りの縁日の雰囲気が好きみたいなのよ。

そもそも一誠の素って寧ろこっちだし』

 

 

 どんなルーツにせよ、何者かが現れて俺から何かを取ったにせよ、俺はもう怖くないし寂しくもない。

 

 

『喜べおチビ達、そこそこの値段の浴衣をプレゼントだ! これを着て祭りの空気を楽しもうぜ!』

 

『着せてあげるから二人とも此方においで?』

 

『行こう、一夏』

 

 

 俺がどんな存在であろうとも、絶対に見捨てない人達が傍に居てくれるから……。

 よく分からない、不安に駆られる夢を見たって、この時の思い出に比べたら押し並べて平等に――怖くないんだ。

 

 

「スー……ハー……!」 

 

 

 あるとすれば、その人達を失うことが恐怖だ。

 イチ兄とリアス姉……そして箒。俺にとって今の俺で在れた人達。

 この三人を失う事こそが恐怖そのものだ。

 

 他の全てが俺を拒絶しようが失われようが構わない。

 だけどこの三人だけは――例えこの世界にとって化け物と蔑まれようが、俺にとって全てなんだ。

 だから失わない為に強くならないといけない。

 

 かつてイチ兄が、家族や友人全てから蔑まれ傷付いていたリアス姉を守り続けて来た様に……。

 

 

「今の自分をもっと超える……!」

 

 

 俺もそんな男になるんだ!

 

 

 

 

 明確な意思を確立させている一夏の成長率は凄まじいものがある。

 一誠やリアスが逃げの技術のみしか教えてない筈なのに、一夏はほぼ独学によってその力をより研ぎ澄ませていた。

 それは一夏の持つ潜在的な力が要因なのか、それとも明確な意思によるものなのか、或いはその両方なのか。

 

 

「むむぅ、ISの操縦ってのは本当に難しいな。

上手く自分の意思通りに動かせないぜ」

 

「それこそ練習あるのみだよ一夏」

 

 

 成長し、身体が出来上がる程にその才能は開花していく。

 ISに関する面倒を見るようになったシャルロットは、上手くいかないと溢す一夏に対してそう言うが、内心彼の成長速度に驚いていた。

 

 

(色々あって実戦はしてないけど、一夏はもう並のベテラン相手にも十分通用する技量に達してる……。

全盛期の織斑先生や弟君に目が行きがちなのかもしれないけど、一夏の成長率は異常かもしれない)

 

 

 学園に配備されている訓練機で訓練を積む一夏の動きを細かく観察しながらシャルロットは思う。

 もし一夏にも、一夏の身体データに合わせた専用機が与えられていたら、もしかすればブリュンヒルデをも凌駕する才能を開花させていたのかもしれないと……。

 

 

「目標としては生身でISを越える事だからな。あくまで通過点であるこれに躓いてる俺はまだまだイチ兄やリアス姉に及ばないぜ」

 

「な、生身でISを超えるって……そんな非科学的な。それに先生や一誠さんは一般人だし」

 

「おいおい甘いぜシャル? 今度イチ兄とリアス姉のじゃれ合いを見てみな、これまでの常識ってやつが吹き飛ぶに違いないぜ」

 

「まさか……」

 

 

 そして一夏と箒曰く、生身でISを超越してるらしい一誠とリアス。

 直接見た事がない為に疑わしいが、二人の放つ不思議な雰囲気が荒唐無稽な話に真実味を付け加えてる気がしてならない。

 

 

「箒~! 少し手合わせしてくれよ?」

 

「分かった。ルールは一撃でも当てられたら敗けで良いな?」

 

「おう、その方が緊張感も増すってもんだぜ」

 

(そういえば僕はグレモリー先生の事も、イッセーさんの事もまだまだ知らないな……)

 

 

 人間離れした美貌を持つリアス。

 ナニかがあるような気がしてならない一誠。

 武装をしないIS同士の一進一退の攻防を繰り広げる一夏と箒を眺めながら、シャルロットは二人の事をもっと知りたいと思い始めていた。

 

 

「くぅ! やられたぜ……!」

 

「ISに搭乗しているというハンデもあるしな、流石に私の方がまだ上みたいだ」

 

(それにしても二人して凄いな。何気に瞬時加速を隙無く小刻みに使いながら戦ってるし……)

 

 

 

 

 

 

 

 さて、一夏達が訓練をしている本日は実の所休日だったりする。

 一夏も箒も『IS学園に入学したからには、それなりの技術は学ばないといけない』という気持ちがあっての訓練に勤しむ間、織斑春人は友人達や姉と共に、臨海学校での自由時間の為の水着を買いに、とあるショッピングモールへとやって来ていた。

 

 

「春人の水着はやっぱりこれでしょ?」

 

「バカめ、春人にはこれが似合うに決まっているだろう?」

 

「いやいや、こういうタイプの方が!」

 

「これの方が良い……」

 

「あの……僕の事は良いから自分達のを……」

 

 

 色々と差異がある買い物で、本来はシャルロットと共に行って、それをセシリア達等が尾行する流れだったが、あまりにも違いが起きすぎてる為、ほぼ拉致同然に連れてこられた春人は、自分が着る水着はアレだのコレだのと揉めてる女性陣に困っていた。

 

 が、今回は彼の話は割りと関係なかったし、この事を深く掘り下げた所で意味なんて無いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 だって此処からは()()()のお話なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

「本当に心の底からガッカリするってのは、こういう事なんだろうね」

 

「…………!」

 

 

 とある場所のとある地下施設。

 

 

 色々な機材が置かれてる誰にも知られない秘密の場所は、本当ならその持ち主にしか入ることを許されない場所だった。

 しかし今その場所は荒れ果て、研究機材も破壊され、あちこちから火花が飛び散っている。

 何故こうなったのか……この場所の持ち主である篠ノ之束は、天然物の規格外である己の頭脳を持ってしても目の前の存在が信じられなかった。

 

 

「何かやってたみたいだけど――あぁ、紅椿かなそれは?」

 

「……。何だよお前? さっきから知った様な口をペラペラ叩いてるみたいだけど」

 

「見たら分かるでしょう? それとも、見ても理解すら出来ないレベルまで落ちぶれてるのかな――この世界の束さんはさ?」

 

 

 まるで鏡を前にしてるかの如く、自分の容姿にそっくりな女性が、明らかに自分を見下しているのだから。

 

 

「どこかの馬鹿が飽きもせずクローンでも製造してたの?」

 

 

 当初束は目の前の自分そっくりな女性を前にした時、織斑姉弟の様な作られた存在だと思い、更にはいつの間に自分をベースにした模造品を作られたと殺意を露にした。

 だが目の前の女はそんな束の推測を前に鼻で笑って否定する。

 

 

「キミをベースにしたクローンがこうなる訳ないだろ? ましてやキミは私より遥かに弱いんだからさ」

 

「へぇ? 言ってくれるじゃない? この束さんの猿真似をしてる馬鹿にしてはさ?」

 

 

 明らかに自分を見下しながら嗤う束そっくりの女に負けじと束は言い返す。

 だがそんな束の自信は――

 

 

「全く……アイツを復活させてからぶん殴ろうとしてる最中にこんな寄り道をしなければならないなんてさ。

しかも、あのちーちゃんですらここじゃあまんまと『思い込んでる』んだからさぁ?」

 

「っ!? 何だよ……その腕……!?」

 

 

 自分そっくりの女の左腕に現れた赤い鎧籠手の様なものによって叩き潰される事になる。

 

 

「本当にガッカリだよ、別世界の私ともあろうものが、あんな養殖じみたものに目を輝かせるなんてさぁ?」

 

『Boost!』

 

 

 何かの合図を思わせる声が響いたその瞬間、その女性の全身から赤いオーラが炎の様に吹き荒れる。

 

 

「アイツが見つからない八つ当たりじゃないけどさ、何と無くムカつくから少しぶちのめさせろよ?」

 

「!」

 

 

 オーラに呼応するかの様に、赤く輝く瞳が見開かれた瞬間、赤き閃光が地下を照らし、束に襲いかかった。

 

 

「へぇ、逃げる力はそれなりにあるんだ。もっとも単なる脅しだったわけだけど」

 

 

 本能的にヤバイと感じた束は咄嗟に逃げ出す事で事なきを得たが、束にそっくりな女性は追おうとはせず、破壊された研究施設の中に残っていた無事な端末の前まで移動し、何やら操作をしていた。

 

 

「この世界のちーちゃんと私が駄目だったみたいだけど……っと」

 

 

 慣れた手つきで端末を操作した理由は、監視衛星のハッキングだった。

 まるでコンビニに行ってくるよ的なノリであっさりとハッキングを完了させたその女性は、IS学園の上空写真をメインモニターに映し、更に細かく学園内の様子の映像へと切り替える。

 

 

「あの養殖は今外に出てる――てのはどうでも良いね。

問題はこの世界のいっくんと箒ちゃんがどうなってるかだけど―――そっか、その様子だといっくんと仲良しなんだね箒ちゃんは?」

 

 

 女性の眼前に広がるモニターに映し出されるは、楽しげに訓練をしている一夏と箒の姿だった。

 彼女の中では一夏と箒は不仲だったらしく、楽しげにじゃれあってる二人の姿を見てホッとした笑みを浮かべていた。

 

 

「どうしようかな。この世界の私はどうもあの養殖に対して入れ込んでて、ちーちゃん共々いっくんをほったらかしにしてる様だから、暫く裏から助けてあげても良いけど―――ん?」

 

 

 女性にとっては少しの寄り道になるが、後ろ楯が居ないのなら少しのフォローはしてあげようかなと考えながら他の監視映像に切り替えた瞬間、束の指が止まった。

 

 

『なぁイチ兄? リアス姉達はどうしたんだ?』

 

『山田先生とか布仏の妹さんの方の臨海学校で着る水着の新調の手伝いに行くって言って今居ないが、箒とデュノアさんも一緒に行った方が良かったんじゃないか?』

 

『私は別にわざわざ新調する気にはならないしな』

 

『僕も別に……』

 

 

 

 

「………………………………………………は?」

 

 

 一夏と箒が仲良しなのはとても喜ばしい事だし、見た限り自分の知る一夏と違って割りと社交的なのも好ましいと思った。

 だが訓練を終え、確かフランスの代表候補生だったかと場所を移動した先の部屋に居た作業着を着た男性を目にした時、女性は信じられないという様子で目を見開いていた。

 

 

『そういえば、私の姉さんからメールが届いてたな。

そろそろ誕生日だからプレゼントを送るとな』

 

『プレゼント? 良かったじゃん』

 

『いや、あの人からのプレゼントは大体碌なものじゃないし、プレゼントには大体『厄介事』が付いてるから、正直要らないと思ってるんだが……。

それに毎年一夏や兄さんやリアス姉さんに貰ってるし、余計要らないというか……』

 

『結構辛辣だな……』

 

『一夏に対して居ない者扱いしたのだけは絶対に許せなくてね。

春人に入れ込もうが、何をしてようが私にしてみれば知った事ではないが、小さい頃の一夏に対してあんな目で見たのは絶対に忘れない』

 

『俺の事なら別に良いのに。第一全然気にしてないし』

 

『一夏ってホント……』

 

『良くも悪くも一夏は気にしないタイプなんだ。

反対に私は粘着質だが』

 

 

 

 

 

「………………………」

 

 

 暫しモニターに映る、一夏にイチ兄と呼ばれる男性を凝視し続ける女性の指先が微かに震えている。

 それは幽霊でも見ている様な、あり得ない現象を目の当たりにして固まってしまっている様な、そんなリアクションだった。

 

 

『其々の兄弟仲についてはよくわからんけど、大丈夫なのか?』

 

『大丈夫だぜ。俺の場合卒業と共に家を出たとしても何にも言われないだろうし』

 

『私は今度会ったらハッキリ言ってやろうと思ってるよ。何やら勝手に勘違いしてる様だからな』

 

 

 

「……………………」

 

 

 その瞳に映される男性に対して女性の気持ちはわからない。

 ただひとつ言える事は……。

 

 

「少し違うけど……間違いないね」

 

 

 ただの寄り道のつもりが、とんだ掘り出し物と出会した。

 女性の気持ちはまさに歓喜に近いものだった。

 

 

「そっかそっか、へぇ……? 養殖に潰される前の二人を助けたのはアナタだったって訳だ? ふ……ふくくく! 全く! アナタって人は何時もそうだね! もっとも、勝手に私に押し付けて死にやがった女泣かせのアイツとは違うみたいだけどさぁ!」

 

 

 向こうに聞こえる筈の無い声を女性が歓喜に近い表情で放つと、自身の左腕に視線を落とす。

 

 

「はぁ……参ったね、どうやらイレギュラーなのは私たちの世界だけじゃあ無かったみたいだけど――ふーん、リアスちゃんねぇ? ねぇ……キミはリアスって名前に聞き覚えはあるのかな――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――ドライグ君?」

 

 

 視線を落とした先にある自身の左腕に、先程現れた――もっといえば一誠の暫く使ってない赤龍帝の籠手と全く同じものが出現する。

 いや、それだけでは無い。なんと一誠と同じ様に、その籠手から声が聞こえるのだ。

 

 

『リアス……その名には聞き覚えがあるが。

俺の記憶するリアスという名前と一致するとしたら、俺とお前が見てる一誠はどうやら別の道を歩んだ結果の一誠と見て間違いない。

……どうやら俺自身もあの一誠の中に宿っている様だしな』

 

 

 龍帝の声が。

 

 

「つまり、リアスというのは私とキミの知るアイツにとっては不倶戴天の敵だと云うことだね? てことは悪魔か何かかな?」

 

『……相変わらず察しが良いなお前は。

あぁ、リアス・グレモリー……お前の言う養殖物に与して一誠を殺そうとした悪魔の一人だ。

まさか一誠ばかりではなく、奴まで居るとは……』

 

「それだけアイツとは違うって事でしょうよ? けど、それだけにいっくんと箒ちゃんは取り敢えず安全かもね」

 

『………』

 

 

 内に宿る龍帝にクスクスと笑いかける女性は、右手を自分の胸に当てながら静かに目を閉じる。

 

 

「『自分は所詮どこまで行っても癌だから、キミに全部を託す』――だなんて勝手な事ばかりほざいて私にキミと力の全てを押し付けてアイツは死んだ」

 

 

 最後まで謝りながら力の全てを己に託して死んだ男。

 その男に対して女性――篠ノ之束は愛憎入り交じった感情を抱いていた。

 だから彼女は、勝手に死んだその男をどんな手を使ってでも甦らせ、託された力の全てを返した上で殴ってやろうと世界を跨いだ旅をしていた。

 

 

「馬鹿だよ。

一々私に渡さなくても、アナタの力なんてとっくに持ってたのにさ」

 

 

 その過程で偶々降り立った養殖ものが存在する世界にて見つけた、別の道を歩んだ結果の一誠の存在は束の野望に近付く鍵となる事を確信させる。

 上着のボタンを外し、肩を露出させ、二の腕に残る傷跡を愛しそうに撫でる束は小さく呟いた。

 

 

「アナタが居たという証拠は、アナタの血肉を移植したこの部分だけ」

 

 

 かつて愛憎の果てに腕の肉を食いちぎり、その血肉を無理矢理移植したこの傷跡は、彼女にとっての繋がりの証。

 彼を慕っていた千冬と一夏が精神的な繋がりを持っていたとするなら、束は肉体的な繋がりを持っているという確かな証拠。

 

 

「プラン変更だよドライグ君。

私とキミの知るアイツを復活させるには、彼を少し視る必要がある」

 

『だが、リアス・グレモリーと親しいという時点で既にかけ離れてる筈だ』

 

「そうかもしれない。けど精神という大木の下に張り巡らされた根はどうかな? どれだけ違う経験を経ていたとしても、根が変わらないのであるなら視ていく価値はあると思うぜ?」

 

 

 天然の規格外だった束が唯一敗北を認めた化け物。

 自分の存在を癌とし、束に力の全てを託して死んでいった男を復活させる事こそ、異常者の血肉を取り込み、龍帝の力を託された規格外を越えた異常者の持つ望みだった。

 

 

「アナタを造る。

美化もせず、風化もせず、1ビットたりとも違うことないアナタを必ず造ってみせる。

どんな手段を使ってでも、本当のアナタにもう一度会いに行く」

 

 

 それは愛憎を越えてしまった何かなのかもしれない。

 その為には他所の世界がどうなろうと知った事じゃない。

 

 

「そうしたら……ふふ、どうしてやろうかなぁ? 泣いてごめんなさいしても許してあげないってのは確定として、やっぱりアイツの子供でも孕んでみようかな?」

 

 

 それがとある別世界の篠ノ之束の覚醒させた異常性……婚厄者なのだから。

 

 

 

――――もしもの話、終わり。




補足

別世界のクレイジーサイコラビットがもしも出没したら的な話。
なんでクレイジーなのかというと、マジな意味で一誠の肉を食いちぎった挙げ句、自分で作った傷口に移植してパワーアップしたから。

その2
彼女は一誠から力の全てとドライグを託されました。
そして一誠自身は自分の存在があまりにも癌になりすぎたと力を託した後命を絶ちました。

が、そんなの当然許す訳もないクレイジーサイコラビットちゃんは、何処かの春川教授みたいに寸分違わない一誠を創造して甦らせる為に、あらゆる世界に出向いては使えそうな技術を手に入れる旅に出ます。

つまり、この世界で別の道を歩んだ一誠を見つけた彼女は彼の遺伝情報を入手しようとしてます。

ちなみに、春人達については心底どうでも良いし、何なら普通に入れ込んでるこの世界の自分に対して落胆してる様子。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。