色々なIF集   作:超人類DX

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続き。

今日も元気に一人雑用……そして姉もまた妹と同じで目がますます死んでいく。


招待される元ちゃん

 現役の赤龍帝である兵藤一誠。

 託し、一度完全に死んだ事で力の全てを失った兵藤一誠。

 

 別の可能性という道を歩んだ二人の一誠は根の部分だけは一緒だが、経験したものの違いが彼等の差違を解りやすくしていた。

 

 

「現役の頃の俺って相当強かったん……だなっ!!!」

 

 

 とある日のとある空き地。

 普段は小学生程の少年少女の遊び場所だったり、ファッション不良の溜まり場だったりと様々な用途に使われるこの空き地にて、二人の兵藤一誠は戦っていた。

 

 

「そうしなければ生きていけなかったからな」

 

「だろうな! 俺もその気持ちは良くわかる……ぜっ!!」

 

 

 片方は躍動感溢れる――言ってしまえば無駄な動きで疲れそうな、某ビームサーベル使いの小さな緑色の老人宇宙人みたいに赤い龍帝の籠手を纏う同じ顔をした青年の周囲を飛び回りながら攻撃を繰り出し、片方はその攻撃を避けたりガードしたりを繰り返していた。

 

 

『Boost!』

 

「っ!?」

 

 

 一見すれば片方が――今は名を誠と変えた少年が圧している様に見えるが、実情は全盛期の力を支えたその全て失っている為、こうして手数で翻弄しないといけない戦法に変えざるを得ないのと、一回でも未だ全盛期のままであるイッセーの攻撃を貰ったらそれで終わってしまうという、所謂クソゲー状態。

 

 現に受けに回っていたイッセーが力を解放し、背後に回り込んでの渾身の拳を呆気なく捉えてしまえば――

 

 

「がほっ!?」

 

 

 たった一発で勝負は決してしまうのだ。

 

 

「悪い、大丈夫か?」

 

 

 腕を掴まれ、避ける事も儘ならない状況での一撃を顔面に貰ってしまった誠が地面を何バウンドもしながらダウンすると、イッセーが少し申し訳なさそうに地面に転がる誠に謝る。

 

 力を託して隠居状態のイッセー

 守る為に今尚強くなり続けるイッセー

 

 同じイッセーでもその差は明らかであり、だからこそ誠は自分の本名を捨てたのだ。

 

 

「おおぅ……ホント強いな、現役の頃の俺と大差無いんじゃねーの……いててて」

 

「その現役の頃のお前と戦ってみたかったよ。

そうしたらもっと進化できたかもしれないしな」

 

 

 その事に後悔はない。

 託した相手である束は既に現役の頃の自分を越えているし、直接戦ってる訳じゃないが、きっとこのイッセーにだって負けやしないという、若干の贔屓目のある確信もある。

 

 

「言っとくけど、束ちゃまは現役だった俺よりもとっくに強いぜ?」

 

「だろうな、相当目にかけていたみたいだし」

 

「違うな、元々あの子は俺達側のものは持ち合わせなかったよ。

寧ろあの子が生きていた世界のイチ坊やちーちゃん――あー、千冬が持っていて、俺もバカだから二人に生きる術のひとつとして教えててあの子には何にもしてあげれなかった。

それが、執念ひとつで強引にドアを抉じ開けてこっち側に入ってきたってんだから、あの子は本当に強いよ」

 

 

 イッセーに手を貸して貰いながら立ち上がる誠は、腫れる右頬を擦りながら、束の強さについてを語る。

 イッセー自身も束が次代の赤龍帝かつ、自分と同じ異常性を束の異常の一部として持っていることを知ってるので、その強さを語る誠の言葉には納得している。

 

 

「不思議な響きだな、俺の場合は関わりもしなかった織斑千冬をそんな愛称で呼ぶなんて」

 

「お互い様だろ。

俺だって俺自身が悪魔の部長さんと仲良くどころか相当深い仲だって知った時は不思議通り越して違和感あったしな」

 

「……お前は人以外を徹底的に嫌ってたらしいからな?」

 

「まーな、碌でもない目にしか逢ってなかったから余計にね。

が、安心しろ、俺もそこまで餓鬼のつもりじゃないし、部長さんが俺が相対したリアス・グレモリーとは全然違うってのはわかってるぜ」

 

「逆を言えば、もし転生者がリアスちゃんを嫌ってなかったら、お前と同じ道を進んでたかもしれなかったんだよな……」

 

「そうかもな。

そっちだって転生者と関わる事でちーちゃんと束ちゃまとか、かんちゃん等とは関わらなかったんだろ? ………。そう考えたら俺が転生者みたいなもんだったかもしれねぇや……」

 

 

 少しでも鈍った勘を取り戻す為の秘密修行もそこそこに、並んで帰路につく二人の姿は双子の兄弟そのものだ。

 

 

「転生者をぶち殺してやった俺がその転生者そのものに成り果てましたとか笑えるだろ? そりゃ脳みそがぶっ壊れてしまっても文句も言えないわな?」

 

「俺は何とも言えないが、一度完全に死んだお前を零から寸分違わず造り上げた彼女的にはそうでもないのかもしれないな。

それと織斑千冬もイチ坊も……」

 

「だと良いけどな。

結局何をするにしても後手の中途半端でしかなかったけどよ」

 

 

 片や転生者を殺し、転生者に似た存在に成り果てる。

 片や復讐を辞めてリアスと共に生きる為に戦う事を放棄した。

 

 根は同じかもしれないけど、歩む道は全く異なる二人の兵藤一誠は、これからも同じ道に重なることは無いのかもしれない。

 

 

「しっかり部長さん達を守ってやれ、あのストーカー共からさ? 勿論、俺と束ちゃまも暫くは協力するけど」

 

「わかってるぜ」

 

 

 だけど不思議と歩む速度は同じだった。

 

 

 

 篠ノ之束にとってリアス・グレモリーは所謂雇い主だ。

 基本的になにかを頼まれたら断るつもりは無いが、かといって忠誠心があるかと言われたら寧ろNOだ。

 

 リアス自身も『協力をして貰ってる身なのはこっち』と、言って特に何も言わない。

 ましてや誠は別世界とはいえ悪魔や人ならざる存在を憎悪していたのだし、転生悪魔になってくれた事自体が奇跡なのだ。

 

 

「授業参観なのだけど、もしかしたら両親達が来る可能性が高いわ」

 

「まー父兄だししょうがないんじゃないですか?」

 

「何か心配事でも?」

 

 

 今でも誠はリアスを王様か部長さんと名では呼ばない。

 逆に束はリアスを名で呼びはするが、イッセーの事はアナタか彼と呼んで決して名前では呼ばない。

 

 それが正しいのかは別にして、四人の中としてはこ)で良いと思っている。

 下手にベタベタする必要は無いのだから。

 

 

「別に無いけど、きっと目立つだろうし、何よりシトリーさんの所の父兄も現れるかもしれないから、一応気をつけた方が良いわね」

 

「自分の子供のストーカー行為を放置してるという意味では警戒した方が良いですもんねぇ」

 

「そういう事よ刀奈。

下手をしたらレヴィアタン様も出てくる可能性があるし」

 

「レヴィアタンってぇと……えー、あー……なんたらレヴィアタンだったか? やばい、名前が思い出せねぇな、どうでも良すぎて」

 

「セラフォルー・レヴィアタン。四大魔王の一人で、ソーナ・シトリーのお姉さんよ」

 

「女だったっけ? やっばいな、昔纏めて肉片にしてやったからあんま覚えてねぇや」

 

「全盛期のマコ兄がいかにギラギラしてたのかが想像できるな」

 

 

 そんな微妙な距離感を保ちつづけている訳だが、共通の敵を前にすればそんな微妙な壁は取り払われる。

 今だってストーカー軍団の後ろ楯なのかもしれない連中が学園の授業参観の日に出現するかもしれないというリアスの話に真剣な対策案を考えているのだ。

 

 

「布仏ちゃんが同じ学年だから常に側に居て貰うって感じで、もし変な事でも抜かしてくるなら無視でも良いんじゃねーの?」

 

「まあ、私の兄とは戦友同士ではあるけど私は殆ど関わってないからそれで良いわね。

いっそソーナ・シトリーさんの行動についての注意のひとつでも言ってくれると良いけど、多分言わないでしょうし」

 

「下手したら連中みたいに記憶を保持してるかもしれないからね」

 

「そういう事。

当日はもしソーナ・シトリーの父兄達と出会しても適当に挨拶だけして切り抜けましょう」

 

 

 すっかりソーナ・シトリー達を赤の他人として見なしてるリアスの話に一同は深く頷いた。

 ただ、そんなストーカー達の下についてしまってる匙だけが心配だったわけだが。

 

 

 そして当日、案の定リアスの身内が目立つ容貌で現れて多くの生徒や父兄達の視線をかっさらう結果となった訳だが、特に変な騒ぎを起こす訳でも無かったので問題はなかった。

 

 寧ろ問題は懸念してた通りにシトリー家の連中だったのだ。

 いや、シトリー家といってもソーナの両親達は別に騒ぎを起こしてないし、リアス達も避けてたので特に何があった訳じゃない。

 問題はソーナの姉のセラフォルー・レヴィアタンだった。

 

 なんと彼女は父兄参観日に体育館を占拠して、自身のコスプレ姿を見せびらかしているという、参観日とは全く関係ない真似をしていたのだ。

 

 当然騒ぎになってしまう訳で……。

 

 

「…………………父兄参観日であって、何かのライブじゃないんです。

お願いですから今すぐやめてくれますか」

 

「ん~? ソーたんの兵士君ってのはわかったけど、随分とお堅いねー? 良いじゃん、他の人達は楽しんでたよ?」

 

「………………………」

 

 

 数日前からほぼ一人で生徒会の雑用をしていて完全に死んだ目をしている元士郎が嫌々――でも役員だから仕方無く当初はソーナの姉どころか魔王とすら知らなかったセラフォルー・レヴィアタンに注意をしたのだが、全く相手にされてなかった。

 

 

「よし、あのボケ殺してやろうぜ!」

 

「落ち着けよ」

 

 

 そんなやり取りを影ながらハラハラしつつ見ていたマコトは見事なまでの爽やかな笑顔で全盛期ばりのキレっぷりを放っていた。

 無論周囲が止めるし、そもそも魔王クラスにも対抗できないレベルに力が落ちてるのでどうしようも無い。

 

 

「元士郎センパイの目が完全に死んでる……」

 

「そりゃ死ぬわ! てか周囲の連中もあんなののどこに騒ぐ要素があるんだ? そこが理解できねぇよ」

 

「顔とスタイルがそこそこ良くて、あんな狙ってるコスプレをしながら適当にパンチラでもすりゃあ、思春期の男子や親父共は騒ぐんじゃないの?」

 

 

 丸くはなったけど、他種族の異性に対して何の感情が抱けないマコトの言葉に、束が何気に辛辣な事を言う。

 

 

「例えばアナタなんかはリアスちゃんが仮にああいう狙った格好をしたとしたらどうする?」

 

「うん、押し倒すかな」

 

「実に男らしい台詞をありがとう。

つまり、そういう事だよ、少しは理解したかなマコ君?」

 

「……。アレか、真耶てんてーが魔法少女コスプレしたらとてもワクワクしそうだって事か!」

 

「な、何で私で例えるんですか……」

 

「なるほどなぁ……だが場所は弁えるべきだろ。

匙君の負担が増えてる時点でアウトだろあんなん」

 

 

 知らぬ所でセラフォルーがディスられ、取り敢えず匙を救出しなければ胃に穴が開いてしまうかもしれないと、結局何を言っても聞いてくれないばかりか、ギャラリー達に『引っ込め!』だの『そんなに近づいてんじゃねぇ! 殺すぞ!!』とブーイングの嵐を受けて心が折れてしまった匙がとぼとぼと体育館から出ていくのを見計らったリアス達は、小さく見えてしまう匙の背中に話しかけた。

 

 

「こんにちは匙君」

 

「! あ、あぁ……グレモリー先輩に皆さんですか……ども……」

 

 

 何気に全員集合のグレモリー眷属達に当初ビクッとした元士郎だが、一年組達が大丈夫だよと笑うので警戒はしてない。

 

 

「あの方が騒ぎを起こしたみたいで、同じ悪魔として申し訳ないわ……」

 

「いえ……会長のお姉さんと聞いた時点で『やっぱりな』と思ってるし、アナタ達が謝る必要もありませんよ。

貫禄なんてどうせ俺にはありませんし、所詮たんなる転生悪魔で兵士ですから」

 

「そ、そんな事ないぜ匙! お前は何時も一生懸命だしなぁ!」

 

「……………」

 

 

 完全に心が折れてる様子の元士郎に、未だ彼を前にするとテンパる癖が直ってない誠がわざとらしく励まそうとする。

 その様子がまた何とも言えず、束は無言でそんな誠の背中を見ているし、他の者達も普通に接したら良いのにと思って苦笑いだ。

 

 

「取り敢えず今から私達は今からお茶でもしようかと思ってるのだけど、アナタもどうかしら?」

 

「え? で、でも俺はシトリー眷属ですし、迷惑になりますよ」

 

「迷惑とは思わないし、アナタの事は……眷属の子達から聞いてるわ」

 

「そうだよセンパイ。

たまには息抜きしないと潰れちゃうよ?」

 

「んだんだ! どうせお前一人に押し付けてんだろ? んなもん遊んでたってバチなんざ当たりゃしないぜ!」

 

「……」

 

 

 どうしてソーナの兵士なのに、この人達は優しくしてくれるのだろう。

 寧ろソーナ達より普通に気を使ってくれるし……と、シャルロットに手を繋がれ、マコトに肩を組まれながら部室に招待されるのだった。

 

 

「そういえばセンパイはお昼ごはんもまだなんじゃ……」

 

「え? あぁ、父兄参観日で見回りもしなきゃいけないから食べては無いな。加えて会長のお姉さんが騒ぎを起こしたせいでアレだったし……」

 

「はぁ……今度また正式にシトリー家に抗議でもしておかないといけないわね。

眷属であるアナタへの扱いの酷さについても勿論」

 

「ありがたいですけど、言った所で無駄になると思いますよ。

だってそれで改善するなら、今ごろとっくにアナタへのストーカー行為だって無くなってる筈ですし」

 

「確かに。やっぱり止める気はシトリー家にも無いみたいね……はぁ」

 

「……。何かすんません」

 

「アナタが謝る事じゃないわ。

ほら、取り敢えずお昼ごはんをお食べなさい。ちょうどシャルが作ったお弁当があるから」

 

「え? あ、はぁ……いただきます」

 

 

 バレたら嫌味をぶつけられそうな待遇を受ける元士郎は、シャルロットお手製のお弁当を貰って静かに食べ始める。

 これがまた普通に旨かった。

 

 

「どうかなセンパイ? それなりに自信はあるんだけど」

 

「普通に美味いと思うが、お前ってホントなんでもそつなくこなすな……」

 

「匙! 匙!! 茶ァ煎れてやるよ!」

 

「あぁ、わかったが日之影はさっきからなんでそんな声がデカいんだ?」

 

「気のせいじゃね!? 地声だしこれが!」

 

「いやデケーし、その、さっきから篠ノ之の姉さんの方が何か言いたそうにしてんぞお前に?」

 

「へ? 束ちゃま? なんだよ、何かあるのかい?」

 

「別に」

 

 

 ストーカーなんかしなければ良かったんじゃないのか? とソーナ達の奇行に対して思いつつ食べる元士郎。

 こうして改めてグレモリー眷属を見ると、癖はありそうだが変なピリピリ感は無さそうだった。

 

 

「あーっと足が滑っていーちゃんにダイブしちゃったぁ!」

 

「わかったから離れろよ……」

 

「あ、あー……! 私も足がもつれてイッセーさんにー!」

 

「………………………」

 

 

 

「アレは?」

 

「あはは、何時もの事だよ。

ほら、あの二人はイッセーさんがリアス姉さん一筋だって分かってても大好きだから」

 

「そういやそんな感じだったな……。

逆に布仏はグレモリー先輩に懐いてるよな、犬みたいに」

 

 

 

「椅子が固い。膝貸して」

 

「え、それじゃあ匙が見えな――」

 

「貸さないつもり?」

 

「い、いや貸すけど何も今じゃなくても……」

 

「嫌だっての? 断るんだ? へー?」

 

「喜んで貸させていただきます」

 

 

 

「あの二人の事はそれなりに知ってるけど、やっぱああいう感じなんだな」

 

「えーっとね、ちょっと複雑なんだよあの二人は……」

 

「みたいだな。見た感じ、今も日之影の膝の上に座りだして後ろから抱きつく様にさせてるみたいだけど……」

 

「ナチュラルにマコトさんが束さんを妬かせるからね……」

 

 

 其々が特に気負う事なく過ごしている。

 元士郎側にはまず存在しないこの空気間はとても新鮮でちょっと羨ましい。

 

 

「元士郎センパイもああいう事をしたり、して貰いたいと思うの?」

 

「え? あー……前までは思ってたかもな。

けど、今はちょっと怖いっつーか、特殊な女を近くで何人も見すぎたせいか……うん」

 

「そっか……僕の事も怖い?」

 

「キミ? いや別に、世話になりっぱなしだし、単純に申し訳ないとしか思えねぇな」

 

 

 若干の恐怖症になりかけてる元士郎にとって、彼等はとても眩しく見え、食べてる弁当も心なしかより美味く感じるのだった。

 

 

「このスケベ、固いのがお尻に当たってるんだけど?」

 

「ち、ちげーし、ベルトのバックルだし……」

 

「へー、これがバックルなの? ふーん?」

 

「そ、そんなグリグリしないでよ……! ちょっと笑ってるだろ!? 楽しんでるだろ!?」

 

「なんのことかな? あーヤダヤダ、ホントにスケベなんだから!」

 

 

 

「…………アレは何をしてるんだ?」

 

「え、えーっと、あの二人なりのスキンシップ?」

 

「にしては、あまり子供には見せられない空気だし、見事に周りはスルーしてんなオイ」

 

「ま、まぁ特殊だからさあの二人は……」

 

 

終わり




補足

引退した誠と未だ現役のイッセーじゃ実力の差はこんなものです。

もっとも、束ちゃまは実はそんなイッセーすら上回ってる疑惑があるけど。


その2
あの妹にしてこの姉あり

と、元ちゃんは完全に認識して目が死にました。
言っても聞く耳持たぬで余計に……。

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